エリトリア・メンデフェラの観光
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【エリトリア】メンデフェラ観光のおすすめスポット7選と1日モデルコース!

エリトリアのメンデフェラ(Mendefera)、その名前は「勇気ある者たち」を意味し、エリトリア独立戦争の舞台にもなりました。

現在では、地元の市場やイタリア統治時代の建築、古代遺跡など、見どころが点在する魅力的な観光地となっています。

この記事では、メンデフェラのおすすめ観光スポットと1日で効率よく巡るモデルコースをご紹介します。

メンデフェラの場所

エリトリア南部に位置するメンデフェラ(Mendefera)は、標高2000m近い高地にある涼しい気候の町で、歴史的な背景を持つ場所として知られています。

メンデフェラ1日モデルコース

8:30 – メンデフェラ・マーケット散策 朝の涼しい時間帯に市場を散策し、地元の雰囲気を満喫しましょう。新鮮な果物やローカルスナックを試してみるのもおすすめです。

10:00 – イタリア統治時代の建築物巡り 歴史を感じる街並みを歩きながら、イタリア統治時代の建物を観察します。

12:00 – 昼食(地元のレストランで伝統料理を味わう) メンデフェラのローカルレストランで、インジェラ(Injera)やティムトモ(Tsebhi)などの伝統料理を楽しみましょう。

14:00 – 古代遺跡群訪問 午後は、メンデフェラ近郊の遺跡を訪れ、エリトリアの歴史を学びます。

16:30 – 戦車の墓場を見学した後、メンデフェラの丘で夕景を楽しむ 最後にメンデフェラの丘に登り、美しい景色を眺めながら1日を締めくくります。

メンデフェラ観光のおすすめスポット

エリトリア・メンデフェラの観光 戦車の墓場

メンデフェラはゆるい坂道が多いですが、歩くのは比較的楽です。また、大人も子どもも明るくて人懐っこいので、他のエリアに比べると写真をOKしてくれる方も多いです。ぜひ町をくまなく歩きまわってみてください。

①メンデフェラ・マーケット(Mendefera Market)

エリトリア・メンデフェラの観光

メンデフェラの中心地にあるマーケットは、地元の人々で賑わう活気あふれる市場です。ここでは、新鮮な野菜や果物、スパイス、穀物などの食材が豊富に揃っており、ローカルな雰囲気を存分に味わえます。

また、エリトリアの伝統的な工芸品や織物、装飾品も販売されており、お土産探しにも最適です。

Mendefera Market エリトリア・メンデフェラの観光市場を歩けば、地元の人々との触れ合いを楽しむことができ、エリトリアの生活文化を身近に感じることができます。価格交渉を楽しみながら、ユニークな品を見つけるのもおすすめです。

②イタリア統治時代の建築物

エリトリア・メンデフェラの観光 Mendefera Catholic Church and School
Mendefera Catholic Church and School

メンデフェラにはイタリア統治時代(19世紀後半から20世紀半ば)に建てられた建築が多く残されており、エリトリアの歴史的背景を知る上で興味深いスポットです。

特に、ヨーロッパ風のコロニアルスタイルの建物や教会は、当時の建築技術と文化の影響を感じさせます。

一部の建物は現在も政府機関や学校として利用されており、街並み全体が歴史を物語っています。歩きながら異国情緒を楽しめるエリアであり、写真撮影にもぴったりなスポットです。

③メンデフェラの丘(Mendefera Hill)

Mendefera Hill エリトリア・メンデフェラの観光

町のシンボルともいえるメンデフェラの丘は、標高が高いため、町全体を一望できる絶景スポット。朝夕の時間帯には、澄んだ空気の中で美しい景色を楽しむことができ、特に夕焼けは息をのむほどの美しさです。

丘の頂上まで登る道は緩やかで、ハイキング気分で訪れるのに最適。自然に囲まれた静かな環境で、日々の喧騒を忘れてリラックスすることができます。

地元の人々が集まる憩いの場としても人気があり、交流の機会もあるかもしれません。

④セント・ジョルジス教会(St. Giorgis Church Mendefera)

St. Giorgis Church Mendefera エリトリア・メンデフェラの観光

メンデフェラにはいくつかの歴史的な教会がありますが、中でもセント・ジョルジス教会は町のシンボル的存在です。シンプルながらも趣のある建築様式で、静かで落ち着いた雰囲気の中、祈りを捧げる地元の人々の姿を見ることができます。

St. Giorgis Church Mendefera エリトリア・メンデフェラの観光日曜には多くの信者が集まり、賛美歌が響き渡る荘厳な空間を体験できます。エリトリアのキリスト教文化を垣間見ることができる貴重なスポットです。

⑤戦車の墓場(Tank Graveyard)

Tank Graveyard エリトリア・メンデフェラの観光

メンデフェラ近郊には、エリトリア独立戦争(1961年~1991年)で使用された戦車が放置されている「戦車の墓場」と呼ばれる場所があります。これらの戦車は、戦争の歴史を物語る遺物として残されており、訪れることでエリトリアの過去の紛争とその影響を実感することができます。

エリトリア・メンデフェラの観光 戦車の墓場このエリアはあまり治安が良いといえる場所ではないため、訪問の際は安全に十分配慮し、地元のガイドの同行を検討することをおすすめします。

⑥大モスク(Great Mosque of Mendefera)

メンデフェラには、地域のイスラム教徒の信仰の中心である大モスクがあります。このモスクは、シンプルながらも美しい建築様式で、地元の人々が日々の礼拝を行う重要な場所です。

訪問者は、礼拝の時間帯を避け、適切な服装で訪れることで、イスラム教の文化や建築に触れることができます。モスク周辺のエリアは、地元の人々の日常生活を垣間見ることができる場所でもあり、散策を通じて地域の文化を感じることができるでしょう。

⑦古代遺跡群

エリトリア・メンデフェラの観光 アクスム文明の古代遺跡

メンデフェラ周辺には、アクスム王国時代の遺跡が点在しており、歴史好きにはたまらないエリアです。アクスム王国(1世紀〜8世紀)は、エチオピアやエリトリアに広がった強大な文明で、ここメンデフェラにもその影響が色濃く残っています。

遺跡の多くは発掘調査が進んでいないものの、石造りの基礎や古代の墓地、神殿跡などを見ることができます。考古学的な価値が高く、訪れることでエリトリアの歴史と文化の深さを実感できるでしょう。

アスマラからメンデフェラまでの行き方

エリトリア・メンデフェラの観光

1. バスで行く

アスマラの中央バスターミナル(Asmara Bus Terminal)からメンデフェラ行きのミニバスが運行しています。所要時間は約2時間で、料金は比較的安価です。ただし、バスの運行スケジュールは流動的で、満席になり次第出発するため、早めの時間帯にバスターミナルへ行くことをおすすめします。

2. タクシーまたはチャーターカー

効率的で快適な移動を希望する場合は、タクシーやチャーターカーを利用することも可能です。料金は交渉制となるため、事前に価格を確認しておきましょう。
特に数人での移動なら、コストをシェアできるため便利です。

3. ツアーを利用する

アスマラ発のプライベートツアーや小規模グループツアーに参加する方法もあります。現地のガイドと一緒に回ることで、歴史や文化について詳しく学びながら観光できるメリットがあります。

道路状況は比較的良好ですが、移動中は水や軽食を持参し、万が一のためにパスポートのコピーを携帯することをおすすめします。

Lapinの旅日記:メンデフェラ編

エリトリア・メンデフェラの観光 モスリムの子どもたち
モスリムの学校。素朴で可愛い生徒たち。宗教の自由と、他宗教への敬いを学んでいって欲しいと願います。

〜メンデフェラ〜
紀元前5世紀からのアクスム文明における重要都市。
多くの建造物が十字架やローマ帝国の貨幣とともに発掘された場所。
それでもまだ多くの地域が未調査の状態で残されているという魅惑の町。

エリトリア・メンデフェラの観光
明るい子供どもたち
エリトリア・メンデフェラの観光
仲良しの兄妹
エリトリア・メンデフェラの観光
無造作なのになんとなく丸め方とか可愛い

こんな静かで平和そうな町なのに、紀元前5世紀にはアクムスの都市として栄え、その後の長い戦いの時代をもくぐり抜けてきた。

ここには遺跡と戦争という歴史の足跡が残されている。
アスマラやコハイトと同じように、ここにもまるで何事もなかったように、
ただ乗り捨てられたかのように、たくさんの戦車が朽ち果てている広場がある。
メンデフェラの町を見渡せる丘の上に。

エリトリア・メンデフェラの観光
いくつか戦車の中で生活する人もいた
エリトリア・メンデフェラの観光 戦車の墓
朽ちた戦争者たちを覆いつくすサボテン

この戦車たちはずっとここに佇み、町を見守り続ける。
これからもずっと。
忘れないために。
戦いの炎が眠ったままでいるために。

Mendefera-Adi Quala, Eritrea

メンデフェラ観光のまとめ

エリトリア・メンデフェラの観光

メンデフェラは小さな町ながらも、歴史や文化を感じられるスポットが数多く点在しており、アスマラからの日帰り旅行にぴったりです。

ぜひ、エリトリア訪問の際にはメンデフェラにも足を延ばしてみてください!

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