
ブルネイ観光で行ってよかったスポット7選とおすすめホテル3選|近くて楽しいアジア旅
目次
Toggle神秘的なイスラム建築と豊かな自然が共存するブルネイ。東南アジアの中でも静かな国として知られ、旅行者の少ない穴場です。
首都バンダルスリブガワンには金色に輝くモスクや伝統的な水上集落があり、文化と信仰が生活に根ざした姿を感じることができます。野性動物が身近にいるのも魅力です。
今回はブルネイで実際に行ってよかったと評判のスポットを厳選してご紹介します。
ブルネイの観光MAP
2020年に開通したTemburong Bridge(テンブロン橋)は、ブルネイ本土と飛び地のテンブロン地区を結ぶ全長約30kmの東南アジア最長の橋です。
これまでマレーシア領を通過する必要があった移動が、橋の完成によりパスポート不要で約30分の快適なドライブに。テンブロン国立公園へのアクセスが格段に向上し、観光の自由度と利便性が大きく高まりました。
ブルネイの観光スポット

ブルネイにはまだUNESCOの世界遺産登録地はありませんが、国を代表する文化遺産や自然遺産級の名所があります。
豊かなイスラム建築と自然が融合した観光地が多彩に点在し、訪れる人々を魅了しています。
①Omar Ali Saifuddien Mosque(オマール・アリ・サイフディン・モスク)

金色のドームと白亜の壁が美しいOmar Ali Saifuddien Mosque(オマール・アリ・サイフディン・モスク)。ラグーンの上に浮かぶように建てられており、イスラム芸術とイタリア建築の融合を感じられます。
夕方から夜にかけてはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。内部は大理石とステンドグラスに彩られ、厳かな空気が漂います。
モスリム以外の人も入場できますが、入場可能な時間帯が決まっているので最新の情報をチェックしましょう。
入場無料で、中にはヒジャブの貸し出しやガイドも無料で提供されています。親切なガイドさんが、ヒジャブ姿を写真に収めてくれますよ。
②Kampong Ayer(カンポン・アイール)

首都の川沿いに広がっているKampong Ayer(カンポン・アイール)は、世界最大級の水上集落。
約1,300軒の住宅が水上に浮かぶように建てられており、対岸から眺める風景は圧巻!住民はボートで移動します。
散策には水上タクシーを利用します。ボート乗り場に行けば比較的簡単にキャッチすることができ、料金も安価。渡してもらうだけでも良し、交渉すれば村を周ってもらうことも可能です。
学校やモスク、商店までが浮かぶ町はコンパクトにまとまり、ここから出ずとも生活ができる状態。住民の生活に触れられる貴重な体験ができます。
③Jame' Asr Hassanil Bolkiah Mosque(ジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスク)

ブルネイ最大のモスクで、黄金のドームと広大な礼拝堂が印象的なJame’ Asr Hassanil Bolkiah Mosque(ジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスク)。
装飾も豪華で、現地の信仰の深さを感じられます。
見学可能時間が限られているので、事前に確認を。服装の規定にも注意が必要です。
大きいのでかなり遠くから見ることも可能。特に夕暮れから夜にかけてのライトアップは必見です。
④Royal Regalia Museum(ロイヤル・レガリア博物館)

Royal Regalia Museum(ロイヤル・レガリア博物館)は、なんと無料で入れる国営の博物館。
スルタンの戴冠式や公式行事で使用された王冠、玉座、行進用の装飾品などを展示しています。
王室の豪華さを無料で見学できてしまうなんて、さすが尊敬される国王。冷房も効いていて休憩にも最適です。
靴を脱いで入館するスタイルも他ではあまりなく面白いです。
⑤Ulu Temburong National Park(ウル・テンブロン国立公園)

Ulu Temburong National Park(ウル・テンブロン国立公園)は、ブルネイの手つかずの熱帯雨林が広がるエコパーク。
ボートと車でアクセスする秘境で、吊り橋からの眺めやキャノピーウォーク、トレッキングが楽しめます。
早朝に行くとジャングルの静けさが格別です。
⑥Tasek Lama Recreational Park(タセック・ラマ公園)

Tasek Lama Recreational Park(タセック・ラマ公園)は、首都近くの自然公園で、滝や遊歩道が整備されています。
運がよければ野性のテングザルに会えることも。
地元の人々の朝の散歩コースとしても人気で、野鳥観察やピクニックにもおすすめ。短時間でもリフレッシュできるスポットです。
⑦Tamu Kianggeh(タム・キアンゲ市場)

地元の活気を感じたいなら、早朝から営業するTamu Kianggeh(タム・キアンゲ市場)がおすすめ。
野菜や果物、スパイス、伝統料理などが並び、地元の人々との交流も楽しめます。
観光客向けではないリアルなブルネイの暮らしを垣間見ることができ、ローカルグルメの発見にもぴったり。朝食がてらの訪問やランチ、ディナーに最適です。
ブルネイのおすすめツアー
現地発のエコツアーや市内観光が充実しています。おすすめは以のようなツアー。
・カンポン・アイール半日水上タクシーツアー
・モスクと博物館を巡る市内観光ツアー
・ウル・テンブロン国立公園1日エコアドベンチャー
事前予約で割引や送迎付きのプランもあるので、旅行前にオンライン予約がおすすめです。ホテルでもツアーを出している場合があるのできいてみるのも◎。
また、クラフトワークショップも日本よりもはるかに格安でできるのが魅力。繊細でハイセンスな作品作りに、つい夢中になってしまいます。
ブルネイ旅行のベストシーズン

通年観光を楽しめますが、ベストなのは乾季の2〜4月。気温・湿度とも安定し、雨量も少なめで観光しやすいです。
私は4月後半から5月半ばまでの旅でしたが、暑すぎずちょうど良い感じ。曇ったり、スコールもありましたが、ずっと降り続ける感じではなかったので、観光は問題ありませんでした。
ただし神聖な土曜日の礼拝日には注意しましょう。観光施設やショップが閉まることもあります。
ブルネイのおすすめホテル3選
ブルネイ旅行の宿泊にはラグジュアリーからリゾート、リーズナブルまでいろいろな選択肢があります。それぞれランク別でおすすめをご紹介します。
高級:The Empire Brunei(ザ・エンパイア・ブルネイ)
7つ星の評価をもつブルネイ随一の壮麗リゾート、The Empire Bruneiは、521室の客室を誇り、プライベートビーチや5つのプール、映画館、18ホールゴルフ場を備えたラグジュアリーホテル。
南シナ海を望む豪華な眺望とジャグジー付スパで静穏なひとときを過ごせます。
最高級でありながら、そこまで宿泊費が高すぎないのも魅力。ホテルにおこもり旅、もおすすめです。
中級:Radisson Hotel Brunei Darussalam(ラディソン・ホテル・ブルネイ)
市中心部の好立地にあり、無料Wi‑Fi・プール・レストランが揃う4つ星ホテル。
観光地やショッピングセンターに徒歩圏内でアクセス良好。適度な快適さと利便性を手頃に満たしたバランス型宿泊施設です 。
リーズナブル:Badiah Hotel(バディア・ホテル)
空港から車で10分、市街中心の立地が魅力。
屋外プールと子供用プールを備え、朝食や空港送迎サービス付き。スタッフの対応も温かく、価格はBND50~とコスパ良好でファミリーや短期滞在におすすめです 。
ブルネイ旅行を楽しむコツ

観光中はイスラム教のマナーを尊重しましょう。モスクでは肌を隠す服装が必須で、女性にはローブの貸出もあります。飲酒は禁止されており、酒類の持ち込みも制限されています。また、以下の持ち物が便利です。
【あると便利なもの】
・長袖の羽織物 ・虫よけスプレー
・日焼け止め ・モスク見学用の靴を脱ぎやすいサンダル
・飲み水 ・カメラ(フラッシュNGの場所もあり)
現地の両替ですが、私の場合は大体入国してすぐのところにあるATMで現地通貨を引き出しています。
ですが、ATM引き出しだと大きめの紙幣しか出せないことも多く、宿までの交通費やSIMカードの購入などで少額紙幣や硬貨が必要になり困ることがあります。
(おつりがない、と言って断られるか、おつりをそのまま巻き上げようとされるか、など。)
なので現地の両替屋さんで少額だけ両替できるように、常にユーロかUSDは多少持っていくようにしています。
両替は、旅行前にマネーバンクの外貨宅配で両替をしておくのがおすすめ。レートも良く、早くて手軽で便利です。
ブルネイの観光のまとめ

ブルネイは静かながらも奥深い文化と自然に触れられる国。黄金に輝くモスクや水上生活の風景、ジャングルの冒険など、心に残る体験ができます。
東南アジアの穴場として、のんびりした旅を楽しみたい方にぴったりの場所です。ぜひ次の旅先にブルネイを加えてみてください。

You May Also Like

ジョージア奇跡の絶景!断崖絶壁に建つ天空の修道院カツヒピラーに行ってきた
2025年1月17日
ザンビアってどんな国?治安や文化など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】
2025年2月13日