
サントリーニ島で行ってよかったおすすめスポット10選と1日モデルコース|絶景から穴場まで
目次
Toggleエーゲ海に浮かぶサントリーニ島は、白壁の家々と青いドーム屋根、断崖に広がる絶景が世界中の旅行者を魅了しています。
この記事では、実際に行ってみてよかった場所をレポートしながら、初めてでも満喫できる「サントリーニ島のおすすめ観光スポット」を紹介します。
限られた滞在時間でも効率よく巡れる「1日モデルコース」で、旅のプラン作りの参考にしてくださいね。
サントリーニ島ってどんなとこ?

サントリーニ島は、エーゲ海南部にある火山島で、紀元前17世紀の大噴火によりカルデラが形成されました。
この火山活動はミノア文明の衰退にも影響したとされ、「アトランティス伝説」の由来ともいわれています。
白い家と青い屋根、断崖の絶景で知られるサントリーニは、美しいサンセット、地ワインや遺跡など見どころ満載。ハネムーンや女子旅にも人気のリゾート地です。
サントリーニ島へのアクセス
アテネから国内線で約45分。他にもヨーロッパや中国からの直行便も出ています。
また、フェリーの本数も多く、アテネからミコノス島やミロス島など他の島を経由しながらフェリーでもアクセス可能です。
サントリーニ島観光MAP
キクラデス諸島の一つであるサントリーニは観光要素が多く、短期でも長期でも楽しめる海外初心者にも旅行しやすい島です。
サントリーニ島の人気観光スポット10選

サントリーニ島はどこを歩いても絶景とフォトジェニックな場所が広がっています。ここではおすすめのエリアを紹介します。
より細かく知りたい方は、エリア別の記事も参考にしてくださいね。
①イア(Oia)

イア(Oia)|世界一美しい夕日が見られる街
白壁と青い屋根の家が断崖に沿って並ぶ、サントリーニ島の中でも最も有名な町イア(Oia)。サントリーニ島といえばイア、というほど有名な写真が撮られているのもここ。
夕暮れ時には空と海がオレンジ色に染まり、「世界一のサンセット」と称される光景が広がります。
奥の奥まで歩いていくと、キクラデス諸島特有の風車のある景色も見ることができます。カトミリの風車で有名なミコノス島へ行く時間がない!という人はここでその雰囲気を味わいましょう。
細い路地に並ぶブティックやカフェも魅力で、とにかく街歩きと写真撮影が楽しくて仕方がないQia。アップダウンも多いのですが、景色に夢中で無意識に健康的に観光できてしまいますよ。
②フィラ(Fira)

フィラ(Fira)|島の中心地&交通の要所
フィラ(Fira)は、サントリーニ島の首都で、島内交通の拠点となる街。ショップやレストランが充実しており、断崖の上からカルデラを一望できる絶景カフェも点在します。
夜景やケーブルカー体験も人気で、アクセスの良さから宿泊地としても便利です。
③イメロヴィグリ(Imerovigli)

イメロヴィグリ(Imerovigli)|静かに絶景を楽しむ穴場スポット
イメロヴィグリ(Imerovigli)は、フィラとイアの中間に位置する落ち着いたエリアで、観光客が比較的少なく静かに過ごせる穴場。
スカロス岩と呼ばれる断崖から望む景色は、隠れた絶景ポイント。
ロマンチックな雰囲気からハネムーン客にも人気です。
④アクロティリ遺跡(Akrotiri )

アクロティリ遺跡|火山で埋もれたミノア時代の古代都市
アクロティリ遺跡は、紀元前17世紀の火山噴火によって火山灰に覆われた先史時代の都市遺跡。高度な都市計画や壁画が残されており、「ギリシャのポンペイ」とも称されています。
屋内展示で日差しを避けながらゆっくり見学できます。
⑤レッドビーチ(Red beach)

レッドビーチ|赤い崖が印象的なフォトジェニックビーチ
火山活動によって生まれた赤褐色の岩肌が特徴の珍しいレッドビーチ。ターコイズブルーの海とのコントラストが美しく、写真映えスポットとして有名です。
遊泳も可能ですが、ビーチへはやや急な道を歩くため、歩きやすい靴での訪問がおすすめ。
⑥ブラックビーチ(Perissa Beach)

ブラックビーチ(Perissa Beach)|火山島ならではの黒砂のロングビーチ
ブラックビーチ(Perissa Beach)は、火山活動によって生まれた黒い砂浜が広がる、サントリーニ島を代表するビーチのひとつ。南東部に位置し、リゾート感あふれるカフェやビーチベッドが整備されています。
海の透明度が高く、夏は多くの観光客でにぎわうスポット。日帰りでも滞在型でも楽しめるビーチです。
⑦ピルゴス(Pyrgos)
ピルゴス(Pyrgos)とカリスティス城(Pyrgos Kallistis Castle)|島の内陸に残る伝統的な村
ピルゴスはサントリーニ島で最も高い場所にある伝統的な村で、観光客の多い沿岸部とは異なる静けさと歴史が魅力。毎年イースターには街中に復活を祝うろうそくやランタンに火が灯され、幻想的な雰囲気に包まれることでも有名です。
石畳の路地を登ると、かつての要塞「Pyrgos Kallistis Castle(カリスティス城)」跡があり、村と海を見渡す絶景が広がります。
白壁の教会が点在し、サントリーニの素朴な日常を感じられる穴場です。
⑧プロフィティス・イリアス修道院(Moni Profiti Ilia)

プロフィティス・イリアス修道院(Moni Profiti Ilia)|島で一番高い場所にある絶景地
プロフィティス・イリアス修道院は、標高約560m、サントリーニ島の最高地点に建つ修道院。
エーゲ海をぐるりと見渡せるパノラマビューが広がり、特に朝と夕方の眺望は息を呑む美しさ。修道院内では手作りの雑貨や食品も購入できます。
⑨ワイナリー巡り(Santo Wines)

ワイナリー巡り(Santo Wines)
サントリーニ島は、ギリシャにあるワインの産地の1つ。ワイン好きの方は、ぜひサントリーニ名産ワインを味わってみてください。
とくに有名なのが、火山灰を含むミネラル豊富な土壌で育つブドウから造られる地ワイン「アシルティコ」。断崖沿いにあるSanto Winesでは、カルデラを眺めながらのワインテイスティングが楽しめます。
サントリーニ島のワインはギフトやお土産にもおすすめ。
⑩スカロス・ロック(Skaros Rock)

スカロス・ロック(Skaros Rock)|断崖から望む絶景と歴史の舞台
スカロス・ロック(Skaros Rock)は、イメロヴィグリにある巨大な岩山で、かつては要塞都市が築かれていた歴史的スポット。トレイルを登れば、カルデラやイア方面まで一望できるダイナミックな景色が広がります。
サンセットタイムは特に美しく、観光客も比較的少ないため、静かに絶景を楽しみたい人におすすめです。
ただし、戻りの階段は急な上に足場がそれほど良くないので、体力のない人はお水を十分に持ち、休みながら戻ってくださいね。
サントリーニ島観光のベストシーズン

サントリーニの観光ベストシーズンは5月〜10月。
サントリーニ島は地中海性気候で、5〜10月は乾季にあたり晴天が多く、観光や海水浴に最適です。特に6〜9月は晴天が続き、気温も25〜30℃と高めでカラッとした陽気。青空と白壁のコントラストを楽しめる絶好の時期です。
6〜8月:ベストシーズンのピーク。サンセットも連日晴れが多く期待できますが、観光客が多く宿も高騰します。
5月・10月:気候が安定しており、人も少なめ。ハイシーズンを避けたい方におすすめ。
11月〜4月:オフシーズン。雨や風が強まり、レストラン・ホテルの多くが休業しますが、静かな島を体験したい方には向いています。
※オフシーズンが好きな私は4月をチョイス。ですがまだオフシーズンだったため、バスの便が少なく、泳ぐにもまだ早い感じだったので、せめて5月まで待てばよかったかなと思いました。
でも写真のように野花が咲き乱れていてとても綺麗でしたよ!
サントリーニ島 1日モデルコース|絶景と歴史を効率よく巡るプラン

サントリーニ島はどこもゆっくり時間をかけて眺めたい美しい風景に囲まれています。できれば3日ほど滞在することをおすすめしますが、時間がない!という人でもレンタカーかタクシーを利用すれば、1日でサントリーニ島の魅力を網羅することは可能です。
以下は1日で見どころを網羅したベストスケジュールです。
9:00|フィラ旧市街を散策&朝食
白い建物が並ぶ細道をのんびり歩きながら、カフェで朝食。断崖のテラス席がおすすめ。
10:30|アクロティリ遺跡で古代都市を体感
バスまたはレンタカーで南部へ移動。約1時間の見学で古代ギリシャの雰囲気に触れます。
12:00|レッドビーチで写真撮影
遺跡から徒歩で行ける絶景ビーチ。軽く散策して写真タイム。
13:30|ワイナリーでランチ&テイスティング
サント・ワインズなどで地元ワインを試飲。軽食メニューもあるのでランチに最適。
15:30|イメロヴィグリで景色を堪能
フィラへ戻る途中に立ち寄れる静かな街。のんびりカフェタイム。
17:30|イアへ移動、夕景スポットで待機
早めに着いてベストポジションを確保。買い物を楽しみつつ、夕日を待ちます。
20:00|イアでディナー&ナイトウォーク
景色の良いレストランで地中海料理を堪能。ライトアップされた街並みも魅力です。
小さな島なので、移動時間は短いのですが、乗車時間:費用を考えるとタクシー料金はやや高く感じます。レンタカーを借りない、かつ効率的に周りたい場合はツアーを利用したほうが安心&低料金です。
時間がある人は公共バスを使って周れば3日間でほぼ網羅できます。
サントリーニ観光の注意とポイント

移動手段:サントリーニ島内のほとんどの主要観光地には公共バスで行くことができます。ただしバスは本数少なめ。
短時間滞在ならレンタカーやタクシーが効率的です。
宿泊拠点:フィラはアクセスと食事に便利、イアは景観重視派に人気。
食事、お土産屋さんともにイアのほうが少し割高です。買い物はフィラがおすすめ。
持ち物:夏は日差しが強いため、帽子・サングラス・日焼け止めは必須。
よくある質問(FAQ)

Q:日帰りでサントリーニ島観光は可能?
A:アテネからのフライト利用で可能ですが、最低1泊をおすすめします。
Q:ドローン撮影はできますか?
A:一部エリアでは禁止されています。事前に最新の規制を確認しましょう。
Q:どのエリアに泊まるのがベスト?
A:初めてなら「フィラ」が便利。ハネムーンなど特別な滞在には「イア」も人気です。
Q:海に入れるのはいつから?
A:海水浴やビーチでのんびり過ごすなら、水温が上がる6月中旬〜9月がベスト。5月下旬〜6月初旬はやや冷たく感じる場合もあるため、アクティブに動く観光がメインの人に向いています。
Lapinの旅行記:サントリーニ島編


最近地震が多いそうだけど、こんなイチかバチかの崖にいいんだろうか…
みんな私以上にスリルが好きね。笑

サントリーニ島観光のまとめ

正直、ここに来るまでサントリーニは人気がありすぎるのでどうでもいいかな?なんて思っていました。が、それは大間違い。
やはり人気があるのには理由があって、そしてそれを裏切らない魅力のつまった島でした。素直に旅行を楽しめた、という好印象しか残っていません。おすすめです!
ハネムーンや女子旅、卒業旅行、初めての海外旅行、どのシチュエーションでも楽しめそうなサントリーニ。ぜひ次の旅先リストに加えてみてくださいね。


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