カリバ湖旅行記と観光ガイド|ボートハウスで過ごすジンバブエの秘境
目次
Toggleジンバブエとザンビアの国境に広がるカリバ湖(Lake Kariba)は、世界最大級の人工湖。広大な湖面と周囲の美しい自然が魅力です。
この記事では、ジンバブエ側のカリバタウン(Kariba Town)を拠点に、カリバ湖の見どころや人気のアクティビティを実際の体験を元に紹介します。
カリバ湖の場所
カリバ湖は、アフリカ南部のジンバブエとザンビアの国境に位置し、ザンベジ川をせき止めて作られた人工湖です。
総面積は約5,580平方キロメートルに及び、長さは約280キロメートルにも達します。湖の南側にはジンバブエのカリバタウンがあり、観光の拠点となっています。
カリバダム(Kariba Dam)
1950年代に建設されたこの巨大なカリバダムは、ザンベジ川をせき止めてカリバ湖を形成しました。発電所としての役割を果たす一方で、観光名所としても人気があります。
ダムの上からは、壮大な湖の景色や流れ落ちる水の迫力を堪能できます。また、ダム周辺には観光客向けの展望台が設けられており、ザンベジ川の壮観な流れや湖の広がりを楽しむことができます。
マナプールズ国立公園(Mana Pools National Park)
カリバ湖から比較的近くにあるマナプールズ国立公園(Mana Pools National Park)は、ユネスコ世界遺産に登録されており、ゾウやライオン、バッファロー、カバなどの野生動物が生息するサファリの名所です。
ボートサファリやカヌーツアーで野生動物を間近に観察することができるのが魅力で、特に乾季には動物たちが水辺に集まるため、壮大な光景が広がります。
また、ガイド付きのウォーキングサファリも人気があり、より自然に近い体験を楽しむことができます。
カリバ湖のアクティビティ
カリバ湖はクルージングして回るだけでも十分楽しめますが、アクティビティも豊富。興味があるものはどんどん参加してみてください。
サファリ
カリバ湖のサファリは、湖上ボートや陸上のサファリドライブで野生動物を間近に観察できる貴重な体験です。
湖岸に生息するワニやカバ、渡り鳥のほか、陸地では多様な哺乳類も見られます。
地元ガイドの案内で動物の生態を学びながら、湖と大地が織りなすドラマティックな景観を堪能できる魅力的な冒険です。
また、湖面と周囲の原生林が生み出す自然のハーモニーは、四季を通じて異なる風情を見せ、訪れる人々に心に残る感動を与えます。
バードウォッチング
カリバ湖は、多種多様な鳥類が生息する魅力的なバードウォッチングスポット。
湖畔や島々では、カワセミ、ハゲワシ、シギなど稀少な野鳥が観察でき、四季折々の表情を楽しめます。
特に乾季には、鮮やかな水鳥が集い、写真愛好家に人気。地元ガイドの案内で鳥の生態を学びながら静かな自然に浸る体験が可能です。
豊かな水辺の環境が、渡り鳥や固有種の観察をより豊かにし、訪れるバードウォッチャーに感動を与えます。
釣り(タイガーフィッシング)
カリバ湖は「タイガーフィッシュ」と呼ばれる肉食魚の生息地としても有名で、釣り愛好家にとって憧れの場所です。
毎年開催される「タイガーフィッシングトーナメント」では、世界中の釣り人が競い合います。
湖の広大なエリアでは、多くの釣りスポットが点在し、初心者でもガイド付きのツアーに参加することで釣りを楽しむことができます。
特に乾季は水位が下がり、魚の動きが活発になるため、絶好のシーズンとなります。
サンセットクルーズ
カリバ湖の夕日は格別で、ボートクルーズで湖上から眺めるのが最も贅沢な楽しみ方の一つです。
穏やかな水面に映る夕焼けと、シルエットになるカバやワニの姿は、まさに大自然の芸術です。
クルーズ中には、湖に生息するさまざまな鳥類や野生動物を観察することができ、船上での軽食やドリンクとともにロマンチックなひとときを過ごせます。
空と湖が夕焼けと同じ色に染まる時間帯、上下がなく、まるで自分が浮いているような不思議な感覚を味わってみてください。
カリバ湖の魅力と文化
カリバ湖周辺にはトンガ族(Tonga people)が暮らしており、彼らの伝統文化や音楽、ダンスを体験することも可能です。
また、湖沿いのロッジやリゾートでは、アフリカの伝統料理を味わうことができ、特に新鮮な魚料理は絶品です。
カリバ湖の行き方
飛行機: ハラレ(Harare)からカリバ空港(Kariba Airport)まで国内線が運航しています。
車: ハラレからボート乗り場のあるカリバタウンまでは、約4~5時間のドライブです。
ボート: 湖の南側にはジンバブエ側のカリバタウンがあり、そこが観光の拠点となっています。ザンビア側のシアボンガ(Siavonga)からボートでカリバ湖を渡ることも可能です。
カリバ湖のベストシーズン
乾季(5月~10月)が観光に最適で、野生動物の観察やアクティビティを楽しむのに適しています。
水位が下がり、絶好のタイガーフィッシュ釣りのシーズンです。
カリバ湖の宿泊:ハウスボード体験記
湖畔のロッジやリゾート、ボートハウスなど、さまざまな宿泊施設がありますが、やはりここではぜひ、ボートハウスを体験してみてください。
シンプルな設備ながらも、清潔な環境でどっぷり自然と向き合うことができます。
ボートハウスは、静かな湖の上でゆったりと過ごせる贅沢な時間です。ネットや電波から離れて湖だけに囲まれた特別な雰囲気を楽しめます。
野生動物と隣り合わせで寝起きする滞在は、かけがえのない貴重な体験になること間違いなしです。
多くのボートハウスには、檻を湖に下ろして楽しめる天然プールが備えられており、安全に泳ぐことができます。
もしかすると檻の外ではクロコダイルやカバが泳いでる!なんてこともあるかも?
また、広々としたデッキにはテーブルやソファが設置されており、日光浴をしながら読書を楽しんだり、湖の絶景を眺めながら食事をとることも可能です。
ボートの後ろにはサファリ用ボートとフィッシング用のボートも準備されていて、身軽に湖上のアクティビティを楽しめるのも嬉しいポイント。
そして、私1人だけタイガーフィッシュ釣り上げました!
このお魚の生きる戦いに勝利したのは私。
命大切に頂きます、と思ってたら、他の人に食べられちゃった。
味見出来ず…
ここでは私が戦いに負けちゃった。
部屋は窓やドアなんてなく、夜は蚊帳のみかけて眠ります。
夜には満天の星空の下でリラックスした時間を過ごせるのも魅力の一つです。
ハウスボート、本当におすすめ。良い経験でした。
Lapinの旅日記:カリバ湖編
カリバ湖の観光まとめ
カリバ湖は、自然の美しさとアウトドアアクティビティを兼ね備えたジンバブエの隠れた名所です。
サファリやフィッシング、ボートクルーズなど、多彩な楽しみ方ができるこの湖で、アフリカならではの大自然を満喫してみてください。