カザフスタン 観光 チャリン渓谷
アジア,  カザフスタン,  中央アジア

カザフスタン観光で行ってよかったスポット20選!実は見どころたくさん穴場の旅先

カザフスタンは知っていても、なかなか旅先として選ぶ人は少ないかも。ですがここ、実はものすごく穴場なんです。

広大な自然と独特の文化が融合した魅力あふれる国で親日。治安も安定していて物価も安めです。

この記事では、カザフスタンで訪れる価値のある観光スポットを厳選してご紹介します。

カザフスタンの観光MAP

首都アスタナ(ヌルスルタン)周辺

まずは近未来都市の象徴的存在、首都のアスタナからご紹介。

①バイテレク・タワー

カザフスタン 観光 バイテレク・タワー

バイテレク・タワー(Baiterek Tower)は、カザフスタンの独立を記念して建てられた展望塔で、高さは97m。

上部の黄金の球体は「生命の木」をモチーフにしており、人類の調和を象徴しています。

展望フロアからは、近未来的な街並みを一望でき、ナザルバエフ初代大統領の手形に手を重ねる体験も可能です。

公式サイト:https://www.baiterek.gov.kz/

②平和と調和の宮殿(ピラミッド)

カザフスタン 観光 平和と調和の宮殿

カザフスタンの首都アスタナ(旧称ヌルスルタン)にある、この巨大なガラス製ピラミッドは、平和と調和の宮殿(Palace of Peace and Reconciliation)という意味を持つ有名な建物。

正式な名称は「Бейбітшілік пен Келісім Сарайы」」。英国の建築家ノーマン・フォスターが手がけ、2006年に完成しました。

カザフスタンが多民族・多宗教国家であることを象徴し、国際的な宗教指導者会議(Congress of Leaders of World and Traditional Religions)の開催地としても知られています。

内部にはコンサートホールや美術展示も備えられ、宗教対話や国際会議の場としても使われており、さまざまな宗教の共存を促進しています。

公式サイト:https://astana-piramida.kz/en/

③ハズレット・スルタン・モスク

カザフスタン 観光 ハズレット・スルタン・モスク

ハズレット・スルタン・モスク(Hazret Sultan Mosque)は、中央アジア最大級の規模を誇るモスクで、白を基調とした美しい外観が印象的。

迫力のある存在感を放ち、全貌を見渡すには敷地外からでないと収まらないほど。内部の装飾も細部にわたって繊細で、最大なんと1万人以上が同時に礼拝可能。

観光客も一定のマナーを守れば内部見学をすることができます。

④カザフ国立博物館

カザフ国立博物館(National Museum of the Republic of Kazakhstan)は、青いガラス張りの現代建築が目を引く博物館。

黄金人間像をはじめ、スキタイ文化や遊牧民の歴史に関する展示が充実しており、カザフスタンの成り立ちを深く学ぶことができます。英語の音声ガイドも利用可。

公式サイト:https://nmrk.kz/en/
営業時間:10:00~18:00
休館日:月曜日

アルマトイ周辺

私のイチオシエリアはここ。観光資源が多く、美しい自然に近い場所。いろいろな場所への基点になります。

⑤ビッグ・アルマティ湖

カザフスタン 観光 ビッグ。アルマティ湖

ビッグ・アルマティ湖(Big Almaty Lake)は、標高2,500mに位置する氷河湖で、ターコイズブルーに輝く湖面と周囲の雪山とのコントラストが絶景。天候によって湖の色が変わることでも知られ、写真映えするスポットとして人気です。

私の行った4月後半は。まだ湖の周囲にうっすら氷がはり、その上に雪も積もっていました。とにかく色が神秘的に美しい!

アクセスは市内から車で約1時間ほど。アルマトイに行ったら、マストで訪れる場所です。

Powered by GetYourGuide

⑥カインディ湖

カザフスタン 観光 カインディ湖

1911年の地震により沈んだ森林が湖底に残り、水面から木の幹が突き出る神秘的な景観が特徴のケインディ湖(Lake Kaindy)エメラルド色の水と枯れ木のコントラストが幻想的で、ダイバーや写真家にも人気の秘境的スポットです。

湖までは一部未舗装道路もある悪路が続くため、現地の人と行くのがベター。駐車場から湖までは簡単なトレッキング(10分ほど)か、観光シーズンであれば馬で行くことができます。

⑦コルサイ湖群

カザフスタン 観光 コルサイ湖群

コルサイ湖群(Kolsai Lakes)は3つの湖からなる高山地帯のトレッキングスポットで、手つかずの自然が魅力。清らかな水と周囲の山々が織りなす風景は四季折々に変化し、初心者から上級者まで楽しめるコースが整備されています。

1つ目の湖は駐車場から約8㎞ほどのトレッキング。そこから2つ目の湖までは急な登りも多く、かなり上級者向け。。4時間ほどのトレッキングになるので、準備は万全に。

苦労して登った先に見えてくる湖は格別!自然の美しさに感嘆するはずです。

⑧チャリン渓谷

カザフスタン 観光 チャリン渓谷

カザフスタンのグランドキャニオン」と呼ばれ、赤茶色の岩が風雨で削られて作られた奇岩群が続くチャリン渓谷(Charyn Canyon)

特に「城の谷」と呼ばれるエリアは、城壁のような造形が続き、トレッキングやキャンプに最適です。

チャリン渓谷への訪問は、アルマトイから日帰りツアーに参加するのがおすすめ。自力では行きづらい湖もセットで観光できるので効率的です。

ツアーの参加者は国内旅行者も多く、カザフスタンの人たちと交流しながら楽しく観光することができます。

Powered by GetYourGuide

⑨イル・アラタウ国立公園

カザフスタン 観光 ビッグ・アルマティ湖

イル・アラタウ国立公園(Ile-Alatau National Park)は、アルマトイ郊外に広がる自然公園で、高山植物、氷河、滝、野生動物など多彩な自然が楽しめます。

トレッキングやピクニック、バードウォッチングなど、自然と触れ合いたい人にぴったりの場所です。

アルティン・エメル国立公園

カザフスタン南東部に位置するアルティン・エメル国立公園(Altyn Emel National Park)は、面積約4,600㎢の広大な自然保護区。オオヤマネコやアジアノロバなどの希少動物が生息し、風食によって生まれた岩山や草原、砂丘など多様な地形が広がります。

野生動物の観察やトレッキング、写真撮影にも人気があり、大自然の静寂と迫力を体感できるスポット。アルマトイから日帰りのツアーで行くことも可能です。

⑩歌う砂丘(Singing Dune)

Altyn Emel National Park 歌う砂丘 カザフスタン観光

アルティン・エメル国立公園内にある「歌う砂丘(Singing Dune)」は、高さ約150メートル、長さ約3kmにも及ぶ巨大な砂丘。乾燥した砂が風に吹かれると、低くうなるような音が響き、「砂漠のオルガン」とも称されます。

この現象は特定の粒子と気候条件による自然の音響現象で、世界でも数か所しか確認されていません。訪問者を魅了する神秘のスポットです。

⑪アクタウ山(Aktau Mountains)

Altyn Emel National Park アクタウ山 カザフスタン観光

アクタウ山(Aktau Mountains)はアルティン・エメル国立公園内にある、カザフスタン屈指の絶景エリア。数百万年前の地層が風化・浸食によって削られ、白・赤・黄色・青などカラフルな縞模様を描く「化石の山」として知られています。

かつて海底だった場所で、恐竜や古代生物の化石も発見されており、地質学的にも貴重な存在。ハイキングや絶景撮影におすすめのスポットです。

Powered by GetYourGuide

マンギスタウ地方

カスピ海に面するマンギスタウ地方は、アスタナやアルマトイとはまた違った魅力のつまった場所。よりアドベンチャー的であり、私の想像していたカザフスタンに近い感じ。原始を感じさせる素敵なエリアです。

⑫ボズジラ渓谷

カザフスタン 観光 ボズジラ渓谷

ボズジラ渓谷(Bozzhyra Valley)は、カザフスタン南西部に広がる異世界のような白い岩山が連なる谷。

乾燥地帯特有の浸食によって生まれた風景はまるで月面のようで、地質学的にも貴重。キャンプや星空観察にも適しており、秘境感が魅力です。

ここへの訪問は、4WDのツアーで行くことをおすすめします。

⑬トリシュ(石の球の谷)

カザフスタン 観光 トリシュ 石の球の谷

トリシュ(Torysh)にある自然の浸食や化学反応により形成された、直径数十センチから数メートルの石球が広がる不思議な地形、石の球の谷(Valley of Balls)

古代の儀式跡とも言われ、考古学的な価値も注目されています。周辺には神話や伝説も残っており、現地ガイドの話を聞くのも楽しみのひとつ。

⑭シャクパク・アタ岩窟モスク

カザフスタン 観光 シャクパク・アタ岩窟モスク

シャクパク・アタ岩窟モスク(Shakpak Ata Rock Mosque)はマンギスタウ地方の断崖に掘られた岩窟モスクで、11世紀ごろの建造とされる神聖な巡礼地。中は小部屋に分かれており、当時の礼拝の様子を垣間見ることができます。

壁には古代の祈祷文や図形が刻まれ、静寂の中に歴史の重みを感じられるスピリチュアルなスポットです。

Powered by GetYourGuide

歴史と文化の遺産

ちょっぴり観光地からは離れているものの、わざわざ行ってでも見る、知る、感じる価値がある場所を3つ紹介します。

⑮ホジャ・アフメド・ヤサウィ廟(トルキスタン)

カザフスタン 観光 ホジャ・アフメド・ヤサウィ廟 トルキスタン

ホージャ・アフメド・ヤサウィ廟(Mausoleum of Khoja Ahmed Yasawi)は、14世紀にティムールによって建てられた霊廟で、イスラム神秘主義の偉人ホージャ・アフメド・ヤサウィを祀っています。

巨大なドームと鮮やかなタイル装飾が印象的で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

ウズベキスタンの雰囲気も感じられる場所です。

⑯アルスタンバブ廟(Arystan Bab Mausoleum)

カザフスタン観光

カザフスタン南部、オトラル近郊にあるイスラム教の聖地スーフィー聖者アルスタン・バブの霊廟で、11世紀に起源を持つとされます。

巡礼地として知られ、多くの信者が訪れる静謐な場所。建物は幾度も再建され、現在の姿は20世紀のものですが、歴史的・宗教的価値は非常に高い名所です。

⑰タムガリ岩絵群

カザフスタン 観光 タムガリ岩絵群

タムガリ岩絵群(Tamgaly Petroglyphs)は、アルマトイ州の山中に点在する岩絵遺跡で、紀元前の狩猟風景太陽神などが描かれています。

約5,000点もの岩絵が確認されており、中央アジアの先史時代の信仰や生活様式を知る貴重な手がかりです。

イリ川沿いにあり、ハイキングにも気持ちのいいエリアにあります。

その他の注目スポット

私はまだ行ってないのですが、カザフスタン観光後に知って、ちょっと興味のある場所を3つご紹介。

湖好き、不思議好き、宇宙好きにはおすすめ。私もチャンスがあれば行ってみたいです。

⑱バイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)

カザフスタン 観光 宇宙センター

バイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)は、カザフスタン西部のステップ地帯にある世界最古の宇宙基地。1957年にスプートニク1号を打ち上げた地として知られ、現在もロシアが使用しています。

国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行も行われる現役の宇宙港で、宇宙開発史における重要な場所です。見学ツアーも可能。

2021年12月8日に、前澤友作さんが搭乗したロシアのソユーズ宇宙船「MS-20」が打ち上げられたことでも有名。アニメ「ヨルムンガンド」の聖地でもあります。

⑲アラコル湖

アルタイ山脈の高地に位置するミネラル豊富な塩湖で、古くから療養地として親しまれているのだそう。湖の水は肌に良いとされ、湖畔には温泉施設も整備されており、健康志向の旅行者に人気のスポットらしいです。

⑳バルハシ湖

中央アジアで唯一、半分が淡水、半分が塩水という珍しい構造の湖。東西で異なる生態系が広がり、釣りや水遊び、湖畔のキャンプも楽しめるそうです。夏はリゾート地として地元民にも人気。

カザフスタンのおすすめツアー

初めての旅行者には、アルマトイ発の自然満喫ツアーや、アスタナとトルキスタンを巡る歴史文化コースがおすすめ。

英語ガイド付きの少人数グループツアーも多く、チャリン渓谷やケインディ湖を巡る1〜3日のツアーが人気。鉄道を使った周遊型の長期ツアーも魅力的です。

Powered by GetYourGuide

カザフスタン旅行のベストシーズン

カザフスタン 観光

カザフスタン観光のベストシーズンは5〜10月乾燥して晴れの日が多く、自然景観も美しい時期です。

夏は高地でも快適に過ごせ、湖や渓谷の観光に最適。一方、冬は厳寒で-20℃以下になる地域もあり、都市観光を除いては避けるのが無難です。

ただし、現地の人に聞いた話によると、雪質がよくスキーもおすすめとのこと。
もしスキーやスノボが好きな人は、あえてその時期に来てみるといいかも。特別な時間が過ごせるかもしれませんよ。

カザフスタン旅行での注意事項

カザフスタン 観光

宗教施設では露出を控え、女性はスカーフが必要な場も。公共の場での過度な写真撮影には注意しましょう。

現地では英語が通じにくいため、翻訳アプリがあると便利。持ち物は日焼け止め、ウィンドブレーカー、現金(地方ではカード不可なことも)がおすすめです。

Lapinの旅行記:カザフスタン入国編

カザフスタン 観光
Kazakhstan〜
中央アジアを目指し、中国のウルムチからカザフスタンのアルマトゥイへ27時間バスの旅。
 
100の容量に対して200の荷物を積もうとするアジアあるあるな光景もいつものこと。
実際にバスが走っていたのは17時間くらいで、10時間はイミグレで荷物の積み下ろしに費やしていたという…
これももう想定内でイライラすることもなく普通に受け止められるようになりました。
 
カザフスタン 観光
車窓から。 カザフスタンはなんとなく砂漠のイメージがあったけど、スキーが有名みたい。 来るシーズン間違えちゃった。残念。
この辺りの人種はロシア系、中国系、カザフ系が入り混じり、飛び交う言葉はロシア語、カザフ語、中国語。
英語はほぼ通じず中国語でしのぎます。
 
カザフスタン 観光
天空をひた走ります。 途中モクモクに飲まれて天国行っちゃったかと思いましたよ。
そういえば、前回トルコで3回もカザフスタン人と間違われてその時はなんで??と思ったけれど、意外に日本人と似ている人も多いかも。
バスで仲良くなったカザフスタンの女の子は、もうすぐ福岡の大学に留学するんだと嬉しそうに覚えた日本語を披露してくれました。
日本の大学で友達がたくさん出来るかなと少し不安そうにしていた彼女。とても親切にしてくれた彼女が、日本でみんなから親切にされ、たくさん友達ができることを心から祈ります。
カザフスタン 観光
友達になったカザフスタン人のLida。5ヶ国語を話す色白な才女。
旅再び。
遠くて近く未知の中央アジア。
素敵な出会いがたくさんありますように。
気をつけて行ってきます!

カザフスタン観光のまとめ

カザフスタン 観光

カザフスタンは、都市の近代性と自然の雄大さが共存する国です。

訪れる地域によって異なる魅力を楽しむことができるため、旅の目的に合わせて計画を立てるのがおすすめ。

人懐っこい現地の人たちとの交流も楽しんでくださいね!

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です