
ハンガリーってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2026年度版】
目次
Toggleハンガリー(Hungary)は、中央ヨーロッパに位置する魅力あふれる国。首都ブダペスト(Budapest)は「ドナウの真珠」とも称され、美しい橋や王宮、温泉などを堪能できます。
物価が比較的抑えられており、旅行初心者にも優しい一方で、歴史や文化は非常に奥深く、オスマン帝国支配やハプスブルク帝国時代などを経て多様な顔を持っています。
治安面では凶悪犯罪は少ないものの、観光地でのスリや詐欺には注意が必要です。
この記事では、ビザ・気候・交通・習慣・お土産など、旅行計画に欠かせない実用的な情報をまとめました。初めてハンガリーを訪れる方も、リピーターも、安心&快適な旅をするための準備をぜひご一読ください。
ハンガリーの基本情報

正式国名:ハンガリー共和国(Republic of Hungary, Magyarország)
位置:中央ヨーロッパ(中欧)
時差:日本より − 7時間(夏時間時は − 8時間)
首都:ブダペスト(Budapest)
国旗:水平三色(上から赤・白・緑)
人口:約 970~980万人
言語:ハンガリー語(Hungarian, Magyar)
通貨:ハンガリ フォリント(HUF, Hungarian Forint)
宗教:主にローマ・カトリック、プロテスタント(カルヴァン派等)、少数のユダヤ教
コンセントタイプ:Cタイプ(ヨーロッパ標準プラグ)および Fタイプが多く使われます
ハンガリーの観光ビザ

日本国籍(日本のパスポート所持者)であれば、ハンガリーへの観光・短期滞在(最大 90日)は ビザ不要です。
ハンガリーはシェンゲン協定加盟国のため、シェンゲン圏として扱われます。
ハンガリーの大使館情報

在ハンガリー日本国大使館
住所:1125 Budapest Zalai út 7.Hungary
電話番号:+36 1 398 3100
公式サイト:https://www.hu.emb-japan.go.jp/
駐日ハンガリー大使館
住所:〒108-0073 東京都港区三田2-17-14
電話番号:03-5730-7120
公式サイト:https://tokio.mfa.gov.hu/jpn
ハンガリーの場所と行き方
ハンガリーは中央ヨーロッパ(中欧)に位置する内陸国で、オーストリア、スロバキア、ルーマニア、セルビア、クロアチア、スロベニア、ウクライナと国境を接しています。
首都ブダペスト(Budapest)はドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれており、美しい街並みが特徴です。
日本からハンガリーへの行き方としては、直行便は限られているため、欧州主要都市(例:ウィーン、フランクフルト、アムステルダムなど)で乗り継ぎを行うルートが一般的。また、ヨーロッパ経由のLCC(格安航空会社)を使えば、比較的コストを抑えられます。
到着後はブダペスト国際空港(Budapest Ferenc Liszt International Airport, BUD)が主な玄関口です。
鉄道やバスでもハンガリー国内および近隣国とのアクセスが良好で、ヨーロッパ内を鉄道で移動する旅行者にも非常に便利です。
ハンガリーの治安

ハンガリーは比較的治安が良好な国です。凶悪犯罪は少なく、旅行者にとって過度のリスクは少ないとされています。ただし、観光地や公共交通機関など混雑する場所では **スリや置き引き** に注意が必要です。
また、偽の警官を名乗る詐欺なども報告されることがあるため、身分証明書(パスポートなど)は携帯しつつ、貴重品は体から離さず、カバンの奥など手の届きにくい場所に保管するのが安全です。
ハンガリーの地理的特徴

ハンガリーは面積が約 93,000平方キロメートルで、これは日本の約 四分の一程度。中央ヨーロッパの盆地(カルパチア盆地)に位置し、平坦な大地が広がる「大平原(Great Hungarian Plain)」が国土のかなりの部分を占めています。
国を東西に分ける大きな河川は ドナウ川(Danube River)と ティサ川(Tisza River)で、ドナウ川沿いにはブダペストなどの都市があります。気候は大陸性気候で、冬は寒く雪が降ることも多く、夏は暑く湿度が高くなる傾向があります。
山岳地帯は国の西部や北部に限定されており、例えば北部には山地が広がっており、自然豊かな風景も楽しめます。湖も点在しており、特に バラトン湖(Lake Balaton)はヨーロッパ最大級の淡水湖として有名です。
ハンガリーの歴史

ハンガリーの歴史は非常に奥深く、文化的・政治的に重要な変遷をたどってきました。
最初に中核を成したのは マジャール人(Magyars)で、9世紀末にカルパチア盆地に移住し定着。これがハンガリー王国の起源です。
1526年、モハーチの戦い(Battle of Mohács)でハンガリー王国がオスマン帝国に大敗し、以降国土は分割され、オスマン帝国とハプスブルク帝国(オーストリア)の支配に分かれました。その後、17世紀後半からオスマン帝国からの解放が進み、ハプスブルクの支配下に戻ります。
19世紀には民族意識や独立の願望が高まり、1848年にはハンガリー革命が起こりますが、一時的に鎮圧されます。
1867年にはオーストリア=ハンガリー二重帝国(Austro-Hungarian Empire)が成立し、これにより自治政体が確立。
第一次世界大戦後、トリアノン条約(Treaty of Trianon)によって領土が大幅に縮小され、民族や国境を巡る課題が残りました。
ハンガリーの文化と習慣

ハンガリー文化はその歴史的背景の豊かさを反映し、多面的です。
民族舞踊や伝統衣装など民俗文化が強く根付いており、カロチャ刺繍(Kalocsa embroidery)など刺繍文化が特に有名です。
また音楽も盛んで、クラシック音楽やフォーク音楽、ジプシー音楽(ロマ文化)などが伝統的に受け継がれています。文学も強く、ハンガリー語で書かれた詩や小説には独特の美があります。
食文化では、パプリカを多用した料理(例:グヤーシュ=Goulash)が代表的。コーヒーハウス文化やカフェの文化も発展しています。温泉(スパ)文化も非常に重要で、ブダペストには歴史ある温泉浴場が多数あります。
また、ハンガリー人は比較的礼儀正しく、家庭や伝統への誇りが強い傾向があります。挨拶やマナーにおいては丁寧さが重視される場面が多く、公共の場での礼節も一般的です。
ブダペストの観光情報は
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ハンガリーの有名な場所

ハンガリーには観光地として魅力的な名所が数多くあります。
以下はそのうち代表的なもの:
ブダペスト(Budapest):ドナウ川沿いの壮麗な王宮(Buda Castle)、くさり橋(Chain Bridge)、漁夫の砦(Fisherman’s Bastion)など。
議会議事堂(Hungarian Parliament Building):世界でも美しい国会議事堂のひとつ。
温泉浴場:セーチェーニ温泉(Széchenyi Thermal Bath)など歴史あるスパ施設。
バラトン湖(Lake Balaton):ヨーロッパ最大級の淡水湖。水辺のリゾート地として人気。
エステルゴム大聖堂(Esztergom Basilica) や ホルトバージ国立公園(Hortobágy National Park) など、自然や宗教的名所も。
世界遺産も複数あり、代表例には「ブダ城地区、アンドラーシ通り、並びにドナウ河岸」などが含まれます。
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ハンガリーの有名な食べ物

グヤーシュ(Goulash):パプリカと肉(牛肉や豚肉)、野菜を煮込んだスープ・シチュー。ハンガリー料理の代表格。
ランゴシュ(Lángos):揚げたての生地にサワークリームやチーズ、ガーリックなどをのせて食べるハンガリーの定番フード。屋台でも気軽に味わえる、外はカリッと中はふんわりの国民的な軽食。
パプリカ料理:パプリカ(ピーマン類)を使ったさまざまな料理があり、パプリカパウダーは調味料としても食卓に欠かせません。
マンガリッツァ豚:ハンガリーの希少な豚で、成長に時間がかかる分、脂は濃厚でとろける味わい。かつて絶滅寸前となり国が国宝に指定して保護した歴史があり、今も貴重な肉として知られています。
ハンガリーワイン:特に「世界3大貴腐(きふ)ワインの産地」であるトカイ(Tokaji)ワインは甘口の貴腐ワインとして世界的に有名。
温泉スイーツ:伝統菓子の一つに クルトシュカラーチュ(Kürtőskalács)(煙突ケーキ)があり、観光地で人気のおやつです。
ハンガリーの有名な特産品・お土産

パプリカパウダー:お土産として非常に人気。料理好きには定番。
刺繍製品:カロチャ刺繍(Kalocsa)、マチョー刺繍(Matyó)など伝統的な刺繍を施した布製品。
陶磁器:ヘレンド(Herend)やジョルナイ(Zsolnay)などの高級陶器。
はちみつ:特にアカシアのはちみつが人気。
ワイン:トカイ(Tokaji)ワインは特に有名。
ラベンダー製品:バラトン湖近くの村ティハニ(Tihany)などではラベンダーを使ったお土産も多く売られています。
ハンガリーのホテル事情
ハンガリーのホテルは、ブダペストを中心に、歴史的建築を改装したクラシックホテルから、近代的なデザインホテル、アパートメントタイプまで多様にそろっています。
特に観光客の多いペスト側は手ごろな価格帯のホテルが充実しており、便利な立地と清潔な設備が魅力です。
地方都市のエゲル(Eger)やセゲド(Szeged)などでも快適な中級ホテルが多く、温泉地ヘーヴィーズ(Hévíz)にはスパ併設のリゾートホテルも豊富。都市ごとにホテルの特徴が異なるため、旅のテーマに合わせたエリア選びが大切です。
ハンガリーはシーズンによって価格変動が大きく、観光ピークの夏やクリスマスマーケット時期は人気ホテルがすぐ満室になります。希望のエリアや設備がある場合は、できるだけ早めの予約が安心です。旅行計画が固まり次第、主要な予約サイトで価格や空室状況を比較し、ベストなホテルを確保しておきましょう。
ハンガリーの交通事情

ハンガリー国内の交通は公共交通機関が比較的発達しています。
ブダペストではトラム(路面電車)、バス、地下鉄があり、市内移動に非常に便利です。 また、鉄道は国内および国際線ともに利用しやすく、近隣のオーストリアやスロバキアへの移動にも適しています。
タクシーも一般的ですが、ブダペストではメーターを使うタクシーを選び、乗車前に料金を確認するのが賢明です。 アメリカ合衆国大使館も、タクシー利用時は必ずメーター使用を確認することを推奨しています。
高速道路を車で移動する場合、有料道路(高速道路)では 「ビネット制度(道使用料)」 を利用する必要があります。
また、運転時には飲酒運転に対して非常に厳しく、ゼロトレランス(許容ゼロ)政策があります。
ハンガリーの気候

ハンガリーは典型的な大陸性気候で、四季がはっきりしています。
春(3〜5月):日中は暖かくなり始め、朝晩はまだ冷えることもあります。軽めのジャケットやセーターがあると安心。
夏(6〜8月):非常に暑く、特にブダペストなど都市部は湿度が高まることが多いです。軽く通気性のよい服装を。熱波や強い日差しへの対策(帽子・サングラス・日焼け止め)は必須。
秋(9〜11月):気温が徐々に下がり、紅葉が美しい季節。風が出る日があるため、薄手のコートやジャケットが役立ちます。
冬(12〜2月):寒さが厳しく、雪が降ることもあります。暖かいコート、手袋、帽子が必要。市街地では暗くなるのが早いため、防寒と視認性(反射素材など)があると安心。
また、夏~秋にかけては局地的な 雷雨や豪雨 の可能性があり、観光中は天気予報に注意し、折りたたみ傘などを携帯するのがおすすめです。
旅行前の予備知識

両替:ハンガリーの通貨はフォリント(HUF)。現地の空港や銀行、両替所で両替可能ですが、手数料やレートをよく確認しましょう。大きな都市ではATMも多く、フォリントを引き出すのが現実的な方法です。
予防接種:特別必須の予防接種はありませんが、一般的な予防接種(破傷風、麻しんなど)は最新の状態にしておくと安心です。渡航前にかかりつけ医に相談をおすすめします。
SIMカード・インターネット:ハンガリーでは現地キャリアのプリペイドSIMカードが空港、街中の携帯ショップで購入可能。データ通信プランも柔軟で、旅行者向けの短期SIMもあります。
インターネット環境:ブダペストなど都市部では、ホテルやカフェ、多くの公共施設で無料Wi-Fiが利用できるところが多いです。ただし田舎や小さな町では通信が不安定な場合もあるため、SIMを用意するのが安心です。
保険:旅行保険への加入を強くおすすめします。医療費は公的医療制度を使えない場合があるため、緊急時に備えてキャッシュレス診療対応の保険があると安心です。
ハンガリー旅行での注意事項

1.貴重品管理:観光地や公共交通機関ではスリ・置き引きが発生しやすいため、貴重品は体から離さず、バッグはチャック付きか内ポケットを使うなど対策を。
2. 詐欺に注意:特に「警察官を名乗る人物からクレジットカードを提示するよう求められる」ケースが報告されています。正規の警察であれば身分証明をきちんと提示できますので、不審な要求があればその場を離れ、公共の安全な場所に移動しましょう。
3. 交通チケットを正しく使う:公共交通(トラム・バス・地下鉄)を利用する際には、正規の切符を購入し、適切に打刻(検札がある)しないと罰金になることがあります。
4. タクシー利用:タクシーを使う場合は、メーターを使う車を選び、乗車前に運転手に確認を。メーターなしや過剰請求を防ぐため。
5. 飲酒運転禁止:ハンガリーでは飲酒運転に対して非常に厳しい罰則があります。レンタカーを使う場合は絶対に飲酒しないようにしましょう。
6. 文化・マナー:教会や宗教施設を訪れる際は、服装に配慮(露出を控えるなど)。また公共の場では礼儀をもって振る舞うことが好まれます。
ハンガリー観光のまとめ

ハンガリーは歴史・文化・自然のバランスが取れた魅力的な国です。
ブダペストの壮麗な建築や温泉、バラトン湖のリラックスした風景、伝統料理や刺繍など、見どころは多彩。物価も比較的抑えられており、安全性も高め。
旅行前にはSIMカード、保険、両替といった準備を整え、基本的な注意事項を押さえていれば、快適で思い出深い旅になることでしょう。
日本テレビ「沸騰ワード10」で松本まりかの「ヨーロッパ3泊5日 激安コスパ旅」で紹介されたことで注目度もアップ。
ぜひ、ハンガリーの奥深い魅力を存分に楽しんでください。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。
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