バクー発の日帰り観光おすすめツアー｜世界遺産から泥火山までアゼルバイジャンの魅力満載！
バクーはアゼルバイジャンの魅力がぎゅっと詰まった都市。少し足を延ばして郊外へ出かければ、さらに多彩な体験が待っています。
古代の歴史を感じる遺跡や、自然の驚異を目の当たりにできる場所、そしてゾロアスター教にまつわる神秘的なスポットなど、バクー郊外には見逃せない観光地がたくさん！
この記事では、バクー発の日帰り観光で訪れるべきおすすめスポットと、効率よく巡るための1日ツアープランをご紹介します。
バクー近郊観光MAP
バクー郊外の観光は、効率よく回れば1日で見て回ることが可能です。
ヘイダル・アリエフ文化センター（Heydar Aliyev Center）はバクー市内ですが、日帰り観光の始めや終わりに立ち寄るのに最適です。
バクー郊外のおすすめ観光スポット
アゼルバイジャンを訪れるなら、世界遺産の岩絵や泥火山、ゾロアスター教の神秘的な世界は必見です。
これらのスポットはバクー発の日帰り観光で1日で見て回ることができます。ぜひ滞在プランに組み込んで、充実したアゼルバイジャン旅行を楽しんでください。
①ゴブスタン国立保護区
ゴブスタン国立保護区（Gobustan National Reserve）は、約4万年前からの古代の岩絵が残るユネスコ世界遺産にも登録されている名所。
ここには6,000を超える岩絵や彫刻が残されており、当時の人々の生活や儀式を垣間見ることができます。
広い草原に大きな岩があちこちに転がり、それらの岩のいたるところに描かれていて、岩絵探しは宝物探しのよう。野ざらしの中、何万年というときを超えて現代になお、はっきりと残されているその岩絵たちには感動せずにいられません。
周囲には泥火山も点在していおり、地質学的な興味もそそられるスポットです。
併設する博物館には、岩絵の歴史やゴブスタンのルーツを説明しているので、あわせて訪問するのがおすすめです。
岩絵に描かれたそれぞれの意味がわかり、より深く理解することができるでしょう。
②アタシュガー寺院
ゾロアスター教の聖地として知られるアタシュガー寺院（Atashgah Zoroastrian Fire Temple）は、18世紀に建設された火の寺院です。
この場所は地下の天然ガスが燃え上がる神秘的な炎が特徴で、宗教的な儀式や信仰の場として利用されてきました。
世界最古の一神教であるゾロアスター教は拝火教ともいわれ、ここで生まれたのは、泥火山と関わりがあるといわれています。ファイヤーテンプルの火も天然ガスの放出によるものです。
現在は博物館として公開され、寺院の歴史やゾロアスター教について学ぶことができます。
この寺院の前の広場には、お土産やさんが立ち並んでいます。占いや魔術に使うような道具、黒魔術を連想してしまう置物などが多く興味深いです。寺院訪問後にぜひのぞいてみてください。独特の世界観につい引き込まれてしまうこと間違いなしです。
写真のような人形も多く少し怖くも感じます。
③ゴブスタンの泥火山
ゴブスタン地域には数多くの泥火山（Mud Volcanoes）があり、世界の泥火山のほぼ半数がここに集中しています。
ガイドさんの話によると、地球に700ある泥火山のうち、400がゴブスタンとカスピ海にあるのだそうです。
画像の奥に見えているのも全て噴出し口。あちらこちらで絶えずぼこぼこぼこぼこ・・と泡をたてています。時々おおきい気泡がぼごっとはじけて泥が溢れ、そのたびにドキッとしました。
ユニークな地形と地質現象を間近で観察できるのはなかなかない体験。泥の噴出する様子はまるで地球の鼓動のよう。
2001年には炎を噴火したこともあるそうですが、泥はひんやりとしており、美容効果があると言われています。
④ヤナル・ダグ
ヤナル・ダグ（Yanar Dag）通称「燃える山」は、バクー郊外で最も神秘的な観光地の一つです。この場所では、地下から噴出する天然ガスが地表で自然発火し、絶えず燃え続ける炎を見ることができます。
火が絶えない現象は数千年にわたり続いており、古代からゾロアスター教徒たちの信仰の象徴とされてきました。
特に夕方から夜にかけて訪れると、暗闇の中で燃える炎がより幻想的に映り、心に残る光景が広がります。
また、ヤナル・ダグ周辺には小さなビジターセンターがあり、この現象の科学的背景や歴史について学ぶことも可能です。
この自然の驚異はアゼルバイジャンの「火の国」という呼び名を象徴するスポットとして、訪れる価値のある場所です。
⑤ビビヘイバッドモスク
ビビヘイバッドモスク（Bibi-Heybat Mosque）は、カスピ海沿いに立つ美しいイスラム建築の代表的なモスクです。
13世紀に建てられた歴史あるモスクですが、ソビエト時代に破壊され、その後再建されました。
周囲を広がる静かな海の景色と調和するその壮大な建物は、信仰の場でありながら観光名所としても魅力的な場所です。国内外から絶えず観光客が訪れています。
内部には繊細な装飾が施され、エメラルドグリーンの壁やステンドグラスの美しさに感動することでしょう。
⑥石油採掘所
アゼルバイジャンといえば石油の歴史が深く関わっています。特にバクー郊外には、世界で初めて商業用に掘削された石油採掘所があります。
この地域では、19世紀後半から始まった石油採掘が世界的に注目され、ロスチャイルドやノーベル兄弟といった名だたる実業家たちが参入しました。現在も広大な油田が点在し、黒い金と呼ばれる石油の重要性を物語っています。
一部の採掘エリアでは、産業遺産として見学が可能な場所もあり、アゼルバイジャンの発展を支えた石油産業の歴史を学ぶことができます。
この地域を訪れることで、近代産業の幕開けを体感できる貴重な体験となるでしょう。
1日ツアーのモデルコース
バクーから出発し、効率よく郊外の観光スポットを巡りたいなら、パックツアーへの参加がおすすめです。私も参加してみました。
この日は、ビビヘイバッドモスクでの静かな時間から始まり、ゴブスタンで古代の岩絵と泥火山を訪問、その後、アタシュガー寺院で歴史に触れ、最後にヤナル・ダグの神秘的な炎を体感。ヘイダル・アリエフ文化センターによってバクーに戻りました。
いろいろなツアーがありますが、このルートが一番人気のようです。
移動や時間配分が考慮されたツアーは、効率よく観光を楽しむための最強の見方。ガイド付きなら、各スポットの背景知識も深まるので、より充実した旅になるでしょう。
Lapinの旅日記：バクー発1日観光ツアー体験編
Azerbaijan ～One Day Tour～
久しぶりに1日ツアーに参加。
何も考えなくても専用車であちこち連れて行ってくれるので便利。 たまには楽ちんもいいな。
古代の生きた証、多数の岩絵が残されたゴブスタン。 地球の息吹を感じさせる泥火山。 天然ガスを放出し燃え続ける火。 火を神聖なものとして崇めるゾロアスター教。
前知識なし、先入観なし、で参加しましたが、訪問していくにつれ、それぞれに繋がっていくストーリーがあって感動。
その地に歴史ありだなあと、少しだけでもこの地を理解できたことを嬉しく思います。
1つ1つの訪問先に、特別な「派手」さや「映え」はないけれど、どの場所も遥か昔から紡いできた歴史があり、しみじみと感動したツアーでした。
地球そのもののルーツを振り返る良い機会にもなったので満足です。
おすすめですよ。
バクー発日帰り観光のまとめ
バクーを拠点に、郊外の日帰り観光を楽しむことで、アゼルバイジャンの多彩な魅力をより深く味わうことができます。
ビビヘイバッドモスクの荘厳な建築、ヤナル・ダグの燃え続ける炎、ゴブスタンの古代岩絵や泥火山など、どのスポットもユニークで心に残る体験を与えてくれるでしょう。
限られた時間でも効率よく巡れるパックツアーに参加するのも一つの方法です。ぜひバクー郊外を訪れ、アゼルバイジャンの魅力を存分に堪能してください！
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