
ムンダ旅行記【ソロモン諸島】行ってよかったおすすめ観光スポット&見どころ紹介
目次
Toggleソロモン諸島・ムンダ(Munda)は、首都ホニアラから飛行機で約1時間の距離にある、自然豊かな小さな町です。
観光地化が進みすぎていない素朴な雰囲気が魅力で、ターコイズブルーの海と緑深いジャングル、そして第二次世界大戦の歴史を今に伝える遺構が点在しています。
スキューバダイビングやスノーケリング、ローカルマーケット巡りなど、自然と文化の両方を楽しめるのがムンダ観光の大きな魅力。静かな時間が流れるこの町で、南太平洋ならではの癒しのひとときを過ごしてみてください。
ムンダ観光MAP
ムンダへの行き方

ムンダ(Munda)は、ソロモン諸島の西部に位置し、首都ホニアラ(Honiara)からのアクセスが基本です。
最も一般的な移動手段は飛行機で、Solomon Airlinesが運航する国内線を利用します。
ホニアラ国際空港(Honiara International Airport)→ ムンダ空港(Munda Airport)
所要時間:約1時間
便数:1日1~2便(季節によって変動あり)
ムンダ空港は町の中心部から徒歩圏内にあるため、到着後すぐに観光をスタートできます。ホニアラへは、オーストラリアやフィジーなどから国際線が発着しています。
※小規模空港のため、天候による遅延・欠航の可能性もあるため、スケジュールには余裕を持つのがおすすめです。
ムンダ観光おすすめスポット
南太平洋の穏やかな海とローカル文化が融合するムンダ。特に海の美しさは格別で、ダイビングや歴史散策など多彩なアクティビティが楽しめます。
①Skull Island(スカル・アイランド)

ムンダ観光のハイライトといえば、神秘的な小島「Skull Island(スカル・アイランド)」です。
かつてこの地では部族間抗争があり、戦士の頭蓋骨を祀る神聖な場所として崇められてきました。今でも島には石造りの祭壇と頭蓋骨が残され、地元の人々が大切に守っています。
観光客はボートでアクセス可能で、ガイドの案内のもと静かに見学するのが基本です。透明度の高い海に囲まれた島は、神秘性と自然美が調和し、写真映えも抜群。歴史と文化に触れる、忘れがたい体験になるでしょう。
②Peter Joseph War Museum(ピーター・ジョセフ戦争博物館)

Peter Joseph War Museum(ピーター・ジョセフ戦争博物館)は、バーニー・ポールセンさん(Barney Paulsen)が運営するこの小さな私設博物館。戦争の遺物を収集する中で始まったもので、この地域で発見された戦争の遺産を保管・展示しています。
展示物は、戦時中に使われた兵器・銃器・弾薬・遺留品など様々。
中には不発弾もあり、この地域で未だに戦争の痕跡が残っている証。人々が家を建てる時などに安全確認(不発弾の確認)を行う活動の一環として発見されたものも含まれているといいます。
戦争遺物を保存・展示することで、戦争をただ歴史として終わらせず、その影響や教訓を今に伝えるという役割をになっている貴重な博物館です。
オーナーさんが1人で管理しているためオープン時間はフレキシブル。事前に訪問時間を連絡しておくのがベターです。
電話:+6777149188
料金:50ソロモンドル(決まってないような感じでした。)
③Munda Market(ムンダ・マーケット)

地元の暮らしを肌で感じたいなら、「Munda Market(ムンダ・マーケット)」がおすすめ。野菜や果物、魚などの新鮮な食材に加え、手作りの工芸品や日用品も並ぶローカル色あふれる市場です。
観光客向けではなく、地元の人々の生活の中心地になっているため、よりリアルなソロモン諸島の暮らしを垣間見ることができます。
明るくフレンドリーな人々との会話も旅の思い出に。午前中が最も賑わう時間帯なので、早めの訪問がおすすめです。
④Munda Airfield(ムンダ飛行場跡)

「Munda Airfield(ムンダ飛行場)」は、第二次世界大戦中に日本軍とアメリカ軍の戦闘が行われた歴史的な場所。現在も滑走路は現役の空港として利用されていますが、周辺には戦時中の遺構や記念碑が点在しています。
当時の滑走路の一部がそのまま残っており、ガイド付きツアーで歴史を詳しく学ぶことも可能です。
自然に囲まれた静かな場所に、戦争の記憶が静かに刻まれており、平和の大切さを感じさせるスポットです。
⑤Roviana Lagoon(ロヴィアナ・ラグーン)

ムンダ周辺で外せない自然スポットが「Roviana Lagoon(ロヴィアナ・ラグーン)」です。ターコイズブルーの海がどこまでも広がり、シュノーケリングやカヤック、ダイビングなどのマリンアクティビティが満喫できます。
サンゴ礁の多様性も高く、熱帯魚が泳ぐ海中はまるで天然の水族館。夕方にはオレンジ色に染まるサンセットが美しく、静かな時間が流れます。海好きにはたまらない癒しの楽園です。
ムンダ観光のベストシーズン

ムンダは一年を通して温暖な熱帯気候ですが、旅行のベストシーズンは乾季(5月〜10月)です。この時期は雨が少なく、海の透明度も高いため、ダイビングやシュノーケリングに最適。気温は25〜30℃前後で湿度も比較的低く、観光しやすい快適な気候です。
一方、雨季(11月〜4月)はスコールのような雨が降ることがありますが、短時間で止むことが多く、自然がより青々と輝く時期でもあります。
航空便に影響が出る場合もあるため、雨季に訪れる場合は余裕のある旅程を組むと安心です。
ムンダのおすすめツアー

ムンダでは、地元ガイドによるボートツアーやダイビングツアーが充実しています。
Skull Islandを巡る半日ツアー、ロヴィアナ・ラグーンでのスノーケリング体験、戦跡巡りツアーなど、自然と歴史を組み合わせた内容が多いのが特徴です。
予約は現地の宿泊施設やダイブショップからも可能で、少人数制のアットホームなツアーが多く、初心者でも安心して参加できます。
ムンダのホテル
ムンダもせっかくなら1~2泊するのがおすすめ!海沿いのリゾートでゆっくりのんびりと過ごせますよ!
Fatboys Resort
Fatboys Resortは、ムンダというよりもギゾのエリアに入りますが、ここもおすすめ!
美しい海、超プライベート空間、素朴で自然に溶け込むようなステイが味わえます。大好きな誰かとおこもり旅行も良し。家族でしっとりと緩やかな時間を過ごすも良し。気の合う友達とマリンアクティビティ三昧するのも良し。
喧騒からかけ離れた世界で冒険するような非日常を過ごしてみてください。
ムンダ旅行を楽しむコツ

ムンダは観光地化されていない分、ローカル文化への配慮が大切です。神聖な場所では帽子を取る、声を控えるなど基本的なマナーを守りましょう。
特にスカル島では女性が触れてはいけない箇所もあるためガイドの指示に従いましょう。
便利な持ち物としては、
・虫除けスプレー
・軽装と濡れても良いサンダル
・リーフシューズ(海の中のサンゴ対策)
・現金(カードが使えない店が多い)
があると安心です。
Lapinの旅行記:ムンダ編

ソロモン海、綺麗〜!!!
ムンダからギゾへ向かう途中立ち寄ったSkull Island 。
ここは、「頭蓋骨(スカル)」の祀られた伝統的な場所。
過去に首長の強さや地位、戦士の戦績を示すために頭狩り(headhunting)の慣習があり、敵対部族との争いで切り取られた頭蓋骨や、首長たちのものとされる頭蓋骨が小さな社や箱に保管されています。
Skull Islandは時代の遺物として、地域文化を伝える重要な遺産であり、神聖な場所。
このような島はソロモン諸島には他にもあり,女の人が上陸してはいけないものもあるそうです。
この島は女の人も上陸できるものの、島にあるものは男の人しか触ってはいけないそう。
祀られているのももちろん男の人のものだけ。
興味深い歴史。
ムンダ(Munda)にある私設の「ピーター・ジョセフ戦争博物館(Peter Joseph War Museum)」へ。
向かう途中、自転車をコキコキする人を見て、タクシーの運転手が「今からあなたの博物館へ行くよ」と声をかけた。
どうやら博物館のオーナーさんらしい。
私たちのタクシーを追いかけて一生懸命コキコキする姿が可愛らしい。
日本でもどこかの空港で不発弾の爆発が起こったというニュースがまだ記憶にあり、こんなところに置いといて大丈夫なのか少し心配になります。
中でも強く印象に残ったのは遺留品たち。
軍人の名札があり、その中のある米軍のネームタグの持ち主は、後に米国に住む遺族と連絡がついたという事例があったそうです。
日本軍側のネームタグは所属だけが記されているものが多いなど、文化的・制度的な違いが感じられる展示もありました。
薬瓶やハンゴウ、軍服のボタンや短刀、この博物館にあるのは、誰かの大切な人たちが最後に身につけていたものたち。生きるために持たされた最小限のものたち。
繋がりのある誰かの何かが見つかるのでは?戦死していく誰かのメッセージを見逃しているのでは?と何かを探してしまうような,切ない気持ちになる場所でした。
この博物館からは、遺族や戦闘に関わった個人を記録することで、「戦争を体験した人々」の記憶をつなげていく試みが感じられます。
パプアニューギニアに続いてソロモン諸島と,たくさんの博物館で戦跡の資料を見てきました。
どこの博物館にも学びがあり,知るべきことがたくさん残されています。
先日の東亜丸もその1つ。
機会があれば,ぜひ訪れてみてください。
ムンダ観光のまとめ

手つかずの自然と歴史が共存するムンダ(Munda)は、観光地の喧騒とは無縁の、南太平洋らしい穏やかな時間が流れる町です。
Skull Islandの神秘的な雰囲気、Roviana Lagoonの海の美しさ、ローカルマーケットでの人々とのふれあいなど、どれも心に残る体験ばかり。
Peter Joseph War Museumも戦争を身近に感じる遺品が多く、多くの人に足を運んで欲しいと感じる場所でした。
アクセスはやや不便ですが、それもムンダの魅力のひとつ。自然と文化をゆっくり楽しみたい人におすすめの隠れた楽園です。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。
可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、
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