クサール・ウレド・スタン スターウォーズのロケ地 チュニジアの観光
アフリカ,  チュニジア

タタウィーン旅行記|スター・ウォーズの舞台チュニジア南部のクサール観光

タタウィーンは、チュニジア南部に位置する砂漠の街で、独特の景観と歴史的魅力が溢れるエリアです。

この地域は、伝統的なベルベル建築や壮大な砂漠の風景、そして映画『スター・ウォーズ』に影響を与えたロケ地としても知られています。

この記事では、多岐にわたり自然と文化の調和が見事に表現されているタタウィーンの魅力を、めいっぱい紹介していきます。

タタウィーンの観光MAP

歴史的なクサール (Ksour)

Ksar Mrabtine タタウィーン マトマタ スターウォーズのロケ地 チュニジアの観光

タタウィーンの最大の見どころが、クサールと呼ばれる要塞化された倉庫群です。これらは遊牧民が穀物や貴重品を保管するために建設したもので、砂漠の過酷な環境に耐えうる工夫が凝らされています。

①クサール・ウレド・ソルタン:Ksar Ouled Soltan

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クサール・ウレド・ソルタンは、タタウィーン周辺で最も有名なクサールの一つ。2層または3層にわたる倉庫が幾何学的に配置され、砂漠の厳しい環境の中で驚くべき耐久性を示しています。

また、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でアナキン・スカイウォーカーの故郷、タトゥイーンのロケ地としても使われました。

その美しい構造と歴史的価値から、多くの観光客が訪れる人気スポットです。

②クサール・ハダダ:Ksar Hadada

クサール・ハダダ スターウォーズのロケ地 チュニジアの観光

クサール・ハダダは、細部まで美しく保存された建築が特徴で、歴史的価値と映画的魅力が融合した特別なスポットです。

ここでもタトゥイーンのシーンが撮影され、映画『スター・ウォーズ』シリーズのファンにとって特別な意味を持つ場所。多くのファンがその足跡を辿るために訪れています。

これらの建築物は、砂漠の歴史と文化的背景を体感させる独特な場所で、映画ファンではなくても訪れるすべての人に感動を与えること間違いありません。

③クサール・ムラブティン:Ksar Mrabtine

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クサール・ムラブティンは、タタウィーン周辺で訪れる価値のあるもう一つのクサール。砂漠の過酷な環境の中で保存されており、伝統的なベルベル建築の特徴をよく残しています。

倉庫が円形または楕円形に配置されており、他のクサールとは異なる独特の構造が特徴的です。砂漠の美しい背景と調和しており、訪れる人々に強い印象を与えます。

観光客が少ないため比較的静かな環境でゆっくりと歴史に触れることができる穴場スポット。周囲の砂漠景観との美しいコントラストが写真撮影にも最適です。

シェニニ (Chenini) とその周辺

チュニジアの観光地Chenini

タタウィーン近郊に位置するシェニニは、山岳地帯に築かれたベルベルの村です。この地域では、伝統的な建築様式を今も維持しており、家々は岩肌に溶け込むように作られています。

シェニニの見どころ:

古い岩壁の住居
独特の岩に掘られた住居が点在しており、地域の暮らしぶりを垣間見ることができます。

シェニニのモスク
村の中心にある小さな白いモスクは、静謐な雰囲気を醸し出しています。
現地ガイドを通じて村を訪れることで、ベルベル文化の詳細な説明や生活の知恵を学ぶことができます。

壮大な砂漠と自然

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タタウィーン周辺は、サハラ砂漠の入り口として、驚くほど広大な自然の美しさを楽しむことができます。

アクティビティ:

砂漠ツアー
四輪駆動車やラクダでの砂漠ツアーが人気。砂丘を越えながら、夕日の絶景や星空を堪能できます。

ジビール山地 (Jebel Mountains)
ハイキングや自然散策に最適な場所で、荒涼とした美しい景観が広がります。

ローカル文化と市場

メドニン スターウォーズのロケ地 チュニジアの観光

タタウィーンでは、地元の市場や手工芸品が楽しめます。

必見のアイテム
ベルベルの手織りカーペット
鮮やかな色彩と精巧なデザインが特徴。

伝統的な銀細工
独特のデザインが施されたアクセサリーや装飾品。

香辛料
地元で栽培されたスパイスは、料理の風味を一層引き立てます。

市場を歩きながら、地元の人々との交流も楽しみの一つです。

『スター・ウォーズ』のロケ地としての魅力

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映画ファンにとってタタウィーンは特別な意味を持つ地です。街の名前がそのまま惑星タトゥイーンの名前の由来となっており、いくつかのシーンがこの地域で撮影されました。

クサールや周辺の砂漠地帯を巡りながら、映画の世界に浸ることができます。

Lapinの旅日記:タタウィーン編

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トズルからタタウィーンへ。
ベルベル人が建てたクサールという小さな部屋を積み重ねたような建物は、倉庫として使用していまたのだそう。チュニジアの南部にはあちこちにこのクサールが残っていて興味深い。
スターウォーズでは奴隷居住区にあるアナキンの家としてよく出ていたので見覚えがある人も多いかも。クサール・ウレド・スルタンは、アナキンが幼少期に住んでいた奴隷居住区だそう。クサール巡りでは一番の目玉。

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クサール・ハダダは、スターウォーズのエピソードで使用された奴隷居住区。ウレド・スルタンよりも整備が行き届いていて、あちらとはまた違った魅力がある。

この辺りは本当にクサールが多く、有名どころ以外にもいくつかのクサールを訪問してみた。
同じような形なのに、それぞれにやはりちょっと特徴や個性があって面白い。
出来れば3~4つくらいは訪れて見比べてみるのがおすすめ。
どのクサールも今はほとんど使用されておらず、不思議な静かな世界がそこに存在している。人がいないのに存在感がすごく、自分がいる世界がどこなにかわからなくなりそうな感覚に陥る。

クサール・ハダダにた鳥 タタウィーン マトマタ スターウォーズのロケ地 チュニジアの観光
とんがってるね
一見、大きな泥遊びのような家たち。なのに実用的で機能性に優れていて意外に丈夫。
ベルベル人の知恵と技術に脱帽。奥深い…

タタウィーン観光のまとめ

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タタウィーンは、歴史、文化、自然、そして映画の魅力が融合した特別な場所です。ベルベル文化の豊かさに触れ、壮大な砂漠の風景を楽しみ、映画の舞台を実際に訪れる体験は、他では味わえない思い出を作ることでしょう。

ぜひ、タタウィーンでの旅を計画してみてください。

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