
ジョージア観光で行ってよかった15選!世界遺産から穴場スポットまで
目次
Toggleジョージアは、ヨーロッパとアジアの交差点に位置する国で、壮大な自然と豊かな歴史、そしてホスピタリティあふれる文化が魅力です。各地に個性が異なる観光スポットが点在し、どの地域を訪れても新しい発見が待っています。
この記事では、ジョージア全体の魅力と基本情報を紹介しながら、各エリアの観光スポットや旅行のベストシーズンをご紹介します。
ジョージアの観光MAP
ジョージア観光エリア別の魅力

トビリシ(Tbilisi) – 首都と古都の魅力
トビリシは、ジョージア旅行のスタート地点として最適な都市。観光だけでなく、地元料理やワインもトビリシの楽しみのひとつです。
トビリシ郊外 – ジョージア旅行の人気エリア
ティビリシ郊外には、世界遺産に登録されたムツヘタ(Mtskheta)や壮大なカフカス山脈の景色が楽しめるカズベギ(現在の正式名称はステパンツミンダ)など、見どころが点在しています。
カヘティ地方(Kakheti) – ワイン文化とロマンチックな街並み
ジョージアが「ワイン発祥の地」と呼ばれる理由を体感するなら、カヘティ地方は外せません。伝統的なクヴェヴリ製法で作られたワインを試飲できるワイナリー巡りは必見です。
南部ジョージア – 歴史と自然の融合
ジョージアの南部には洞窟都市のヴァルジアや、ミネラルウォーター「ボルジョミ」の産地で、また温泉地として有名なボルジョミがあります。
リラックスできる温泉施設や、自然公園での散策が楽しめるエリアです。

クタイシシ(Kutaisi)とイメレティ地方 – 世界遺産と自然の絶景
ジョージア第二の都市であり、古代コルキス王国の首都として栄えた歴史を持つクタイシは、観光と歴史探訪に最適なスポット。また、プロメテウス洞窟やサタプレア自然保護区などの自然スポットも見どころです。
恐竜の足跡や鍾乳洞のライトアップなど、家族旅行にも最適な観光地が揃っています。
スヴァネティ地方(Svaneti) – カフカス山脈と中世の文化
カフカス山脈のふもとに広がるスヴァネティ地方は、中世の防御塔が点在する世界遺産エリア。ジョージアでも最も美しい自然が広がり、トレッキングやハイキング愛好者に人気の観光地です。
独自の文化や伝統が色濃く残るエリアで、訪れる人々に特別な体験を提供します。
バトゥミ(Batumi)と黒海沿岸エリア
バトゥミは、ジョージア西部に位置する黒海沿岸のリゾート都市。美しいビーチや近代的な建築が魅力で、カジノやナイトライフも楽しめます。周辺にはボタニカルガーデンや歴史的な要塞も点在。
①トビリシ旧市街(Tbilisi Old Town)

トビリシ旧市街には石畳の道や歴史的建造物が並び、ナリカラ要塞や平和橋など、観光スポットが豊富です。
アバノツバニ(硫黄温泉街)は、街の歴史と地元の生活を感じられる場所で、旅の疲れを癒すにも最適。モダンなアートとカフェ文化が楽しめるファブリカやルスタヴェリ大通りなど、現代的なエリアも魅力的です。
②ジワリ修道院(Jvari Monastery)

ムツヘタは、スヴェティツホヴェリ大聖堂やサムタヴロ修道院(Samtavro’s Convent)などを有するムツヘタの歴史的建造物群としてユネスコ世界遺産に登録されています。
ジョージア観光の中でも訪れる価値の高い人気のスポットです。

ムツヘタの高台に位置する、6世紀に建設されたジワリ修道院(Jvari Monastery)は、ジョージア正教の象徴的な遺産。修道院からはアルグヴィ川とクラ川の合流点を見下ろす絶景が広がり、その景観はユネスコ世界遺産にも登録されています。
シンプルながら荘厳な建築と歴史的意義が魅力的で、ジョージアの精神的なルーツを感じることができるスポットです。
③スヴェティツホヴェリ大聖堂(Svetitskhoveli Cathedral)

ジョージア正教の中心地であるムツヘタに位置するスヴェティツホヴェリ大聖堂(Svetitskhoveli Cathedral)は、11世紀に建設されました。
「命を与える柱」という名の由来を持ち、キリストの聖衣が埋められていると伝えられる神聖な場所です。内部には美しいフレスコ画が残り、外観はジョージア建築の真髄を示しています。
④ゲルゲティ三位一体教会(Gergeti Trinity Church)

ゲルゲティ三位一体教会(Gergeti Trinity Church)は、カズベギの山頂近くにそびえる14世紀の教会で、標高2170メートルに位置します。カフカス山脈の雄大な景観と神秘的な雰囲気に包まれ、ジョージアを代表する絶景スポットです。
車やハイキングでアクセスでき、晴れた日にはカズベギ山を背景にした壮大な景色を楽しめます。自然と歴史が融合した特別な観光地です。
⑤シオ・ムグヴィメリ修道院(Shio-Mgvime Monastery)

シェキリの洞窟修道院として人気のあるシオ・ムグヴィメ修道院(Shio-Mgvime Monastery)は、6世紀創建の静寂な修道院で、瞑想や祈りの場として人気です。
「Shio」は6世紀にこの修道院を創設した聖シオ(Saint Shio)に由来し、「Mgvime」はジョージア語で「洞窟」または「峡谷」を意味しています。
ティビリシから日帰りで訪れることができる静寂で神秘的な場所です。
⑥アナヌリ教会(Ananuri Church)

ティビリシからカズベギへ向かう途中にあるアナヌリ教会(Ananuri Church)は、ズヒナヴァリ湖畔に位置する17世紀の要塞です。美しい教会建築と要塞跡が調和した風景は、歴史と自然の融合を感じさせます。
湖を見下ろす景観は特に印象的で、訪れる人々を魅了しています。
⑦シグナギ(Sighnaghi)

「愛の街」として知られるシグナギ(Sighnaghi)は、カヘティ地方に位置するロマンチックな町。赤い屋根と石畳の道が特徴的で、アラザニ渓谷を見下ろす景色が絶景ポイントです。
ボドベ修道院では、聖ニノの遺体が安置されており、宗教的にも重要な場所になっています。
ワイナリー巡りの拠点としても人気があり、城壁や聖ゲオルギウス教会などの歴史的スポットも楽しめます。トビリシからの日帰り旅行先としても人気ですが、1泊してゆっくり過ごすのもいいでしょう。
⑧バグラティ大聖堂(Bagrati Cathedral)

11世紀に建てられたバグラティ大聖堂(Bagrati Cathedral)は、クタイシに位置する世界遺産で、ジョージア建築の傑作です。大聖堂は高台に建ち、街を一望できる絶好のロケーションにあります。
修復された白い石材が特徴的で、静寂と荘厳さを併せ持つ歴史的なスポットです。
⑨ゲラティ修道院(Gelati Monastery)

12世紀に建設されたゲラティ修道院(Gelati Monastery)は、ジョージアの文化と宗教の中心地でした。ユネスコ世界遺産にも登録されており、美しいフレスコ画やジョージア建築の精巧な技術が堪能できます。
静かな環境と緑豊かな周囲が訪れる人々に癒しを与えるスポットです。
⑩カツヒピラー(Katskhi Pillar)

カツヒピラー(Katskhi Pillar)は、高さ40メートルの石灰岩の柱の上に建つ修道院で、ジョージア正教の信仰と自然の力が織りなす神秘的な場所。6世紀に建設され、20世紀に修道士マクシムによって再建されました。
柱の頂上には一般人は立ち入れませんが、地上から見上げるその姿は圧巻です。
周辺にはKatskhi’s Cylindrical Form Church(円筒形教会)など、歴史的価値の高いスポットも点在しています。
⑪洞窟都市ヴァルジア(Vardzia)

ジョージア南部に位置するヴァルジア(Vardzia)は、12世紀にタマル女王によって建設された壮大な洞窟都市です。500以上の洞窟があり、岩壁に掘られたフレスコ画や礼拝堂、地下水路などが見どころです。
当初は要塞として建設されましたが、のちに宗教的な拠点としても使用されました。ティビリシから日帰りも可能な歴史的観光地です。
⑫ラバティ城(Rabati Castle)

アハルツィヘに位置するラバティ城(Rabati Castle)は、13世紀に建設された要塞で、ジョージアの歴史的・文化的な中心地のひとつです。近年の大規模な修復によって、モダンな設備と中世の雰囲気が融合した複合施設として再生されました。
「ラバティ」という名前は、アラビア語で「要塞」を意味し、その名の通り、歴史的にこの地域を守る重要な役割を果たしました。
⑬ウシュグリ(Ushguli)

標高2,100メートルに位置するウシュグリ(Ushguli)は、世界遺産「上スヴァネティ」の一部であり、中世の防御塔や伝統的な村が広がる秘境的なスポットです。
アルプスのような美しい風景が広がり、ハイキングやトレッキングを楽しむ旅行者にも人気です。
⑭メスティア(Mestia)

スヴァネティ地方の中心地で、カフカス山脈へのゲートウェイとして知られているメスティア(Mestia)。中世のスヴァン塔が町並みに溶け込み、博物館では地方の歴史や文化を学べます。
氷河トレッキングやコリ山へのハイキングが楽しめるアクティブな観光スポットです。
⑮バトゥミ(Batumi)

バトゥミ(Batumi)は、黒海沿岸のリゾート地で、モダンな建築物や美しいビーチが楽しめます。
アルゴケーブルカーからの絶景やボタニカルガーデンでの散策も人気で、夏の観光地として訪れる価値があります。
ジョージア旅行のベストシーズン

ジョージア旅行にもっともおすすめなのは
春(4月〜6月):気候が穏やかで、花が咲き乱れる美しい季節です。
秋(9月〜11月):収穫期を迎えたブドウ畑と、紅葉に染まる風景が魅力です。
ですが、夏は黒海での海水浴が楽しめ、冬はスキーリゾートも充実しています。
そのため、目的によっては通年旅行が楽しめるといえるでしょう。
ジョージア旅行時の注意事項

ジョージアは比較的安全な国です。ただし、以下の点に注意してください。
スリや置き引き:観光地や公共交通機関では、スリや置き引きが発生することがあります。貴重品はしっかり管理しましょう。
道路事情:交通ルールが守られないことが多く、運転は慣れないと危険です。信号のない横断歩道では車が止まらない場合もあります。
特定地域への立ち入り:アブハジアや南オセチアなどの分離独立を主張する地域は、訪問が制限されており、安全上の理由から推奨されていません。
飲料水:基本的に水道水は飲まない方が安全です。ペットボトルの水を購入しましょう。
ジョージア観光のまとめ

ジョージアは、首都ティビリシやカヘティ地方のワイン文化、カフカス山脈の絶景、そして数々の世界遺産など、見どころが豊富な国。それぞれのエリアに個性があり、訪れるたびに新しい発見が待っています。
旅行の目的やスケジュールに合わせて、ジョージアの多彩な魅力をぜひ体験してみてください!


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