
ソロモン諸島で行ってよかった観光スポット8選!海と文化と歴史を巡る旅
目次
Toggle南太平洋に浮かぶソロモン諸島(Solomon Islands)は、訪れる者を静かな驚きと発見で満たしてくれる場所。首都ホニアラ(Honiara)を拠点に、戦跡巡り、ジャングルの滝探訪、ラグーンでのシュノーケリング、伝統村への訪問など多彩な旅が可能です。
観光客数はまだ少なく、手つかずの自然や地元の暮らしとの距離感が近いことも魅力。ここでは、実際に訪れて「行ってよかった」と感じたスポットを中心に、旅の参考になる観光地を紹介します。
ソロモン諸島の観光MAP
ソロモン諸島観光おすすめスポット
ソロモン諸島には、第二次世界大戦の歴史を伝える遺跡、水中に眠る沈没戦艦、美しいラグーン、伝統文化体験ができる島々など、自然と歴史と文化が混ざる魅力的な観光地が点在します。
個人的に印象深かったスポットをご紹介します。
①ホニアラ(Honiara)

ソロモン諸島の首都・ホニアラ(Honiara)は、政治と経済の中心でありながら、観光拠点としても魅力的。市内には「ナショナルミュージアム(National Museum)」や「セント・バーナバス大聖堂」などの文化スポットが点在し、歴史や民族文化を学ぶことができます。
郊外には滝やビーチも多く、特に「テナツ滝(Tenaru Falls)」は人気のハイキングコース。ローカルマーケットでは手工芸品やココナッツ製品などのお土産探しも楽しいひとときです。
都市の便利さと自然の美しさを併せ持つ、旅の玄関口として欠かせないエリアです。
②マライタ島(Malaita)

ソロモン諸島最大の人口を誇るマライタ島(Malaita)は、伝統文化が今も色濃く残る地域。先住民族の習慣や祭りが受け継がれ、訪れる人は“昔のソロモン”の空気を感じられます。
特にラングラング(Langa Langa)ラグーンでは、貝殻で造る人工島やシェルマネーづくりの文化体験が可能。美しいラグーンをカヌーで進むと、穏やかな村の風景が広がります。
近代化が進む中でも、マライタは「伝統と共に生きる島」。文化探訪や交流を目的に旅する人には、深い感動を与えてくれる場所です。
③サボ島(Savo Island)

ホニアラからボートで約1時間、海を渡ると現れる小さな火山島・サボ島(Savo Island)。活火山の地熱を感じながら温泉や間欠泉を見学できるほか、野生のイルカが生息することで知られています。
船のすぐそばを泳ぐイルカの群れに出会えることも。

島の内陸には緑豊かな熱帯林が広がり、バードウォッチングやトレッキングも人気です。
素朴な村の人々が案内してくれるツアーは、ソロモン諸島ならではの温かいおもてなしを体験できる貴重な時間。火山の鼓動と南国の自然が共存する、少しワイルドで神秘的な島です。
④ギゾ(Gizo)

西部州の中心都市ギゾ(Gizo)は、ダイバーやアイランドホッパーに人気の拠点。カラフルな珊瑚礁と透明度抜群の海が広がり、世界的にも有名な「ケネディ島(Kennedy Island)」へのボートトリップが楽しめます。
地元マーケットでは新鮮なトロピカルフルーツや魚介が並び、ローカルフードを味わうのも旅の醍醐味。リゾート施設も整っており、アイランドスタイルのバンガロー滞在もおすすめです。
美しい夕日を眺めながらのんびり過ごす時間は、まさに南太平洋の楽園そのもの。アクティブにもリラックスにも過ごせる万能エリアです。
⑤ムンダ(Munda)

ムンダ(Munda)は、第二次世界大戦の歴史が色濃く残る町。かつて日本軍と連合軍が激戦を繰り広げた地で、今も海中には沈没した飛行機や船の残骸が眠っています。
これらの“水中博物館”は、スキューバダイバーにとって憧れのスポット。戦争の遺物だけでなく、手つかずのサンゴ礁やカラフルな熱帯魚も見どころです。
近郊のロヴィリ山からは、青く輝くラグーンを一望できる絶景が広がります。歴史・自然・冒険の三拍子が揃うムンダは、ソロモン諸島の奥深さを感じる場所です。
⑥東レンネル(East Rennell)

世界遺産にも登録されている東レンネル島(East Rennell)は、太古の自然がそのまま残る場所。広大な淡水湖「テガノ湖(Lake Tegano)」は、かつて海だった場所が隆起してできた世界最大級の湖で、カヤックやボートでの探検が人気です。
島全体が独自の生態系を持ち、固有種の鳥や植物に出会える貴重な自然遺産。電気や道路が限られる環境ですが、その静寂と星空の美しさは格別です。
人の手がほとんど加わっていない原始の自然を体感できる、ソロモン諸島屈指のエコツーリズムスポットです。
⑦ロデリックベイ(Roderick Bay)

ロデリックベイ(Roderick Bay)は、沈没したクルーズ船が海岸沿いに横たわる独特の風景で知られる、写真映え抜群のスポット。透明な海に浮かぶ巨大な船体は、自然と人工物が織りなすアートのような光景です。

スノーケリングやシーカヤックで周囲を探索すれば、熱帯魚やサンゴ礁も間近に。地元の人々は観光客を温かく迎え、手作りのココナッツクラフトを販売しています。
観光地化されすぎていない静かな雰囲気が魅力で、「秘境のビーチを独り占めしたい」旅人にぴったりの隠れスポットです。
⑧Skull Island(スカル島/Nggela群島)

スカル島(Skull Island) は、かつての頭蓋骨信仰の儀式場が残る島で、時間が止まったような神秘的な雰囲気があります。
ソロモン諸島にはいくつかこのような島があり、中には女性は立ち入り禁止の島も。ここは女性も入れますが、祠などに触れるのは禁止です。
島には古い頭蓋骨が祀られており、地元のガイドとともに島を巡ることで、かつての風習や信仰のストーリーを聞くことができます。
鳥の鳴き声と波音しか聞こえない静かな場所で、自分だけの時間を感じられるスポットです。
ソロモン諸島のおすすめツアー

ソロモン諸島旅行では、複数の島を巡るツアーやテーマ別ツアーが多く提供されています。たとえば以下のようなツアーが人気です:
マロボ・ラグーン多島巡りクルーズツアー
ガダルカナル島戦跡巡り+滝トレッキングツアー
ランガランガ・ラグーンでの貝貨村滞在体験ツアー
ホニアラ市内+郊外観光(国立博物館、中央マーケット、植物園)
ケイビング(洞窟探検)やナイトダイブ付きダイビングツアー
マライタ島(AUKI)文化ツアー
これらは現地の旅行会社(Tourism Solomons やローカルツアー会社)で手配可能です。公式観光サイトにツアー案内も掲載されています。
ソロモン諸島旅行のベストシーズン

ソロモン諸島は熱帯気候で、雨期と乾期があります。
雨期はおおむね11月~4月で、降水量が多く、サイクロンのリスクも高まります。
一方、乾期(5月~10月)は降雨が少なく、湿度も抑えられて歩きやすく、海も澄みやすいため観光・ダイビングに適しています。公式観光情報でも「5月~10月は降水量・湿度・気温のバランスが最も良好」としています。
その中でも特に6月~9月が安定した天候で、海況も穏やかな日が多いためおすすめです。
※私は2025年8月後半~9月中旬まで旅してきました。ここに載せている写真は全てその時のものです。天候はとても良かったです。
ソロモン諸島旅行を楽しむコツ

観光中のマナー・注意点
- 村落や伝統地域を訪れる際は、事前に許可を取るかガイド同行を。写真撮影も許可を得てから。
- 礼儀として、現地の言語(ローカル言語やピジン語)で簡単な挨拶を覚えておくと好印象。
- 戦跡地を訪れる際は、安全管理を守り、遺構を破損しないよう注意。
- 夜間の移動は控えめに。街灯が少ない地域や山道では足元に注意を。
便利な持ち物リスト
持ち物 | 理由 |
---|---|
蚊よけ(虫よけスプレー、ネット) | 熱帯地域では蚊が多く、マラリア対策も検討を |
防水バッグ / ドライバッグ | 島間移動や海のアクティビティで濡れ物対策に |
ダイビング/シュノーケル用具(マスク・フィン) | レンタル可能だが、自前が安心 |
トレッキングシューズ | 滝やジャングル探検に備えて |
懐中電灯 / ヘッドライト | 島では電源が限られる地域もあり、夜の歩行用に |
常備薬 / ファーストエイドセット | 医療施設が遠い地域もあるため備えておくと安心 |
日焼け止め / 帽子 / サングラス | 強い紫外線対策に |
長袖・薄手の羽織 | 朝晩や風のある時間帯の冷え対策に |
また、旅行の際は ソロモン諸島の基本情報(気候、ビザ、交通手段、通貨等)を事前に押さえておくと安心です。
ソロモン諸島の観光まとめ

ソロモン諸島は、まだ観光客が少ないため「静かな発見」が多い旅先です。
戦跡や文化遺産、手つかずの自然、珊瑚礁の海と村暮らしの風景が混じり合い、訪れるたびに新たな感動があります。
乾期(5月~10月)を中心に訪問し、複数の島をめぐるツアーを組むと満足度の高い旅になります。
今回紹介したスポットを巡ることで、ソロモン諸島の魅力を余すところなく感じられる旅になるはずです。ぜひ、次の旅先候補に加えてみてください。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。
可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、
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確認の上、迅速に対応・修正いたします。


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