ボツワナってどんな国？治安や文化、歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】

ボツワナは、手つかずの自然と豊かな野生動物が魅力のアフリカ南部の国です。

世界遺産オカバンゴ・デルタやチョベ国立公園では、ゾウやライオンなどのビッグファイブに出会えるサファリ体験が人気。治安も比較的安定しており、初心者でも安心して訪れやすい国の一つです。

この記事では、ボツワナの基本情報、文化、治安、観光スポット、旅行前の準備などを詳しく紹介します。

ボツワナの基本情報

位置：アフリカ南部、ナミビア、ザンビア、ジンバブエ、南アフリカに囲まれた内陸国
時差：日本より−7時間（サマータイムなし）
首都：ハボローネ（Gaborone）
国旗：青地に黒と白の帯
人口：約250万人（2025年推計）
言語：英語（公用語）、ツワナ語（Setswana）
通貨：ボツワナ・プラ（Botswana Pula / BWP）
宗教：キリスト教（主流）、伝統宗教
コンセントタイプ：タイプD・G・M（電圧230V / 周波数50Hz）
ビザ：日本人は90日以内の観光滞在はビザ不要

在ボツワナ日本国大使館

住所：4th floor Barclays House, Plot 8842, Khama Crescent
Private Bag, Gaborone, Botswana
電話番号：+267-391-4456
公式サイト：https://www.botswana.emb-japan.go.jp/

駐日ボツワナ大使館

住所：東京都港区芝4-5-10 EDGE 芝 6階
電話番号：+81-3-5440-5676
公式サイト：http://www.botswanaembassy.or.jp/

ボツワナの地理的特徴

ボツワナはアフリカ南部に位置する内陸国で、国土の約70％がカラハリ砂漠（Kalahari Desert）に覆われています。

北部には世界最大級の内陸デルタであるオカバンゴ・デルタ（Okavango Delta）が広がり、多様な野生動物が生息しています。

南部および東部は比較的平坦なサバンナ地帯で、農業や牧畜が行われています。

主要な河川には、ザンベジ川（Zambezi River）やリンポポ川（Limpopo River）があり、北部にはチョベ国立公園（Chobe National Park）も存在します。

ボツワナの歴史

ボツワナには先史時代からサン（San）やバントゥー系民族が暮らしていました。19世紀にはバツワナ（Batswana）と呼ばれる部族が形成され、1885年にはイギリスの保護領「ベチュアナランド（Bechuanaland）」となりました。

1966年に独立し、ボツワナ共和国（Republic of Botswana）として成立しました。

独立後、豊富なダイヤモンド資源を活用し、経済成長を遂げ、現在はアフリカで最も安定した国の一つとされています。

ボツワナの文化と習慣

地元の挨拶やマナー

ボツワナでは「Dumela」（こんにちは）という挨拶が一般的です。握手をしながら両手を添える仕草が丁寧な挨拶とされます。

衣食住の特徴

伝統的な衣服としてはカンガ（Kanga）やシャツとスカートの組み合わせがあり、都市部では西洋風の服装が一般的です。食文化は牛肉料理が中心で、パパ（Pap / とうもろこしの粉を練ったもの）が主食です。

特に注意したいタブー

左手で物を渡すのは失礼とされるため、右手を使うようにしましょう。また、年長者への敬意を忘れず、直接的な言い方を避けるのが良いとされています。

ボツワナの治安と旅行の注意点

ボツワナはアフリカの中でも比較的治安の良い国ですが、都市部ではスリや置き引きが発生します。

特にハボローネ（Gaborone）やフランシスタウン（Francistown）では貴重品の管理に注意が必要です。

詐欺やぼったくりも報告されており、不審な勧誘には警戒しましょう。女性や個人旅行者は夜間の一人歩きを避け、公式のタクシーを利用するのが安全です。

ボツワナの有名な食べ物

ボツワナの代表的な料理には、牛肉の煮込み「セセワ（Seswaa）」や、とうもろこしの粉を練った主食「パパ（Pap）」があります。

また、ヤギ肉のグリルや、乾燥した肉「ビルトン（Biltong）」も人気です。

飲み物では、伝統的な発酵飲料「ボジュア（Bojalwa）」が親しまれています。

レストランでは、メニューにない料理も相談すれば作ってくれることがあるため、気になる料理は店員に尋ねてみましょう。

ボツワナの有名な特産品・お土産

ボツワナの特産品としては、ダイヤモンドやハンドメイドの工芸品が有名です。

特に、カラフルなバスケット（Basketware）は伝統技術が活かされた人気のお土産。その他、サン族（San）の伝統工芸品や、ビーズアクセサリーもおすすめです。

ボツワナの世界遺産と観光名所

ボツワナには二つの世界遺産があります。

一つは、オカバンゴ・デルタ（Okavango Delta）で、野生動物の楽園として知られています。もう一つは、ツォディロ（Tsodilo）で、古代の岩絵が数多く残る神聖な場所です。

観光名所としては、チョベ国立公園（Chobe National Park）でのサファリや、カラハリ砂漠（Kalahari Desert）での星空観察、マクガディカディ塩湖（Makgadikgadi Pans）での大自然体験が挙げられます。

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ボツワナへの行き方

日本からボツワナへの直行便はなく、南アフリカのヨハネスブルグ（Johannesburg）を経由するのが一般的です。ヨハネスブルグからは、ハボローネ（Gaborone）へのフライトや長距離バスが運行されています。

ボツワナ国内の移動は、主要都市間ではバスが利用できますが、サファリエリアでは4WD車のレンタルやツアーの利用が一般的です。

国内線の飛行機も一部利用可能で、オカバンゴ・デルタなどの遠隔地へはチャーター便を活用することもあります。

ボツワナの天気とベストシーズン

ボツワナは亜熱帯気候で、5〜10月の乾季が旅行のベストシーズンです。特に6〜8月は動物の観察に最適な時期とされています。

11〜4月の雨季は緑豊かですが、降雨による道路のぬかるみや、一部のサファリエリアのアクセス制限に注意が必要です。

旅行前に準備しておきたいこと

ボツワナへの旅行前には、黄熱病、破傷風、A型・B型肝炎などの予防接種を推奨します。

通貨はボツワナ・プラ（BWP）ですが、南アフリカ・ランド（ZAR）や米ドル（USD）が一部利用可能です。

SIMカードはハボローネや主要都市の空港、ショッピングモールで購入でき、現地通信会社「Mascom」や「Orange」のプリペイドSIMが便利です。

サファリへ行く場合は、長袖・長ズボン、帽子、日焼け止め、虫除けを用意すると快適に過ごせます。

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ボツワナの基本情報まとめ

ボツワナは豊かな自然と安全な環境が魅力の国で、特にサファリ好きには最適な旅行先です。

事前に移動手段や持ち物の準備をしっかり行い、快適な旅を楽しんできてくださいね。