バーレーン観光の行ってよかったスポット12選！世界遺産から名所までモデルコースも紹介
中東の小さな島国、バーレーンは、歴史と近代文化が融合する魅力的な観光地。古代文明の遺跡、美しいモスク、活気あるマーケット（スーク）、そして近代的な建築が共存し、訪れる人々を魅了します。
中東の中でも比較的自由な雰囲気を持ち、旅行者が楽しみやすいのも特徴です。
この記事では、バーレーンの世界遺産やおすすめ観光スポット、旅行のベストシーズンや注意点まで詳しく紹介します。
バーレーンの観光MAP
バーレーンの世界遺産
バーレーンには、ユネスコ世界遺産に登録された貴重な遺跡が存在します。古代の交易ルートや独自の文化を物語る遺跡群は、歴史好きには必見です。
①バーレーン要塞（Qal'at al-Bahrain）
「バーレーン要塞 – ディルムンの古代の港と首都（Qal’at al-Bahrain）」として世界遺産に登録されているこの遺跡は、バーレーン島の北海岸に位置します。
この要塞は、約4000年前のディルムン文明の中心地でした。遺跡からは古代の宮殿や交易拠点の跡が見つかっており、考古学的にも非常に重要です。
夕暮れ時の景色は美しく、訪れるのはこの時間帯もおすすめです。敷地内には考古学博物館も併設されており、出土品やディルムン文明の歴史を詳しく学ぶことができます。
夜間にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめるのも魅力です。
②ディルムンの墳墓群（Dilmun Burial Mounds）
ディルムンの墳墓群（Dilmun Burial Mounds）は、バーレーン各地に点在する数千もの古墳群。紀元前3000年頃の遺跡であり、かつての繁栄を物語ります。
一部の古墳は発掘され、内部の構造を見ることも可能です。
特にアリ村（A’ali）周辺に集中しており、巨大な墳墓を間近で見ることができます。
ディルムン文明の埋葬文化を学べる貴重なスポットであり、考古学ファンにはたまらない場所です。
③真珠採り、島の経済を物語るもの（Pearling, Testimony of an Island Economy）
かつてバーレーンは真珠採取で栄えた国。パール採取の歴史的遺産として、「真珠採り、島の経済を物語るもの（Pearling, Testimony of an Island Economy）」が世界遺産に登録されました。
マナーマ（Manama）の海沿いには、真珠産業の歴史を感じられる建築や博物館があり、現地のツアーでは、伝統的な真珠採取の方法を学ぶことも可能です。
バーレーンの海には今でも真珠採取が行われている場所があり、ダイビングツアーで実際に採取体験をすることもできます。
かつての真珠商人たちの暮らしを再現した博物館もあり、歴史と文化の奥深さを感じられる場所としておすすめです。
バーレーンのおすすめ観光スポット
歴史遺産だけでなく、バーレーンにはモダンな観光スポットも数多く存在します。都市の活気や自然の美しさを感じられるスポットを紹介します。
④バーレーン・ナショナル・ミュージアム（Bahrain National Museum）
バーレーンの歴史や文化を深く知るならまずはここ、バーレーン・ナショナル・ミュージアム（Bahrain National Museum）。
ディルムン文明の遺物や伝統的な家屋の再現展示などがあり、観光の最初に訪れるのがおすすめです。展示が充実しており、1～2時間かけてじっくり見学できます。
特に、古代の楔形文字が刻まれた石碑や、バーレーンの伝統的な生活を再現した展示は見応えがあります。
館内は広く、アート展示や現代文化に関するコーナーもあり、歴史好きでなくても楽しめるスポットです。
⑤アル・ファテフ・モスク（Al-Fateh Grand Mosque）
アル・ファテフ・モスク（Al-Fateh Grand Mosque）はバーレーン最大のモスクで、非イスラム教徒でも内部を見学できます。
広大な祈祷スペースと、美しいイスラム建築が魅力です。無料のガイドツアーがあり、イスラム教について学ぶ機会にもなります。
内部には壮大なシャンデリアや、美しいカリグラフィーが施された壁があり、神聖な雰囲気に包まれています。
訪問時には肌を隠す服装が求められますが、無料でアバヤ（伝統的な衣装）の貸し出しもあるので安心です。
⑥バーレーン・インターナショナル・サーキット（Bahrain International Circuit）
バーレーン・インターナショナル・サーキット（Bahrain International Circuit）は、F1バーレーングランプリが開催されるサーキット。
レース観戦はもちろん、一般向けのカート体験も楽しめます。モータースポーツ好きには外せないスポットです。
サーキットツアーでは、F1マシンが走るコースをバスで巡ったり、ピットエリアを見学したりすることができます。
また、特定の日には一般の人がカートで走れるイベントも開催され、本格的なレーシング体験ができますよ。
⑦バブ・アル・バーレーン（Bab Al Bahrain）
バブ・アル・バーレーン（Bab Al Bahrain）は、マナーマの中心にある歴史的な門で、スーク（市場）への入り口となっています。
香辛料、ゴールド、伝統工芸品などが並ぶ市場で、ショッピングやグルメを満喫できます。
市場内では、新鮮なナツメヤシや、バーレーン独自のスイーツ「ハルワ」も楽しめます。
交渉次第で値段が下がることもあるため、地元の人々とのやり取りを楽しみながら買い物するのがおすすめです。
⑧バーレーン・ベイ（Bahrain Bay）
バーレーン・ベイ（Bahrain Bay）は、首都マナーマにある近代的なウォーターフロントエリア。
ラグジュアリーホテルやおしゃれなオフィスビル、高級レストランが集まるバーレーンの顔であり、新しい観光スポットです。
「フォーシーズンズ・ホテル・バーレーン・ベイ（Four Seasons Hotel Bahrain Bay）」は、海に浮かぶように建つ象徴的なホテルで、贅沢な滞在が楽しめます。
エリア内ではクルージングやカフェ巡りが楽しめるほか、近代建築と青い海の美しい景観が魅力。夜にはライトアップされた街並みが幻想的な雰囲気を演出します。
⑨ツリー・オブ・ライフ（Tree of Life）
ツリー・オブ・ライフ（Tree of Life）は、砂漠の真ん中に一本だけ生えている神秘的な木。水源がない場所で40年以上も生き続けていることから「生命の木」と呼ばれています。
私の個人的感想ですが、「星の王子様」のバラを連想してしまう場所でした。王子様において行かれて、王子の帰りを待ち続けているのかなと・・。
近くには岩に刻まれた古代の碑文もあり、考古学的にも興味深い場所。特に夕方は美しい夕日が見られ、写真撮影にも最適です。
訪れると、自然の力強さを感じられるスポットです。
⑩アアリ・ポッタリー・ワークショップ（A'ali Pottery Workshop - Alshugel Pottery）
アアリ村（A’ali）は、バーレーンの伝統的な陶器づくりが盛んな地域。
「アアリ・ポッタリー・ワークショップ（A’ali Pottery Workshop – Alshugel Pottery）」では、職人が手作業で作る陶器の制作過程を間近で見ることができます。
粘土を使った成形や焼成技術は何世紀にもわたり受け継がれ、ここでしか手に入らないユニークな陶器も多数販売されています。
陶芸体験も可能で、自分だけのバーレーン土産を作ることができるのも嬉しいポイント。伝統文化と職人技を体感できる、アート好きにおすすめのスポットです。
⑪ロイヤル・キャメル・ファーム（Royal Camel Farm）
バーレーンのロイヤル・キャメル・ファーム（Royal Camel Farm）は、王族によって管理されているラクダ農場で、約500頭以上のラクダが飼育されています。
入場は無料で、訪問者はラクダを間近で観察し、餌やり体験も可能です。
特に赤ちゃんラクダがいる時期は可愛らしい姿を見ることができます。
観光客向けの商業施設ではなく、実際の飼育場なので、バーレーンの伝統的なラクダ文化をリアルに体験できるのが魅力です。
写真撮影にも最適なスポットで、のんびりとした時間を楽しめます。
⑫ファースト・オイル・ウェル（First Oil Well in Bahrain）
バーレーンの「ファースト・オイル・ウェル（ First Oil Well in Bahrain）」は、1932年に中東で初めて石油が発見された歴史的な場所です。
ジャベル・アド・ドゥカーン（Jabal Ad-Dukhan）という小高い丘のふもとに位置し、バーレーンの経済発展の礎となった記念すべき油井として知られています。
現在も記念碑とともに保存されており、石油産業の始まりを学ぶことができます。近くには石油博物館もあり、バーレーンの石油開発の歴史をより深く知ることができるので、あわせて訪れてみてください。
産油国となったバーレーンの歴史を感じる貴重なスポットです。
バーレーン観光は何日必要？おすすめモデルコース
バーレーン観光の一般的な観光日数は2～4日です。
主要観光地を効率よく巡るなら2日、ゆったり楽しむなら3～4日がおすすめ。
1日目はマナーマ市内観光（ナショナル・ミュージアム、バブ・アル・バーレーン）、2日目は世界遺産巡り（バーレーン要塞、古墳群）、3日目はF1サーキットや砂漠ツアーへ。
短期間でも満喫できますが、ビーチリゾートやショッピングを楽しむなら4日以上滞在するとさらに充実した旅になります。
遺跡や街歩きも時間をかければかけるほど新しい発見に出会えるので、長くいても飽きることはありません。私は1週間滞在し、毎日朝から晩まで歩き回っていましたが、まだいたい！と思いました。
バーレーンのおすすめツアー
イチオシはコレ。
1日しか時間がない方も、このツアーに参加すれば見どころが全部網羅されています。しかもコスパ抜群な神的ツアー！
ただ、かなり多くの場所を一日で周るので、もっとじっくり見てまわりたいという方は、2つか3つに分けてツアーを選ぶのがベスト。
ちなみに私は、マナーマ市内は自力で観光。1日でも可能ですが、私がじっくり端々見て回りたい人なので、3日かかけて徹底的に周りました。
と、砂漠とサーキットなど、遠方の観光がまとまっているツアーに参加しました。
すごく良かったです。
世界遺産巡りツアー（バーレーン要塞・古墳群・パール産業遺産）
砂漠探検ツアー（ツリー・オブ・ライフ訪問＋四駆サファリ体験）
モータースポーツ体験ツアー（サーキットでのF1体験やカート走行）
バーレーンのグルメツアー（ご当地グルメを楽しみたいならこれ！）
マナーマ市内観光ツアー（ナショナル・ミュージアム、バブ・アル・バーレーン、市場巡り）
海外初心者、ちょっと不安という方のために市内ツアーも記載しましたが、バーレーンはとても安全なので、マナーマ市内の観光は自力でも全然大丈夫です。
遺跡や砂漠は、公共交通機関がない、4ＷＤじゃないときびしいところもあるので、ツアーが効率的です。
以下をクリックしてその他のバーレーンのツアーもチェックしてみてください。
バーレーンの天気と旅行のベストシーズン
バーレーンの気候は砂漠気候で、夏は非常に暑く、冬は過ごしやすいのが特徴です。
- ベストシーズン：11月～3月（気温が20℃前後で快適）
- 避けたい時期：6月～9月（40℃を超える猛暑で観光には不向き）
このため、バーレーングランプリが行われる3～4月も旅行には良い時期となります。
バーレーンのイベント情報
- バーレーングランプリ（F1 Bahrain Grand Prix）（3～4月）
- バーレーン・フードフェスティバル（2～3月）
- バーレーン・ショッピングフェスティバル（1月）
- ラマダン（時期は変動）：イスラム文化を体験する貴重な機会
バーレーン旅行での注意事項
服装：女性は肩や膝を隠す服装が望ましいですが、他の中東諸国よりは自由度が高めです。
飲酒：観光客向けホテルや高級レストランでは飲むことが可能ですが、公共の場では厳禁です。
交通手段：公共交通は少ないため、タクシーやレンタカーが便利。時間に余裕があればバスも利用しやすいです。
現金とカード：クレジットカードが広く使えますが、小額の現金もあると便利。
バーレーン観光のまとめ
バーレーンは、古代遺跡から近代都市、自然の神秘まで、多彩な魅力を持つ国です。
歴史好きなら世界遺産巡り、モータースポーツ好きならF1サーキット、買い物好きなら市場散策と、さまざまな楽しみ方が可能。旅行のベストシーズンは冬の11月～3月で、この時期なら快適に観光できます。
中東の文化を手軽に楽しめるバーレーンで、ぜひ魅力的な旅を体験してください。
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