
シャフリサブス観光おすすめ6選!サマルカンドから日帰りで行ってきた
目次
Toggleウズベキスタンの観光といえばサマルカンドやブハラが有名ですが、もう一つ見逃せないのがシャフリサブスです。
歴史と文化が色濃く残るこの街は、かつて中央アジアの覇者ティムールが築いた偉大な都市の一つ。荘厳な建築物が点在し、まるで過去へタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
日帰り旅行にも最適なシャフリサブスの魅力を、アクセス方法や観光スポットとともに詳しくご紹介します。
シャフリサブスとは?

シャフリサブス(Shakhrisabz)は、ウズベキスタン南部に位置する歴史ある都市で、世界遺産にも登録されています。
特に、ティムール帝国の創始者アミール・ティムール(ティムール・レンク)の生誕地として知られ、壮大な建築物が点在する観光名所です。
シャフリサブス観光MAP
アク・サライ宮殿からぐるっと公園を一周する感じで周ると効率的です。
シャフリサブスの観光スポット
シャフリサブスの見どころを紹介します。
①アクサライ宮殿跡(Ak-Saray Palace)

アク・サライ宮殿跡(Ak-Saray Palace)は、ティムールが建設を命じた壮大な宮殿で、その巨大な門の遺構は今も圧巻の迫力を誇ります。
宮殿の装飾タイルや青いモザイクは必見です。
かつては高さ約65mにも及ぶ門があり、ティムールの威光を示していました。
②ドルッサオダット建築群(Dor Us-Siyodat Mausoleum)

ドルッサオダット建築群(Dor Us-Siyodat Mausoleum)は、ティムールの息子、ジャハンギールの霊廟を含む複数の建築物が並ぶ歴史的エリア。
特にクルグニシュ・ハナカとハズラティ・イマーム・モスクは見応えがあります。霊廟の内部には精緻な彫刻が施され、ティムールの家族の歴史が刻まれています。
③ドルッティロヴァット建築群(Dorut Tilavat majmuasi)

ドルッティロヴァット建築群(Dorut Tilavat majmuasi)は、ティムール家の霊廟で、豪華な装飾とイスラム建築の美しさが感じられます。特に、内部の青いタイルの装飾が印象的です。
ここは宗教的な学問の場でもあり、当時の文化と信仰が息づいています。
④コク・グンバズ・モスク(Kok Gumbaz Mosque)

コク・グンバズ・モスク(Kok Gumbaz Mosque)は、15世紀に建てられたモスクで、美しいドームと優雅な装飾が特徴です。
建設を指揮したのはティムールの孫ウルグ・ベクで、彼の影響を受けたシンプルかつ洗練されたデザインが見られます。
⑤アミール・ティムール像(Statue of Amir Temur)

ティムールの生誕地であるシャフリサブには、彼の偉業を称える堂々たるアミール・ティムール像(Statue of Amir Temur)があります。
このブロンズ像は、ティムールの力強さと威厳を象徴し、広場の中心に堂々と立つこの地の象徴です。
背景にはアク・サライ宮殿の遺跡が広がり、歴史的な雰囲気を一層引き立ています。
⑥中世のハンマム遺跡(Ruiny Srednevekovogo Khammama)

シャフリサブには、中世の公共浴場の遺跡(Ruiny Srednevekovogo Khammama)も残されています。
ここでは、当時の人々の暮らしや公衆衛生の様子を垣間見ることができます。石造りの構造や床の仕組みが残り、当時のハンマム文化を感じることができる貴重な史跡です。
シャフリサブスへの行き方

シャフリサブスは、ウズベキスタンの主要都市サマルカンドから南東約90kmの場所にあります。マルシュルートカでアクセスできます。
マルシュルートカ(乗り合いバン):所要時間は約2.5時間。
私はマルシュル―トカで行きました。費用は交渉制なので、行き50000スム、帰りちょっと長く観光してしまってなかなかまけてもらえず70000スムでした。
サマルカンド側の乗り場:
シャフリサブスのツアー

自分だけではちょっと心配、効率よく周りたいという人はツアーもおすすめ。
タクシーだとサマルカンドから約2時間で料金は片道約15~20USD。ツアーだと1万円くらいで、サマルカンドからシャフリサブスまでの道中も観光しながらで楽しめます。
とにかく車窓がきれいなので、シャフリサブス以外にも楽しめることが多そうです。
シャフリサブス観光は何日必要?

シャフリサブスはコンパクトな街のため、日帰り観光が一般的。主要な観光スポットは1日で十分に回れます。
ただし、ゆっくり歴史を堪能したい場合は1泊するのもおすすめです。
シャフリサブス観光のベストシーズン

ウズベキスタンの気候は夏が暑く、冬が寒いため、春(4月~6月)と秋(9月~11月)が最適です。
特に春は花が咲き誇り、観光に最適な時期です。
Lapinの旅行記:シャフリサブス編

サマルカンドからシャフリサブスまで1日観光。
マルシュル―トカの良い点は、サービス精神旺盛なドライバーが多く、きれいな景色のところは写真撮りたい?と聞いて止まってくれるところ。
途中の車窓がすごく素敵です!
他の乗客も嫌な顔せず、きゃっきゃ写真撮る私をニコニコ見守ってくれました。
到着したシャフリサブはきちんと整理された綺麗な街。世界遺産になっているエリアは公園になっていてすごくのびのび観光できる感じ。
1日観光でも焦って周らなくてもゆっくりできるサイズ感がすごく良いです。
アク・サライ宮殿の巨大な門跡を目の前にすると、ティムールの壮大な夢が感じられるようで圧巻の光景でした。遺跡を歩きながら、かつての宮殿の壮麗さを想像するのも楽しいです。
公園を抜けるとティムール像がそびえ立っていて、その背景にはシャフリサブの青空と遺跡が広がり、まさに歴史の中心にいるような気分になりました。道を歩いていると地元の人が笑顔で挨拶してくれるのも、温かみを感じるポイント。
歴史的建築が続く中、ドルッサオダット建築群やコク・グンバズ・モスクの繊細な装飾に目を奪われながら、ゆったりと散策。観光地ながら混雑も少なく、どのスポットでもじっくりと見学できるのが嬉しいです。
公園の真ん中にはゴロゴロとむき出しの遺跡も。
きれいに舗装されている歩道下にはきっともっとたくさんの遺跡が眠っているのでしょうか。でもきりがないからもうこのへんでいっか、って感じ?
遺跡が貴重なものというよりも身近なものとして感じられる環境もまた驚きでした。
途中のカフェで休憩しながら、シャフリサブの街並みを眺めるのも至福の時間。伝統的なウズベク料理を楽しみつつ、歴史に思いを馳せるひとときもまた楽し。
公園はすごく広いので、あちこちで休憩を入れます。緑が濃く、気候も本当に気持ちが良くて癒されます。
サマルカンドも清潔で綺麗な場所ですが、ここはもっと緑が多い感じ。
公園わきのショップもサマルカンドよりも人が少ないので見やすくてゆっくり買い物が楽しめます。
写真のミニバックを自分用にゲット。お店のお姉さんも気軽に記念撮影に応じてくれました。
午前中にきて観光してランチしてからサマルカンドにもどるというパターンが多いのかも。
お昼は少し人が多かったですが(とはいえサマルカンドに比べたら全然少ない)、ランチした後は公園は静かで世界遺産とは思えないほどゆーっくり観光できます。
夕暮れ時も良さそうですが、遅くなりすぎると車を探すのが大変かなと思い、16時くらいに退散。とても穏やかな1日を過ごせました。
遺跡としても見どころがあり、街(公園)としても癒される場所。
来てよかったです。アクセス簡単なのでぜひ。
シャフリサブス観光のまとめ

シャフリサブスは、ティムール帝国の歴史を感じられる壮大な遺跡が魅力の観光地です。
サマルカンドからのアクセスも良く、日帰りで訪れるのに最適なスポット。ぜひウズベキスタン旅行の際には訪れてみてください!


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