
マラウィってどんな国?治安や言語など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】
目次
Toggleマラウィ共和国(Republic of Malawi)は、アフリカ南東部に位置する内陸国です。アフリカ大陸でも「Warm Heart of Africa(アフリカの温かい心)」と称されるほど、人々の温かいホスピタリティが特徴です。
美しいマラウィ湖(Lake Malawi)や国立公園があり、自然と触れ合う旅行が楽しめます。
比較的治安は安定していますが、旅行者は注意すべき点もあります。この記事では、マラウィの基本情報や歴史、文化、治安状況を詳しく紹介します。
マラウィの場所
マラウィは、タンザニア、モザンビーク、ザンビアと国境を接する内陸国で、アフリカの南東部に位置しています。
マラウィ共和国(Republic of Malawi)の基本情報

時差:日本より−7時間(UTC+2)
首都:リロングウェ(Lilongwe)
国旗:(赤・黒・緑の三色に昇る太陽)
人口:約1,900万人(2025年推計)
言語:公用語は英語(English)とチェワ語(Chichewa)
通貨:マラウィ・クワチャ(Malawian Kwacha:MWK)
宗教:キリスト教(約80%)、イスラム教(約13%)など
コンセントタイプ:BF型(電圧230V・周波数50Hz)
ビザ:日本国籍の場合、観光ビザが必要(電子ビザ申請可)
マラウイ入国管理局のホームページ:https://evisa.gov.mw
在マラウィ日本国大使館
住所:Plot No. 14/191, Petroda Glass House,
P.O.30780, Lilongwe3, Malawi
電話番号:+265 885 302 222
公式サイト:https://www.mw.emb-japan.go.jp
駐日マラウイ共和国大使館
住所:東京都港区高輪3丁目4-1 高輪偕成ビル5階、7階
電話番号:03-3449-3010
公式サイト:http://www.embassyin.jp/malawi/
マラウィの地理的特徴

マラウィはアフリカ大地溝帯(Great Rift Valley)の一部に位置し、国土の約20%を占めるマラウィ湖(Lake Malawi)が最大の特徴です。
湖は国内観光の中心であり、透明度が高く多様な魚類が生息しています。
山岳地帯も多く、ムランジェ山(Mount Mulanje)やニカ国立公園(Nyika National Park)ではハイキングが楽しめます。
マラウィの歴史

マラウィはかつて「ニヤサランド(Nyasaland)」と呼ばれ、19世紀にイギリスの影響を受け始めました。
1891年にはイギリスの保護領となり、1964年に独立。初代大統領ヘイスティングス・カムズ・バンダ(Hastings Kamuzu Banda)の長期政権の後、1994年に民主化が進みました。現在は多党制民主主義国家として発展を続けています。
独立後も農業を中心とした経済構造が続いており、特にタバコと茶の輸出が主要産業です。
マラウィの文化

マラウィの文化は、バントゥー系民族の伝統とイギリス植民地時代の影響が融合しています。チェワ族の「グレート・チェワ文化」やンゴニ族の戦士文化など、多彩な民族文化があります。
音楽とダンスは生活に密接しており、特に「グレア(Gule Wamkulu)」という仮面舞踊が有名です。人々は親しみやすく、握手と笑顔が日常的な挨拶です。
マラウィの治安

マラウィはアフリカの中では比較的治安が良いとされていますが、スリやひったくりには注意が必要です。特にリロングウェやブランタイヤ(Blantyre)などの都市部では、夜間の外出を避けましょう。
地方では親切な人々が多いですが、詐欺や偽ガイドには警戒が必要です。交通インフラは発展途上で、長距離移動には余裕を持った計画が必要です。
マラリア予防のため、蚊対策も忘れずに。
安全で楽しい旅行をするために、基本的な予防策を講じましょう。
マラウィの有名な食べ物

マラウィの代表的な料理は、ンシマ(Nsima)と呼ばれるとうもろこし粉を練り上げた主食です。
これはスープや野菜、魚、肉と一緒に食べられます。特にチャンボ(Chambo)というマラウィ湖で獲れる淡水魚のグリルやフライが人気です。
また、カンドロリ(Kandolo)(サツマイモ)やンドゥング(Ndundu)(キャッサバ)もよく食べられます。
スナックとしてはマンダジ(Mandazi)という甘い揚げパンが親しまれ、マラウィ独自の紅茶と一緒に楽しむのもおすすめです。
マラウィの有名な特産品・お土産

マラウィ紅茶:香り高く、品質の良い紅茶はお土産に最適です。
木彫りの工芸品:動物や仮面をモチーフにした手作りの木彫り製品が人気。
チテンジ(Chitenje):カラフルなアフリカンプリント布で、服やバッグとしても活用可能です。
バオ(Bao):伝統的なボードゲームのセットもお土産として喜ばれます。
マラウィの有名な場所

世界遺産
チョンゴニの岩絵地域:先史時代の岩絵が点在する考古学的に貴重なエリア。
マラウィ湖:アフリカで3番目に大きい湖で、美しいビーチやウォータースポーツが楽しめる。(世界遺産はマラウィ湖国立公園の一部)
その他で有名な場所
リウォンデ国立公園:象やカバ、ワニなどの野生動物が見られるサファリスポット。
ムランジェ山:登山やハイキングができる絶景の山岳エリア。
マジェテ野生動物保護区:ヒョウやライオンなどの保護活動が行われており、プライベートなサファリが楽しめます。
マラウィの気候

マラウィは熱帯気候に属し、主に乾季(5月~10月)と雨季(11月~4月)に分かれます。
乾季は過ごしやすく、気温も比較的穏やか(20〜25℃)で旅行に適しています。一方、雨季は高温多湿になり、降水量が多くなるため道路がぬかるみ、移動が困難になることもあります。
ベストシーズンは乾季の6月~9月で、特にマラウィ湖や国立公園での観光に最適です。サファリを楽しみたい場合は、動物が水場に集まる8月~10月が良い時期です。
交通手段と移動のコツ

マラウィ国内の移動手段にはバス、ミニバス、タクシー、レンタカーがあります。
都市間の長距離移動にはバスが一般的ですが、時刻表が不安定なため時間に余裕を持つことが大切です。
ミニバスは安価ですが、混雑しやすいので注意。主要都市ではタクシーも利用できますが、料金交渉が必要です。
地方では道路状況が悪いことが多いため、レンタカーを利用する場合は4WDをおすすめします。
旅行前の準備

通貨情報:通貨はマラウィ・クワチャ(MWK)で、クレジットカードは都市部以外では使いづらいため現金を準備すると安心です。
SIMカード:現地でAirtelやTNMのSIMが購入可能で、空港や都市部のショップで簡単に手に入ります。
持ち物・服装:乾季でも朝晩は冷えるため長袖を持参。雨季は防水ジャケット必須。蚊が多いため、虫除けスプレーやマラリア対策も重要です。
マラウィの基本情報まとめ

マラウィは美しい自然と温かい人々が特徴の国です。
マラウィ湖や国立公園で、のんびり過ごすもよし、現地の人とふれあえる文化体験をするのもよし。
治安は比較的安定していますが、基本的な注意を怠らず、楽しい旅をしてきてくださいね。


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