ジョージア観光 ティビリシの街並み
コーカサス,  ジョージア

ジョージアってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】

ジョージアは、ヨーロッパとアジアの境界に位置する小さな国。そのコンパクトな国の中には自然、文化、そして歴史の豊かさに溢れ、訪れる人々を魅了しています。

この記事では、ジョージア旅行を計画する際に知っておきたい基本情報とともに、この国の魅力を紹介します。

ジョージアの基本情報

Akhaltsikhe (Rabati) Castle ジョージアの観光

位置:南コーカサス地方に位置し、西は黒海に面しています。北はロシア、東はアゼルバイジャン、南はアルメニアとトルコに隣接しています。
時差:日本との時差は−5時間(夏時間なし)。
首都:ティビリシ(Tbilisi)。美しい旧市街と近代的な建築が融合した活気ある都市です。

国旗:白地に5つの赤い十字が描かれたデザインで、「5つの十字旗」と呼ばれています。
人口:約370万人(2023年時点)。
言語:ジョージア語(公式言語)。英語やロシア語も観光地ではある程度通じます。
通貨:ラリ(Lari, GEL)。1ラリ=約45円(変動あり)。
宗教:主にジョージア正教(キリスト教)。修道院や教会が国中に点在し、宗教的な雰囲気を感じられます。
ビザ:日本国籍の場合、観光目的で1年間までビザ不要で滞在可能。
大使館情報:

在ジョージア日本国大使館
住所:4, Sherif Khimshiashvili Street, Tbilisi, Georgia
電話番号:(+995) 32 275 22 50
公式サイト:https://www.ge.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

駐日ジョージア大使館・総領事館
住所: 〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目11−36 #220
電話番号: 03-5575-6091
公式サイト:http://www.embassyin.jp/georgia/

ジョージアの地理的特徴

ジョージアの観光 カズベギ ジュヴァリ峠

ジョージアは黒海に面した西部と、カフカス山脈に囲まれた北部の自然が魅力です。

国内には広大なブドウ畑、雄大な山々、そして歴史的な洞窟都市など、変化に富んだ景観が広がっています。

気候は地方によって異なり、黒海沿岸は温暖湿潤、東部は乾燥したステップ気候です。

ジョージアの歴史と文化的背景

ジョージアの観光 カズベギ ツミンダ・サメバ教会

ジョージアの歴史は約4000年にわたります。

古代にはシルクロードの交差点として栄え、キリスト教が4世紀に国教として採用されました。特に、12世紀から13世紀の「黄金時代」には文化と建築が発展し、その遺産は今も多くの観光地で見ることができます。

ジョージアの文化は伝統音楽、舞踊、そしてワイン作りに象徴されています。特にクヴェヴリ(地中の土器)を使ったワイン製法は8000年以上の歴史があり、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

ジョージアの治安

ジョージア観光 ティビリシの夜景

ジョージアは比較的治安が良く、観光客も安心して旅行できる国の一つ。主要都市ではスリや置き引きに注意が必要ですが、暴力犯罪は少なめです。

とはいえ、深夜の一人歩きや人気のない場所は避けるのが無難。基本的な安全対策や注意を怠らないようにしましょう。

ジョージアの魅力と特徴

ジョージア観光 ティビリシの街並み

ワイン:世界最古のワイン生産地とされ、カヘティ地方のワイナリー巡りは人気です。

自然:カフカス山脈の雄大な景色、黒海のビーチ、洞窟都市ヴァルジアなど、豊かな自然が楽しめます。

建築:中世の修道院や教会が各地に点在し、歴史と宗教的な風情を感じられます。

親切な人々:地元の人々は非常にフレンドリーで、観光客を心から歓迎してくれます。

トビリシ旧市街の時計台 ジョージアの観光
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ジョージアの世界遺産

ジョージアの観光 カズベギ ツミンダ・サメバ教会

ジョージアには、歴史的価値の高い文化遺産が多く、4つがユネスコ世界遺産に登録されています。

①ムツヘタの歴史的建造物群(文化遺産)
ジュワリ修道院、スヴェティツホヴェリ大聖堂、サムタヴロ修道院が含まれ、ジョージア正教の中心地とされています。

②ゲラティ修道院(文化遺産)
12世紀に建設された修道院で、ジョージアの黄金時代を象徴する建築とフレスコ画が特徴です。

③上スヴァネティ(文化遺産)
カフカス山脈に位置するスヴァネティ地方は、中世の防御塔が残る独特の集落が広がり、美しい山岳景観とともに訪れる価値があります。

④コルキスの原生林と湿地群(自然遺産)
西部ジョージアに位置する貴重な自然エリアで、多様な動植物が生息しています。

ジョージアの有名な食べ物

ハチャプリ ジョージアの有名な食べ物

ョージアは「食の楽園」とも呼ばれるほど美味しい料理が多い国。以下は特に有名な料理です。

ハチャプリ(Khachapuri):チーズがたっぷり入ったパンで、地方ごとにスタイルが異なります。アジャリア風(ボート型)のハチャプリが特に人気です。
ヒンカリ(Khinkali):スープたっぷりのジョージア風小籠包。手で持ち上げて食べるのが一般的です。
ロビオ(Lobio):スパイスで味付けされた豆の煮込み料理。パンと一緒に食べると絶品です。
シャシリク(Shashlik):ジューシーに焼き上げられた肉の串焼きで、ジョージアのバーベキューといえます。
チャーチュヘラ(Churchkhela):ジョージアのお菓子で、ナッツをブドウジュースで作った糖衣でコーティングしたもの。見た目はキャンドルに似ています。

ジョージアの有名な特産品・お土産

ジョージア観光 ティビリシの街並み
サラミのようにみえるこれ、実はブドウのお菓子のチャーチュヘラ

ジョージア旅行では、以下の特産品やお土産物が特におすすめです。

ジョージアワイン:8000年以上の伝統を持つクヴェヴリ製法で作られるワインは、世界中で高く評価されています。特に「サペラヴィ(赤)」や「ルカツィテリ(白)」が有名です。
チャーチュヘラ:ブドウジュースを使った甘いお菓子。長持ちするためお土産にぴったりです。
ジョージア陶器:伝統的なクヴェヴリ(地中埋め込み型のワイン貯蔵器)や小型の陶器製品は装飾品としても人気。
トカラリ(Tolkari)ジュエリー:伝統的な手工芸ジュエリーで、銀細工が特徴。ティビリシの旧市街で手に入ります。
バザーグッズ:ティビリシやクタイシの市場では、手織りのカーペット、刺繍入りのテーブルクロス、香辛料(スヴァネティソルトやウツホスンネリ)などを購入できます。
地元の蜂蜜:ジョージアは高品質の天然蜂蜜の生産地で、多彩なフレーバーが楽しめます。

ジョージアの気候

ジョージアの観光 カズベギ ツミンダ・サメバ教会

ジョージアの気候は地域によって異なりますが、大きく分けて亜熱帯気候の西部と、大陸性気候の東部に分かれています。

西部は黒海の影響で湿度が高く、冬も比較的温暖。東部は夏が暑く乾燥し、冬は寒くなります。山岳地帯では寒冷な気候が広がり、冬には積雪も多いです。

全体的に四季がはっきりしていて、春と秋が過ごしやすく、観光にも適したシーズンとなります。

ジョージアの基本情報まとめ

Akhaltsikhe (Rabati) Castle ジョージアの観光

ジョージアはその歴史的背景や自然の豊かさ、そして何よりもホスピタリティあふれる人々で訪れる人々を魅了します。

ジョージアの魅力は1記事では紹介しきれないため、別の記事で各エリアごとに観光スポットや文化を詳しく紹介しています。

ジョージア旅行を計画している方の参考になると嬉しいです。

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