
スーダン観光で行ってよかったスポット7選!ピラミッド・紅海・世界遺産を巡る旅
目次
Toggleアフリカ大陸の北東部に位置するスーダンは、古代文明の遺跡や壮大な自然景観が魅力の国です。
エジプトに隣接し、ナイル川が国を貫くスーダンには、ピラミッドや神殿といった歴史的遺産が数多く点在しています。さらに、砂漠の壮大な風景や紅海沿岸の美しい海も観光客を魅了します。
この記事では、スーダンの世界遺産やおすすめ観光スポットを詳しく紹介し、旅行のベストシーズンや注意点についても解説します。
スーダンの観光MAP
砂漠のイメージが強いスーダンですが、ナイル川や紅海などがあり、観光資源もバラエティに富んでいます。
スーダンの世界遺産
スーダンには3つの世界遺産が登録されており、古代クシュ王国の遺跡を中心に見どころが満載です。
①メロイ島の古代遺跡群

スーダンを代表する観光地の一つが「メロエのピラミッド(Pyramids of Meroë)」。メロイ島の古代遺跡群(Archaeological Sites of the Island of Meroe)として世界遺産にも登録(2011年)にもされています。
ナイル川の東岸に位置し、200以上のピラミッドが点在する遺跡群は圧巻の光景。エジプトのピラミッドとは異なり、傾斜が急で先端が尖った形状が特徴です。
観光客も少なく、静寂の中で歴史を感じながら遺跡を巡ることができます。朝焼けや夕暮れ時には幻想的な景色が広がるため、カメラ好きにもおすすめです。
②ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群
ナイル川沿いに広がるゲベル・バルカルは、クシュ王国時代に宗教的な聖地とされていた場所。ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群(Gebel Barkal and the Sites of the Napatan Region)として、2003年に世界遺産に登録されました。
岩山のふもとにはアモン神殿があり、当時の彫刻や壁画が残っています。ピラミッドや神殿遺跡が点在し、砂漠と遺跡のコントラストが美しいスポットです。
地元ガイドの解説を聞きながら巡ると、より深く歴史を理解できるでしょう。
③サンガニブ海洋国立公園とドングナブ湾-ムカクル島海洋国立公園

サンガニブ海洋国立公園とドングナブ湾-ムカクル島海洋国立公園(Sanganeb Marine National Park and Dungonab Bay – Mukkawar Island Marine National Park)は、2016年に世界遺産に登録されました。
スーダンの紅海沿岸に広がるこのエリアは、豊かなサンゴ礁と多様な海洋生物が魅力のスポットです。
サンガニブ海洋国立公園は、紅海唯一の環礁で、透明度の高い海に美しいサンゴが広がり、シュノーケリングやダイビングに最適。一方、ドングナブ湾とムカクル島周辺は、ジュゴンの生息地としても知られています。
人の手がほとんど入っていない自然環境が残り、手つかずの海の美しさを体感できるエリアです。海洋生態系を守る貴重な場所としても注目されています。
スーダン観光おすすめスポット
世界遺産以外にも、スーダンには魅力的な観光スポットが多数あります。
④ソレブ神殿遺跡(Soleb Temple)

ソレブ神殿遺跡(Soleb Temple)は、スーダン版のルクソールとも称される壮大な神殿遺跡です。エジプトの影響を受けた建築様式が特徴で、柱には美しいヒエログリフやレリーフが刻まれています。
現在も保存状態が良く、古代エジプトとクシュ王国のつながりを感じられる貴重な遺跡です。
⑤ハルツーム(Khartoum)

スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)は、青ナイルと白ナイルが合流する地点に位置する都市です。ナイル川クルーズや歴史博物館巡りを楽しめます。
「スーダン国立博物館(Sudan National Museum)」には、クシュ王国時代の出土品やファラオ時代の彫像など貴重な展示が充実。市場(スーク)では、スーダン独特のスパイスや民芸品を購入できます。
⑥カッサラ(Kassala)

東部の町カッサラ(Kassala)は、エリトリアとの国境近くに位置し、美しい岩山「トトイル山(Taka Mountains)」がシンボルです。
地元のベジャ族の文化を感じることができ、伝統的な家屋や市場の風景が魅力的。ハイキングやトレッキングも人気のアクティビティです。
⑦ポートスーダン(Port Sudan)

紅海沿岸のポートスーダン(Port Sudan)は、サンガニブ海洋国立公園とドングナブ湾-ムカクル島海洋国立公園などの観光拠点。スーダン屈指のダイビングスポットです。
透明度の高い海には、美しいサンゴ礁や多様な海洋生物が生息。シュノーケリングやスキューバダイビングが楽しめるため、マリンアクティビティを求める人におすすめです。
スーダンのおすすめツアー

スーダンのツアーですが、私は結果的にすべて個人で周りました。
この記事を書くために、ツアーをリサーチしたのですが、もともと少ない上に、実際のコストとと比較して高すぎておすすめできるものがありませんでした。
(せっかく読んでくださったのにすみません。)
スーダンは、多分想像している以上に観光しやすい国です。そもそもスーダンに観光に行こうとしている人は、旅慣れた人くらいだと思うので、自力行くことを強くおすすめします。
メロエのピラミッドやゲベル・バルカルまでは長距離バスがあります。バスも大型であれば快適です。
そして、極めつけは、人がめちゃくちゃ優しいので、ヒッチハイクがすごく簡単です。道に立ってたら、ヒッチハイクを始める前に、向こうが止まってくれるほど。
(詳しくは旅行記で)
移動は問題ないですが、田舎のほうだと宿泊がドローカルになるので、それだけは覚悟しておきましょう。
ダイビングをする人は、直接ポートスーダンまで行けば、ダイビングツアーがいろいろ出ているので、値段やコースなどは現地で吟味したほうがいいですよ!
私はジュゴンに会えなかったので、どなたかジュゴンに会えたらぜひ写真送ってください!
スーダン旅行のベストシーズン

スーダンの気候は砂漠気候のため、夏(5月~9月)は非常に暑く、気温が50℃近くになることもあります。
観光に最適なのは冬季(11月~2月)で、気温は20~30℃程度と過ごしやすいです。特に12月から1月は涼しく、遺跡巡りや屋外観光に適したシーズンです。
ダイビングを楽しむなら、透明度が高くなる3月~5月もおすすめです。
スーダン観光の日数は?

スーダン観光の日数は、訪れるエリアによって異なります。
首都ハルツーム周辺のみなら2~3日で主要スポットを巡れますが、メロエのピラミッドやゲベル・バルカルなどの遺跡を訪れるなら5~7日は必要です。
紅海沿岸のポートスーダンでのダイビングも加える場合、1週間以上は必須。
移動に時間がかかるため、余裕をもったスケジュールを組むのが理想です。
スーダン旅行での注意事項

スーダン旅行では、以下のポイントに注意しましょう。
- 現金:クレジットカードやATMが使えない場所が多いため(首都ハムツールであっても)、十分な現金(米ドル)を持参すること!
私はこのせいで、貧乏旅&ヒッチハイクをする羽目になりました。 - 服装:イスラム圏のため、露出の少ない服装を心がける(女性はスカーフを持参すると便利)
- 治安:一部地域では政情不安があるため、外務省の渡航情報を確認する
- 水分補給:水道水は飲めないため、ミネラルウォーターを携帯する
- 持ち物:日差しが強いため、帽子やサングラス、日焼け止めを準備
安宿に泊まる場合は、マットがかなり汚いので、カバーできる大きめのゴミ袋とかあるとよい。
スーダンの観光のまとめ

スーダンは、古代文明の遺跡やナイル川の美しい風景、紅海の海中世界など、多彩な魅力を持つ国です。
特にメロエのピラミッドやゲベル・バルカルなどの世界遺産は必見。首都ハルツームやポートスーダンも見どころが多く、歴史や自然を存分に楽しめます。冬季がベストシーズンなので、計画的に訪れましょう。
そして、実際に行ってみて、スーダンの人々が親切過ぎたのが最大の魅力でした。
スーダンならではの壮大な景色と歴史的遺産を堪能する旅を、ぜひ楽しんでください。


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