コートジボワールの秘境！大自然に包まれたマンの絶景を探る｜感動体験レポ
西アフリカの秘宝、コートジボワールのマン（Man）は、豊かな自然と文化的な遺産が調和した美しい町。山々に囲まれたこの地は、秘境好きや自然愛好家にとって理想的な場所で、コートジボワールのもう一つの顔を発見できる魅力的な観光地です。
この記事では、自然の美しさと歴史的な遺跡が共存するマンを紹介します。
マン（Man）の基本情報
マンは、コートジボワール西部に位置し、山岳地帯に囲まれた町。19世紀末から20世紀初頭にかけてフランス植民地時代に発展したこの地域は、独特の文化と伝統が息づいています。特に、マンはマンディング文化圏に属しており、その文化的遺産が今も大切に守られています。
町の名前は、地元の言葉で「大地の子」を意味し、その名の通り、豊かな自然環境と深い精神性が特徴です。また、コートジボワールで最も高い山であるデンタ山を含む、壮大な山岳風景が広がる地域として知られています。
マンのおすすめ観光スポット
マンは、自然の美しさと文化的な豊かさが凝縮された観光地。とはいえ、アクセスが少し不便なため、ここを訪れる観光客はまだそこまで多くありません。
人々も素朴で外国人をみると気軽に声をかけてくれる人が多いです。
手つかずの自然が残る今、訪れる価値があるスポットを紹介します。
①マンの滝（Cascade de Man）
マンで最も有名な観光スポットの一つであるマンの滝は、緑豊かな山々に囲まれた美しい滝。滝の周辺はハイキングやピクニックに最適で、心地よい自然の音と新鮮な空気を感じることができます。
階段状になった岩を勢いよく流れ落ちてくる滝からはたっぷりのマイナスイオン。目も心も潤います。
また、滝にはたくさん地元の人たちが遊びに来ていて、アジア人が珍しいのか、「どこからきたの？」「一緒に写真を撮ろうよ。」とかわるがわる話しかけてきてくれました。危ない雰囲気はなく、人懐っこい人々に癒されますが、くれぐれも油断は禁物です。
マンの滝は、マンの村から歩いて片道3時間ほど。滝までのトレッキングルートでは、様々な野鳥や植物を観察することができてあきませんが、往復すると1日を要するため、ガイドと一緒に行くことをおすすめします。
おすすめガイド連絡先：Didikiさん ＋225082552652
私は現地でDidikiさんにWhats appから連絡してガイドしてもらいました。
人気のガイドさんなので、事前に連絡。予約をしておいた方がいいですよ。
②デンタ山（Mount Tonkoui）
デンタ山はコートジボワールで最も高い山で、標高約1,220メートルに達します。この山は登山者にとって挑戦的なコースを提供し、頂上からは広大なサバンナや隣国リベリアの景色が一望できます。
日の出や夕暮れ時には特に美しい景観が広がり、写真撮影に絶好のスポットです。
美しい蝶や鳥、植物が目を楽しませてくれます。
一週間かけて山を網羅するトレッキングツアーもありますが、日帰りか2日間のトレッキングでも十分満喫できます。安全に楽しむためには、ガイドは必須。どのくらいトレッキングしたいのかガイドに相談して、無理のないコースを選ぶようにしましょう。
③猿の聖域（Sanctuary of Sacred Monkeys）
マン周辺には、地元の人々によって神聖視される猿が生息している地域があります。この猿たちは地元の伝説や宗教的な儀式に深く関わっており、訪問者は彼らと自然の中で近くから触れ合うことができます。ガイド付きツアーに参加することで、地元の文化や信仰についても詳しく学ぶことができます。
バナナをあげるとあっという間に食べてしまいます。
人の荷物をあさったり、嚙みついたりすることはことはありませんが、大声を出して刺激したりすることがないように注意しましょう。
④カトリック教会（Cathedral of St. Michael）
マンには、美しいデザインが施されたカトリック教会があります。この教会は、地域の宗教的な中心地であり、静かで落ち着いた雰囲気の中で祈りを捧げることができます。特に、礼拝時には地元の人々の温かい信仰心に触れることができ、訪問者にも開かれた場所となっています。
マリア像がたつ岩の上からは、マンの村が一望できるベストスポット。
風がそよぎ、気持ちのいい教会です。
マン観光の注意事項
マンは自然に囲まれた素朴な町で、都会とは違うのんびりした時間を楽しめる町。一方、インフラがまだ整っておらず、不便なことが多いのも事実です。
マンの魅力を最大限に楽しむため、以下の注意事項を守るようにしてください。
1．インフラの不安定さ
マンでは、特に郊外においてインターネット接続が不安定であり、Wi-Fiの利用が難しいことが多いです。また、電力供給も安定していないため、停電が頻繁に発生することがあります。そのため、重要な電子機器の充電はこまめに行い、必要な場合にはモバイルバッテリーを持参することをお勧めします。
2．交通手段
マンへのアクセスは、道路の状態が良くないため、移動に時間がかかることがあります。市内や周辺の観光地を訪れる際には、信頼できる交通手段を確保することが重要です。また、雨季には道路がぬかるみやすいため、四輪駆動車の利用が推奨されます。
3．健康管理
マンは熱帯地域に位置するため、マラリア予防のための蚊除け対策が必須です。また、飲料水に関しても注意が必要で、ボトル入りの水を使用することが推奨されます。
4．食事
ローカルフードがメインになりますので、アフリカ風の食事だけがきつい人はお菓子など持っていくようにしてください。
ちなみに、私はマーケットの屋台ご飯や道端のおやつなど食べても問題なしでした。
MAN(マン)とはまた違い、コートジボワール山側の魅力がつまったMANI(マニ)の観光情報はこちらを参考にしてください。
＞＞コートジボワールの隠れた楽園MANI – 秘境のビーチを巡る旅
コートジボワールの秘境マン観光のまとめ
マンは、コートジボワールの魅力を深く味わえる場所であり、その豊かな自然と文化的な遺産が訪れる人々を魅了します。滝や山、聖なる猿たちとの出会いを通じて、忘れられない思い出を作ることができるでしょう。
アビジャンやグランバッサム、ヤムスクロといったコートジボワールの有名な観光地とはまた違った魅力に溢れるマン。交通の便が悪く、訪れるには多少時間がかかってしまいますが、決して後悔はしない絶景をみることができます。
訪問の際には、インフラや交通手段に注意を払いながら、マンの美しさを存分に堪能してくださいね。
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