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トーゴの世界遺産「クタマク、バタマリバの文化的景観」の旅行記
目次
Toggleトーゴには、ユネスコの世界遺産に登録された貴重な場所が1つあります。
それが「クタマク、バタマリバの文化的景観(Koutammakou, the Land of the Batammariba)」です。この地域は、トーゴの北部に位置し、独特な建築様式と豊かな文化を持つバタマリバ族の故郷。
今回は、ロメからの長い旅路を経て、この素晴らしい世界遺産を訪れた体験をお伝えします。
クタマクの場所
クタマク、バタマリバの文化的景観とは?
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「クタマク、バタマリバの文化的景観(Koutammakou, the Land of the Batammariba)」は、トーゴの北部に位置する地域で、バタマリバ族の独特な文化と伝統的な建築様式が息づいています。この地域は、ユネスコの世界遺産に登録されており、2004年にその価値が認められました。
バタマリバ族は、独自の社会構造や信仰を持ち、彼らの生活様式は何世代にもわたって受け継がれてきました。
世界遺産登録の経緯と評価
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クタマクが世界遺産に登録された背景には、バタマリバ族の文化的景観が持つ重要性があります。彼らの伝統的な家屋「トンバ」は、地域の気候や環境に適応した建築技術を示しており、持続可能な生活様式を反映しています。
また、バタマリバ族の社会は、家族やコミュニティの絆を重視し、伝統的な儀式や祭りが今なお行われています。
ユネスコは、クタマクの文化的景観が「人類の創造的な表現の一例」として評価し、地域の文化遺産を保護する重要性を強調しました。この登録により、地域の文化や伝統がより広く認識され、保護活動が進められることが期待されています。
ロメからの出発
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朝早く、ロメのバスステーションで乗り合いバンを探しました。世界遺産のクタマクまでは、直行のバスがないため、いくつかあるルートで乗り継ぎをしなくてけません。フランス語が話せても難しかったので(バス停がどこと聞いても聞く人によって全部違う)、ここに行きたい場合は現地ガイドかツアーに参加することをおすすめします。
私はカーラ(Kara)に1泊してParc Sarakawaでサファリをする計画だったのですが、ロメを朝の6時に出て、カーラについたのは夕方の17時すぎでした。
バスは地元の人々で賑わい、活気に満ちていますが、目的地のクタマクまでの道のりは長く、約10時間の移動です。途中、ローカルのレストランなどに寄りますがトイレがなく、私は民家にトイレを借りに行きました。
メインロードを走るので道はわりと良かったです。ときどき未舗装道路や狭い道を進みますが、アフリカだったらこんなもんという程度です。
山岳地帯に入るとトーゴの美しい風景が広がり、緑豊かな山々や、田園風景を眺めながら、旅の期待感が高まります。
クタマクの到着
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翌日は午前中にパーク・サラカでサファリをしましたが、動物が少なく、うーん・・・という感じ。正直行かなくてもてよかったかも。。
カーラに戻って今度はクタマクに直接行くバスに乗ります。クタマクに到着してからは、今度はバイク移動。バイクタクシーで30分くらいかかりました。
ようやくつくと目の前にはバタマリバ族の伝統的な家屋「トンバ」と呼ばれる独特な建築物。これらの家は、土と藁で作られた円筒形の構造で、屋根は尖った形をしています。
トンバは、バタマリバ族の文化や生活様式を象徴するものであり、地域の人々の知恵と技術が詰まっています。
ここ、多分事前予約とかツアーとかで行かないと人が全くいません。世界遺産なので勝手に入るのは躊躇したので、またバイクタクシーで少し離れた現在の村まで人を呼びに行きやっと入れました。
文化的景観の魅力
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クタマクの魅力は、建築物だけではありません。ここには、バタマリバ族の豊かな文化が息づいています。地元の人々は、伝統的な衣装を身にまとい、日常生活を営んでいます。彼らの生活様式や風習を観察することで、トーゴの文化の深さを感じることができました。
また、バタマリバ族の人々は、農業や手工芸に従事しており、地域の特産品を販売しています。クタマク市場では、手作りの工芸品や地元の食材が並び、訪れる人々にとって魅力的な体験となります。
現地のお酒
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クタマクを訪れた際、地元の人々が自家製で作る白いお酒を楽しむ機会がありました。このお酒は「アポ(Apo)」と呼ばれ、トーゴの伝統的なアルコール飲料の一つです。
アポは、主にトウモロコシやキャッサバを原料として発酵させて作られます。地元の人々は、特別な儀式や祭りの際にこのお酒を振る舞い、コミュニティの絆を深める役割を果たしています。
甘さと酸味が絶妙に調和した味わいで、飲みやすく、地元の料理とも相性が良いです。現地の人々と共にこのお酒を楽しむことで、彼らの文化や生活に触れることができ、より深い交流が生まれました。
Lapinのぼやき
残念なことに、ここを訪れたあと、iphoneが突然りんごループになってしまい、セネガルからここまで南下してきた間の写真が全部とんでしまいました・・。
容量不足でバックアップができてなかったんです。
リベリアまではFacebookにあげていたので辛うじて数枚の写真が残っていますが、コートジボワール、ガーナ、トーゴはほぼ写真が消滅・・
この場所もこんなに苦労して行ってきたのに写真がお酒の写真しか残ってないという・・
修理に出してもだめで、結局3万枚くらい復元できなかった(泣)
Iphoneを訴えたい気持ちですが、みなさまもどうかお気をつけて!
写真などの大事なものは、バックアップはこまめにとりましょう。
トーゴの世界遺産まとめ
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クタマク、バタマリバの文化的景観は、トーゴの豊かな文化と歴史を体感できる貴重な場所です。2004年に世界遺産に登録されたこの地域は、バタマリバ族の独特な建築様式や生活様式を通じて、持続可能な文化の重要性を示しています。
現地で味わった自家製のお酒アポは、地域の人々との交流を深める素晴らしい体験となりました。
トーゴを訪れる際には、ぜひこの素晴らしい世界遺産を体験し、バタマリバ族の文化に触れてみてください。あなたも、心に残る思い出を作ることができるでしょう。
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