
インド・コルカタからバングラデシュ・クルナへ陸路国境越え|ひとり旅で感じた優しさと歓迎
目次
Toggleコルカタからバングラデシュ・クルナへ。情勢情報が少なく不安もあった陸路国境越えでしたが、実際は心温まる歓迎の連続。
インド側・バングラ側で思ってもみなかった“VIP待遇”と人々のやさしさに触れる旅となりました。
インドのコルカタからバングラデシュのクルナ行き方
行き方:
コルカタ(バスまたは列車) → 国境のPetrapole / Benapoleへ。
バスは早朝〜昼にコルカタ中央部から出発。
国境を通過(入国手続き) → 国境近くのBenapole または Zero Point で乗り換え。
そこからバスでクルナへ。
Benapole → Khulna間のバス移動。
所要時間は乗り継ぎ含めて「半日〜1日」が目安。
ただし乗り継ぎ、国境の混雑、バスの本数などで変動あり。
旅行の準備に役立つバングラデシュの基本情報(治安・通貨・ビザなど)は、
▶バングラデシュってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報 に詳しくまとめています。
コルカタからクルナへ|陸路バス移動と国境越えの流れ

コルカタからベナポール国境を越え、そこからローカルバスで、バングラデシュのクルナへ向かいました。
かつて情勢悪化で運行が見合わせられたこともあり、最新情報が乏しく少し緊張していたものの、実際に待っていたのは驚くほどスムーズな手続きでした。
インド側イミグレーションはまさかの神対応
インドをしばし脱出。
コルカタからバングラデシュのクルナへ陸路国境越え。
情勢が悪かった一時期、バス会社がこのルートの運転を見合わせていたと聞いたり、旬の情報があまり集まらずドキドキだったこの移動。
ところがあの不安は何だったの?と思うほど超VIP待遇なイミグレーション。
めちゃくちゃたくさんの人でごった返しているカオスなイミグレ、多分ここにいるのはインド人とバングラデシュ人だけで、見渡す限りで外国人は私ONLY。
こりゃ通過するのに一体どのくらいかかるだろうと憂鬱になっていると、私を見つけた係員が寄ってきて、長ーい行列を全部飛び越えて先頭へと案内してくれた。
なんと!こんな神対応してくれるのね、と感動していたら、
抜かされたバングラデシュの人たちが、係の人に「俺たちは並んでるのに・・。」と文句を言い始める。すると、
インドの職員:「彼女は外国人だから」
バングラデシュの旅人:「俺たちもここでは外国人だ」
インドの職員:「彼女は今うちの国の大切なゲスト、ここを超えたらあなたの国の大切なゲスト、彼女が私たちの国に来てくれて嬉しいでしょ?」
と、またしても神対応。
ちょっと申し訳なくなって、周りの人に「ごめんね。」と謝ると、バングラデシュの人たちも「No problem」と、すぐに笑顔になってくれた。ほっ。
そして、「日本はいい国、また来てね!」と笑顔でインドのみんなが見送ってくれる。
・・というかインドにはまた1週間後に戻ってくるんだけど(笑)
インドのこの対応には本当に感謝と感激でした。
バングラデシュ:満面の笑顔で歓迎ムード

そして国境を越えた瞬間、バングラデシュの係員たちも満面の笑みで「おおお~!よく来たね!」「ウェルカムウェルカム!」と、全員が歓迎ムード。
アライバルビザもサクサク。みんなニッコニコ。 到着早々あたたかさを感じる対応が続きます。
ローカルバスも、私の重たい荷物を嫌がらずに場所を開けて、手を貸してくれます。
チップを要求されるのかと思っていたら、みんなただの善意。みんな親切、かまってくる、笑顔をくれる、助けてくれる。純粋な親切に触れて胸が熱くなりました。
バングラデシュ、本当は少し怖いイメージを持っていたのだけど 親切にされ過ぎて、逆に戸惑ってしまうほど。
これは嬉しい誤算でした。
旅の途中で見た日本支援の「友好の橋」

そして、みんなが親切な理由はすぐにわかりました。
「日本はバングラデシュをたくさん助けてくれている」「ありがとう」と感謝の言葉をくれていました。
そう、ここは川ばかりのデルタ地帯にかかわらず、橋が極端に少なく、移動や物資の運搬はほぼ船やボート利用。
そんな中、マングローブの森の入り口、モングラへ向かう途中に大きな立派な橋があり、 そこには「日本とバングラデシュの友好の橋」と書かれているのを見つけました。
なるほど、納得です。
日本はここ、バングラデシュでも橋をかけるお手伝いをしていたのですね。
海外で時々見かける日本が支援した足跡。 それを見つけるたびに、母国、日本を誇らしいと思います。 それと同時に、助ける力を持ち続けるため、強くありたい、とも感じる瞬間です。
バングラデシュ入国のまとめ

事前に抱いていた不安とは裏腹に、コルカタからクルナへの陸路移動は驚くほどスムーズで、バングラデシュに入ってからは人々のやさしさに助けられる連続でした。
バングラデシュに抱いていた“少し怖いイメージ”は一瞬で覆され、人の温かさが旅の印象を大きく塗り替えてくれることを改めて実感します。
「外国から来たゲストを歓迎する」という国境での姿勢が象徴するように、バングラデシュの旅は予想外の心地よい体験となりました。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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