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世界遺産「ビクトリアの滝」観光ガイドと旅行記!絶景とアクティビティを紹介
目次
Toggleアフリカ南部に位置するビクトリアフォールズ(Victoria Falls)は、ジンバブエとザンビアの国境に広がる壮大な滝です。世界三大瀑布のひとつであり、その圧倒的な水量と高さから「雷鳴のする煙(Mosi-oa-Tunya)」とも呼ばれています。
この記事では、ビクトリアフォールズの見どころや周辺のおすすめアクティビティを詳しく紹介します。
ビクトリアフォールズ(Victoria Falls)とは
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ビクトリアフォールズは、ジンバブエとザンビアの国境を流れるザンベジ川にあり、幅約1.7km、高さ約108mにも及ぶ壮大な滝。雨季には毎秒1万立方メートルもの水が流れ落ち、大量の水しぶきが空高く舞い上がります。
この滝を最もよく観賞できるのがジンバブエ側で、国立公園内には複数の展望ポイントが整備されています。特に「デビルズカスウェイ」や「メインフォール」からの眺めは圧巻です。
乾季には水量が減るものの、滝の形状がよりはっきりと見えるため、一年を通じて異なる魅力を楽しめます。
ビクトリア滝の場所
ビクトリアの滝は、アフリカ南部のジンバブエとザンビアの国境に位置し、ザンベジ川にかかる世界最大級の瀑布です。
ジンバブエ側の「ビクトリアフォールズ(Victoria Falls)」の町、ザンビア側の「リビングストン(Livingstone)」の町が拠点となり、両国間を結ぶビクトリアフォールズ・ブリッジからも滝の絶景を楽しめます。
ジンバブエ側は滝の全景が見やすく、ザンビア側はより近くから滝の迫力を体感できます。
ビクトリア滝の特徴と魅力
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ビクトリアの滝は、ザンベジ川が幅広い断崖から一気に落下することで形成された巨大な瀑布で、世界三大瀑布の一つに数えられます。その特徴は、年間を通じて変化する水量と、それによって生まれる独特の自然環境です。
水しぶきは最大で400mの高さに達し、数キロ先からでも視認できます。また、「雷鳴のする煙(Mosi-oa-Tunya)」と呼ばれる通り、轟音が周囲に響き渡る迫力も魅力の一つです。
ビクトリア滝が世界遺産の理由
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ビクトリアの滝は、その壮大な景観と生態系の重要性から、1989年にユネスコ世界遺産に登録されました。
滝から舞い上がる水しぶきは「レインフォレスト」と呼ばれる独特の湿潤環境を生み出し、多様な動植物の生息地となっています。
また、先住民の伝説にも深く関わる文化的価値が認められ、自然遺産としての保護が進められています。
ビクトリア滝の見どころ
圧倒的な規模を誇るビクトリアの滝ではいろいろな見どころがあり、楽しみ方も人それぞれ。余すところなく滝を楽しめるスポットを紹介します。
①ビクトリアフォールズ国立公園(Victoria Falls National Park)
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ジンバブエ側に広がるビクトリアフォールズ国立公園は、滝の周辺の豊かな自然を満喫できるスポットです。公園内にはいくつもの遊歩道が整備されており、ゆっくり歩きながら滝の迫力を堪能できます。
特に「レインフォレスト」と呼ばれるエリアでは、滝から舞い上がる水しぶきによって生まれた独特の熱帯雨林のような環境が広がっており、シダやマホガニーの巨木が生い茂っています。また、運が良ければバブーンやワニ、カラフルな鳥たちに出会うこともあります。
国立公園は朝から夕方まで開いているため、時間帯によって異なる滝の表情を楽しめるのも魅力です。
②デビルズプール(Devil’s Pool)
デビルズプールは、乾季(8月~1月頃)にだけ体験できるスリル満点の天然プールです。
ザンビア側のリビングストン島からツアーに参加すると、ザンベジ川の流れに沿って進み、滝のほぼ真上にあるプールへとたどり着きます。
この場所では、滝の端ギリギリに座ったり、寝転がったりして、大迫力の景色を間近に感じることができます。落ちそうで落ちないギリギリのスリルを体験できるため、世界中の冒険好きが訪れるスポットです。
ただし、流れが急な時期は危険なため、ガイド付きツアーで安全対策を万全にして訪れましょう。
③ヘリコプターツアー(Helicopter Tour)
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ビクトリアフォールズの壮大なスケールを上空から眺めるなら、ヘリコプターツアーがおすすめです。約15分または30分の遊覧飛行があり、ザンベジ川の蛇行する流れや、滝が生み出す霧の柱を鳥瞰的に観察できます。
特に乾季は水量が少ないため、滝の岩肌や周囲の渓谷の地形をはっきりと見ることができ、迫力満点です。
また、周辺にはゾウやバッファローなどの野生動物が生息しており、運が良ければサファリ気分も味わえます。料金は高めですが、一生に一度の体験としてぜひ検討したいアクティビティです。
④ザンベジ川サンセットクルーズ(Zambezi River Sunset Cruise)
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穏やかなザンベジ川の流れを楽しみながら、美しい夕日を眺めるサンセットクルーズは、ビクトリアフォールズ観光の締めくくりにぴったりです。ゆったりとした船の上で、カクテルや軽食を楽しみながら、川沿いの風景を満喫できます。
夕方になると、川辺ではゾウが水を飲みに現れたり、カバがのんびりと水面に顔を出したりする姿を見ることができ、リラックスした時間を過ごせます。
クルーズはラグジュアリーなものからカジュアルなものまでさまざまあり、好みに合わせて選べるのも魅力です。
⑤ビクトリアフォールズ・ブリッジ(Victoria Falls Bridge)
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ビクトリアフォールズ・ブリッジは、ジンバブエとザンビアを結ぶ歴史的な橋で、滝の絶景を楽しむビューポイントの一つとして人気があります。
1905年に建設されたこの橋は、全長198mで、ちょうど滝の真正面に位置しています。
歩いて渡ることもでき、国境をまたぐ体験ができるのも面白いポイントです。
また、橋の上では世界的に有名な「ビクトリアフォールズ・バンジージャンプ」が行われており、滝と渓谷を背景に111mの高さからダイブするスリル満点のアクティビティも楽しめます。
ビクトリア滝への行き方
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ビクトリアの滝へは、ジンバブエ側とザンビア側の両方からアクセス可能です。日本からは直行便がないため、南アフリカ(ヨハネスブルグ)やエチオピア(アディスアベバ)を経由してのフライトが一般的です。
ジンバブエ側(ビクトリアフォールズ空港)
ビクトリアフォールズ国際空港(VFA)には、ヨハネスブルグやアディスアベバなどからの直行便があります。空港からビクトリアフォールズの町までは車で約20分です。
ザンビア側(ハリー・ムワンガ・ンクンブラ空港)
ザンビア側のハリー・ムワンガ・ンクンブラ国際空港(LVI、旧リビングストン空港)も主要な玄関口です。空港からリビングストンの町までは約15分、そこからビクトリアの滝までは車で約10分の距離です。
両国をまたぐ移動と「KAZAビザ」
ジンバブエとザンビアを結ぶ「ビクトリアフォールズ・ブリッジ」を徒歩で渡れば、両国の観光が可能です。KAZAビザを取得すれば、両国間の行き来がスムーズになります。
ビクトリア滝の気候とベストシーズン
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ビクトリア滝周辺は、熱帯気候に属し、雨季(11月~3月)と乾季(4月~10月)に分かれます。
ベストシーズンは4月~7月の水量が多い時期で、迫力ある滝の姿が見られます。ただし、水しぶきが激しく、全体像が見えにくいこともあります。
8月~10月の乾季には水量が減り、滝の全貌をはっきりと観賞可能です。特にデビルズプールに入れるのは乾季のみなので、アクティビティを考慮して訪問時期を決めるのがおすすめです。
ビクトリア滝へ行くときの注意事項
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ビクトリア滝を訪れる際には、以下の点に注意してください。
足元の安全:滝周辺は水しぶきで岩場が非常に滑りやすくなっています。滑りにくい靴を着用し、足元に十分注意してください。過去には、写真撮影中に足を滑らせて転落する事故が報告されています。
防水対策:滝の近くでは大量の水しぶきが降り注ぐため、レインコートの持参や、電子機器を防水ケースに入れるなどの対策をおすすめします。
野生動物との距離:滝周辺には多様な野生動物が生息しています。安全のため、動物には近づかず、指定された遊歩道を利用してください。
ビザの確認:ジンバブエとザンビアの両国を訪れる場合、KAZAビザの取得が便利です。事前にビザの要件を確認し、必要な手続きを行ってください。
安全で快適な旅を楽しむため、これらの注意事項を守り、事前の準備をしっかりと行いましょう。
ビクトリア滝のツアー
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ビクトリアの滝では、様々なツアーが楽しめます。人気なのは、ジンバブエ側の国立公園を歩いて滝を巡る観光ツアーや、ザンビア側から行くスリル満点のデビルズプール体験ツアーです。
また、ヘリコプター遊覧ツアーでは滝を上空から一望でき、サンセットクルーズではザンベジ川に沈む夕日を眺めながら優雅な時間を過ごせます。
さらに、ビクトリアフォールズ・ブリッジでのバンジージャンプなど、アクティブ派向けのツアーも充実しています。
Lapinの旅日記:ビクトリアフォールズ編
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ビクトリア滝の観光まとめ
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ビクトリアフォールズは、ただの観光名所ではなく、圧倒的な自然の力を間近で感じられる特別な場所。滝の迫力を堪能するだけでなく、デビルズプールやヘリツアー、サンセットクルーズなど、多彩なアクティビティを楽しめるのも魅力です。
訪れる季節によって異なる表情を見せるため、旅の計画を立てる際は目的に合わせたベストシーズンを考慮するようにしましょう。
アフリカの大自然を全身で感じられるビクトリアフォールズで、一生忘れられない旅の思い出を作ってくださいね!
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