
トルクメニスタン観光で行ってよかった9選!世界遺産から名所に穴場まで完全ガイド
目次
Toggle中央アジアに位置するトルクメニスタンは、独特の文化と歴史、そして自然の美しさをもつ神秘的な国。
「トルクメニスタンといえば地獄の門」、というほど地獄の門が有名ですが、トルクメニスタンの魅力はそこだけではありません。他にも絶対に行くべき魅力的なスポットがたくさんあります。
この記事では、トルクメニスタンの世界遺産や有名スポットから穴場まで、行ってみてよかった場所を厳選して紹介します。
トルクメニスタンの観光MAP
①古代メルブ(Ancient Merv)【世界遺産】

古代メルブ(Ancient Merv)は、中央アジアでも最も古いオアシス都市のひとつで、シルクロードの重要な拠点。紀元前6世紀から13世紀にかけて繁栄し、数々の帝国の中心地として機能しました。
現在では広大な遺跡群が残り、ウルグ・カラ(古代要塞)やスルタン・サンジャール廟などが見どころです。その壮大さは歴史好きだけでなく、写真家にも人気です。
②クフナ・ウルゲンチ(Kunya-Urgench)【世界遺産】

クフナ・ウルゲンチ(Kunya-Urgench)は、ホラズム王国の旧都で、イスラム建築の傑作が点在する遺跡群です。
12世紀から14世紀にかけて栄えたこの都市には、クトゥルグ・ティムールのミナレットやソフィ・アラル廟があり、特にそのミナレットは中央アジアで最も高い建築物の一つとして有名です。
静寂の中にたたずむ遺跡は、訪れる人々を圧倒します。
③ニサ遺跡(Nisa)【世界遺産】

ニサ(Nisa)は、紀元前3世紀から紀元後3世紀にかけて栄えたパルティア帝国の初期の首都。
ニサ遺跡は、ペルシアとヘレニズム文化が融合した独自の建築様式を目にすることができる貴重な場所です。宮殿跡や倉庫跡には、かつての繁栄を物語る陶器や彫刻が発掘されています。
④アシガバート(Ashgabat)

アシガバート(Ashgabat)は、トルクメニスタンの首都であり、「白い大理石の街」として知られています。市内には壮麗な政府機関や宮殿が立ち並び、世界記録にも登録された白亜の建築群が特徴的です。
独特の近未来的な雰囲気が漂う一方で、オグズハン宮殿(Oguzkhan Presidential Palace)やエルトゥールル・ガーズィー・モスク(Ertuğrul Gazi Mosque)など歴史的な見どころも豊富。整然とした街並みと広大な公園が調和し、ユニークな魅力を放つ都市です。
⑤地獄の門(Darvaza Gas Crater)

ダルヴァザ・ガスクレーター(Darvaza Gas Crater)は、通称「地獄の門(Door to Hell)」と呼ばれる巨大な天然ガスのクレーターです。
1971年の地質調査中に偶然形成され、引火して以来、半世紀以上にわたり燃え続けています。
直径約70メートル、深さ約30メートルのクレーターの底では、絶え間なく炎が揺らめき、特に夜になると赤々と燃え上がる光が砂漠の暗闇を照らし出します。その光景はまるで別世界のような異様な美しさを放ち、訪れる人々を圧倒します。
⑥ヤンギカラ峡谷(Yangykala Canyon)

ヤンギカラ峡谷(Yangykala Canyon)は、色鮮やかな断崖が広がる自然の驚異。一度見たら忘れられないインパクトを残します。
「燃える崖」とも称され、特に夕日に照らされる時間帯が美しく、訪れる人々を魅了します。
切り立った崖や自然が作り上げた地形の美しさは、ハイキングや写真撮影に最適です。
⑦泥の門(Darvaza Mud Crater)

あまり知られていませんが、地獄の門の近くには、水が溜まったクレーターと泥が溜まったクレーターも存在します。
地獄の門から南へ約11kmいったところあたりにある「泥の門」は、直径約70m、深さはおよそ20mの、同じく天然ガスを排出しているクレーターです。
険しい崖には石灰岩の堆積層が美しく重なり、底には灰色の泥が溜まっています。地下から漏れ出すガスの影響で水面には穏やかな泡が立ち続けていることから、「ダルヴァザ・マッドクレーター(Darvaza Mud Crater)」とも呼ばれています。
車の走れる大通りから約200mほどの距離にありアクセスしやすいため、地獄の門へ行った帰りに寄ってみるといいでしょう。
⑧水の門(Darvaza Water Crater)

地獄の門から南へ約24kmほどのところにある水の門(Darvaza Water Crater)は、エメラルドグリーンに輝く水をたたえるクレーター。
このクレーターも主要道路から約150メートルと近く、アクセスしやすい立地です。直径は約50メートルあり、切り立った崖が地下15メートルの水面へと続いています。湖の深さはいまだ解明されていません。
これらのクレーター群は、地質学的な興味をそそるスポットとして、ひそかに人気上昇中です。地獄の門ほどのインパクトはありませんが、あわせて訪れたいスポットです。
⑨トルクメンバシ(Turkmenbashi)【カスピ海沿岸】

トルクメンバシ(Turkmenbashi)はカスピ海沿岸の港町で、リゾート地として国内の観光客にも人気の街。青い海と白い砂浜が広がり、リラックスしたひと時を過ごすことができます。
また、近くにはアワザ(Awaza)の観光エリアがあり、高級ホテルやウォーターパークなどが整備されています。
トルクメニスタン旅行のベストシーズン

トルクメニスタン旅行のベストシーズンは春(4月~5月)と秋(9月~10月)。これらの時期は気温が穏やかで、砂漠地帯でも過ごしやすいのが特徴です。
夏は気温が40℃を超えることもあり、観光には厳しい季節です。冬は寒暖差が激しく、特に砂漠では夜間に氷点下まで冷え込むこともあります。
快適に観光を楽しむなら、気候の穏やかな春や秋の訪問がおすすめです。
トルクメニスタン旅行の注意点

ビザ取得が必須:観光には事前のビザ申請が必要。入国審査も厳しいため、必要書類を確認。
インターネット規制:多くのSNSやウェブサイトが利用不可。VPNの使用も制限される。
撮影制限:政府施設や軍関連施設の撮影は禁止。撮影時は注意。
外貨と支払い:クレジットカードはほぼ使えず、現金(米ドル)持参が必須です。しかも闇レートがあるので注意!
公共交通の少なさ:移動にはタクシーやツアーを活用。地方は特に不便。
厳格な法律:規則が多く、違反すると罰則も。現地のルールを事前に確認。
トルクメニスタン観光のまとめ

トルクメニスタンは、歴史的な遺跡から自然の絶景、近代的な都市まで、さまざまな魅力が詰まった国です。
訪れる際には、事前の計画をしっかり立てて、充実した旅を楽しんでください!


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