
ダッカ観光のおすすめスポット10選と1日モデルコース!バングラデシュの首都を遊びつくそう
目次
Toggleバングラデシュの首都・ダッカ(Dhaka)は、色鮮やかなリキシャが走り、歴史的建築とローカルの活気が入り交じるエネルギッシュな街です。
ムガル建築の名残を感じる旧市街や、美しいモスク、地元の暮らしが息づくマーケットなど、歩けば驚きと魅力に出会える場所がたくさんあります。
この記事では、初めての旅行でも安心して巡れる1日のモデルコース、おすすめ観光スポット、移動手段、注意点をまとめて紹介。ダッカを効率よく楽しみたい方にぴったりのガイドです。
ダッカ(Dhaka)の観光MAP
旅行の準備に役立つバングラデシュの基本情報(治安・通貨・コンセントなど)は、
▶バングラデシュってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報 に詳しくまとめています。
ダッカ観光1日モデルコース

「旧市街の歴史」「ローカル体験」「近代建築」「夕景スポット」という流れで、初めての人でも効率よく巡れるルートになっています。
09:00 ラールバーグ・フォート(Lalbagh Fort)
ダッカ観光は、ムガル建築の象徴であるラールバーグ・フォートからスタート。広い庭園を散策し、モスクや霊廟など歴史的建造物をゆったり楽しみます。朝は比較的人が少なく、写真撮影にも最適です。
10:30 アーメン・マナジル(Armenian Church)
17世紀のアルメニア商人コミュニティによる美しい教会へ。白い外観と静かな礼拝堂が印象的で、旧市街の中心にありながら落ち着いた雰囲気を味わえます。
11:15 アーメン・マナジル周辺ウォーク → ショドル・ガット(Sadarghat)
石畳の路地や市場が広がる旧市街を歩きながら、ローカルな生活シーンを堪能。少し歩けばブリガンガ川沿いのショドル・ガットに到着します。
12:00 ショドル・ガット船着場(Sadarghat Launch Terminal)
ここではローカルの小舟に乗る「ショート・ボートライド」がおすすめ!川から眺める旧市街の風景はダッカらしさ満点。ただし混雑が激しいため、貴重品管理をしっかりと。

13:00 ランチ(Old Dhakaのローカルレストラン)
旧市街にはビリヤニ(Biryani)やカチ(Kacchi Biriyani)の名店が多数。ダッカらしいスパイシーな味わいを楽しみましょう。
14:30 アーシャン・マンジル(Ahsan Manzil)
19世紀に建てられた豪華な宮殿で「ピンクパレス」と呼ばれる人気観光地。館内の展示を見学しながら、かつてのダッカの繁栄を感じられます。
16:00 ジャティオ・サンシャド(Jatiyo Sangsad Bhaban / 国会議事堂)
近代建築の巨匠ルイス・カーンによる壮大な建築を見学。サンセットの時間帯は外観が美しく輝き、写真映えも抜群。周囲の公園を散歩しながら休憩するのにも最適です。

17:30 ハティルジール湖(Hatirjheel Lake)
市民の憩いの場である人工湖。ライトアップされた橋や水面に映る街並みが美しく、夕暮れのひとときをゆったり過ごせます。ローカル屋台で軽いスナックを楽しむのも◎。
19:00 ディナー(Gulshan / Bananiエリア)
外国人旅行者も多く、清潔なレストランが揃うグルシャン(Gulshan)かバナニ(Banani)で夕食を。伝統料理からインド、アラビア、中華まで選択肢が豊富です。
20:30 ホテル帰着
夜道は混雑や交通事情からタクシー・Uber・Pathao の利用が安心。
バングラデシュ全体の観光スポットや世界遺産、モデルコースは、
▶バングラデシュ観光で行ってよかったスポット9選! で紹介しています。
ダッカ観光のおすすめスポット
ダッカには、ムガル帝国時代の建築からカラフルなローカルマーケット、美しい湖畔エリアまで見どころが点在しています。
歴史好きにも写真好きにも魅力的なスポットが多く、効率よく巡れば1日でも濃厚な旅が楽しめます。
①アーサン・マンジル(Ahsan Manzil/Pink Palace)

ブリティッシュ・ラージ時代に建てられた宮殿で、外観が鮮やかなピンク色をしていることから“ピンクパレス”として親しまれています。
かつてダッカの名家の邸宅として使われており、現在は博物館として公開。内部には豪華な調度品や当時の生活用品が展示され、19世紀の上流階級の生活を垣間見ることができます。

高い天井、開放的なテラス、優雅でゆったりとした雰囲気に加え、リバーフロントに位置するため、ブリガンガ川(Buriganga River)を眺めるロケーションも魅力。周囲はにぎやかな旧市街ですが、この建物の中だけは時間がゆっくり流れているように感じられます。
特に夕暮れ時、外壁が柔らかい光に染まり、一層フォトジェニックになる瞬間は必見!建物の美しさ、歴史的背景、写真映えする外観など、多角的に楽しめるスポットとして人気があります。
②ラールバーグ・フォート(Lalbagh Fort)

17世紀に建設が始まったムガル帝国時代の要塞で、ダッカで最も美しい歴史的建造物のひとつ。未完のまま残されたことで独特の雰囲気が漂う、ダッカ観光ではまず外せない名所です。
広い敷地にはバラコート(Bara Katra)を思わせる優美な門、繊細な装飾が施されたモスク、そしてムガル建築特有の赤色が映える霊廟や建造物が並びます。赤みを帯びた壁面と美しい芝生のコントラストが印象的で、建築写真を楽しみたい人には特におすすめ。

中心には水路と庭園が整備され、訪れると静かな時間が流れ、喧騒の街とは別世界のよう。特に夕方の柔らかな光が差し込む時間帯は、建築の模様が美しく際立ち、訪問するのに最適です。
観光中、地元の人々が気さくに声をかけてくれることも多く、歴史遺産でありながら人の温かさも感じられる場所でした。朝や夕方は訪れる人が少なく、静かに散策できる穴場の時間帯です。
③オールドダッカ(Old Dhaka)

オールドダッカは細い路地が入り組み、ローカルな暮らし、屋台、マーケットがぎっしり詰まった活気の中心地。歩くごとにスパイスの香り、人々の呼び声、カラフルな商品があふれ、五感を刺激されます。

歴史的建物や古い商家なども残り、ダッカの文化を肌で感じられる場所です。歩くときは交通量が多く混雑も激しいため、注意しながら楽しみましょう。
④スター・モスク(Star Mosque)

スター・モスク(Tara Masjid)は、白と青のタイルで飾られた美しいモスクで、特に星形の装飾が名前の由来となっています。細やかなモザイクアートが建物全体に施され、内部の意匠は思わずため息が出るほど。

訪問時は肌の露出を控え、礼拝者の邪魔にならないよう静かに鑑賞するのがマナー。
荘厳でありながら温かさを感じる、旧市街の人気スポットです。
⑤スワダーガット船着場(Sadarghat Launch Terminal)

スワダーガット船着場(Sadarghat Launch Terminal)は、ブリゴンガ川(Buriganga River)沿いに広がる巨大な船着き場で、ダッカの“日常の生命線”ともいえる場所。大型フェリーから小さな渡し舟まで、絶え間なく船が行き交い、街の活気そのものを感じられます。
朝と夕方は特ににぎやかで、通勤・通学の人々、荷物を運ぶ労働者、商売人が入り混じる光景は圧巻。川沿いに立つだけで、バングラデシュの生活文化が強く伝わってきます。

短時間のボートライドを体験すれば、川から眺める旧市街の景色や、船上で働く人々の姿が印象的に映るはず。小舟で川を横断する体験は刺激的で、船頭との短い会話が旅の思い出になるでしょう。
観光地というより“リアルな生活の場”で混雑が激しいため、貴重品管理には十分注意しましょう。安全面に配慮しておけば、熱気に満ちたバングラデシュらしい雰囲気を存分に味わえます。
⑥バングラデシュ国立博物館(Bangladesh National Museum)

国バングラデシュの歴史、文化、自然について包括的に学べる立博物館。先史時代から現代に至る展示、独立戦争の資料、民族衣装や美術作品など、見応えあるコレクションが並びます。
エアコン完備で休憩がてら訪れるのにも最適。ダッカやバングラデシュの背景を理解することで、その後の観光がより深く味わえるでしょう。
⑦独立博物館(Shadhinota Stambha / Independence Museum&Monument)

インデペンデンス・モニュメント周辺にある独立博物館こと、ショドル・ガット・ミュージアム(Shadhinota Stambha & Museum / Independence Monument)は、バングラデシュ独立戦争について詳細に学べるスポットです。地下展示館では、写真・映像・資料を通して独立までの歴史がわかりやすくまとめられており、政治や歴史に興味のある旅行者に人気があります。
夜になると周囲のモニュメントがライトアップされ、美しく幻想的な雰囲気に。観光で訪れるだけでなく、平和の尊さを改めて感じられる意味深い場所です。
⑧バングラデシュ国会議事堂(Bangladesh National Parliament House)

世界的な建築家ルイス・カーンが設計した近代建築の傑作で、コンクリートと幾何学的なデザインが特徴の国会議事堂。巨大な建物とその周囲に広がる整った公園は、朝夕の散歩や写真撮影にぴったりです。
内部見学は制限がありますが、外観だけでも一見の価値あり。建築に興味のある人には必ず訪れてほしいスポットで、都会の中にある静かな空間として市民にも愛されています。
⑨ニュー・マ―ケット(Dhaka New Market)

地元の人が日常的に買い物をする巨大マーケットで、衣料品、アクセサリー、布製品、靴、雑貨など、とにかく品揃えが豊富。値段交渉も楽しみのひとつで、お土産探しにもおすすめです。
店と店が迷路のように入り組んでいるため、歩くだけでもワクワクするエリア。ローカル感満載で、ダッカの暮らしを身近に感じられる場所です。混雑しやすいので、荷物は身体の前で管理しながら楽しみましょう。
⑩ハティルジール湖(Hatirjheel)

近代的なスポットとして人気のハティルジール湖は、市民の憩いの場として整備された美しい湖畔エリア。夕暮れ時には湖面に街灯が反射し、幻想的な風景が広がります。
カフェやレストランも多く、ゆっくり散歩したり写真撮影を楽しむのに最適。都会の喧騒から少し離れたいときにおすすめです。
ダッカ観光の移動方法

市内の移動はリキシャ(Rickshaw)、バス、タクシー、UberやPathaoなどの配車アプリが主流です。
渋滞が非常に多いため、時間には余裕を持って行動しましょう。短距離ならリキシャ、長距離や空港移動は配車アプリが便利で安全です。
ダッカ観光のベストシーズン

ダッカのベストシーズンは、気温と湿度が落ち着く11月~2月頃。雨季が明け、晴れの日が多く観光しやすい時期です。
3月以降は暑さが厳しくなり、6~9月は雨季に入るため移動が難しくなることもあります。
私が訪問した7月は曇り空ばかりで、写真が全体的に暗い感じになってしまいました・・。オフシーズンなので観光客はほとんどおらず、それはそれでよかったのですが、次回は青空のベストシーズンに行きたいなと思いました。
ダッカのホテル
ダッカには近代的な高級ホテルから中級クラスまで多くの宿泊施設が揃っています。
初めての旅行なら安全性・サービスの評価が高いガルシャン(Gulshan)やバナニ(Banani)エリアがおすすめです。アクセスが良く、飲食店が多いので滞在しやすい環境です。
ダッカ旅行での注意事項

◆観光中のマナー
・モスクでは露出を避け、女性はスカーフを持参
・写真撮影は人に向ける前に必ず許可を取る
・混雑地帯ではスリに注意
◆便利な持ち物
・日差し対策の帽子・日焼け止め
・ウエットティッシュ
・虫除け
・携帯用モバイルバッテリー
・スカーフ(モスク訪問時)
ダッカ観光のまとめ

歴史的建築、美しいモスク、ローカルマーケット、湖畔エリアまで、多様な魅力がぎゅっと詰まったダッカ(Dhaka)。旧市街の喧騒からモダンなエリアまで、街ごとに異なる表情を見せてくれます。
初めての旅行でもモデルコースを参考にすれば効率よく巡ることができ、食文化も豊富でグルメ旅としても楽しめます。
移動は配車アプリが便利で、モスクでは服装のマナーを守れば安心。エネルギッシュで刺激的なダッカ観光をぜひ満喫してみてください。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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