ナイジェリア観光で絶対外せないおすすめスポット15選！世界遺産から絶景まで

ナイジェリアは、アフリカ大陸西部に位置し、その地理的多様性と豊かな文化がつまった国。赤道に近いため気候は温暖で、サバンナから熱帯雨林まで広がる自然は圧巻です。

また、ナイジェリアは200以上の民族が暮らし、多様な文化が融合する国でもあります。この国の観光地はその多様性を反映し、ラゴスの活気ある都市からアブジャの政治的中心地、アベオクタの伝統的な都市、そして世界文化遺産の森林、オシュン＝オショグボなど様々。
今回は、あまり知られていないナイジェリアの魅力的な観光スポットを紹介します。

ラゴス/Lagosの観光

ナイジェリア最大の都市であるラゴスは、その活気ある雰囲気と多様な文化で知られています。ここでは、ラゴスの文化的な見どころやアートシーンについて紹介します。

①ナイキ・アート・ギャラリー / Nike Art Gallery

Nike Art Gallery(ナイキ・アート・ギャラリー)は、現代アフリカンアートの展示やイベントを開催するラゴスの重要なアートスポットです。ナイジェリアやアフリカのアーティストによる多彩な作品を鑑賞できるほか、ワークショップやトークイベントも定期的に開催されています。

館内はエアコンが効いていて、とてもスタイリッシュ。素敵なアートがたくさん見れるのに、なんと入館料は無料！ギフトショップの品揃えもセンスがよいものばかりで欲しいものがきっと見つかるはず。ラゴスに行ったときは、訪れないともったいない場所です。

NIKE ART GALLERY LAGOS
住所：2 Nike Art Gallery Road, Ikate by Legacy Place, Lekki Epe Expressway, Lagos Nigeria.
営業時間：10:00–18:00
電話：+234. 803. 303. 6969
入館料：無料
公式サイト：https://nikeartfoundation.com/

②レッキアートマーケット / Lekki Arts & Crafts Market

レッキアートマーケットは、ラゴスで最も有名な市場の一つ。ここでは、伝統的な手工芸品や現代的なファッションアイテムなど、様々な商品が売られています。

私もアフリカンファブリックのドレスを2枚購入しました。2枚で4000円くらいと、格安ですがこれでも観光客プライスで現地の感覚では少し高め。アフリカあるあるの人を見て値段が変わる方式ですが、地元の人々と交流しながらお土産探しを楽しんでみてください。思わぬ掘り出し物と出会えるかもしれませんよ。

Lekki Arts & Crafts Market
住所：Oba Elegushi St, Lekki Penninsula II, Lekki 106104, Lagos Nigeria.
営業時間：9:00–18:00
電話：+2348035751458
入場料：無料

③ハードロックカフェラゴス/Hard Rock Cafe Lagos

Hard Rock Cafe Lagosといえば、世界中で人気のレストラン＆エンターテイメントスポット。ここラゴスでも洗練された雰囲気の中でアメリカンダイナー料理を楽しむことができます。

Hard Rock Cafeは、オリジナルグッズを集めているコレクターも多く、中でもラゴスはなかなか行けない憧れの店舗。ベーシックなロゴのTシャツは特に人気でいつも品切れしていることが多く、目当てのサイズがあればラッキーです。ショットグラスなどもあるので、お土産としても喜ばれること間違いなしです。

ラゴスには他にも多くの国際的なレストランやカフェがあり、世界各国の料理を楽しむことができます。夜歩きはあまりお勧めしませんが、この周辺は比較的安全なので、タクシーで行き来すれば大丈夫でしょう。

Hard Rock Cafe
住所：Landmark Village, Water Corporation Road, Oniru, VI, Lagos 550104, Nigeria.
営業時間：12:00–00:00
　金土日：12:00–01:30　　　　
電話：+2349081988888
公式サイト：https://cafe.hardrock.com/lagos/

④タークワベイビーチ/Tarkwa Bay Beach

タルクワベイビーチは、ラゴスの中心部からわずか数キロメートルの場所に位置する美しいビーチ。白い砂浜と青い海が広がり、リラックスした時間を過ごすのに最適なスポットです。

ビーチ沿いにはレストランやカフェもあり、海を眺めながら食事を楽しむことができます。

Tarkwa Bay Beach
住所：Takwabay beach, Ati osa, Lagos 100001, Lagos, Nigeria.
営業時間：24時間

ラゴスのおすすめ観光スポットは、こちらの記事も参考にしてください。
ラゴスの観光で人気のおすすめスポット6選【ナイジェリア】

オショグボ/Oshogbo

オショグボ（Oshogbo）は、豊かな文化遺産と伝統的な芸術で知られているナイジェリア南西部に位置する都市。オショゴは、オシュン信仰の中心地であり、その聖なる森、オシュン・オショグボ・サクレッド・グローブはユネスコの世界文化遺産に登録されています。

街全体が彫刻や壁画で飾られ、アートの街としても知られるナイジェリアの伝統と現代の融合を感じることができる都市です。

⑤オシュン＝オショグボ/Osun Osogbo Sacred Grove

Osun Osogbo Sacred Groveは、ナイジェリア南西部のオスン州に位置し、オシュン信仰の中心地として知られています。この神聖な森林は、ユネスコの世界文化遺産にも登録されており、神聖な川や神殿、彫刻、そして美しい自然が共存し、訪れる者に静寂と神秘をもたらします。

世界中のオスン崇拝者と信者が毎年集まり、オスン・オショグボ祭りを祝う場所であり、ナイジェリアの文化と信仰の重要な象徴でもあるOsun Osogbo Sacred Grove。ぜひ、独特で不思議な魅力と神秘を感じてみてください。

Osun Osogbo Sacred Grove
住所：local government, Osogbo 230212, Osun, Nigeria.
営業時間：09:00–17:00　　　　
電話：+2349048003823
入園料：500NGN
カメラ撮影：3000NGN

オショグボの詳しい観光案内はこちらの記事を参考にしてください。
ナイジェリアの世界遺産｜聖なる森オシュン＝オショグボの観光ガイド

アベオクタ/Abeokuta

アベオクタはナイジェリア南西部のオグン州に位置する都市で、Olumo Rockなどの歴史的な観光名所があります。豊かな文化と伝統的な工芸品が訪問者を魅了する場所です。

⑥オルモロック/Olumo Rock

Abeokuta(アベオクタ)のOlumo Rock(オルモロック)は、ナイジェリア南西部のオグン州に位置する印象的な史跡。この巨大な岩は、古代ユーバ族の人々が隠れ家や防御の要塞として利用していた歴史的な場所でもあります。岩の高さは約137メートルにも達し、岩をよじ登り頂上から眺める景色は壮観の一言。

岩の中には階段が刻まれており、それを登りながら岩の内部を探索することもできます。
内部には小さな神殿や居住スペースが残されており、古代の生活様式がうかがえます。ローカルガイドたちがいるので説明を聞きながら周るのもいいでしょう。ガイドを頼む場合は、トラブルを避けるため先にチップの額を決めてから利用するようにしてくださいね。

Olumo Rock Tourist Centre
住所：588R+GMJ, Ikija Rd, Ikija, Abeokuta 110101, Ogun State, Nigeria.
営業時間：09:00–18:00　　　　
電話：+2347068473607
入園料：1000NGN
エレベーター使用：1000NGN
公式サイト：https://olumorock.ng/

Olumo Rockに実際に行った時のレポです。詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
ナイジェリアの観光名所Olumo Rock｜秘められた歴史の旅

アブジャ/Abuja

ナイジェリアの首都であるアブジャは、その政治的な重要性と豊かな文化で中心的な役割を果たしている都市。アブジャにはナイジェリアのランドマークや歴史的な場所が多く存在しています。

⑦アソ・ロック/Aso Rock

アブジャの中心に位置するアソ・ロック。この巨大な岩はナイジェリアの象徴として知られ、アブジャの風景を彩っています。また、ナイジェリア国立モスクやアブジャ国立記念館など、政治や歴史に関連する建造物も見どころの一つです。

⑧ミレニアム・パーク/Millenium Park

アブジャは近代的な観光施設や公園も充実しています。その中でも有名なのがアブジャ・ミリニアム・パークです。この公園は広大な敷地に芝生や花壇が広がり、市民の憩いの場として親しまれています。また、アブジャにはショッピングモールやレストラン、エンターテイメント施設も充実しており、訪れる観光客を楽しませてくれます。

ベニンシティ/Benin City

ベニンシティはナイジェリアのエド州に位置し、その歴史的な遺産と文化的な魅力で知られています。

⑨ベニンシティ国立博物館/National Museum Benin City

ベニンシティ国立博物館は、古代のベニン王国の美術品や工芸品を展示する重要な文化施設です。ここでは、黄金の彫刻品や王家の宝物、そしてベニンの伝統的な仮面など、数々の貴重な展示物が見られます。

National Museum Benin City
入館料：1000NGN
住所：Kings Square, Ring Rd, Avbiama, Benin City 300102, Edo, Nigeria

⑩イガン通り/Igun Street

イガン通り(Igun Street)は、ベニンシティのアートと工芸品の中心地です。ここでは、伝統的な鋳造技術で作られた真鍮や銅の彫刻品を購入することができます。地元の職人たちが生み出す美しい彫刻や装飾品は、ベニンの文化と芸術の豊かな遺産を示しています。

カラバー/Calabar

カラバーはナイジェリアのクロスリバー州の州都であり、その歴史的な遺産と自然美で知られています。

⑪カラバル国立博物館/National Museum Calabar

カラバーにあるカラバル国立博物館は、ナイジェリアの歴史や文化を紹介する重要な施設です。ここでは、古代から現代までの展示物が展示されており、地元の芸術や工芸品、考古学的な遺物などが見学できます。国立博物館は、カラバーの豊かな歴史と文化を訪れる人々に伝える貴重な場所となっています。

館内は写真撮影禁止なので注意しましょう。

営業時間：24時間
入館料：3000NGN
住所：X88C+V98, Ekpo Eyo Drive, Duke Town, Calabar 540281, Cross River, Nigeria
電話：+2348105121701

⑫奴隷貿易博物館/Slave History Museum

奴隷貿易博物館は、カラバーの奴隷貿易の歴史と影響を展示する重要な文化施設です。この博物館では、奴隷貿易の歴史や奴隷制度の遺産について学ぶことができ、地元の文化と歴史を深く理解することができます。

Slave Trade Museum
営業時間：8:00‐16:30
入館料：3000NGN
住所：X889+HCG, Duke Town, Calabar 540281, Cross River, Nigeria

⑬ドリルモンキーランチ/Drill Monkey Ranch

Drill Monkey Ranch(ドリルモンキーランチ)は、カラバー州の自然保護地域に位置し、絶滅の危機に瀕しているドリルモンキーの保護と研究に取り組む施設です。ここでは、ドリルモンキーの生態や行動について学びながら、その保護活動に貢献することができます。

Drill Monkey Ranch
営業時間：8:00‐16:30
入園料：無料(ドネーション)
住所：Atekong, Calabar 540281, Cross River, Nigeria
電話：+2348035921262
公式サイト：http://www.pandrillus.org

ナイジェリア全域

ナイジェリアは、わざわざ遠い観光地まで出向かなくても、その土地土地の豊かな文化、多様な風景、そして明るい人々とふれあうだけで魅力を感じられる国です。ぜひ地元の人たちとの親交を深めてみてください。

⑭ナイジェリアの人々との交流

ナイジェリア人は、温かい人が多く、外国人や観光客を歓迎してくれる雰囲気があります。明るい笑顔と親切な態度で、滞在中は心地よい時間を過ごせました。地元の人々との交流は、ナイジェリア旅行の魅力の一部であり、彼らとの出会いは心に残る経験となるでしょう。

物売りたちも多いですが、比較的強引な接客はせず、ものを買わなくても談笑するだけのことが多かったです。

⑮家畜マーケット

ナイジェリア全域には、活気ある家畜マーケットがあります。ここでは、農民や牧畜民が家畜を売買する様子を見ることができ、地元の文化と経済活動を垣間見ることができます。家畜マーケットは、ナイジェリアの風土や生活の一端を体験する絶好の機会です。

ナイジェリアの通貨

ナイジェリアの通貨はナイラ（Naira）です。ナイラはナイジェリアの中央銀行によって発行されており、1ナイラは100コボ（kobo）に分割されます。ナイラは国内外で広く使用されており、現金や電子決済の形で取引されます。

非常に少額の紙幣になるため、100ドル両替するだけでも大量の札束を渡されるため、表から中が見えない袋を用意していくといいでしょう。また、少なく渡されることも多いため、必ずその場で金額があっているかを確認するようにしましょう。

ナイジェリアでは現金取引が主流ですが、最近では電子決済も普及しています。

ナイジェリアの気候

ナイジェリアの気候は多様で、地域によって異なりますが、一般的には熱帯気候が特徴です。

北部地域は砂漠気候が広がり、乾季と湿季に分かれます。乾季は11月から4月までで、日中の気温が高く、乾燥しています。一方、湿季は5月から10月までで、雨季となります。南部地域は赤道に近いため、一年を通して高温多湿です。雨季は4月から10月までで、激しい降雨があります。乾季は11月から3月までで、暑く湿気が少なく比較的快適です。

ナイジェリアの気候は地域によって異なりますが、全体的に温暖で湿度が高く、年間を通じて太陽の日差しが強い傾向があります。

ナイジェリアの移動

車：都市部ではタクシーやライドシェアサービス（Uber）が利用できます。交通渋滞や悪路が多いので移動時間には余裕を持つようにしましょう。また、トゥクトゥクやバイクタクシーなども気軽に利用できますが、料金で揉めることもあるため、Uberなどのアプリから予約することをおすすめします。

バス：ナイジェリアではバスが広く利用されており、都市間や都市内の移動に便利です。長距離バスは比較的快適で、予約が必要な場合があります。都市内では、大型のバスやミニバスが頻繁に運行しており、安価な料金で利用できます。

鉄道：ナイジェリアには鉄道路線があり、都市間の移動に利用できます。主要都市間を結ぶ路線がありますが、サービスの質や時刻表には注意が必要です

こちらの記事も参考にしてください。
ナイジェリアの想像を絶する交通状況！笑えないけど笑ってしまう現実

ナイジェリア観光での注意事項

セキュリティに関する注意

治安の確認: 現地の治安情報を把握し、危険な地域や事件情報を確認しましょう。
盗難に注意: 貴重品や大金を持ち歩かず、公共の場での盗難には十分注意しましょう。特に、両替商で両替をする場合、必ずその場で枚数を数えるようにしてください。
夜間の外出: 夜間の外出は避け、人目のつかない場所や暗い路地には近づかないようにしましょう。

健康と安全に関する注意

予防接種: 渡航前に必要な予防接種を受け、感染症に対する予防策を行いましょう。
飲料水: 地方によっては水道水が安全でない場合がありますので、ボトルウォーターを利用しましょう。
食事: 衛生的な食事を摂るように心がけ、生の食材や未加工の水を避けましょう。

文化とマナーに関する注意

服装: 地域の文化や宗教に配慮して、控えめな服装を心がけましょう。
撮影: 人々や公共施設を撮影する際は、事前に許可を取得するか、周囲の人々の了解を得ましょう。
挨拶: 地元の人々に対して丁寧な挨拶をし、敬意を示しましょう。

ナイジェリア観光のまとめ

ナイジェリアというと、危険なイメージを持つ人もいますが、マナーを守り、常識のある行動をとっていれば、それほど危険を感じることはありません。びっくりするほど人懐っこく話しかけてくれる現地の人たちとのふれあいは、かけがえのない思い出となるでしょう。

ナイジェリア旅行の際には、注意事項を守りながら安全かつ楽しい旅を満喫してくださいね。

ナイジェリア観光で絶対外せないおすすめスポット15選！世界遺産から絶景まで