
レソト観光で行ってよかったスポット8選!マレツニャーネの滝から世界遺産まで
目次
Toggleアフリカ南部に位置するレソト(Lesotho)は、全土が山岳地帯に覆われた「天空の王国」として知られています。標高が高いため涼しい気候が特徴で、豊かな自然と独自の文化を楽しめる国です。
この記事では、まるで「天空の城ラピュタ」や「風の谷のナウシカ」の世界に入り込んでしまったような時間を過ごせるレソトの魅力をご紹介します。
レソトの観光MAP
レソトは四方を南アフリカに囲まれた内陸にあります。
レソトの世界遺産
2000年に世界遺産に登録されたマロティ-ドラケンスバーグ公園(Maloti-Drakensberg Park)のなかに、南アフリカのウクハランバ・ドラケンスバーグ公園の範囲が拡大され、2013年にレソトのセアラバセベ(セサバテーベ)国立公園が追加されました。これにより、レソトにとって初めての世界遺産が誕生しました。
①セアラバセベ国立公園(Sehlabathebe National Park)

レソト南東部に位置するセアラバセベ国立公園は、ドラケンスバーグ山脈の一部として世界遺産に登録されています。
標高2,400mの高原地帯に広がるこの公園には、ユニークな砂岩の景観や貴重な動植物が生息しており、特に絶滅危惧種の鳥類が多く観察されます。
また、洞窟には先住民族サン人による岩絵が残されており、古代の生活を垣間見ることができます。トレッキングやキャンプを楽しむのに最適なスポットです。
公式サイト:https://seelesotho.com/sehlabathebe-national-park/
レソト観光のおすすめスポット
豊かな自然に恵まれたレソトには、壮大な滝や歴史的遺跡など見どころがたくさんあります。
②マレツニャーネの滝(Maletsunyane Falls)

マレツニャーネ滝の滝(Maletsunyane Falls)は、レソトを代表する観光名所であり、落差192mを誇る南部アフリカ最大級の滝です。滝壺へと勢いよく落ちる水は壮観で、特に雨季には水量が増し迫力満点の景色を楽しめます。
近くにはアドベンチャー施設もあり、世界で最も高いシングルドロップのアブセイリング(ロープを使った崖下降)に挑戦することも可能です。
③セモンコン(Semonkong)
レソト中央部に位置するセモンコン(Semonkong)は、「煙の街」という意味を持つ小さな町です。これは近くにあるマレツニャーネの滝(Maletsunyane Falls)が作り出す水しぶきが、まるで煙のように見えることに由来します。
標高2,275mの高地にあり、涼しい気候が特徴。マレツニャネの滝の観光や乗馬、トレッキングの拠点として人気があり、バソトポニーに乗って大自然を巡るツアーが楽しめます。
独特なファッションと素朴な雰囲気の中で、レソトの伝統文化と壮大な景観を堪能できる魅力的な町です。
④リップホフン洞窟(Liphofung Cave)

リップホフン洞窟(Liphofung Cave)は、先住民族であるサン人が描いたとされる岩絵が残る洞窟遺跡。何千年も前の狩猟生活の様子が描かれており、考古学的にも貴重な場所です。
現在では歴史教育センターとして整備されており、ガイド付きツアーで詳しい説明を聞くことができます。
⑤マセル(Maseru)

マセル(Maseru)は、レソトの首都であり、経済と行政の中心地。南アフリカとの国境沿いに位置し、最大の都市として商業施設や政府機関が集まっています。
モダンなショッピングモールやレストランがある一方で、伝統市場では地元の手工芸品やバソトブランケットが手に入ります。
近郊にはトバツェ山(Thaba Bosiu)などの歴史的名所もあり、レソトの文化と歴史を感じることができます。都会的な雰囲気と伝統が融合する、レソト観光の玄関口です。
⑥タバ・ボシウ文化村(Thaba Bosiu Cultural Village)

タバ・ボシウ文化村(Thaba Bosiu Cultural Village)は、レソト建国の歴史を学べる文化施設で、首都マセル近郊のトバツェ山(Thaba Bosiu)にあります。
19世紀にモショエショエ1世が王国の要塞として築いた場所で、レソトの象徴的な遺跡の一つです。
ビレッジ内では伝統的なバソト族の住居や工芸品、文化に触れることができ、歴史ガイドツアーも充実。トバツェ山に登れば、美しい景色とともにレソト王国の誕生を感じることができます。
公式サイト:https://www.thevillage.co.ls/
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⑦コメ洞窟(Kome Caves)

コメ洞窟(Kome Caves)は、レソト中部の山岳地帯にある、岩をくり抜いて作られた伝統的な洞窟住居です。19世紀に戦乱を逃れたバソト族の一部がこの洞窟を住居として利用し、現在も子孫が暮らしています。
壁には長年の生活の痕跡が残り、レソトの歴史と文化を感じることができます。観光客向けのガイドツアーもあり、洞窟の成り立ちや当時の生活について学べる貴重なスポットです。
⑧モコトロン村(Mokhotlong Village)

モコトロン村(Mokhotlong Village)は、南アフリカとレソトを結ぶサニ峠(Sani Pass)へ向かう途中に位置する、美しい景観に囲まれた村です。
ここでは、伝統的なバソト族の暮らしを体験でき、手作りの家や工芸品、ローカルフードを楽しめます。
村の周辺は壮大な山岳風景が広がり、トレッキングや乗馬などのアクティビティにも最適。訪れる旅行者には温かいおもてなしがあり、レソトの文化に触れながら絶景を満喫できる魅力的なスポットです。
レソト観光のおすすめツアー

- 乗馬ツアー:バソト族の伝統的なバソトポニーに乗りながら、山岳地帯を巡るツアー。初心者でも楽しめるコースがあります。
- トレッキングツアー:セーラベ・タベ国立公園やマレツニャネの滝周辺でのハイキングツアー。自然の絶景を堪能できます。
- 文化体験ツアー:バソト族の村を訪れ、伝統的な暮らしを体験できるツアー。ローカルフードや手工芸品作りを学べます。
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レソト旅行のベストシーズン

レソトは標高が高いため、年間を通して比較的涼しい気候です。
ベストシーズン:5月〜9月(乾季)
降水量が少なく、登山や観光に最適な時期です。
雨季:11月〜3月
緑が豊かになり、美しい風景が広がりますが、道路状況が悪くなることがあります。
レソトの年間イベント情報

タイミングが合えば、イベントに参加するのもおすすめ。以下はレソトの主なイベントです。
キングズ・バースデー(King’s Birthday)(7月17日)
国王の誕生日を祝う祝典。パレードや伝統舞踊が披露されます。
モロジャ・フェスティバル(Morija Arts & Cultural Festival)(10月)
音楽、ダンス、伝統文化を楽しめるレソト最大の文化イベント。
ハイランド・マウンテン・マラソン(Highlands Mountain Marathon)(11月)
山岳地帯を走る過酷なマラソン大会。
レソト旅行での注意点

高山病に注意:標高が高いため、ゆっくりと体を慣らすことが重要です。
交通手段:公共交通機関が発達していないため、車のチャーターやツアー利用が便利です。また、マレツニャーネの滝へは馬をレンタルがおすすめ。
治安:比較的安全ですが、都市部ではスリや盗難に注意しましょう。
ビザ情報:日本国籍の方は観光、商用目的で3か月以内の短期滞在であればビザは免除されます。
レソトの観光のまとめ

レソトは、その独特な地形と文化が魅力の国です。標高の高い山岳地帯では、美しい滝や湖、先住民族の遺跡を巡ることができます。
乗馬やトレッキングといったアクティビティも豊富で、自然を満喫したい方にぴったりの旅行先です。
ベストシーズンは乾季の5月〜9月で、文化イベントも見逃せません。レソトの壮大な自然と伝統文化を楽しむ旅に、ぜひ出かけてみてください。


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