
スリランカってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】
目次
Toggleインド洋に浮かぶ島国・スリランカ(Sri Lanka)は、豊かな自然と深い仏教文化を持つ国。世界遺産や紅茶の産地としても知られ、観光資源が豊富です。
じつは私のツレはスリランカ人(香港在住)。そのため、これまでに何十回もスリランカを訪れており、自称スリランカスペシャリストと思ってます^^
この記事では実体験を元に、スリランカ旅行を安全で快適に楽しむためのポイントをまとめました。
旅行前に知っておきたいビザや治安、気候の注意点などを紹介していきます。
スリランカの基本情報

正式国名:スリランカ民主社会主義共和国(Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)
位置:インドの南東に浮かぶ島国
時差:日本より-3時間30分
首都:スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ(Sri Jayawardenepura Kotte/行政首都)、コロンボ(Colombo/商業都市)
国旗:獅子と剣を描いた四角形の旗
人口:約2,200万人(2024年推計)
言語:シンハラ語、タミル語(英語も広く通用)
通貨:スリランカ・ルピー(LKR)
宗教:仏教(約70%)、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教
コンセントタイプ:B・D・Mタイプ(電圧230V、周波数50Hz)
スリランカの観光ビザ
日本国籍の旅行者は、観光目的の場合「ETA(電子渡航認証)」の事前申請が必要です。
オンラインでの申請が一般的で、有効期間は入国日から30日間(延長可能)。申請は公式サイトから行いましょう。
スリランカの大使館情報
在スリランカ日本国大使館
住所:No. 20, Srimath R. G. Senanayake Mawatha, Colombo 7, Sri Lanka
電話番号:+94-11-2693831~3
公式サイト:https://www.lk.emb-japan.go.jp/
駐日スリランカ大使館
住所:〒108-0074 東京都港区高輪2-1-54
電話番号:03-3440-6911
公式サイト:https://www.slembassyjapan.com/
スリランカの場所と行き方
スリランカはインドの南東、インド洋に位置する島国で、日本からの直行便はなく、通常はシンガポールやバンコクなどを経由します。
目的地は商業都市コロンボ(Colombo)のバンダラナイケ国際空港(Bandaranaike International Airport/CMB)。東京からの所要時間は乗継込みで約13〜16時間ほど。
ビーチリゾートや内陸部の文化都市へは国内移動が必要です。
スリランカの治安

基本的に観光地の治安は比較的安定していますが、スリや詐欺、物乞いには注意が必要です。夜間の一人歩きや人通りの少ない場所は避けましょう。
過去の内戦(~2009年)や2019年のテロの影響から一部エリアへの渡航制限が出ることもあるため、外務省「たびレジ」などで最新情報を確認しておくことが大切です。
私はこれまでに危険な目にあったことはないですが、スリランカはとにかくポリスチェックが多いという印象があります。それだけ不安定だということだと思うので、最善の安全を確保して行動するようにしましょう。
スリランカの地理的特徴

スリランカは多様な自然環境を持つ島国で、中央部は高地、南西部は熱帯雨林、北東部は乾燥地帯となっています。
ビーチ、山、サファリ、古代都市などが近距離に集中しているのが特徴です。
スリランカの歴史

紀元前から仏教文化が栄えたスリランカは、シンハラ王朝やタミル王国の興亡を経て、16世紀以降はポルトガル、オランダ、イギリスの植民地となりました。
1948年に独立後、民族対立から2009年まで内戦が続いていたことは記憶に新しいと思います。
現在は観光産業の再興と多民族国家としての共存を目指しています。
スリランカの文化と習慣

仏教が生活に深く根付いており、寺院訪問時には服装や礼儀に注意が必要です。靴を脱ぐ、肌の露出を避けるなどがマナー。
また、右手で物を受け渡すのが基本とされています。公共の場での愛情表現は控えめに。
人々は温かくフレンドリーですが、宗教的な感情を傷つけないよう配慮しましょう。
スリランカの有名な場所

スリランカには8つの世界遺産があり、仏教遺跡「アヌラーダプラ(Anuradhapura)」や空中都市「シーギリヤ(Sigiriya)」、聖地「キャンディ(Kandy)」などが有名です。
さらに、ゴール旧市街(Galle Fort)や高原列車が走るヌワラ・エリヤ(Nuwara Eliya)も人気。スノーマンの目黒蓮が「午後の紅茶」のコマーシャルの中で乗っていた電車や風景がこの辺りになります。
ヌワラ・エリヤでは「午後の紅茶」専用の茶畑なども見ることができます。
スリランカの有名な食べ物

カレー文化が根付いており、「ライス&カリー(Rice and Curry)」が定番。ココナッツやスパイスを多用した料理が特徴です。
「ホッパー(Hopper)」「コットゥ・ロティ(Kottu Roti)」「ダール(Dhal=レンズ豆の煮物)」なども試してみたい郷土料理。
辛さは店によって異なるため、調整可能か確認を。
スリランカではライスだけではなく春雨のようなストリングホッパ―やおわん型に焼き上げるホッパー、香ばしいクレープのようなドーサ、ビリヤニなどと合わせて食べるため飽きがきません。しかもカレーの種類も多く、どれを食べても本当に美味!
料理にココナツミルクを使っているものが多いため、優しい味わいが癖になります。
Lapinメモ:私の両親を連れて行ったときに、連日カレーは辛いかも?と思っていましたが、ホテルのバイキングでコンチネンタル料理があるにもかかわらず、滞在中の10日間、朝昼晩と必ずカレーを食べていました。日本ではそれほどカレーが好きという感じではなかったので、これにはびっくり。
父いわく、朝はバナナやダールの比較的優しめのカレー、昼はお肉系、夜は肉も魚介も、という感じで食べると全く飽きなかったそうです。
スリランカの有名な特産品・お土産

世界的に有名な「セイロンティー(Ceylon Tea)」は定番のお土産。紅茶以外にもアーユルヴェーダ製品、スパイス、宝石(特にブルーサファイア)、手工芸品などが人気です。
市場や専門店では値段交渉ができることも。
品質にばらつきがあるため、信頼できる店舗での購入をおすすめします。
スリランカの交通事情

国内の長距離移動は列車や長距離バスが安価で利用できます。特に高原地帯を走る列車の絶景は観光名物の一つ。
都市部では「トゥクトゥク(Tuk Tuk)」が一般的な移動手段ですが、料金交渉が必要な場合もあります。
アプリ配車サービス「PickMe」も浸透しており、比較的安全で便利です。
スリランカの気候

熱帯モンスーン気候で、年間を通じて高温多湿。地域ごとに雨季が異なり、南西部は5〜9月、北東部は10〜1月が雨季となります。
乾季の12〜3月が観光のベストシーズン。
服装は通気性のよい夏服でOKですが、寺院では長袖・長ズボンが望まれます。山間部では朝晩冷えるため羽織り物も必要です。
旅行前に準備しておきたいこと

黄熱病の流行国からの入国者には予防接種証明が必要ですが、日本出発の場合は接種不要です。
SIMカードは空港や市内で購入可能で、データ通信も比較的安定しています。
虫よけ、常備薬、日焼け止めは必須!
私のツレは1度テング熱にかかり、帰国早々3日3晩うなされておりました。かなりきつそうだったので蚊対策は厳重に。
外貨両替

スリランカルピーは日本国内での両替が難しいため、現地空港や街中の両替所を利用。
私の場合は入国してすぐにATMで現地通貨を引き出しています。(住信SBIの国際キャッシュカードを使用)
ですが、ATM引き出しだと大きめの紙幣しか出せないことも多く、宿までの交通費やSIMカードの購入などで少額紙幣や硬貨が必要になり困ることがあります。
(おつりがない、と言って断られるか、最悪はおつりをそのまま巻き上げようとされるなど。)
なので現地の両替屋さんで少額だけ両替できるように、常にユーロかUSDも持っていくようにしています。
国際キャッシュカードは直接引き出せるの便利ですが、ほとんどのATMでは引き落とし手数料が高めに取られてしまうので注意が必要です。1回で1000円近くかかる場合もあるので、なるべく1回で引き落とすようにしましょう。
ただし、スリランカルピーが余って日本円に戻す場合、レートが極端に悪く、日本円への再両替は出来ないことも多いので引き出し過ぎに注意。
最低限必要な現金を決めて引き出し、現金不足になった場合に備えて米ドルもしくはユーロを持っていると急な両替にも対応しやすいです。
外貨両替は、旅行前にマネーバンクの外貨宅配で両替をしておくのがおすすめ。レートも良く、早くて手軽で便利です。
スリランカ旅行での注意事項

宗教関連施設では撮影・服装・マナーに細心の注意を。仏像に背を向けて写真を撮る行為はNG。
飲料水は必ずボトル入りを購入し、生水や氷は避けましょう。
公共交通機関ではスリや置き引きも報告されています。道を尋ねる際など親切心を装った詐欺にも注意を。現地の文化を尊重した行動を心がけましょう。
スリランカ観光のまとめ

スリランカは多彩な自然と深い仏教文化を併せ持つ魅力あふれる国です。
旅行にはビザ取得や治安への注意、気候に応じた服装などの準備が必要ですが、その分、世界遺産や絶景、高原列車の旅など、特別な体験が待っています。
文化を尊重し、最新の渡航情報をチェックしながら、安全で思い出深い旅を楽しんでください。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。
可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、
お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。
確認の上、迅速に対応・修正いたします。

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