
ザキントス島で行ってよかったスポット8選!ギリシャ屈指の絶景と観光情報まとめ
目次
Toggle透き通るエメラルドブルーの海と白い断崖が美しい、ギリシャ・イオニア海に浮かぶザキントス島(Zakynthos)。
映画『紅の豚』を彷彿とさせる絶景や、個性豊かなビーチ、歴史ある街並みなど、魅力あふれるスポットが満載です。
今回は、実際に訪れてよかったおすすめの観光スポットを厳選してご紹介します。
ザキントス島とは?

ザキントス島(Zakynthos)は、ギリシャ西部・イオニア諸島に属する島で、アテネからは飛行機で約1時間。
断崖絶壁と青い海に囲まれたナヴァイオビーチや、ウミガメ(カレッタ・カレッタ)の生息地としても知られています。
観光地としてもリゾート地としても人気が高く、ヨーロッパ各地から多くの旅行者が訪れてい注目のスポットです。
ザキントス島の観光MAPとモデルコース
島内の観光スポットは1日でも見て周れますが、ザキントスタウンや島めぐりなど、ゆっくり見て回りたい場所が多いので、2~3日かけて周ることをおすすめします。
1日目:ザキントスタウンと港周辺を徒歩で散策
2日目:ツアーでザキントス島の魅力を全網羅(ナヴァイオビーチ陸と海から)
3日目:マラソニシ島でウミガメの観察とシュノーケル
ザキントス島への行き方

日本からザキントス島への直行便はなく、アテネ(Athens)または他のヨーロッパ主要都市を経由するのが一般的です。
アテネからは国内線で約1時間。空路は利便性が高く、夏季はチャーター便も多く運航されています。
または直通バスで5時間ほどかけていく方法もあります。
私は時間に余裕のある旅人なので安いバス旅をチョイス。途中でコリントス運河を横断するのも、なかなか良かったです。
バスの場合、途中でバスごとフェリーに乗り込みますが、フェリーは個人で手配&フェリー代も購入時に各自で支払いとなるため注意しましょう。
バスもフェリーも事前にオンラインでチケット購入が可能ですが、フェリーチケットは港に着いてから購入することもできます。
バスはオンラインで購入すると事前に座席も選べるのでおすすめ!
KTEL Zakynthos Bus公式サイト:https://ktel-zakynthos.gr/en/
Levante Ferries公式サイト:https://www.levanteferries.com/en/routes/kyllini-zakynthos/
直通バスは、このフェリーの時間に合わせて運行しています。
キリニ(Kyllini)~ザキントス(Zakynthos)間は、フェリーで約1時間15分です。
バスもフェリーに乗りますが、乗船時はバスを降りて自分で切符を見せてフェリーに乗り込む必要があります。下船時も同じで、船を降りてから再度同じバスに乗り込みます。
そのままフェリー乗り場で下車することもできますし、Ktelのバスステーションまで乗っていくこともできるので、自分の宿泊先に近い方を選んで降りてください。
ザキントス島観光おすすめスポット

ザキントス島には、自然美や文化、動物とのふれあいなど、多彩な魅力があります。ここでは、実際に訪れて感動したおすすめスポットをご紹介します。
①ナヴァイオビーチ(Navagio Beach)

ナヴァイオビーチ(Navagio Beach)は、断崖に囲まれた入り江に佇む難破船が象徴的なザキントス島随一の絶景スポット。青く澄んだ海と白い砂浜のコントラストはまさに絵画のよう。
「紅の豚」に出てくるポルコのアジトにシチュエーションが似ていることから、映画ファンからは聖地としても人気があります。
元々ビーチへは船でしか行けませんでしたが、2023年には安全上の理由で上陸も禁止されました。
ボートでビーチの近くまで行き、眺めることは可能です。また、断崖絶壁の上から見下ろす展望台(Navagio Viewpoint)もおすすめ。『紅の豚』の舞台を思わせる景観に心を奪われることまちがいありません。
このドローンの撮影は。ツアーガイドさんの好意で自前のドローンで撮ってくれたもの。一生の大切な思い出です。
②青の洞窟(Blue Caves Zakynthos)

ザキントス島南西部にある青く光る海の洞窟群。小型ボートでしか入れない狭い入口を抜けると、青の洞窟(Blue Caves Zakynthos)とよばれる幻想的な光景が広がります。
信じられないほど美しい青と透明度の高いこの海でのシュノーケリングやボートクルーズは忘れられない体験になるでしょう。

こんなに綺麗な小さな洞窟がそこかしこにあるなんて信じられないほど。これまで152ヶ国周ってきて、かなり美しい海を見てきたつもりですが、こんな青は初めてみました。本当に驚きです。
ツアーでは4~5か所の洞窟を周り、その内2つでは泳ぐこともできました。きれいすぎる海の青と透明度にひたすら感動しきり。朝の光が差し込む時間帯が特におすすめです。
③ボハリの丘(Bohali Hill)

ボハリの丘(Bohali Hill)は、ザキントスタウンの背後にある高台で、街と海を一望できます。
ザキントス城(Zakynthos Castle)の遺跡もあり、歴史と自然が融合したエリア。夕暮れ時には島全体がオレンジ色に染まり、写真映え抜群のスポットです。
④ザキントスタウン(Zakynthos Town)

ザキントスタウン(Zakynthos Town)は、島の中心となる街で、ショッピングやカフェ巡りが楽しめます。
ビザンティン博物館や聖ディオニシオス教会(Agios Dionysios Church)など見どころも豊富。夕暮れ時の海沿いの散歩はとてもロマンチックです。
海沿いのレストランでは美味しいシーフード料理に舌鼓。
早朝港を散歩すると、漁から戻ったばかりの船から直接魚やイカを売るフィッシャーマンたちも見かけました。
⑤シギアビーチ(Xigia Beach)

シギアビーチ(Xigia Beach)は、天然の硫黄泉が湧き出す珍しいビーチ。硫黄とコラーゲンを含む成分が肌に良いとされ「天然のスパ」として人気です。
鼻をつく硫黄の香りはありますが、慣れると心地よさを感じます。
ビーチまでは、少し急な階段を下りなくてはいけませんが、行く価値はあり。透明度の高いエメラルドグリーンの海と白い砂利浜が美しく、リラックスしたひとときを過ごせます。
⑥マクリス・ギャロス・ビーチ(Makris Gialos Beach)

マクリス・ギャロス・ビーチ(Makris Gialos Beach)は、島の南東部にある静かなビーチで、観光地化されすぎていないのが魅力。透明度の高い穏やかな海は子連れにも安心で、地元の人にも人気があります。
カフェやパラソルのレンタルもあり、のんびりとした時間を過ごしたい人におすすめです。
⑦ストラニスの丘(Stranis Hill)

ストラニスの丘(Stranis Hill)は、詩人ディオニシオス・ソロモスがギリシャ国歌を着想したとされる丘。ザキントスタウンのすぐ北にあり、静かな自然の中で島の歴史に思いを馳せることができます。
夕暮れ時には海に沈む夕陽が美しく、観光客が少ない穴場の絶景スポットです。
この丘の一角にある遺跡には、古代の自然を利用した音楽システムが残されていて、このゴールの真ん中に立って話をするとミラクルが起こります。
ザキントス島に行ったら、このホールを見つけて中央に立って話してみて!
想像以上に自分の声がエコーになってこだまするのにびっくりするはず。
ぜひ不思議な感覚を体感してみてください。
⑧マラソニシ島(Marathonisi Island)
マラソニシ島(Marathonisi Island)は、ウミガメ(Loggerhead Turtle / Caretta caretta)の産卵地として知られる無人島。
サンドバーが美しく、自然保護のため一部は立ち入り禁止ですが、ボートで周囲を巡ることができます。
泳いでいるウミガメに出会える確率が高い場所としても人気です。
ザキントス島のおすすめツアー
ザキントス島では、ボートクルーズや洞窟探検、ウミガメウォッチングなど多彩なツアーが充実しています。
特に人気なのは「ナヴァイオビーチ+ブルーケーブ1日ツアー」や、「マラソニシ島ウミガメ遭遇ツアー」。私はこの2つに参加して大満喫!すっかりザキントス島の魅力にはまってしまいました。
現地発着の英語ガイド付きツアーが多く開催されているので、初心者にも安心して参加できます。どのツアーも内容が充実していて少人数、リーズナブルなのでおすすめです。
ザキントス島旅行のベストシーズン

ザキントス島の観光ベストシーズンは、5月~10月の乾季です。
6~8月は海の透明度が高く、マリンアクティビティも最盛期を迎えます。
ウミガメの産卵シーズン(6~7月)を狙って訪れるのもおすすめ。
春や秋も比較的温暖で、混雑を避けたい方には最適な時期です。が!オフシーズン中はツアーの数やバスの本数がぐっと減ってしまうため、1人旅やレンタカーなどで自分で動く予定のない人は、事前に予約できるツアーがあるかを確認しておくのがポイント!
私は4月に訪問したのですが、ツアーが少なくて日程を合わせるのに少し苦労しました。
ザキントス島旅行での注意事項

ザキントス島観光では、急な崖や強い日差しに注意が必要です。日焼け止め、帽子、飲料水は必携。
また、ウミガメ保護区では静かに観察し、砂浜への立ち入りを控えるなどマナーを守りましょう。
フェリーやボート利用時は、風による欠航リスクにも備えて余裕のある日程がおすすめです。
Lapinの旅行記:ザキントス島編

ザキントス島の1日ツアーとっても楽しかったー。今までに参加したツアーの中でも群を抜いて良かったです。
移動の車窓もとにかく美しい!そしてちょっと道を外れた自分たちではわからない絶景ビューポイントにこまめに写真ストップ入れてくれたりサービスも抜群。

断崖絶壁が多いので、ガイドさんがいないとちょっと怖いようなところにも入って行けたりして、ツアーに参加したことの満足度がかなり上がります。

そんなに英語得意じゃないけど、わかりやすい英語で丁寧に説明してくれるから、話も楽しかったです。
青の洞窟は、青い石でできているんだと思っていたら、白い石灰岩に青い海が映ってこうなっているんだと知ってさらにびっくり。
よく見るとカモメのお腹まで青が映ってる!

この岩はポセイドンが海をのぞき込んでいるところらしい。(笑)これはビミョー。
他にも穴がイルカに見える岩とかハートに見える岩とか、いろいろ紹介してくれました。

水がきれいだからか、泳いでいる魚もよく見えます。そのためか、ビーチでは魚を追いかけて食べてるワンちゃんも。
かれこれ1時間くらい魚と格闘してました。

ナヴァイオビーチの陸からと海から、それぞれ絶景タイムがあって、ガイドさんがドンピシャで連れてってくれました。陸側からはちょうどビーチに影が全くかからないように太陽が真上に来る時がポイント。
帰るころにはだんだん影がかかってきてたので、その違いがすごくわかりやすかったです。

ツアーだとベテランのガイドさんが調整してくれるので安心ですが、個人で行くときは訪問時間に気をつけてね。ビーチに影が入り始めると、けっこうな速度でかげってきます。
自然も遺跡も街並みも、たくさん楽しめたザキントス島。
大好きでおすすめの1つになりました。
ザキントス島観光のまとめ

ザキントス島は、ナヴァイオビーチをはじめとする自然の絶景やウミガメとのふれあい、歴史ある街並みなど、多彩な魅力を持つギリシャの楽園です。
アクセスはやや手間がかかるものの、それ以上の感動が待っています。サントリーニ島やミコノス島もよかったですが、私はこの島が一番忘れられないきれいなものをたくさん見たと感じています。
ぜひザキントス島を訪れて、自分だけの思い出を見つけてみてください。


You May Also Like

タイフ(Taif)の観光ガイド|サウジアラビアの「ローズシティ」旅行記
2025年2月26日
ウランバートルからアルタイ山脈へ陸路移動!バス・車・馬を乗り継ぎ行ってきた
2024年12月25日