
ウズベキスタン観光の行ってよかったスポット11選!世界遺産から穴場まで
目次
Toggleウズベキスタン(Uzbekistan)は、シルクロードの要所として栄えた歴史的な国で、美しいイスラム建築や壮大な遺跡が数多く残っています。
特に、サマルカンド(Samarkand)、ブハラ(Bukhara)、ヒヴァ(Khiva)といった歴史都市は、世界遺産にも登録されており、その壮麗な建築や文化遺産が観光客を魅了する人気スポット。また、砂漠地帯に広がる大自然や、現地のマーケット(バザール)巡りも旅の醍醐味です。
今回は、ウズベキスタンの世界遺産やおすすめ観光スポット、旅行のベストシーズンなどを詳しく紹介します。
ウズベキスタンの観光MAP
ウズベキスタンも国内に広く人気のスポットが広がっています。時間に余裕がある方は、西側のカラカルパクスタン共和国(Republic of Karakalpakstan)への訪問もおすすめです。
ウズベキスタンの世界遺産

ウズベキスタンには7つのユネスコ世界遺産があります。
イチャン・カラ (1990)
ブハラ歴史地区 (1993)
シャフリサブス歴史地区 (2000)
サマルカンド-文化交差路 (2001)
西天山 (2016)
Cold Winter Deserts of Turan (2023)
Silk Roads: Zarafshan-Karakum Corridor (2023)
歴史と文化が息づくこれらのスポットは、訪れる価値のある場所ばかり。中でも絶対に行くべきおすすめ4つを紹介します。
①サマルカンド(Samarkand)

サマルカンド(Samarkand)は、かつてのシルクロードの中心地として栄えた街で、美しいイスラム建築が点在しています。
特に有名なのは、レギスタン広場(Registan Square)で、青いタイルで装飾された3つのマドラサ(神学校)が建ち並ぶ景色は壮麗の一言。
また、ウルグベク天文台(Ulugh Beg Observatory)やビビ・ハニム・モスク(Bibi-Khanym Mosque)など、歴史的な建造物も見どころです。町は常に観光客で賑わっており、明るく平和なムードが漂います。海外初心者でも歩きやす町です。
サマルカンド-文化交差路(Samarkand – Crossroads of Cultures)として世界遺産に登録されています。
②ブハラ歴史地区(Historic Centre of Bukhara)

ブハラ(Bukhara)は、約2500年の歴史を持つ古都で、シルクロードの商業と文化の中心地でした。
旧市街には、アルク城(Ark of Bukhara)、カラーン・ミナレット(Kalyan Minaret)、ライハバッド・モスク(Poi Kalyan Mosque)など、多くの見どころがあります。
特に、ラビハウズ(Lyabi Hauz)周辺は、伝統的なバザールやカフェが並び、観光客に人気のエリアです。
③ヒヴァのイチャン・カラ(Itchan Kala, Khiva)

ヒヴァのイチャン・カラ(Itchan Kala, Khiva)は、城壁に囲まれた歴史的な旧市街で、まるで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。
クフナ・アルク(Kunya-Ark)、イスラム・ホジャ・ミナレット(Islam Khoja Minaret)、タシュ・ハウリ宮殿(Tash Khauli Palace)など、見どころが満載。
特に、日没時のイチャン・カラの風景は幻想的で必見です。
④シャフリサブス歴史地区(Historic Centre of Shakhrisyabz)

シャフリサブス(Shakhrisyabz)は、ティムール帝国の創始者・ティムール(Tamerlane)の生誕地として知られています。
ここには、かつての宮殿跡であるアクサライ宮殿(Ak-Saray Palace)や、ティムールの家族が眠るドルッサオダット(Dorut Tilovat Complex)があります。
歴史好きには特におすすめのスポットです。
ウズベキスタンの観光おすすめスポット
ウズベキスタンには、世界遺産以外にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。
⑤テルメス(Termez)

テルメス(Termez)は、アフガニスタンとの国境近くに位置するウズベキスタン最南端の町。シルクロードの重要な交易拠点であり、仏教遺跡が数多く残ることで知られています。
特に有名なのが「カラ・テパ(Kara Tepe)」と「ファヤズ・テパ(Fayaz Tepe)」の仏教遺跡で、紀元前後の仏教文化が栄えた証拠が残ります。
ほかにも、テルメス考古学博物館では、この地域の歴史を詳しく学ぶことができます。ウズベキスタンの中でも特に歴史的価値の高いエリアのひとつです。
⑥タシケント(Toshkent)

タシケント(Toshkent)はウズベキスタンの首都であり、中央アジア最大の都市のひとつ。
古くからシルクロードの要所として発展しましたが、1966年の大地震で多くの歴史的建造物が失われました。現在は、ソ連時代の都市計画とイスラム建築が融合したユニークな景観を持っています。
見どころとしては、ウズベキスタン最古のコーランが保管されている「ハズラティ・イマーム広場(Hazrati Imam Complex)」、活気ある「チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)」、タシケント地下鉄の美しい駅などがあります。
また、近代的なショッピングモールや高級レストランも多く、伝統と現代が共存する都市として楽しめます。
ウズベキスタン旅行の玄関口として、多くの観光客が訪れる魅力的な都市です。
⑦ウルゲンチ(Urgench)
ウルゲンチ(Urgench)は、ヒヴァへの玄関口となる町で、アムダリヤ川(Amu Darya River)沿いに位置しています。
近郊には、古代ホレズム王国の遺跡が点在し、歴史ファンにとって興味深い場所となっています。
⑧ヌラタとアイダル湖(Nurata & Aydarkul Lake)
ヌラタ(Nurata)は、アレクサンダー大王が築いたとされる城塞や聖なる泉がある歴史的な町。
近くのアイダル湖(Aydarkul Lake)は、砂漠のオアシスのような存在で、ゲルキャンプに宿泊しながら乗馬や星空観察を楽しむことができます。
⑨チャルヴァク湖(Charvak Reservoir)
チャルヴァク湖(Charvak Reservoir)は、タシュケント(Tashkent)から日帰りで行ける美しい人造湖。夏には地元の人々や観光客で賑わい、ボートや水遊びを楽しむことができます。
湖の周囲にはリゾート施設もあり、のんびりとした時間を過ごせます。
⑩カラカルパクスタン共和国

ウズベキスタン西部に位置するカラカルパクスタン共和国(Republic of Karakalpakstan)は、自治共和国として独自の文化を持ちます。
首都ヌクス(Nukus)には、世界的に有名な「サヴィツキー美術館(Savitsky Museum)」があり、ソ連時代の前衛芸術が多く展示されています。
また、アラル海(Aral Sea)の干上がった湖底や、古代ホレズム王国の遺跡群(ミズダハンやトプリカラ)も見どころです。独特な風習やカラカルパク族の伝統文化に触れられる、ウズベキスタンの中でも特にユニークな地域です。
⑪アラル海歴史博物館

アラル海歴史博物館は、カラカルパクスタン共和国に位置する、かつて世界第4位の面積を誇ったアラル海の歴史と環境変化を学べる場所です。
ソ連時代の大規模な灌漑政策によって縮小したアラル海の環境破壊や、地元住民の生活への影響を伝える展示があり、実際の漁船や漁業道具、写真資料を通じて、アラル海の過去と現在を知ることができます。
展示スペースは小規模ながら内容がわかりやすくまとめてあり、環境問題に関心のある人におすすめのスポットです。
ウズベキスタンのおすすめツアー
ウズベキスタンでは、個人旅行も可能ですが、歴史的な遺跡や移動のしやすさを考えると、ツアーを利用するのもおすすめです。
例えば、「シルクロード周遊ツアー」では、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァを効率よく巡ることができます。
また、「砂漠キャンプツアー」では、アイダル湖やヌラタで遊牧民の暮らしを体験できるのが魅力です。
ウズベキスタン旅行の日数

ウズベキスタン旅行のおすすめ日数は 7~10日間 。主要観光地を巡るなら 最低でも5日間 は必要です。
- 3~5日間:タシュケント(Tashkent)+サマルカンド(Samarkand)
- 7日間:タシュケント+サマルカンド+ブハラ(Bukhara)
- 10日間:上記+ヒヴァ(Khiva)やヌラタ(Nurata)
移動は高速鉄道や国内線を利用すると効率的です。
ウズベキスタン旅行のモデルコース

5日間コース(定番ルート)
1日目:タシュケント観光(ハズラティ・イマーム広場、チョルスー・バザール)
2日目:サマルカンドへ移動(レギスタン広場、シャーヒ・ズィンダ廟群)
3日目:サマルカンド観光+ブハラへ移動
4日目:ブハラ観光(アルク城、カラーン・ミナレット)
5日目:タシュケントへ戻り、帰国
7日間コース(歴史都市巡り)
1~4日目:5日間コースと同じ
5日目:ヒヴァへ移動(イチャン・カラ散策)
6日目:ヒヴァ観光+タシュケントへ移動
7日目:タシュケント観光+帰国
10日間コース(砂漠&湖も満喫)
1~6日目:7日間コースと同じ
7日目:ヌラタ&アイダル湖で遊牧民体験
8日目:砂漠キャンプ泊&ラクダ乗り体験
9日目:タシュケントへ戻る
10日目:タシュケント観光+帰国
カラカルパクスタン共和国コース
もし、カラカルパクスタン共和国に行きたい場合、ツアーが少ないため日程を確認するのが先です。
ウルゲンチ発着の2泊3日で、カラカルパクスタン共和国とアラル海のメインスポットを周ることができます。
ウズベキスタン旅行のベストシーズン

ウズベキスタン観光に最適なのは春(4月~6月)と秋(9月~11月)です。
この時期は気温が穏やかで、観光しやすい気候になります。特に春は、サマルカンドやブハラの歴史的建造物が美しく映え、秋は乾燥しているため、快適な旅行が楽しめます。
夏(7月~8月)は非常に暑く、気温が40℃を超えることもあるため、観光にはあまり向いていません。
ウズベキスタン旅行での注意事項

観光中のマナー
モスクやマドラサ訪問時は、肌の露出を控えた服装を心掛ける
現地の人々に写真を撮る際は、許可を取ること
便利な持ち物リスト
日差しが強いため、サングラスや帽子
乾燥対策にリップクリームや保湿クリーム
現地通貨(スム)への両替をしやすいように米ドルを持参
ウズベキスタン観光のまとめ

ウズベキスタンは、シルクロードの歴史と文化を色濃く残す国で、壮大なイスラム建築や美しい自然が楽しめます。
世界遺産に登録されているサマルカンド、ブハラ、ヒヴァの歴史地区は、どれも訪れる価値のある場所です。また、砂漠のオアシスや湖、都市のマーケット巡りなど、多彩な体験ができます。
事前準備をしっかりして、快適な旅を楽しんでくださいね!


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