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ガルダイア観光ガイド|アルジェリアの世界遺産ムザブの谷と迷路の町を巡る旅
目次
Toggleアルジェリア中部に位置するガルダイア(Ghardaia)は、ムザブの谷に広がるユニークな都市群。ユネスコの世界遺産にも登録されているこのエリアは、イスラム建築、伝統文化、美しい自然景観が調和した特別な場所です。
この記事では、ガルダイアの歴史、見どころなど、訪問前に知っておきたいポイントを詳しく紹介します。
ガルダイアってどんなところ?
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia002.jpg)
ガルダイアは、ムザブの谷を形成する5つの都市(ペンタポリス)の中心都市で、11世紀にイバード派ムスリムによって築かれました。この地域の都市計画や建築様式は、厳しい砂漠環境に適応した独自のもので、宗教的な価値観と強く結びついています。
ガルダイアの街並みは、白壁の家々、狭い路地、そして迷路のような設計が特徴で、訪れる人々を中世の雰囲気に引き込みます。特に都市の中心に位置するモスクや市場(スーク)は、地域文化を深く体験できる場所です。
ガルダイアのおすすめ観光スポット
アルジェリアのユネスコ世界遺産に登録されている「ムザブの谷」の中心的存在、ガルダイアは、2日ほどかけてゆっくり見てまわるのがおすすめ。
それぞれモスクを頂上に置くような形で円すい状に建てられている5つの町は、10世紀にムザブ人(モザブ族)と呼ばれるイバード派のイスラム教徒によって建設されたのだそうです。
見どころが多くて困ってしまいますが、ここだけは絶対に押さえておきたいスポットを紹介します。
サラ・モスク:La Grande Mosquee de Ghardaia
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア La Grande Mosquée de Ghardaïa](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia003.jpg)
街のランドマークであるサラ・モスク(La Grande Mosquée de Ghardaïa)は、ムザブ建築の象徴です。そのミニマリストなデザインと美しいミナレットは、イスラム建築愛好家にとって必見です。内部は一般公開されていませんが、外観を見るだけでも圧巻です。
エル・アーテフ:El Atteuf
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイアを歩く女の子 El Atteuf](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia005-1.jpg)
ムザブ谷で最も古い村とされるエル・アーテフは、その歴史的な重要性と独特の建築で知られています。この村には、イバード派の伝統的なモスクや、村全体を見渡せる美しい展望スポットがあります。また、狭い路地を散策しながら、昔ながらの生活様式を垣間見ることができます。エル・アーテフは、ガルダイアからの小旅行としても最適です。
伝統的なスーク:Ghardaia market
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイアのスーク Ghardaia market](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia008.jpg)
ガルダイアのスークでは、手織りのカーペット、陶器、銀細工など、地元の職人が作る品々が販売されています。特に有名なのは「ムザブカーペット」で、その精緻なデザインと鮮やかな色彩が特徴です。
ベニ・イスゲン:Beni Isguen
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア Beni Isguen](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia001.jpg)
ガルダイアからほど近いこの街は、ムザブの谷の中でも最も保存状態が良い地域とされています。特別な宗教的意義を持つため、観光には許可が必要な場合がありますが、ここでの散策は貴重な体験となるでしょう。
ムザブの谷の風景
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia011.jpg)
砂漠に囲まれたムザブの谷は、フォトジェニックな景色を楽しむのに最適です。オアシスやナツメヤシの林が広がるエリアは、日の出や日の入り時に特に美しいです。
アルジェリアの基本情報はこちらの記事でチェック!
>>アルジェリアの治安は?マナーや宗教、食事まで訪問前に知っておきたい基本情報
ガルダイアの歴史と文化
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia009.jpg)
ガルダイアの歴史は、11世紀のイバード派ムスリムの移住から始まります。彼らは、敵からの防衛と宗教的な自由を求めてこの地に定住しました。ムザブの谷の都市計画は、宗教的な生活に基づいて設計されており、各都市にはモスクと宗教学校が必ず存在します。
また、ガルダイアはその文化的な保存状態の良さでも知られています。住民は伝統的な衣装を着用し、イバード派の宗教的規範に従った生活を送っています。この地域を訪れると、古代と現代が融合した独特の文化を感じることができます。
ガルダイアの行き方とベストシーズン
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア スーク Ghardaia market](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia007.jpg)
アクセス
ガルダイアへのアクセスは、アルジェリアの主要都市から飛行機またはバスで行けます。アルジェ(Algiers)からのフライトが便利で、所要時間は約1時間半です。
安く行きたい場合は、シェアタクシーやバスも出ていますが、途中休憩や食事タイムが入るため、所要時間は9時間から10時間です。
ベストシーズン
砂漠気候のため、訪問に適した時期は10月から4月です。この期間は比較的涼しく、観光に最適です。
ガルダイア旅行での注意点
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア モスリムの女性](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia010.jpg)
- 観光時は、地元の習慣や服装規範に配慮してください。サラ・モスクなド、スカーフで髪を隠すように言われるところもあります。
- 写真撮影は、特に地元住民を撮る際に許可を得る必要があります。特に女性は嫌がる人が多いので、無理やりとるようなことは避けましょう。
- ベニ・イスゲン訪問にはガイドの同行が推奨されます。入口の門をくぐるとビジターセンターがあるので登記するようにしてください。
アルジェリア観光でおすすめの旅行会社
アルジェリアはアラビア語かフランス語が第一言語のため、英語を話せる人があまりいません。語学に自信がない人はガイドやツアーに参加するのがおすすめです。
私が利用したこの会社は安くて親切でおすすめですよ。
EL-GOLEA Tourism & Travel
公式サイト:https://elgoleatourismtravel.com/
連絡先Whats App:+213 671655699
Lapinの旅日記:ガルダイア編
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア](http://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia012.jpg)
ムザブ渓谷に同化するように建つメザビト独特の建築物が、砂漠地帯の乾燥した気候と調和して美しい景色を生み出しているクサールを散策。
入り組んだ町の中の細い路地を歩いていると、片目だけを出した白装束の女性や股がプリーツになったパンツの男性など、イスラムの中でも独特なスタイルの人たちを見かける。
イバード派の文化や信仰が、今でも強く根付いており、伝統的な価値観や生活様式が大切にされていて興味深い。
私が訪れたのは、ムザブ谷で最も古い村のエル・アーテフ(El Atteuf) とブーヌーラ(Bounoura) 、この地域の中心であガルダイア(Ghardaïa) と壁で囲まれた村、ベニ・イサゲン(Béni Isguen) 。
![](http://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia004.jpg)
「ムザブの五つの村」の共通点は、モスクを中心に建てられていること、建物は7m以下であること、お向かい同士のドアは、プライバシー保護のため少しずつずらしていること。
玄関の上に設置された小さな覗き窓は、来訪者が誰かを確かめ、不審者だったときには熱した油をそこから流して撃退するという。
ガルダイアでは、くれぐれも無闇に玄関をノックしないように。笑
今回は行かなかったメリカ(Mélika) という村は、霊的な場所とされ宗教的な儀式が行われるという。
またいつか機会があれば行ってみたい。
村によって、ドンキーに乗るための補助石があったり、女性が男性とすれ違うときに隠れる隙間があったり。それぞれの村は、似ているけれど歴史やその特徴によって独自の作りもあって面白い。こんなにガイドの話を真面目に聞いたのは久しぶり😆
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア スーク 乾物 Ghardaia market](http://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia005.jpg)
ガルダイアのマーケットも訪問。
カーペットや雑貨、日用品、お土産など何でも売っててそぞろ歩きが楽しい。
カーペット屋さんで玄関マットみたいなのを2500DZD(約2850円)で買ってと言われ、お金ないからって押し問答をしていたら、さっきガルダイアの村についてガイドしてくれていたオマールが通りがかり、記念にって買ってくれた。
え!私、ガイドのチップ500DZD(約570円)しかあげてないのに😅
今日もアルジェリアの人たちに施しをいただいてる私…😅😅
アルジェリアは、他のアフリカのように物乞いをしてくる人がほとんどいない。逆にお茶をいただいたり、ごちそうしてくれたり、もらうことの方が多かった。(笑)
ガルダイア観光のまとめ
![アルジェリアの観光地 ユネスコ世界遺産ムザブの谷 ガルダイア スーク Ghardaia market](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2024/12/ghardaia006.jpg)
ガルダイアは、歴史、文化、建築、自然の全てを堪能できる特別な観光地です。ムザブの谷のユニークな雰囲気と、そこに息づく伝統的な生活様式は、一度訪れると忘れられない印象を残します。アルジェリア旅行の際は、ぜひガルダイアを旅程に加えてみてください!
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