
カタールってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】
目次
Toggle中東の小さな国ながらも、世界有数の裕福な国として知られるカタール。石油や天然ガス産業の発展により、近代的な都市と伝統的な文化が共存する魅力的な国です。
首都ドーハ(Doha)は高層ビルが立ち並ぶ国際都市で、観光スポットやショッピングエリアも充実しています。本記事では、カタール旅行前に知っておきたい基本情報を詳しく紹介します。
カタールの基本情報

位置:中東・アラビア半島の東部、ペルシャ湾沿岸
時差:日本より-6時間(サマータイムなし)
首都:ドーハ(Doha)
国旗:🇶🇦(白とえんじ色の旗)
人口:約280万人(2025年時点)
言語:アラビア語(公用語)、英語も広く使用される
通貨:カタール・リヤル(QAR)
宗教:イスラム教(スンニ派が多数)
コンセントタイプ:BFタイプ(電圧:240V、周波数:50Hz)
カタールの観光ビザ
日本国籍の旅行者は、観光目的であればビザなしで最長30日間滞在可能です(到着時に無料のビザが発給される)。
ただし、パスポートの残存期間が6か月以上必要なので事前に確認しましょう。
大使館情報
在カタール日本国大使館
住所:Al Shabab Street, New Diplomatic Area, Onaiza, Doha, State of Qatar
電話番号:(+974)4440-9000
公式サイト:https://www.qa.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
駐日カタール大使館
住所:東京都港区元麻布2-3-28
電話番号:+81354750611
公式サイト:https://tokyo.embassy.qa/en
カタールの場所と行き方
カタールは中東のペルシャ湾沿岸に位置し、アラビア半島の北東部にあります。
日本からの直行便は成田・羽田・関空からカタール航空(Qatar Airways)が運航しており、ドーハ・ハマド国際空港(Hamad International Airport / DOH)まで約12~13時間で到着します。
ドーハからはタクシーやメトロを利用して市内観光が可能です。
カタールの地理的特徴

カタールはほぼ平坦な砂漠地帯が広がる国で、標高の高い山などはありません。
国土の大部分が乾燥した岩石砂漠で構成されており、年間を通じて雨はほとんど降りません。ペルシャ湾に面しており、美しいビーチやマングローブ林も見られます。内陸部では広大な砂丘が広がり、砂漠ツアーが人気のアクティビティの一つです。
カタールの歴史

カタールは古くから交易の要所として発展し、真珠採取や漁業が主要産業でした。20世紀に入ると石油と天然ガスが発見され、一気に経済成長を遂げました。
1971年にイギリスから独立し、現在は王政国家としてタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首長が統治しています。
近年は2022年のFIFAワールドカップ開催を機に、インフラ整備が進み、観光やビジネスの拠点としても注目されています。
カタールの文化と習慣

カタールはイスラム教が国教であり、文化や生活習慣もイスラムの教えに基づいています。女性の服装は比較的自由ですが、露出の多い服装は控えるのがマナーです。
アルコールの持ち込みや公共の場での飲酒は禁止されており、飲酒可能なのは一部のホテルやクラブのみです。
ラマダン(断食月)の期間中は、日中の飲食が制限されるため、観光の際は注意が必要です。
カタールの治安

カタールは中東の中でも非常に治安の良い国とされ、犯罪率は低めです。ただし、スリや置き引きには注意し、大金を持ち歩かないようにしましょう。
イスラム教の厳格なルールがあるため、公共の場での軽率な行動(過度なスキンシップや侮辱的な発言)は避けるべきです。
女性の一人旅も比較的安全ですが、夜間の一人歩きは控えるのが無難です。
カタールの交通事情

カタールの交通手段は主にタクシー・メトロ・バス・レンタカーです。
ドーハにはメトロ(Doha Metro)が整備されており、主要観光地を移動するのに便利です。ツーリスト用のトラベルカードが格安で販売されており、購入も簡単。メトロとバスが乗り放題になります。
メトロの路線図や詳細は公式サイトで確認できます。
公式サイト:https://www.qr.com.qa/home
タクシーは「Karwa Taxi」や配車アプリ「Uber」「Careem」などが利用可能。
レンタカーを借りる場合は国際運転免許証が必要です。交通ルールは比較的厳しく、飲酒運転は厳罰が科されるため絶対に避けましょう。
カタールの気候

カタールは亜熱帯砂漠気候で、夏は非常に暑く、気温が50℃近くまで上がることもあります。
5月~9月は猛暑のため観光には不向きですが、11月~3月は気温が20℃前後と快適です。雨は少なく、砂嵐が発生することもあります。
観光の際は、日焼け対策や水分補給を徹底し、屋外での活動を控える時間帯にも注意しましょう。
カタールの有名な観光地

スーク・ワーキフ(Souq Waqif)
ドーハの伝統的な市場で、香辛料や手工芸品、アラビアンコーヒーを楽しめます。
イスラム美術館(Museum of Islamic Art)
世界的に有名なイスラム美術のコレクションを展示。ドーハ湾に面しており、夜景も美しいです。
ザ・パール・カタール(The Pearl-Qatar)
高級リゾートエリアで、ショッピングやレストランが充実。アクセスはタクシーが便利。
カタラ文化村(Katara Cultural Village)
伝統文化やアートが楽しめるエリア。メトロやタクシーでアクセス可能。
カタールの有名な食べ物

カタールの食文化は、中東やペルシャ湾岸諸国の影響を受けた独特の料理が楽しめます。
代表的な料理として、スパイスが効いた炊き込みご飯の「マチブス(Machboos)」があり、ラム肉や鶏肉を使うのが一般的です。また、ひよこ豆のペースト「フムス(Hummus)」や、焼きたての「カブサ(Kabsa)」も人気です。
デザートでは、デーツ(ナツメヤシ)を使ったお菓子や、ローズウォーター風味のプリン「ムハルビヤ(Muhallebi)」がよく食べられます。
レストランでは、伝統料理とともに国際的なグルメも楽しめます。
カタールの有名な特産品・お土産

デーツ(ナツメヤシ):カタール産のデーツは甘くて栄養価が高く、お土産として人気。空港やスーク・ワーキフで購入可能です。
スパイス類:サフラン、カルダモン、クミンなどの中東スパイスが手頃な価格で買えます。料理好きへのお土産におすすめ。
アラビアンコーヒーセット:伝統的なダッラー(Dallah)と呼ばれるコーヒーポットとカップのセットは、装飾品としても人気。
香水・アラビアンオイル:ウード(Oud)やローズウォーターを使った香水はカタールならではの特産品。高級ブランドの店舗も多数あり。
ゴールドジュエリー:24Kの純金ジュエリーが比較的安く購入できます。ゴールドスークではデザインのオーダーメイドも可能。
カタールの伝統工芸品:手織りのラグやシルバー細工の装飾品など、カタールの伝統を感じられるアイテムが多いです。
旅行前に準備しておきたいこと

両替:カタール・リヤル(QAR)は日本では手に入りにくいため、現地の空港や銀行で両替するのが一般的です。少額でもクレジットカードが使えるところが多いので、両替は最低限にしておきましょう。
予防接種:必須のワクチンはありませんが、A型肝炎や破傷風の予防接種を推奨。
SIMカード:現地で購入可能。空港で「Ooredoo」「Vodafone」などのSIMを購入すれば、手軽にネットが利用できます。
Lapinの旅行記:カタール入国編

カタール、151ヶ国目。
これまで何度もトランジットで利用してきたドーハ、カタール。
なのでまあ、そのうち行けばいいかと後回しにしてましたが、今回アルジェリアの帰り道に、いよいよ行ってみることに。
が!!
失敗した…
なぜよりによって今回行くことにしてしまったのか…。
実はアルジェリアはアルコール飲まない国だけど、フランス植民地時代の名残でワインを作ってるんです。
そう・・アルジェリアの空港で、買ったんです…アルジェリア産のサハラのワイン2本。
でも買ってすぐに心配になって調べたら、ネット上ではカタールにアルコールの持ち込みは禁止。泣く泣くお店に戻しに行ったら、14日以内の滞在だったら、カタールの税関で申告すれば預けられる、みんな買って帰ってるっていうガセネタを売り場のお姉さんに擦り込まれ、それを信じてフライト。
が、案の定、カタールの税関でしっかりあっさり没収されましたよ。
はい、ちーーーーーーーーん。
がくーーー
私のサハラワイン・・飲みたかった(泣)
気を取り直してカタール観光。
まずはパステルカラーの街並みが人気のMina District周辺から。
ドーハはおしゃれな建物が多く、1つ1つが洗練された感じ。
夜でもどこでも歩いていて不安な感じなし。
アラブ独特のディスターシャとグドラをまとう人たちがすごく清潔に見える。
カタールの基本情報まとめ

カタールは中東のペルシャ湾沿岸に位置する裕福で近代的な国です。日本からは直行便で約12時間の距離にあり、観光ビザなしで最長30日間滞在できます。
治安は比較的良好ですが、イスラム教のルールを尊重し、公共の場でのマナーには十分注意しましょう。
カタールは伝統と近代が融合した魅力的な国なので、しっかり準備をして快適な旅を楽しんでください。


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