
エリトリアの観光地おすすめ6選!紅海に面した美しい国の魅力を完全ガイド
目次
Toggleエリトリア(Eritrea)は、アフリカ東部に位置し、紅海に面した美しい国。イタリア植民地時代の影響を受けた歴史的建築や壮大な自然景観、紅海沿岸のリゾート地が魅力的です。
特に首都アスマラ(Asmara)は「アフリカのローマ」とも称される美しい街並みが広がります。
今回は、エリトリアを訪れたらぜひ足を運びたい観光スポットをご紹介します。
エリトリアの観光MAP
エリトリア旅行は何日必要?
エリトリア旅行の必要日数は、訪れる都市や目的によりますが、最低でも3~5日、じっくり楽しむなら1週間程度が理想です。
3~4日:アスマラ観光を中心に、イタリア植民地時代の建築やマーケットを散策。余裕があれば、マッサワへの日帰り旅行も可能。
5~6日:アスマラに加え、紅海沿岸のマッサワやダハラク諸島を訪れ、ビーチや歴史遺産を楽しむ。
7日以上:ケレンやデブレ・ビゼン修道院など地方都市も巡り、エリトリアの多様な魅力を深く味わう。
短期間ならアスマラ滞在、長めなら国内各地を巡るプランがおすすめです!
①アスマラ(Asmara)

エリトリアの首都アスマラ(Asmara)は、「アフリカのモダニズム都市」として世界遺産に登録されています。
イタリア植民地時代の影響を色濃く残し、アールデコ様式の建築が街を彩り、まるでヨーロッパの街並みを歩いているかのような雰囲気が魅力です。
フィアット・タリアンやシネマ・インペロといったレトロな建物が並ぶ風景は、まるでヨーロッパの一角のよう。
カフェ文化も発展しており、エスプレッソ片手にゆったり過ごすのもおすすめ。標高約2,300mに位置するため、年間を通して過ごしやすい気候なのも魅力のひとつです。
②マッサワ(Massawa)

紅海に面した港町マッサワ(Massawa)は、アスマラとは異なるアラブ風の街並みが特徴のエリトリア屈指の観光スポット。
かつてオスマン帝国やイタリアの支配を受けた歴史があり、スーダン風やイエメン風の建築が入り混じっています。
白い珊瑚石で作られた建物が特徴的で、旧市街の迷路のような路地を歩けば、異国情緒あふれる風景が楽しめます。
特に、17世紀に建設された「マッサワの大モスク」は見逃せません。また、美しいビーチやダイビングスポットもあり、紅海の透明な海でマリンスポーツを満喫することもできます。
③ケレン(Keren)

エリトリア第3の都市ケレン(Keren)は、山間に位置する穏やかな町。毎週月曜日に開かれる「ラクダ市場」は圧巻で、多くの家畜商人や遊牧民が集まります。
市場ではラクダだけでなく、ヤギや牛、鶏なども取引されており、地元の活気を感じることができます。
また、オスマン帝国時代に建設された「マリアム・ダ・アレト聖堂」は、洞窟の中にひっそりと佇む美しい聖堂で、信仰の深さを感じられるスポットです。神秘的な独特の世界をのぞいてみてください。
④コハイト(Qohaito)

エリトリアの隠れた歴史遺産であるコハイト(Qohaito)は、標高2,500mの高原に広がる古代遺跡群です。
かつてアクスム王国の一部だったとされ、紀元前からの歴史を持つ遺跡が点在しています。
特に有名なのが「サバの王女の宮殿」とされる遺構や、岩に刻まれた古代の絵画です。
周囲には壮大な峡谷が広がり、大自然の絶景も楽しめます。歴史好きだけでなく、トレッキング好きにもおすすめのスポットです。
⑤メンデフェラ(Mendefera)

エリトリア南部にあるメンデフェラ(Mendefera)は、エチオピアとの国境に近い町で、歴史的に重要な交易拠点として栄えてきました。
町の名は「勇敢な者たち」という意味を持ち、イタリア植民地時代の名残がある建築も見られます。
町の周辺には古代アクスム王国時代の遺跡が残っており、考古学的にも興味深い地域です。
また、アスマラと同じように戦車の墓場がここにもあります。町を一望できる丘の残された戦車は、今では子どもたちの隠れ家になっていました。
活気ある市場で地元の人々との交流を楽しめるほか、新鮮な果物やスパイスなどを購入するのもおすすめです。
⑥ダフラク諸島(Dahlak Archipelago)

ダフラク諸島は紅海に浮かぶ126の島々からなる楽園で、エリトリア随一のビーチリゾート。透明度の高い海には色とりどりのサンゴ礁が広がり、ダイビングやシュノーケリングに最適なスポットです。
手つかずの自然が残る無人島も多く、訪れる人が少ないためプライベート感たっぷりの旅行を楽しめます。
かつては真珠の養殖でも有名だったこのエリアで、のんびりと贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
エリトリア旅行のベストシーズン
エリトリア旅行のベストシーズンは、気候が穏やかで過ごしやすい10月~3月です。
特に首都アスマラは標高が高く、年間を通じて涼しいですが、夏は雨季にあたるため観光には不向き。ダナキル砂漠に近い地域や沿岸部のマッサワは、夏季(6~9月)に非常に暑くなるため避けたほうが無難です。
冬から春にかけての乾季が、快適に観光を楽しめるおすすめの時期です。
エリトリア旅行の注意点
エリトリアはアフリカ東部に位置し、紅海に面した国で、美しい海岸線やイタリア植民地時代の影響を受けた建築が魅力的です。しかし、訪れる際には特有の事情に注意が必要です。
比較的安全な国:エリトリアはアフリカの中では治安が良いとされますが、夜間の外出は控え、貴重品の管理を徹底しましょう。
現金の準備:クレジットカードはほぼ使えず、外国人向けのATMも少ないため、現金(ナクファ)を十分に用意しておく必要があります。
旅行許可証の取得:首都アスマラ以外の都市(マッサワやケレンなど)に行くには、政府発行の旅行許可証が必要な場合があります。私の時は提示を求められませんでしたが、最新情報をチェックするようにしましょう。
国内の移動が制限される場合あり:特に国境地帯や軍事施設付近への移動は厳しく制限されています。
エリトリアの年間イベント
イベントに合わせて訪問すれば、楽しみもまた増えますよね。
タイミングが合えば、以下のイベントもチェックしてみてはいかがでしょうか。
・独立記念日(Independence Day)(5月24日) エリトリアの独立を祝う最大の祝祭で、アスマラを中心にパレードや花火が行われます。
・マスカラム(Maskaram)(9月11日頃) エリトリアのキリスト教徒が新年を祝う行事で、特にアスマラの教会では大規模な礼拝が行われます。
・フェスティバル・エリトリア(Festival Eritrea)(8月) アスマラで開催される文化フェスティバルで、伝統舞踊や音楽、工芸品の展示が楽しめます。
エリトリア観光のまとめ

エリトリアは、美しいアール・デコ建築の残るアスマラや、紅海沿岸のリゾート地マッサワ、手つかずの自然が魅力のダフラク諸島など、多彩な観光地が楽しめる国です。
また、ラクダ市場や修道院など、独特の文化にも触れることができます。
歴史、自然、文化が融合したエリトリアの魅力を、ぜひ現地で体験してみてください!


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