
アテネ観光のおすすめスポット12選と1日モデルコース!美味しかったレストランも紹介
目次
Toggle歴史と神話が息づく都市アテネ(Athens)は、古代ギリシャ文明の中心地として知られ、現在もその壮大な遺跡群が多くの旅人を魅了しています。
パルテノン神殿やアクロポリス博物館などの世界遺産に加え、モダンな街歩きやグルメも楽しめるアテネ。
この記事では、アテネの観光スポット、モデルコース、レストラン、アクセス、ベストシーズンなどをまとめてご紹介します。
アテネの観光MAP
アテネ観光は何日必要?

アテネ観光は1~2日あれば主要スポットをしっかり楽しめます。
1日あればアクロポリスとその周辺を、2日あれば郊外のリゾートや博物館巡りまでカバー可能です。
日程に余裕があれば、アテネから日帰りでエーゲ海クルーズや古代遺跡への小旅行もおすすめです。
アテネ観光モデルコース

アテネはコンパクトで観光しやすく、時間に合わせて見学時間も調整できるのでスケジュールをたてやすいのが魅力。興味に合わせてカスタマイズしてみてください。
【1日モデルコース】
09:00 アクロポリス(Acropolis)観光
11:00 アクロポリス博物館(Acropolis Museum)見学
13:00 プラカ地区(Plaka)でランチ&散策
15:00 シンタグマ広場(Syntagma Square)で衛兵交代見学
16:00 国立考古学博物館(National Archaeological Museum)
18:00 リカヴィトスの丘(Lycabettus Hill)で夕日鑑賞
20:00 モナスティラキ(Monastiraki)でディナー
【2日モデルコース】
1日目は上記と同様に市内中心を巡り、2日目は以下のような構成でどうぞ。
09:00 古代アゴラ(Ancient Agora)
11:00 ローマン・アゴラ(Roman Agora)と塔の風(Tower of the Winds)
13:00 サントリーニ風カフェでランチ
15:00 海辺の街グリファダ(Glyfada)やポセイドン神殿(Cape Sounion)へ半日観光
19:00 海辺のレストランでサンセットディナー
アテネ観光のおすすめスポット
アテネには歴史的価値の高い遺跡や文化施設が多数。以下では代表的なスポットを紹介します。
①アテナイのアクロポリス(Acropolis)

古代ギリシャ文明の象徴であり、ユネスコ世界遺産にも登録されているアクロポリスの丘。アテネを見下ろすこの聖域には、パルテノン神殿やエレクテイオン、プロピュライア(前門)など、壮麗な神殿群が並びます。
紀元前5世紀に建てられた建築物は、精緻な彫刻と荘厳な雰囲気で訪れる者を圧倒。アテネ市街を一望できる眺めも魅力で、歴史と美が共存する必見の場所です。
チケット売り場は混みあうため、事前に公式サイトで購入しておくことをおすすめします。
公式サイト:https://hhticket.gr/
②アクロポリス博物館(Acropolis Museum)

アクロポリス博物館(Acropolis Museum)は、アクロポリスの遺物や彫刻を収蔵・展示する、2009年にオープンしたモダンな博物館。自然光が差し込むガラス張りの建築が特徴で、展示物はパルテノン神殿のフリーズ(彫刻帯)やカリアティード(女性像柱)など貴重な品々ばかり。
床下には古代の住宅跡もあり、ガラス越しに眺めることができます。古代と現代が融合した空間で、歴史を体感できるスポットです。
③プラカ地区(Plaka)

アクロポリスのふもとに広がる、アテネ最古の街並みを残すプラカ地区(Plaka)は、「神々の居住区」とも呼ばれる魅力的なエリア。石畳の細道を歩けば、カラフルな家並みや咲き誇るブーゲンビリアが出迎えてくれます。
伝統的なタベルナ(食堂)や土産物店、小さな教会が点在し、昼も夜も活気があります。散策するだけでギリシャの伝統文化と温かさを感じられる場所です。
④シンタグマ広場(Syntagma Square)

シンタグマ広場(Syntagma Square)は、アテネの中心に位置する広場で、ギリシャ国会議事堂の正面にあります。
毎正時に行われる「エヴゾニ(Evzones)」と呼ばれる伝統衛兵の交代式が有名で、観光客に人気の撮影スポット。
広場周辺には高級ホテル、ショッピングストリート、地下鉄駅などが揃い、観光の拠点としても便利です。昼も夜もにぎわいを見せる、アテネらしい活気ある場所です。
⑤古代アゴラ(Ancient Agora)

古代アゴラ(Ancient Agora)は、古代アテネの政治・商業・宗教の中心地として栄えた広大な遺跡。哲学者ソクラテスが市民と議論を交わした場所としても知られます。
現在はヘファイストス神殿やアッタロスの柱廊(Stoa of Attalos)などが残され、当時の都市機能を垣間見ることができます。
静かで緑豊かな環境の中、古代ギリシャ人の生活や思想に思いを馳せながら歩くことができる場所です。
⑥アッタロスの柱廊(Stoa of Attalos)

上で紹介した古代アゴラに建つ壮麗な回廊で、紀元前2世紀にペルガモン王アッタロス2世によって建てられました。二層構造の建築は復元されており、現在は古代アゴラ博物館(Museum of the Ancient Agora)として利用されています。
美しい列柱が連なる様は、古代ギリシャの建築美を今に伝えており、涼をとりながら散策できる人気スポットです。
博物館も古代アゴラの入場料の中に含まれているので、ぜひ足を運んでみてください。2階からの景色もお見逃しなく。
⑦ハドリアヌスの図書館(Hadrian's Library)

ハドリアヌスの図書館(Hadrian’s Library)は、ローマ皇帝ハドリアヌスが132年に建設した壮大な図書館跡。書物の保管だけでなく、講義や集会の場としても使われていました。
かつては大理石の柱や中庭が美しく整えられていましたが、現在はその一部が遺構として残っています。モナスティラキ広場からすぐ近くにあり、古代ローマの知の中心に触れられる静かなスポットです。
⑧ローマン・アゴラ(Roman Agora)

ローマン・アゴラ(Roman Agora)は、古代ローマ時代に築かれた市場跡で、アテネの公共生活の中心だった場所です。
目を引くのは、風の塔(Tower of the Winds)と呼ばれる八角形の建物。日時計や水時計などが備えられ、当時の技術力を感じさせます。
アクロポリスから徒歩数分の距離にあり、気軽に立ち寄れます。
⑨ゼウス神殿(Temple of Olympian Zeus)

ゼウス神殿(Temple of Olympian Zeus)は、古代ギリシャ最大級の神殿で、建設には600年以上の歳月がかかりました。
完成当時は高さ17メートルの巨大なコリント式円柱が104本も並び、ゼウスへの信仰の強さを物語ります。
現在は15本が残るのみですが、その壮大なスケールには圧倒されます。アクロポリスのすぐ近くでアクセスも便利です。
⑩リカヴィトスの丘(Lycabettus Hill)

リカヴィトスの丘(Lycabettus Hill)は、アテネ市内で最も高い丘で、標高277メートルからの大パノラマが魅力です。
徒歩やケーブルカーで登ることができ、頂上には小さな白い教会(聖ゲオルギオス教会)とカフェもあります。
特に夕暮れ時の景色は格別で、アクロポリスやエーゲ海に沈む夕日が望める絶景スポット。カップルや写真好きにも人気の、ロマンチックなひとときを過ごせる場所です。
⑪モナスティラキ広場(Monastiraki Square)

モナスティラキ広場(Monastiraki Square)は、アテネの下町風情が感じられるにぎやかな広場。周囲にはタベルナ(食堂)、雑貨店、蚤の市が立ち並び、買い物や街歩きにぴったりです。
背景にはアクロポリスがそびえ、古代と現代が交錯する独特の雰囲気が楽しめます。地下鉄の駅もあり、観光の拠点にも最適です。
⑫アテネ国立考古学博物館(National Archaeological Museum)

国立考古学博物館(National Archaeological Museum)は、ギリシャ国内最大級、世界でも有数の規模を誇る考古学博物館。
先史時代から古代ローマ時代に至るまでの出土品が豊富に展示されており、特にミケーネ文明の黄金のマスク「アガメムノンのマスク」や、ポセイドン像、アンティキティラの機械などは必見です。
展示方法も工夫されており、歴史を学ぶだけでなく、芸術作品としても楽しめる文化施設です。
アテネのおすすめレストラン
アテネではギリシャ料理を堪能できるレストランが豊富。地元民にも人気の伝統的タベルナやモダンなレストランまで、さまざまな選択肢があります。
レストランがたくさんあるので、ここがベスト!とはいえませんが、自分が実際に行ってみて、リピートしたいと思えたお店をいくつか紹介します。
Ta Karamanlidika Tou Fani

迷ったらここ!伝統的なギリシャ惣菜とワインがいただけるこのレストランは、地元の人たちからも愛されているアテネ随一の人気店。お肉屋さんも併設されており、気取った雰囲気がなくアットホームでリーズナブルです。
その人気ぶりはGoogleの口コミ数と評価をみれば一目瞭然。そして1口食べれば納得間違いなし。とにかく本当に何を食べても美味しい!です。
サービスでお水やヨーグルトを出してもらえるのも嬉しいポイント。アテネ滞在中に1度は訪れたい、いえ、毎日でも通いたい激推しレストランです。
Kuzina

モダンなギリシャ料理とアクロポリスの夜景が楽しめるレストラン。屋上のテラス席を確保したいなら予約するのがベター。ライトアップされたアクロポリスを眺めながらの食事は特別な旅の気分を盛り上げてくれます。
食事の値段は平均的ですが、ドリンクは少し高め。とはいえ、味よし、ロケーションよし、雰囲気よしで、満足度は高かったです。
Dioskouroi

アクロポリスへ行く途中、階段付近にあるレストランでみんなが美味しそうにワインを飲んでいるのが印象的で、帰り道にディナーで立ち寄りました。
野外で開放感があり、景色を楽しみながらギリシャ料理を味わえます。
この立地にしてはコスパもよく味も抜群!サーモンステーキ、デキャンタワイン、スパークリングウォーター、コーヒーを頼んで37ユーロ。スタッフの感じもよかったです。
Little Kook

ここはどこ?ディズニー??ハロウィン??と思ってしまう超ド派手なカフェLittle Kook。季節ごとに装飾が変わり、まるで遊園地か劇場に足を踏み入れたような雰囲気に包まれます。
スイーツ系のメニューが豊富で、中には外観に負けないデコルテ料理やスイーツもあり、食べたい!よりも撮りたい!衝動でオーダーしてしまいそう。
観光客向けですが、ファンタジーな世界で休憩したい、映え写真撮りたい人には訪れる価値ありです。
アテネの移動方法

アテネ市内は徒歩+地下鉄(Metro)での移動が便利。地下鉄は3路線あり、主要観光地はほぼカバーしています。
タクシーアプリ「Beat」やバスも利用可能。Uberも使えますが、ただのタクシーを呼ぶツールになっており、料金は変動(実車の料金)になってしまうので注意が必要です。
空港からは地下鉄M3で市中心まで直通で行けます。
広い範囲をアクティブに周りたいなら、乗り降り自由の観光バスもおすすめ。
アテネ観光のベストシーズン

ベストシーズンは春(4〜6月)と秋(9〜10月)。気温が穏やかで観光に適しています。
夏(7〜8月)は暑く混雑しがちですが、フェスティバルも多く活気があります。混雑必須なので、この時期はホテルやチケットは先に予約、を徹底するようにしてください。
冬も観光可能ですが、やや肌寒くなります。
アテネ旅行での注意事項

服装のマナー:宗教施設や遺跡では露出の少ない服装が望まれます。
持ち物リスト:帽子・日焼け止め・歩きやすい靴・ミネラルウォーター・現金(カードが使えない場所も)
治安面:基本的に安全ですが、スリには注意。特にモナスティラキ駅周辺など人混みでは貴重品管理をしっかりと。
Lapinの旅行記:アテネ編

そのうち行くだろうと思ってたら、意外に遅くなったギリシャ訪問。
ギリシャ・・遠かった。
香港〜シンガポール〜アテネ、と飛ぶはずが、シンガポール〜アテネのフライトがまさかのトランジットでキャンセル!もっと早く言ってよー・・
しかもキャンセルになった便の振替は、耳を疑う1週間後!
え!?
今なんて言った?
って3回聞き直しちゃいましたよ。
さすがに暇人な私でも1週間もシンガポールで次の飛行機まで待ってられるかーい!ということで、仕方なく別のフライトを必死に探すも、なぜかすぐに代替えできる便がない。
どうしたシンガポール?ハブ空港のはずですよね?
せめて香港の時点でわかっていれば別のルートたくさんあったのに。
やっと見つけたフライトは、1日遅れで到着できるシンガポール〜上海〜アテネ便。
出発した香港よりも後戻りするなんて…と思ってもそれが1番早いんだから仕方ない。
スクート航空もう絶対乗らない。
元々シンガポール航空で予約してたので怒りMax。
そしてやっとたどり着いたアテネ。
まだオフシーズンのはずなのに人が多い。
しかも7つの遺跡を巡る共通券が4月1日で廃止されてるとか、なんかハズレ続き。
ちょっとの差で「ちゃんちゃん」な始まりになってしまったけど、まあ、着いてしまえば、そんな小さなことはもうどうでもよい。
さっさと気分を変えて遊ぶぞー。
ギリシャ、しばし楽しみます〜。
アテネ観光のまとめ

アテネは古代文明と現代文化が融合した魅力あふれる都市です。1日でも十分に楽しめますが、2日あればゆったりと余裕のある旅程が組めます。遺跡、博物館、街歩き、グルメをバランスよく楽しみ、ギリシャの歴史と日常を存分に味わってください。

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