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Massawa(マッサワ)観光おすすめ11選|エリトリアの歴史と紅海の絶景を紹介
目次
Toggleエリトリアの紅海沿岸に位置するマッサワ(Massawa)は、アスマラとはまったく異なる雰囲気を持つ港町。歴史的な建築、トルコやイタリアの影響を受けた文化、そしてエメラルドグリーンの海が広がる美しいビーチが魅力です。
この記事では、マッサワの見どころやおすすめの観光スポットを紹介します。
マッサワの観光MAP
マッサワの歴史
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea064.webp)
古代から紅海の重要な港として栄えてきたマッサワ。オスマン帝国時代(16世紀)には主要な貿易拠点として発展し、19世紀にはエジプトの支配下に置かれました。
その後、イタリアが1890年にエリトリアを植民地化した際、マッサワは重要な軍事・経済の拠点となります。第二次世界大戦後、はエチオピア領となりましたが、エリトリア独立戦争(1961-1991)の激戦地となり、大きな被害を受けました。
支配や戦争などに翻弄されてきた歴史がありますが、現在は、歴史的遺産を残しながらも再建が進む街として注目されています。
マッサワの観光スポット
①タウルッド島(Taulud Island)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea050.webp)
マッサワの中心部と橋でつながるタウルッド島(Taulud Island)には、イタリア植民地時代の建築が残るエリアがあります。
ここではヨーロッパ風の建物が立ち並び、マッサワのもう一つの顔を垣間見ることができます。静かな散策を楽しむのにぴったりです。
②マッサワ旧市街(Old Town of Massawa)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea063.webp)
マッサワ旧市街(Old Town of Massawa)は、紅海沿いに広がる歴史的な地区で、トルコ、エジプト、イタリアの影響を受けた独特の建築が残っています。とくに、サンゴ石を使用した美しいアーチや繊細な装飾が特徴的です。
かつては「アフリカの真珠」とも称されたこのエリアを歩けば、異国情緒あふれる街並みに圧倒されるでしょう。
③インペリアル・パレス(Imperial Palace)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea051.webp)
マッサワのランドマークの一つが、19世紀にオスマン帝国によって建てられたインペリアル・パレス(Imperial Palace)です。
後にエチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世の宮殿として使用されましたが、戦争による被害を受け、現在は廃墟になりました。それでも、その壮麗な佇まいからはかつての栄華を感じ取ることができます。
④イタリア銀行(Banca d'Italia)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea059-1.webp)
イタリア銀行(Banca d’Italia)は、イタリア植民地時代に建てられた歴史的な建築物で、かつて金融の中心地として機能していました。
爆撃を受け、現在はその美しい外観だけが残っており、マッサワの歴史を感じさせる重要なスポットになっています。
⑤旧マッサワ駅(Old Massawa Station)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea052.webp)
旧マッサワ駅(Old Massawa Station)は、かつてアスマラとマッサワを結んでいた鉄道の駅跡。現在は廃駅となっていますが、鉄道の歴史を感じることができる場所です。
駅舎や線路の一部が残っており、鉄道ファンにも興味深いスポットです。
⑥マッサワ博物館(Northern Red Sea Regional Museum)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea066.webp)
マッサワ博物館(Northern Red Sea Regional Museum)は、この港町の豊かな歴史と文化を知ることができる貴重な施設。展示品には、オスマン帝国時代やイタリア植民地時代の遺物、エリトリア独立戦争に関する資料などが含まれています。
博物館を訪れることで、マッサワが果たしてきた重要な役割をより深く理解できるでしょう。
⑦グランド・モスク(Sheikh Hanafi Mosque)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea067.webp)
マッサワにはエリトリア最古のモスクのひとつとされるグランド・モスク(Sheikh Hanafi Mosque)があります。
このモスクはトルコ様式の影響を受けており、シンプルながらも美しい白亜の建物が特徴です。特に夕暮れ時には、幻想的な雰囲気に包まれます。
⑧マッサワ戦闘犠牲者慰霊広場(memorial plaza for victims of massawa battle)
![memorial plaza for victims of massawa battle エリトリアの観光マッサワ](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea053.webp)
マッサワ戦闘犠牲者慰霊広場(memorial plaza for victims of massawa battle)は、エリトリア独立戦争におけるマッサワの戦いで命を落とした人々を追悼するために設けられた記念施設。広場には記念碑があり、エリトリアの独立への道のりや戦争の犠牲を伝える展示が行われています。
ここを訪れることで、マッサワが経験した歴史の重みと、エリトリアの人々の強い精神を感じることができるでしょう。
⑨マッサワ港(Port of Massawa)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea058.webp)
紅海に面したマッサワ港(Port of Massawa)は、古代から交易の拠点として重要な役割を果たしてきました。
現在もエリトリア最大の港として機能しており、港周辺では活気ある市場や新鮮な魚介類を楽しめるレストランが並びます。
⑩マッサワ橋(Massawa Bridge)
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea075.webp)
マッサワ橋(Massawa Bridge)は、本土とタウルッド島を結ぶ橋で、マッサワの風景を象徴するスポットの一つです。
橋の上からは、美しい海の景色や旧市街の歴史的な建物を眺めることができます。
⑪グリーン・アイランド(Green Island)
![マッサワ エリトリアの観光地 ビーチ](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea057.webp)
マッサワ近郊のグリーン・アイランド(Green Island)は、ダイビングやシュノーケリングに最適なスポット。透き通るような青い海と美しいサンゴ礁が広がり、熱帯魚やウミガメなどの海洋生物にも出会えます。
エリトリアでビーチリゾート気分を味わうなら、ぜひ訪れたい場所です。
マッサワのグルメ
Banuna Bar & Restaurant
![エリトリアの料理 インジェラ](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea062.webp)
マッサワ橋を渡ってすぐにあるレストランで場所がわかりやすいです。
清潔で美味しい料理をいただけます。
特にインジェラは上品な味わいでおすすめ。
Harat Restaurant
マッサワは港町だけあって、新鮮なシーフードを味わうことができます。このレストランでは、エリトリア風に味付けされた魚料理やロブスターなどが楽しめます。海を眺めながらいただく美味しい食事は格別です。
Sallam Restaurant
かつての倉庫を改装した独特の雰囲気を持つこのレストランでは、紅海で当日水揚げされた新鮮な魚介類を使用した料理を提供しています。
特に、エリトリアのスパイス「ベルベレ」を使ったスパイシーな魚料理が評判です。価格も手頃で、ドリンク込みで約200ナクファ(約1,300円)とリーズナブルです。
営業時間は19:00から23:00までのディナータイムのみ。
ただしローカル向けのため、清潔感を重要視する方にはおすすめしません。
マッサワへのアクセス
![エリトリアの観光 移動のバス](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea069.webp)
マッサワへは、首都アスマラ(Asmara)から車で約3時間の距離です。公共バスで行くことができます。(写真)
アスマラからは標高2400mの高地を一気に下る壮大な景色が楽しめる道路を通ることになり、ドライブそのものも観光の一環として楽しめます。
Lapinの旅日記:マッサワ編
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea061.webp)
〜Massawa 崩壊された町〜
水深があり紅海有数の良港と言われる港町、マッサワ。
かつて、エチオピア皇帝が総督を送り統治を始め栄え、その後オスマン帝国が占領。
19世紀にはエジプトが統治、その後、イタリアに占領されて植民地に。
第二次世界大戦時にはイタリア軍が連合国軍の攻撃により降伏し、イギリス軍の軍政を経てエチオピア領となりました。
エリトリア独立戦争中に、エリトリア人民解放軍が奇襲により町を占領。
今は正式に独立したためエリトリアの州都になっています。
そんな争いばかりの歴史に翻弄され続けてきたこの町は、戦争により大きな被害を受けてきました。
町の至る所に砲弾の跡や爆破された建物が今もそのまま残っています。
現在も復興中と言われていますが、滞在中、復興作業が行われている場面に出会うことはありませんでした。
まるで見捨てられたように、町は痛々しい傷を剥き出しのままで佇んでいます。
爆破されたままの駅、総督官邸、銀行、廃止されたままの鉄道。
良港と言われる港の一角に、大きなタンカー船。
壊れかかった家にひっそりと暮らす人々。
少し悲しげなこの町に暮らす人たちは、そんな過去を忘れたように、町に不似合いなほど人懐っこく、陽気で親切でした。
エリトリアはどこに行っても戦争の冷たい爪痕と人々の暖かい優しさを対照的に感じる場所でした。エリトリアはいつも私に平和を問いかけてきます。
物音や影が揺れることにさえも怯えて身を隠すヤドカリたち。
戦争時代、人間の争う音や振動を、どんなふうに聞き、感じていたのだろう。
今はやっと安心して海辺をお散歩できるようになった。
地球の住人は人間だけではない。
平和は人間たちのためだけではない。
世界のあちこちで、話が平行線だと嘆いている。
交わることのない道があるという。
でも、交れないのなら、それはそれでいいんじゃない?
交れないからと言って、お互いの道を破壊し合うよりも、少しだけ寄り添おう。
平行線でも手が繋げる位置まで。
一緒に歩いていたら、いつかそれは太い一本道になるかもしれない。
だから今はただ、目を閉じて手をつなごう。
そしてお互いの命のぬくもりを感じよう。
エリトリアは、そう教えてくれる国でした。
なんちゃって^_^
この写真撮ってる時は、タイマーかけながら、ハネムーン写真みたいだねってめっちゃ笑ってたよ。
キューバの友達と一緒に。
ワッサワの観光まとめ
![Massawa エリトリアの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/eritrea003.webp)
マッサワは、歴史と異文化が融合した美しい港町です。旧市街の歴史的建築から、紅海の青く澄んだ海まで、多様な魅力が詰まっています。
エリトリアを訪れるなら、アスマラと合わせてぜひ足を延ばしてみてください。
![エリトリアの観光 月曜マーケットのラクダ](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/02/eritrea091-75x75.webp)
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