
モルドバってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2026年度版】
目次
Toggle東ヨーロッパの内陸に位置するモルドバは、ワイン文化と素朴な田園風景が魅力の小さな国。観光地としてはまだ知名度が高くありませんが、その分ローカル色が濃く、独自の歴史と文化に触れられる穴場の旅先です。
この記事では、2026年時点での治安やビザ情報、物価、交通事情など、旅行計画に欠かせない実用情報を中心に、モルドバの基本を分かりやすく解説します。
モルドバの基本情報

正式国名:モルドバ共和国(Republic of Moldova)
位置:東ヨーロッパ。ルーマニアとウクライナに挟まれた内陸国
時差:日本より-7時間(サマータイム時は-6時間)
首都:キシナウ(Chișinău)
国旗:青・黄・赤の三色旗(中央に国章)
人口:約260万人
言語:ルーマニア語(公用語)
通貨:モルドバ・レウ(Moldovan Leu/MDL)
宗教:主に東方正教会
コンセントタイプ:Cタイプ、Fタイプ(電圧230V)
モルドバの観光ビザ

日本国籍者は観光目的であれば、180日間のうち90日以内の滞在はビザ不要。パスポート残存期間は出国予定日から十分な余裕が必要です。
情勢により入国条件が変更される可能性があるため、出発前に必ず最新情報をご確認ください。
モルドバの大使館情報

在モルドバ日本国大使館
Embassy of Japan in Moldova
住所:National Business Center 5F, 73/1, Stefan cel Mare Blvd., MD-2001, Chisinau city, Republic of Moldova
電話番号:+373-22-23-3380
公式サイト:https://www.md.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
駐日モルドバ共和国大使館
Embassy of the Republic of Moldova in Japan
住所:東京都新宿区榎町72 神楽坂榎ビル3階
電話番号:03-5225-1622
公式サイト:https://japonia.mfa.gov.md/en
モルドバの場所と行き方
モルドバは黒海の北西に位置する内陸国で、ルーマニアとウクライナに囲まれています。
日本からの直行便はなく、主にヨーロッパ主要都市を経由して首都キシナウのキシナウ国際空港(Chișinău International Airport)へ向かいます。代表的な経由地はイスタンブールやワルシャワなど。
周辺国からはバスや鉄道での入国も可能ですが、ウクライナ情勢の影響を受ける場合があるため、最新の国境情報を事前に確認してください。
ちなみに私の場合は、ウクライナのオデッサから乗り合いバスで移動しました。
モルドバの歴史

モルドバは中世のモルダヴィア公国に起源を持ち、その後オスマン帝国、ロシア帝国の支配を受けました。
20世紀にはソビエト連邦の構成共和国となり、1991年に独立。現在も旧ソ連時代の建築や文化の影響が残っています。
また、沿ドニエストル問題という未解決の地域問題を抱えており、政治的には複雑な背景を持つ国です。
沿ドニエストル共和国の詳しい情報は ▶【未承認国家】沿ドニエストル共和国を旅して|感じたことや行き方など現在の情勢まとめ の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
モルドバの地理的特徴

モルドバはなだらかな丘陵地帯が広がる農業国で、国土の多くが肥沃な黒土に覆われています。大きな山脈はなく、最高地点でも約430mほどです。
ドニエストル川(Dniester River)が国の東部を流れ、農業とワイン生産を支えています。自然豊かな風景が広がり、都市部を離れると素朴な農村風景が楽しめます。
モルドバの治安

モルドバはヨーロッパの中では比較的治安は安定していますが、スリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要です。特にキシナウ市内の市場やバスターミナルでは貴重品管理を徹底してください。
夜でも一人歩きして問題ありませんでしたが、人気のないところも多いので、なるべく大通りを通るルートを確保するように。
また、沿ドニエストル地域(Transnistria)は事実上の分離地域であり、渡航前に安全情報を十分確認することが重要です。
モルドバの文化と習慣

モルドバはルーマニア文化とロシア文化の影響を受けた独自の文化を持つ国です。正教会の祝祭日は重要な行事で、イースターやクリスマスは盛大に祝われます。
家族や来客を大切にする文化が根強く、訪問時には軽い手土産を持参すると喜ばれます。ワイン文化も非常に発達しており、家庭料理とともに地元ワインを楽しむ習慣があります。
モルドバの物価

モルドバの物価はヨーロッパの中でも比較的安価。首都キシナウでのレストランの食事は1人あたり約8~15ユーロ程度が目安です。ローカル食堂ならさらに安く済みます。
モルドバのワインもボトルで2€くらいからのものもあり、買いやすいです。
平均月給は約400~600ユーロ前後とされ、経済水準は高くありません。宿泊費も抑えめで、3つ星ホテルで1泊40~70ユーロ程度が目安です。
モルドバの有名な場所

とくに有名なのは、なんといっても世界最大級のワインセラーであるミレスティ・ミーチ(Milestii Mici)や、クリコヴァ(Cricova Winery)は有名。モルドバへ行くなら、ワインセラー巡りは欠かせません。
岩窟修道院で知られるオルヘイウ・ヴェキ(Orheiul Vechi)も代表的な観光地です。
2026年時点でモルドバ国内にユネスコ世界遺産登録地はありませんが、文化的価値の高い歴史地区が点在しています。
モルドバ観光の詳しい紹介やモデルコースは、▶モルドバ観光で行ってよかったスポット で紹介しています。
モルドバの有名な食べ物

モルドバで最も愛されている伝統的な料理は、「ザマ(Zeamă)」と呼ばれる鳥のスープ。鶏肉、野菜、手作りヌードルを使い、レモン汁や発酵飲料でほんのり酸味を効かせた、さっぱりとしたチキンヌードルスープです。
ママリガ(Mămăligă)というトウモロコシ粥や、サルマーレ(Sarmale)というロールキャベツ、プラチンタ(Plăcintă)というパイ料理も人気です。モルドバ料理は素朴でボリュームがあります。
また、地元産ワインは国の誇りで、赤・白ともに質が高く、リーズナブルに楽しめるので、ぜひ試してみてください。
モルドバの有名な特産品・お土産

最大の特産品はやはりワイン。地下セラーで熟成されたボトルはお土産に最適です。
また、伝統刺繍の衣類やテーブルクロス、陶器製品も人気があります。
市場では地元産の蜂蜜やナッツ、ドライフルーツも手頃な価格で購入できます。
モルドバのホテル事情
キシナウには国際基準のホテルから家族経営のゲストハウスまで幅広い宿泊施設があります。地方都市では選択肢が限られるため、事前予約がおすすめです。
観光シーズンやワインフェスティバル期間は早めに満室になることもあります。旅行サイトで事前に比較・予約しておくと安心です。
モルドバの交通事情

国内移動はバスやマルシュルートカ(乗合ミニバス)が中心です。
鉄道網はありますが本数は多くありません。タクシーは比較的安価ですが、配車アプリの利用が安心です。
道路事情は都市部以外では整備状況に差があるため、長距離移動には余裕を持った計画が必要です。
モルドバの気候

気候は大陸性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は冷え込みます。
夏(6~8月)は30度を超える暑さになることがあり、帽子や日焼け対策が必須です。乾燥するので、携帯用のモイスチャースプレーがあると便利。
冬(12~2月)は氷点下になることもあり、防寒対策が必要です。
春と秋は比較的過ごしやすく観光に適していますが、秋は雨が増える傾向があります。寒暖差に対応できる服装を準備してください。
旅行前の予備知識

両替:空港や市内の両替所で可能です。ユーロが比較的使いやすい通貨です。
予防接種:特別な義務はありませんが、一般的なワクチン接種は推奨されます。
SIMカード:空港や市内ショップで購入可能です。パスポート提示が必要です。
インターネット環境:都市部では4G回線が利用でき、ホテルやカフェではWi-Fiが整っています。
モルドバ旅行での注意事項

- 沿ドニエストル地域へ行く場合は入域ルールを事前確認してください。
- 夜間の一人歩きは控えめにし、現金は分散して携帯することをおすすめします。
- 医療体制は日本ほど整っていないため、海外旅行保険への加入は必須です。
- 公共交通機関は時刻が正確でないこともあるため、余裕を持って行動してください。
Lapinの旅日記:モルドバ入国編

ウクライナのオデッサから乗り合いバスで国境を越えてモルドバに入ってすぐのおトイレ休憩。
OFFICEは草に占領され、トイレはえらいこっちゃになっていて、使用不可。
モルドバで最初にしたことは、バスのみんなと草むらトイレ(笑)
アフリカを旅しているとこのパターン多いんだけど、ヨーロッパでは初かも。
モルドバの基本情報まとめ

モルドバはワイン文化と素朴な風景が魅力の東ヨーロッパの小国です。物価は比較的安く、観光客もまだ少ないため、落ち着いた旅が楽しめます。
一方で、沿ドニエストル問題など独自の事情も抱えています。最新の安全情報を確認し、事前準備を整えれば、個性あふれるヨーロッパ体験ができる国です。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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