
バクー観光のおすすめスポット11選と1日モデルコース!アゼルバイジャンの首都を遊びつくそう
目次
Toggleアゼルバイジャンの首都バクーは、モダンな都市風景と歴史的な魅力が共存する観光地。カスピ海沿いに広がるバクーは、ユネスコの世界遺産にも登録された旧市街や近未来的な建築が見どころです。
2026年放映予定の「VIVANT」続編のロケ地として注目されているアゼルバイジャン。
この記事では、その首都、バクーの観光スポットを厳選してご紹介するとともに、1日で効率よく巡るモデルコースやおすすめのレストラン情報もお届けします!
バクーの観光MAP
バクー観光モデルコース

1日でバクーの主要な観光スポットを巡るなら、以下のコースがおすすめです。
午前:イチェリ・シェヘル(旧市街)で朝をスタート。
歴史的な乙女の塔やシルヴァンシャー宮殿を見学。
ランチ:旧市街内の伝統的なカフェでアゼルバイジャン料理を堪能。
午後:フレームタワーズとその展望台で近未来的な建築美を楽しむ。
カスピ海沿いのバクー・ブルバードを散策。
夜:ヘイダル・アリエフ文化センターで幻想的なライトアップを鑑賞。

時間に余裕があれば、カフェやマーケットでゆったり過ごすのもあり。インテリアの可愛いカフェや可愛い雑貨屋さんが多く、時間を持て余すことはありません。
また、バクー近郊には素敵な観光地がたくさんあるので、翌日は日帰りツアーに参加するのがおすすめ。もしその場合は、ツアーにヘイダル・アリエフ文化センターが含まれることが多いので、1日モデルコースの夕方の時間に余裕ができるので、よりゆっくりとバクー市内を楽しむことができますよ。
バクーのおすすめ観光スポット

① バクー旧市街(Icherisheher / Baku Old City)

バクー旧市街(イチェリ・シェヘル:Icherisheher / Old City)は、アゼルバイジャン初の世界遺産に登録された歴史地区です。
城壁に囲まれたエリアには、石造りの住宅やモスク、キャラバンサライが立ち並び、中世イスラム都市の面影を色濃く残したスポットがたくさん!迷路のような路地や美しい建築物が点在し、地元の文化や歴史を感じられます。
細い路地には地元職人の工房やおしゃれなカフェが点在し、過去と現在が融合した独特の雰囲気。土産物店も充実しており、散策するだけでも楽しめます。
乙女の塔やシルヴァンシャー宮殿もこのエリアにあり、バクー観光の出発点として外せません。
② 乙女の塔(Maiden Tower)

旧市街の象徴としてそびえる「乙女の塔(Maiden Tower)」は、12世紀に建てられたとされる神秘的な建築物。高さ約30メートルの円塔で、かつては灯台や防衛塔として使われていました。
伝説や神話が多く語られるこの塔は、バクーのロマンチックなシンボルとして人気の観光スポットです。
内部は博物館として整備され、展望台からはカスピ海と旧市街を一望できます。夜にはライトアップされ、幻想的な姿が街を彩ります。
③ シルヴァンシャー宮殿(Palace of the Shirvanshahs)

15世紀に建てられたシルヴァンシャー宮殿(Palace of the Shirvanshahs)は、かつての王族シルヴァン朝の居城であり、イスラム建築の傑作と称される世界遺産。アゼルバイジャンの歴史と建築技術を象徴する場所です。
宮殿内には中庭を囲むように王の居館や霊廟、モスク、浴場などが配置され、当時の王族の生活を垣間見ることができます。敷地内の博物館には、貴重な遺物や装飾品が展示されているので、あわせて見学するといいでしょう。
繊細な石彫装飾やアーチの美しさは必見で、静寂の中に歴史の重みを感じる場所です。旧市街の高台に位置しており、乙女の塔とあわせて訪れるのがおすすめです。
④ フレーム・タワーズ(Flame Towers)

バクーのシンボル的存在であるフレームタワーズ(Flame Towers)は、3つのタワーが炎をモチーフにした独特のデザイン。夜になるとビル全体がLEDライトで炎のように輝き、街を象徴する夜景を演出します。
中にはオフィスやホテル、レジデンスが入っており、展望スポットとしても人気。展望台からの景色は圧巻です。
市内のどこからでも見える存在感を放ち、伝統と近代が交差する“現代のバクー”を象徴しています。
⑤ ヘイダル・アリエフ文化センター(Heydar Aliyev Center)

世界的建築家ザハ・ハディドが設計した「ヘイダル・アリエフ文化センター(Heydar Aliyev Center)」は、美術館、コンサートホール、会議場などを備えた文化複合施設。曲線が織りなす未来的デザインが特徴の建築傑作です。
館内にはアート展示やアゼルバイジャンの文化を紹介する博物館があり、アゼルバイジャンの文化と近代アートを発信する拠点となっています。
外観だけでも圧倒的な存在感があり、フォトスポットとしても人気。夜には美しいライトアップが施され、さらに幻想的な雰囲気に。
昼と夜で異なる表情を見せる、バクー必見のモダン建築です。
⑥ ゴブスタン国立保護区(Gobustan National Park)

バクー郊外にある世界遺産「ゴブスタン国立保護区(Gobustan National Park)」は、4万点を超える岩絵で知られる野外博物館。紀元前1万年前の狩猟生活や儀式の様子が岩肌に刻まれ、人類の初期文明を感じられる貴重な遺跡群です。
周辺には“泥火山”と呼ばれる自然現象も見られ、地球の息吹を間近に体感できます。
歴史・自然・冒険を同時に楽しめる、アゼルバイジャンを代表する見どころです。
⑦ バクー・ブルバード(Baku Boulevard / National Park)

カスピ海沿いに約5km続く海岸遊歩道バクー・ブルバード(Baku Boulevard)は、地元の人々や観光客で賑わう散策スポット。緑豊かな公園や遊歩道が続き、カフェやショップも点在しています。
ヤシの木が並ぶプロムナードにはカフェや観覧車、公園が整備され、夕暮れ時の散歩にぴったり。海風を感じながらゆったりとした時間を過ごせます。
ライトアップされたフレーム・タワーズや港の夜景が望めるロマンチックな場所でもあります。
休日には地元の人々や観光客で賑わい、バクーの穏やかな日常を感じられる場所の1つです。
公式サイト:bulvar.gov.az
⑧ アゼルバイジャン カーペット博物館(Azerbaijan Carpet Museum)

ユニークな巻物型の外観が印象的な「アゼルバイジャン カーペット博物館(Azerbaijan Carpet Museum)」は、国の伝統工芸である絨毯文化を紹介する専門博物館です。
展示室には、地域ごとの織り方や模様の異なる貴重なカーペットが並び、歴史と技術の奥深さを感じられます。カーペット作りの実演を見ることができるのも魅力。
館内はデザイン性が高く、フォトジェニックな建物としても注目されており、バクーの文化的側面を知るのに最適なスポットです。
公式サイト:azcarpetmuseum.az
⑨ バクー・アイ(Baku Eye / Baku Ferris Wheel)

カスピ海沿いの観覧車「バクー・アイ(Baku Eye)」は、高さ約60メートルの巨大なフェリスホイール。ガラス張りのゴンドラからは、フレーム・タワーズや旧市街、カスピ海の絶景を一望できます。
昼間は爽やかな海風が心地よく、夜はライトアップされた街並みが幻想的。バクーのスカイラインを楽しむなら欠かせないスポットです。
ブルバードの散歩とあわせて立ち寄るのがおすすめ。
⑩ ビビヘイバット・モスク(Bibi-Heybat Mosque)

バクー郊外に位置する「ビビヘイバット・モスク(Bibi-Heybat Mosque)」は、13世紀に建てられたイスラム教の聖地。ソビエト時代に破壊された後、1990年代に復元され、現在は壮麗な緑色のドームと美しいミナレットが印象的です。
モスクはシーア派の聖人であるウカイマ・ハトゥンの墓を含む複合施設として知られています。建築は緑と金を基調とした華麗な装飾が施され、内部にはコーランの美しい書道や複雑な模様が描かれています。
モスクが黄金色に輝く夕暮れ時が訪問の絶好のタイミングです。
⑪ラマナ城(Ramana Qalası)

ラマナ城(Ramana Qalası)は、アゼルバイジャンの首都バクー郊外、ラマナ村(Ramana village)に建つ中世の要塞。「VIVANT」続編のロケ地で予告動画の中にもここでのシーンが映し出されています。
高さ約12メートルの石造りの塔は、12〜14世紀頃に建てられたとされ、当時のシルヴァン・シャー朝(Shirvanshahs)による防衛拠点のひとつでした。白い石灰岩で築かれた城壁は保存状態が良く、周囲の住宅街の中でひときわ目を引く存在です。
城内へは狭い階段を登って入ることができ、上部からはバクーの旧市街(Icherisheher)方面まで見渡せる絶景が広がります。かつての見張り台としての役割を今に伝えるRamana Qalasıは、アブシェロン半島(Absheron Peninsula)に点在する要塞群の中でも特に人気があり、歴史と風景の両方を楽しめるスポットです。
バクーのおすすめのレストラン

バクーでの食事は、多彩な料理や魅力的なレストランが楽しめる食の宝庫。郷土料理からシーフード、高級からカジュアルまで網羅したおすすめのレストランを5つご紹介します。
Nargiz Restaurant

Nargiz Restaurantは、高級感あふれる雰囲気の中で伝統的なアゼルバイジャン料理を味わえるレストラン。優れたサービスと豪華なインテリアが魅力です。ピラフやケバブなど、地元の味を洗練されたスタイルで楽しめます。
ジャンル:アゼルバイジャン料理
クラス:高級 (Luxury)
住所: Fountain Square, 9 Tərlan Əliyarbəyov, Bakı 1000 Azerbaijan
公式サイト:https://nergizrestoran.az/
Scalini Italian Restaurant

Scalini Italian Restaurantは、本格イタリアンを堪能できる高級レストラン。自家製パスタやシーフード料理が評判で、ワインリストも充実しています。ロマンチックなディナーにぴったりです。
ジャンル:イタリア料理
クラス:高級 (Luxury)
住所:6 Bakıxanov Küçəsi, Bakı 1065 Azerbaijan
公式サイト:http://www.scalini.az/
Firuze Restaurant

Firuze Restaurantは、美しい伝統装飾の中で楽しむリーズナブルなアゼルバイジャン料理。地元の食材を使った豊富なメニューが魅力で、観光客にも人気があります。
ジャンル: アゼルバイジャン料理
クラス:中級 (Mid-range)
住所: Tarlan Aliyarbeyov St, 14, Baku, Azerbaijan
公式サイト:firuzerestoran.az
Meating Point

Meating Pointは、 肉好きにはたまらないステーキハウス。ボリュームたっぷりのステーキやグリル料理が楽しめます。アゼルバイジャン風アレンジが効いた料理もおすすめ。
ジャンル:ステーキ&グリル料理
クラス:中級 (Mid-range)
住所:28 May St, Baku, Azerbaijan
公式サイト:https://www.facebook.com/Meatingpointbaku
Cafe City

Cafe Cityは、カジュアルで居心地の良い雰囲気が人気のカフェチェーン。サンドイッチ、パスタ、デザートなどの軽食メニューが豊富で、観光の合間の休憩に最適です。
ジャンル:インターナショナル&カフェ
クラス:カジュアル (Casual)
住所:1 Islam Safarli Street, Bakı 1005 Azerbaijan
公式サイト:https://cafecity.az/restaurant/cafecity-fountain
バクー観光の移動方法

バクー市内の移動は、地下鉄、バス、タクシーを上手に使いこなしましょう。
地下鉄は1回あたりの料金が非常に安いので、観光スポットを効率よく巡るためのありがたい存在。清潔でわかりやすいので、観光客にも利用しやすいです。
タクシーを利用する際は、アプリ「Bolt」や「Uber」を活用すると便利で安心なのでアプリをインストールしておきましょう。
徒歩で巡れるエリアも多いため、天気の良い日には散策を楽しむのもおすすめです。
バクーの年間イベント情報

3月:ノウルーズ
春を迎えるペルシャ暦の新年を祝うノウルーズは、毎年3月20日〜24日あたりに祝日として設定されることが多く、バクー市内でも大きな祝祭ムードが漂います。
石畳の旧市街(イチェリ・シェヘル)やカスピ海沿岸では、伝統舞踊・音楽・焚き火を飛び越える儀式などが行われ、春の息吹を感じる体験が可能です。
10月:バクー・ジャズ・フェスティバル
毎年秋に開催される国際的なジャズイベントで、世界中のアーティストが集います。
11月:バクー国際映画祭(Baku International Film Festival)
国内外の映画作品が上映されるバクー映画祭(Baku International Film Festival)では、若手監督のデビュー作や短編アニメーション、ドキュメンタリーなども対象となっており、映画ファンだけでなくクリエイター志望にもおすすめです。2025年は、11月7〜12日に開催予定。
それぞれ会期・展開内容は年によって変動するため、訪問時には公式案内の確認をしてください。
Lapinの旅日記:バクー編

5つのスタン国を抜け出してコーカサス三国へ。
まずは1つ目の国、アゼルバイジャン。
トルクメニスタンからフェリーでカスピ海を横断し、世界遺産にもなっている城壁都市のバクーへ到着。
バクーの街並みとっても可愛い♡

いきなりヨーロッパのような街並みと洗礼された都会にびっくり。国民の95%がモスリムだというのに、昼間からオープンカフェではビール、ワインを飲んでる人多数。
歩けば遺跡にあたるというか、この旧市街地自体が世界遺産なのもうなずける。
おお~!この国の雰囲気めっちゃ好き♡

ということで、しばらく厳格なモスリム国でお酒控えめ(禁酒ではない)にしていたのを解禁して飲むよー。
ワインとかボトルでも500円くらいからあるのは好感度特大。レストランで飲んでもそれほど高くない感じ。
ただ、やはり女の人が昼間っからがぶがぶ飲んでるのはあまりいないかな(笑)ほどほどにしておきましょう・・。
ウォーターフロントはなんとなく香港に似てる感じ。開放的で清潔ですごく気持ちよい。
この辺りは夜景が綺麗なので、1人で夜遅くまで眺めてたけど治安すごくよい感じで全く問題なし。
人もオープンでどちらかというとラテン系なノリ。気軽に挨拶を交わしてくれる人は多いけど、それだけで、しつこくからんでくる人はあまりいない。
モスリム国でも国や場所によっていろいろ違うなーと感じたバクーでした。
バク―観光まとめ

バクーは、歴史と現代が調和した魅力あふれる都市です。旧市街の歴史的スポットから未来的な建築まで、多彩な観光地が揃っています。
地元のグルメや文化イベントも楽しめるため、何度でも訪れたくなる場所です。効率よく回るモデルコースを参考に、ぜひバクー観光を満喫してください!
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。
可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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