スリランカ 観光 シギリア 世界遺産
アジア,  スリランカ

スリランカ旅|行ってよかった観光スポット13選!世界遺産からサファリまで

仏教遺跡や自然豊かな国立公園、青い海と紅茶畑に囲まれたスリランカは、見どころが満載の島国です。

多彩な表情を見せるスリランカを訪れたら、歴史にふれる世界遺産を巡ったり、野生動物に出会えるサファリに参加したりと、忘れられない体験が待っています。

この記事では、実際に訪れてよかったスリランカの観光スポットを厳選してご紹介します。

スリランカの観光MAP

スリランカは東西南北中央と全域にわたって見どころ満載!10回以上、1年以上かけてもまだ全部網羅できないほど。

何度訪れても違う魅力を楽しめる国です。

スリランカの世界遺産

スリランカには8つの世界遺産があり、古代都市や仏教寺院など歴史的価値の高い遺跡が多く残されています。

①シーギリヤ・ロック(Sigiriya Rock)

スリランカ 観光 シギリア 世界遺産

標高約200メートルの巨大な岩山に築かれた古代王宮、シーギリヤ・ロック(Sigiriya Rock)。5世紀、カッサパ王が築いたこの空中宮殿は、空から見るとまるで自然と一体化した要塞のよう。

岩の中腹には色鮮やかな壁画「シーギリヤ・レディ」が描かれ、当時の美意識の高さが伺えます。

シギリア 壁画 世界遺産 スリランカ 観光

急勾配の階段を登ると現れる「ライオンの爪」の門や、頂上から一望できるジャングルの絶景はまさに圧巻。

風を感じながら登り切った時の達成感はひとしおで、訪れた誰もが「ここに来てよかった」と感じる名所です。

Powered by GetYourGuide

②ダンブッラ石窟寺院(Dambulla Cave Temple)

ダンブッラ石窟寺院 スリランカ 観光 世界遺産

岩山の中腹にある5つの石窟には、150体以上の仏像と広大な仏教壁画が並び、まるで寺院そのものが巨大なアート空間。

入口からは階段を登ってアクセスし、眼下には広がる森林が見渡せます。

ダンブッラ石窟寺院 スリランカ 観光 世界遺産

ダンブッラ石窟寺院(Dambulla Cave Temple)の最大の見どころは、長さ14メートルの涅槃像(ねはんぞう)。天井まで続く精緻な仏教画には、仏陀の生涯や物語が描かれ、静けさと荘厳さが心にしみわたります。

外の喧騒を忘れるような穏やかな時間が流れ、心が浄化されるような体験ができます。

Powered by GetYourGuide

③古都アヌラーダプラ(Anuradhapura)

アヌラーダプラ スリランカ 観光 世界遺産

アヌラーダプラ(Anuradhapura)は、スリランカ最初の王都として、仏教伝来とともに栄えた都市。中心にそびえる「ルワンウェリ・サーヤ大塔(Ruwanwelisaya)」や、ブッダが悟りを開いた菩提樹の分け木「スリー・マハー・ボーディ(Sri Maha Bodhi)」は、今もなお多くの信者が祈りを捧げる聖地です。

アヌラーダプラ スリランカ 観光 世界遺産

遺跡は広大で、移動には自転車が最適。仏塔に祈りを捧げる人々、蓮の花を供える姿、巡礼の白い服…そのすべてがこの地の信仰と歴史を今に伝えています。

神聖な空気の中に身を置くだけで、心が落ち着きます。

④古都ポロンナルワ(Polonnaruwa)

ポロンナルワ スリランカ 観光 世界遺産

ポロンナルワ(Polonnaruwa)はアヌラーダプラ滅亡後に栄えた王都で、保存状態の良い石造建築が多数残っています。

見逃せないのは、巨大な4体の仏像が並ぶ「ガル・ヴィハーラ(Gal Vihara)」。座像、立像、涅槃像それぞれに異なる表情が刻まれ、石から彫り出されたとは思えないほどの繊細さです。

ポロンナルワ スリランカ 観光 世界遺産

街全体が博物館のような雰囲気で、観光客も比較的少なく、静かに遺跡と向き合えるのが魅力。

レンタサイクルでの遺跡巡りは、まるで時代を遡っているような気持ちになります。

Powered by GetYourGuide

⑤聖地キャンディ(Sacred City of Kandy)

キャンディ 佛歯寺 スリランカ 観光 世界遺産

キャンディ(Kandy)は、スリランカ第二の都市で、仏歯を祀る「仏歯寺(Temple of the Sacred Tooth Relic)」を中心に発展した聖地。

この仏歯寺はスリランカ仏教の最高聖所とされ、国内外から多くの巡礼者が訪れます。

キャンディ 佛歯寺 スリランカ 観光 世界遺産

とくに、毎年夏に行われるペラヘラ祭り(Esala Perahera)は、一見の価値あり。象や踊り手による壮大なパレードで、街全体が信仰と熱気に包まれます。

また、キャンディ湖(Kandy Lake)の周囲をゆったりと歩くだけでも穏やかな気持ちに。市街地には紅茶博物館や王立植物園もあり、歴史・文化・自然が調和する魅力的な都市です。

Powered by GetYourGuide

⑥ゴール旧市街(Galle Fort)

ゴール旧市街 スリランカ 観光 世界遺産

16世紀にポルトガル人によって築かれ、後にオランダ人が拡張した要塞都市、ゴール(Galle)。インド洋に面したこの町は、コロニアル建築とスリランカ文化が融合した独特の雰囲気。

城壁の上から見る海と夕日は絶景で、日が沈む時間帯には多くの人が集まります。

ゴール旧市街 スリランカ 観光 世界遺産

石畳の路地にはセンスのいいカフェやアートギャラリー、小さなブティックが並び、散策が楽しいエリア。

観光とおしゃれが両立する、スリランカらしい異国情緒あふれる場所です。

⑦スリランカの中央高地(Central Highlands of Sri Lanka)

スリランカの中央高地 観光 世界遺産

2010年に世界自然遺産に登録された中央高地は、ホートン・プレインズ国立公園(Horton Plains National Park)ピーク・ウィルダネス保護区(Peak Wilderness Sanctuary)を含む広大な山岳エリア。

標高2,000メートルを超える場所にあり、涼しい気候と独特の植生が広がります。

スリランカの中央高地 観光 世界遺産 鹿

特に「ワールズ・エンド(World’s End)」と呼ばれる断崖からの眺望は息を呑むほどで、晴れた日には遠くインド洋まで見渡せることも。

高山植物や固有種の鳥、時にサンバー鹿などの動物たちとの出会いもあり、トレッキング好きにはたまらないエリアです。

⑧シンハラジャ森林保護区(Sinharaja Forest Reserve)

スリランカ シンハラジャ森林保護区 観光 世界遺産

シンハラジャ森林保護区(Sinharaja Forest Reserve)はスリランカ南西部に広がる熱帯雨林で、1988年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。

多くの固有種を含む動植物が生息するこの森は、「生きた博物館」とも呼ばれ、生物多様性の宝庫です。

スリランカ シンハラジャ森林保護区 観光 世界遺産

ガイドとともに森に入るトレッキングでは、カラフルな鳥類や蝶、時には猿や爬虫類にも遭遇します。

足元の湿った土、頭上を覆う深い緑、鳥の鳴き声だけが響く静寂の中で、自然との一体感を味わえるのが最大の魅力。都市部では体験できない、原始の森のエネルギーに圧倒されます。

Powered by GetYourGuide

スリランカ観光おすすめスポット

自然と文化が融合するスリランカには、世界遺産以外にも魅力的な観光地が点在しています。

⑨ヤーラ国立公園(Yala National Park)

ヤーラ国立公園 スリランカ 観光 世界遺産 豹

ときどきナショナル ジオグラフィック(National Geographic)でも取り上げられるヤーラ国立公園(Yala National Park)は、スリランカ南東部に広がる広大な自然保護区で、ジープサファリで野生動物を間近に観察できます。

アジアでも有数のヒョウの生息地として知られ、運が良ければ森の中を悠々と歩く姿を目撃できることも。

ヤーラ国立公園 スリランカ 観光 世界遺産

他にもゾウ、イノシシ、ワニ、バッファロー、そしてカラフルな鳥類が生息しており、動物園とは全く違う“生きた自然”を体感できます。

早朝の冷たい空気の中、草原の向こうに現れる野生動物たちとの出会いは、まさに冒険のひととき。

アクセス方法:個人では行けないのでツアーに参加が必須。実はスリランカのサファリは超穴場スポット。ジープサファリでランチ付きで2000~4000円と破格で楽しめます。

Powered by GetYourGuide

ちなみに、ヤーラの周辺には開放的で洗練された素敵な宿泊が楽しめるのも旅したくなるポイント。

私はまだ泊まれていませんが、いつかここに泊まりたいなと密かに目論んでおります。自然のすぐ隣でラグジュアリー体験。邪道かなと思いつつやはり憧れてしまいます。次スリランカに行ったときは絶対泊まる!

Powered by GetYourGuide

⑩コロンボ(Colombo)

スリランカの首都 コロンボの夕景 観光

スリランカの首都であり、政治・経済・文化の中心地であるコロンボ(Colombo)。コロニアル建築と現代的なビルが混在し、喧騒の中にもスリランカらしい緩やかさが漂います。

おすすめは、ショッピングとグルメが楽しめる「ペター市場(Pettah Market)」や、インド洋を望む「ゴール・フェイス・グリーン(Galle Face Green)」。夕暮れ時、海風に吹かれながら地元グルメの屋台で軽食を楽しむのは格別です。

スリランカ コロンボ ペタ―市場

また、ギャラリー・カフェ(Gallery Café)など洗練されたカフェも多く、首都ならではのモダンな一面も感じられます。

旅の始まりや終わりに立ち寄るのにぴったりの都市です。

Powered by GetYourGuide

⑪ヌワラ・エリヤ(Nuwara Eliya)

ヌワラ・エリヤ 茶畑 スリランカ 観光 電車

標高1,800メートルの高原地帯に位置するヌワラ・エリヤ(Nuwara Eliya)は、イギリス統治時代の名残を感じさせる建物が点在する避暑地。

リトル・イングランド」と呼ばれる街は、紅茶畑の緑とバラが咲く庭園が印象的で、まるで別世界に迷い込んだかのよう。

セイロンティーの産地としても有名で、「午後の紅茶」の茶畑もありました。紅茶工場を見学しながらティーテイスティングも楽しめます。

ヌワラ・エリヤ 茶摘みをする女性たち スリランカ 観光

朝晩は冷えるほど涼しく、心地よい空気に包まれてのんびりと過ごす時間は格別。高原電車に揺られながら眺める車窓はどこか懐かしく、ノスタルジックな世界に引き込んでくれます。

アクセス方法

列車(Sri Lanka Railways)の場合
最寄駅: コロンボ・フォート駅(Colombo Fort)発、ヌワラエリア最寄は ナヌオヤ駅(Nanu Oya)
所要時間: 約6時間〜6時間30分
料金: 2等で約 Rs 1,739〜3,490(USD 11〜20)、1等ならもう少し高め
特徴: 茶畑や山岳地帯の絶景が楽しめる名所ルート。乗車整理券を駅窓口で正式に受け取りましょう。
到着後移動: ナヌオヤ駅からヌワラエリア中心地までは、タクシーやトゥクトゥクで約20分ほど(約500 LKR)

バスの場合
バス(公共 or 観光バス)
出発地: 主にコロンボ市内の Bastian Mawatha Bus Terminal
所要時間: 約4時間30分~6時間程度(混雑や休憩にもよる)
料金: 約 Rs 410〜750(USD 2.5〜5)と最もリーズナブル
注意点: エアコン付き観光バスとローカルバスでは快適さが大きく異なります。

⑫ピンナワラ象の孤児院(Pinnawala Elephant Orphanage)

ピンナワラ象の孤児院 スリランカ 観光 ゾウ

ピンナワラ象の孤児院(Pinnawala Elephant Orphanage)は親を失った象たちを保護する施設で、約80頭のゾウが広大な敷地でのびのびと暮らしています。

1日に2回、ゾウたちが川で水浴びする様子を間近で見学できるのが最大の見どころ。

ピンナワラ象の孤児院 スリランカ 観光 ゾウ

ゾウの行進が始まると、観客からは歓声が上がり、その姿はとても愛らしいもの。施設内ではゾウへの餌やり体験も可能で、特に子ゾウとのふれあいは貴重な体験になります。

動物福祉への関心が高まる中、こうした施設の存在意義を考える機会にもなります。

Powered by GetYourGuide

⑬マハメヴナワ仏教僧院(クンバルウェラ拠点/Kumbalwela Branch)

マハメヴナワ仏教僧院 スリランカ観光 絶景

スリランカ南部・エッラ(Ella)近郊、クンバルウェラの山頂に位置するマハメヴナワ僧院は、熱帯高地の絶景とともに精神を整える聖地。1999年に設立されたこのテーラワーダ仏教修行道場は、古典パーリ仏典(Pali‑Canon)を重視し、近代的語り口での法話と瞑想指導を提供しています。

ここには30名以上の僧侶が住持し、訪問者は瞑想・読経会・法話、夕方の唱和(午後6時頃)に自由に参加可能。美しい黄金仏像や菩提樹の聖域も境内にあり、静寂に包まれた空間で心が落ち着きます。

 

丘の上から見渡す高原の眺望は圧巻で、晴れた日は近隣のエッラ谷や紅茶畑を一望でき、旅の疲れを自然に癒してくれます。訪問は午前6時~午後9時までで、入場無料、事前連絡不要です(ただし僧侶との会話や瞑想指導希望時は予約推奨)。

アクセス方法:エッラ駅またはバンダラウェラ駅からタクシーまたはトゥクトゥクで約15〜20分、片道約7 kmの山道を登るルートが一般的です。

Powered by GetYourGuide

スリランカのおすすめツアー

・【世界遺産周遊】シーギリヤ・ダンブッラ・キャンディを巡る2泊3日ツアー
・【サファリ体験】ヤーラ国立公園1日ツアー+ジープ貸切
・【紅茶の旅】ヌワラ・エリヤの紅茶畑&工場見学ツアー
・【癒しの海】ゴールとウナワトゥナ・ビーチ散策ツアー

などなど、観光パラダイスのスリランカでは格安の現地発着ツアーが多数あり、参加しやすいのが最大の魅力です。

主要都市のコロンボやキャンディ、シギリヤには電車やバスで移動し、そこから周辺観光のツアーに参加すれば費用をぐっと抑えることができます。

ツアーを上手に活用して効率よく周遊してくださいね。

スリランカ旅行のベストシーズン

ゴール ビーチ スリランカ 観光

スリランカは地域によって雨季が異なりますが、観光に最適なのは12月〜3月の乾季。特に南西部(コロンボ〜ゴール)や高原地帯(ヌワラ・エリヤ)はこの時期がベストです。一方、北東部を旅するなら5月〜9月が狙い目。訪問エリアに合わせてベストシーズンを選ぶのがポイントです。

スリランカ旅行を楽しむコツ

スリランカ 観光 バナナ 果物屋さん

・寺院を訪れる際は露出の少ない服装を心がけましょう。靴は脱ぐ必要があるため、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめです。
・日差しが強いため、帽子やサングラス、日焼け止めは必携。虫よけスプレーもあると安心です。
・カレー文化が中心のため、辛さ対策としてヨーグルトやバナナなどを併せて注文すると食べやすくなります。

両替について

両替について、私の場合は大体入国してすぐ空港にあるATMで現地通貨を引き出しています。

ですが、ATM引き出しだと大きめの紙幣しか出せないことも多く、宿までの交通費やSIMカードの購入などで少額紙幣や硬貨が必要になり困ることがあります。(おつりがない、と言って断られるか、おつりをそのまま巻き上げようとされるか、など。)

なので現地の両替屋さんで少しだけ少額のお札や硬貨に両替できるように、常にユーロかUSDは多少持っていくようにしています。

ユーロやUSDの両替は、旅行前にマネーバンクの外貨宅配で両替をしておくのがおすすめ。レートも良く、早くて手軽で便利です。

スリランカ観光のまとめ

スリランカ 観光 基本情報

スリランカには歴史ロマンあふれる世界遺産や、手つかずの自然、温かい人々との出会いが待っています。

見どころが点在しているので、地域ごとにテーマを決めて旅するのが楽しむコツ。

ぜひ自分だけの「行ってよかった!」と思える場所を見つけてください。

※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。
可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、
お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。
確認の上、迅速に対応・修正いたします。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。