ベルギーにあるブルッヘの鐘楼(Belfort)から見たブルージの街並み
ベルギー,  ヨーロッパ,  西欧

ベルギーってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2026年度版】

ベルギーは西ヨーロッパに位置し、美しい中世都市と国際都市が共存する魅力的な国です。首都ブリュッセル(Brussels)はEU本部が置かれる政治の中心地であり、ブリュージュ(Bruges)やゲント(Ghent)などの歴史都市は世界遺産にも登録されています。

鉄道網が発達しており、短い日程でも効率よく周遊できるのも魅力です。

この記事では、ベルギー旅行を計画する際に役立つ治安、気候、交通、文化、食事などの基本情報を分かりやすくまとめています。

ベルギーの基本情報

ベルギーのブリュッセル王宮
ブリュッセル王宮

正式国名:ベルギー王国(Kingdom of Belgium)
位置:西ヨーロッパ
時差:日本より-8時間(サマータイム期間は-7時間)
首都:ブリュッセル(Brussels)
国旗:黒・黄・赤の三色旗
人口:約1170万人
言語:オランダ語、フランス語、ドイツ語
通貨:ユーロ(EUR)
宗教:キリスト教(主にカトリック)
コンセントタイプ:Cタイプ(電圧230V)

ベルギーの観光ビザ

ベルギーのお土産屋さんに並ぶ小便小僧の置物

日日本国籍の方は、ベルギー(シェンゲン協定加盟国)への90日以内の観光・短期滞在であれば、ビザ(査証)は不要です。

※90日を超える滞在、就労、報酬を得る活動はビザが必要。

滞在期間:180日間の期間内で合計90日以内
必須要件
①パスポート: ベルギー(またはシェンゲン協定加盟国)出国時に3ヶ月以上の残存期間があり、10年以内に発行されたもの
②出国用航空券: 帰国用または次の目的地への航空券
③滞在費用の証明: 1日あたり約50ユーロ以上が目安
⇦あくまで目安なので、入国審査官が「十分」と判断できることが重要です。

※規則は変更される可能性があるため、旅行前に在ベルギー日本国大使館などの最新情報を確認してください。

2026から導入予定のETIASとは?

2026年より、オンラインの事前渡航認証ETIAS(エティアス)が導入されます。この電子許可証はビザではなく、シェンゲン圏を旅するビザ免除国の国民向け(日本人も含む)に適用される新たな入国要件です。

現時点ではまだ開始されておらず、渡航手続きは不要ですが、最新情報を必ず公式サイトで確認してください。2026年後半〜第4四半期(10〜12月)運用開始予定 とされています。

今後必要な手続き:「ETIAS(エティアス)」をオンラインで取得する。
ETIAS公式サイトhttps://travel-europe.europa.eu/etias

ベルギーの大使館情報

在ベルギー日本国大使館 

住所:Rue Van Maerlant/ Van Maerlantstraat 1, 1040 Bruxelles/Brussel
電話番号:32-(0)2-513-2340
公式サイト:https://www.be.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

駐日ベルギー王国大使館
Embassy of Belgium in Japan

住所:東京都千代田区二番町 5‐4
電話番号:+81 (0)3-3262-0191
公式サイト:https://japan.diplomatie.belgium.be/en

ベルギーの場所と行き方

ベルギーはフランス、オランダ、ドイツ、ルクセンブルクに囲まれた西ヨーロッパの要衝に位置します。

日本からの直行便は限られていますが、パリ(Paris)やアムステルダム(Amsterdam)、フランクフルト(Frankfurt)などの主要都市を経由してブリュッセル国際空港(Brussels Airport)へ向かうのが一般的。空港から市内中心部までは鉄道で約20分とアクセスも良好です。

また、周辺国からは国際列車ユーロスター(Eurostar)やICEを利用して陸路で入国することもでき、周遊旅行にも適しています。

私の場合は、バスでロッテルダムからアントワープ(約2時間10ユーロ)に入り、ディナンから電車でルクセンブルクへ移動しました。のどかな田園が続き、車窓もなかなか良かったです。

ヨーロッパの移動はOmioが便利。日本語でバスや電車の移動手段、料金、所要時間を比較でき、運行時間もチェックできます。そのまま予約も可能でストレスなし。

ベルギーの治安

ベルギーのブリュッセル駅
ブリュッセル

ベルギーは比較的治安の良い国ですが、観光客が多い都市部ではスリや置き引きが発生しています。特にブリュッセル中央駅(Brussels Central Station)周辺や混雑した観光地では注意が必要です。

グラン=プラス周辺では夜遅くまで飲んで騒いでいる人たちも多く、酔って奇声を上げたりする人たちも少なくありません。夜間の一人歩きや人通りの少ないエリアは避け、貴重品は分散して持ち歩くことが基本。過度な心配は不要ですが、一般的な海外旅行の防犯意識は欠かせません。

ベルギーの地理的特徴

Belgium、ブルージュの川沿いの街並み
ブルージュ

ベルギーは国土が比較的小さく、地形は大きく三つに分けられます。

北部のフランドル地方(Flanders)は平坦な低地が広がり、運河と港湾都市が発達しています。

中部は緩やかな丘陵地帯で、都市と農村がバランスよく共存しています。

南部のワロン地方(Wallonia)はアルデンヌ(Ardennes)の丘陵や森林が広がり、自然豊かな景観が特徴です。

国全体に川や運河が張り巡らされ、水運と交易の歴史を支えてきました。

ベルギーの歴史

ブリュッセルにあるベルギー憲法裁判所と王立広場に建つ騎馬像
王立広場

ベルギーは古くから交易の要所として栄え、ローマ帝国、中世のフランドル伯領、ハプスブルク家の支配など、さまざまな勢力の影響を受けてきました。

19世紀にオランダから独立し、現在のベルギー王国が成立します。2度の世界大戦では激戦地となりましたが、戦後は欧州統合の中心的役割を担い、EU本部がブリュッセルに置かれました。

複雑な歴史背景は、多言語・多文化社会としてのベルギーを形作っています。

ベルギーの文化と習慣

ベルギーのワッフル屋さんに並ぶたくさんのワッフル
ボリューム満点なワッフルたち

ベルギーは言語圏ごとに文化的特色が異なる国です。

北部ではオランダ語、南部ではフランス語が主に話され、地域ごとに祝祭や食文化も異なります。

時間厳守を重んじる傾向があり、公共の場では落ち着いた態度が好まれます。

一方で、カフェ文化が根付いており、ビールやチョコレートを楽しむ時間を大切にするのも特徴です。観光客にも比較的寛容で、英語が通じやすい点も安心材料です。

ベルギーの有名な場所

ベルギーのアントワープにある聖母大聖堂前のフランダースの犬の像
アントワープは日本人にお馴染みのフランダースの犬ゆかりの地

ベルギーには多くの歴史的名所があります。

ブリュッセルグラン=プラス(Grand Place)世界遺産に登録された美しい広場です。ブルージュ歴史地区(Historic Centre of Bruges)やフランドル地方のベギン会修道院群(Flemish Béguinages)も世界遺産として知られています。

そのほか、アントワープ(Antwerp)の大聖堂ゲントの旧市街など、短期間でも見どころが凝縮されています。

他にもナミュールディナンも訪問しましたが、こちらもすごく良かったです。

実際に訪れてよかったおすすめスポットや詳しい見どころは、
ベルギー観光で行ってよかったスポット11選!おすすめの世界遺産から穴場まで の記事で紹介しています。こちらもチェックしてみてください。

ベルギーの有名な食べ物

ベルギーの人気料理、ムール貝のワイン蒸し

ベルギー料理は素朴ながら奥深い味わいが魅力です。

ムール貝の白ワイン蒸しとフライドポテトを組み合わせた「ムール・フリット(Moules-frites)」は定番料理です

言わずと知れたベルギーワッフル(Belgian Waffle)は、もちろん本場でも大人気。観光中のおやつとしてぜひ味わっておきたいひとつですまた、世界的に評価の高いチョコレートや、多種多様なベルギービールも外せません。

ブリュワリー巡りでご当地の新鮮なビールを味わえるのも旅の醍醐味。修道院ビール(Trappist Beer)は特に有名です。

ベルギーの有名な特産品・お土産

ベルギーのお土産、チョコレートとパッケージ

お土産として人気なのは高品質なチョコレートです。ゴディバ(GODIVA)をはじめ、老舗ショコラティエが数多く存在します。

レース製品やタペストリーなどの伝統工芸品もベルギーらしい一品です。

ビール好きの方には瓶入りのクラフトビールや専用グラスもおすすめ。食品系は空港や市内の専門店で購入できます。

ベルギーのホテル事情

ベルギーの宿泊施設は、都市部を中心に幅広い選択肢があります。ブリュッセルやブルージュでは、手頃なホテルから歴史的建築を活かしたブティックホテルまで揃っています。

価格は周辺国と比べて平均的ですが、観光シーズンは早めの予約が安心です。

滞在スタイルに合わせて、予約サイトを活用すると比較検討しやすく便利です。

ベルギーの交通事情

世界で最も美しい駅の1つ、ベルギーのアントワープの駅
世界で最も美しい駅の1つ、アントワープ駅

ベルギー国内の移動は鉄道が非常に便利です。国鉄(SNCB/NMBS)が全国を網羅しており、主要都市間は1時間前後で移動できます。

都市内ではトラムやバス、地下鉄が整備され、公共交通だけで観光が可能。切符は駅の券売機やアプリで購入できます。

自転車利用者も多く、環境意識の高い国として知られています。

ベルギーの気候

ベルギーのブルージュにあるバーグ広場とDe Burg
バーグ広場(Burg Square)

ベルギーは海洋性気候で、年間を通して気温差が比較的穏やか。夏は涼しく、冬は寒すぎないものの、曇りや雨の日が多いのが特徴です。

春と秋は観光に適した季節ですが、急な雨に備えて防水の上着があると安心。夏でも長時間の雨や強風が起こることがあり、天候の変化には注意が必要です。

私が訪れたのは3月後半の3週間ほどでしたが、3分の2くらいの割合で曇り&雨でした。

旅行前の予備知識

ベルギーのディナンにあるサックスの置物
サックス発祥の地、ディナン(Dinant)
  • 通貨はユーロで、現地ATMでの引き出しが便利。日本出発前の多額な両替は不要です。
  • 特別な予防接種は求められていません。
  • SIMカードは空港や市内ショップで購入可能で、eSIM対応の旅行者も増えています。
  • ホテルやカフェではWi-Fiが利用できることが多く、インターネット環境は整っています。

ベルギー旅行での注意事項

ベルギーのブリュッセル市庁舎の夜景
ブリュッセル市庁舎

公共交通機関では無賃乗車の取り締まりが厳しいので、必ず有効なチケットを携帯してください。

レストランではサービス料込みが一般的ですが、満足した場合は少額のチップを渡すと喜ばれます。

博物館や教会では服装規定に注意し、静かな態度を心がけましょう。

祝日は店舗が閉まることも多いため、事前確認が重要です。

ベルギーの旅がもっと楽しくなる情報を、こちらでまとめています。

ベルギーの基本情報まとめ

ベルギーのブルージュにあるブルッヘ市庁舎 (Stadhuis Brugge)と国旗
ブルッヘ市庁舎 (Stadhuis Brugge)

ベルギーは歴史、文化、食、交通のバランスが取れた旅行しやすい国です。

鉄道網が発達しており、短期間でも多くの都市を巡れます。治安も比較的安定しているので、初めてのヨーロッパ旅行先としてもおすすめ。

事前に基本情報や行きたい場所を押さえ、より快適で充実した旅を楽しんでくださいね!

※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。

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