
ワルシャワ観光のおすすめスポット15選と1日モデルコース!ポーランドの首都を遊びつくそう
目次
Toggleポーランドの中心都市ワルシャワ(Warsaw)は、第二次世界大戦の破壊から奇跡的に復興した歴史都市と、近代的な文化・アートが息づくヨーロッパ屈指の観光都市。
ユネスコ世界遺産に登録された旧市街の美しい街並みや、王宮、博物館、公園など見どころが点在し、一日で多くの魅力を効率よく巡ることができます。
今回は、初めての旅行でも楽しめる1日モデルコースと、おすすめスポット、レストラン、移動のコツなどを最新情報でまとめました。首都ワルシャワを遊びつくしましょう。
ワルシャワの観光MAP
ポーランド旅行前に知っておきたい治安・歴史・ビザなどの基本情報は、
▶ポーランドの基本情報まとめ で詳しく紹介しています。
ワルシャワ観光モデルコース

【1日モデルコース】
08:30 ラジエンキ公園(Łazienki Park)散策
ショパン像や水上宮殿を鑑賞
10:30 王宮(Royal Castle)見学
11:30 旧市街(Old Town)散策
バルバカン、願いの叶う鐘や聖アンナ教会、展望塔など見学
12:30 旧市街広場(Old Town Market Square)でランチ
14:00 ヴィジトキ教会や無名戦士の墓などを見ながら街を散策
15:00 聖十字架教会でショパンを偲ぶ
16:00 ショパン、コペルニクス、蜂起のどれか一つ博物館鑑賞
18:00 科学文化宮殿見学
19:00 市内の人気レストランでディナー
21:00 ワルシャワ中央駅周辺で夜景を楽しむ
【2日モデルコース】
博物館を全部網羅したい、公園や旧市街をゆっくり散策したい、という場合は、1日目を旧市街方面、2日目は博物館と新市街方面の観光、という感じにすると移動が少なく、効率的に周れます。
ワルシャワ観光のおすすめスポット
ワルシャワ(Warsaw)は旧市街を中心に、歴史・文化・芸術を体感できる見どころが充実。王宮や博物館、公園などが徒歩圏内に集まり、効率よく回れるのが魅力です。近代建築の科学文化宮殿や、ユダヤ史を学べる博物館など、多彩なスポットが揃います。
①ワルシャワ王宮(Royal Castle)

ワルシャワ王宮(Royal Castle)は、ワルシャワ旧市街の象徴といえる歴史建築で、かつてポーランド王国の政治・文化の中心として機能した場所です。
戦争で破壊されながらも、市民の努力により忠実に再建され、現在は国宝級の絵画や家具が展示される博物館として公開されています。

内部では、赤と金を基調とした「大広間」や、豪華なシャンデリアが輝く「議会ホール」などが見どころで、王国時代の華やかな宮廷文化を体感できます。
旧市街広場からのアクセスも良く、ツアー参加やオーディオガイドを利用すれば、より深い歴史背景を理解しながらの見学が可能です。
②旧市街広場(Old Town Market Square)

旧市街広場(Old Town Market Square)は、カラフルなタウンハウスが並ぶ風景がフォトジェニックで、ワルシャワ観光の中心スポット。13世紀の面影を残す広場は、戦後に市民の手で復元され、現在はレストランやカフェが立ち並び、昼夜問わずにぎわいを見せます。

中央にはワルシャワの守護として知られる「人魚像(Mermaid Statue)」が立ち、街のシンボルとして親しまれています。
広場周辺ではストリートパフォーマンスや季節のイベントも開かれ、散策だけでも楽しめる雰囲気。歴史と文化が共存する、旅の休憩にも最適なエリアです。
③ワルシャワ聖ヨハネス大聖堂(St. John’s Archcathedral / Archikatedra św. Jana w Warszawie)

ワルシャワ聖ヨハネス大聖堂は、旧市街の中心に位置するゴシック様式の重要な宗教建築で、14世紀に創建されました。ポーランド王の戴冠式が行われた歴史を持ち、内部には歴代王や著名人の墓碑が残されています。
第二次世界大戦で破壊されましたが、戦後に中世の姿を忠実に再建。赤レンガの外観と静かな内陣が印象的で、荘厳な雰囲気に包まれています。
旧市街観光ルートの中心にあるため、バルバカンや旧市街広場とあわせて訪れやすいスポットです。
④願いの叶う鐘(Dzwon na Kanonii)

願いの叶う鐘(Dzwon na Kanonii)は、旧市街広場近くの小さな広場に置かれた17世紀の大きな鐘で、その名の通り「願いが叶う」として知られる人気スポットです。

鐘の周りをひと回りしながらそっと触れ、心の中で願いごとを唱えると叶うと伝えられ、観光客はもちろん地元の人々にも親しまれています。
背景のカラフルな町家と石畳が絵になるフォトスポットで、旧市街散策の途中に気軽に立ち寄れるのも魅力。ワルシャワらしい温かい伝承に触れられる場所です。
⑤聖十字架教会(Holy Cross Church)

聖十字架教会(Holy Cross Church)は、クラコフ郊外通り(Krakowskie Przedmieście)沿いに立つバロック様式の美しい教会で、音楽家ショパンの心臓が安置されていることで知られています。
外観は荘厳で、双塔が印象的。内部は白を基調とした明るい空間に金装飾が映え、優雅で落ち着いた雰囲気を持ちます。

また、ショパンを記念したプレートが柱に掲げられ、多くのファンが訪れる場所でもあります。
観光ルート上に位置しており、旧市街から王宮、大学へと続く歴史的な通りの散策と組み合わせて訪れるのがおすすめです。音楽・歴史が交差するワルシャワらしい名所です。
⑥フレデリック・ショパン博物館(Chopin Museum)

ショパン博物館(Chopin Museum)は、世界的作曲家フレデリック・ショパンの生涯と音楽を深く知ることができる体験型ミュージアム。
ワルシャワ中心部にあるオストロフスキ宮殿を利用した博物館で、ショパンの手紙、楽譜、愛用の品々など貴重な資料を豊富に展示。
タッチパネルや音声ガイド、インタラクティブ映像が整備され、初心者でもショパンの魅力に触れやすい構成になっています。

幼少期のワルシャワ生活からパリでの活躍まで、時代背景とともに丁寧に紹介されており、音楽ファンだけでなく一般の旅行者にも人気。
ワルシャワ観光に文化的深みを与えてくれるスポットです。
⑦聖アンナ教会(St. Anne’s Church)

聖アンナ教会(St. Anne’s Church)は、旧王宮のすぐそばに位置するバロック様式の教会で、内部装飾の美しさと展望塔からの絶景で高い人気を誇ります。
15世紀に創建され、後世の改修でバロック様式の華やかな姿へと変化。内部には金色の装飾や見事な天井画が施され、荘厳な雰囲気に包まれています。

さらに、隣接の塔に登ると、旧市街広場(Old Town Market Square)からヴィスワ川までワルシャワの街並みを一望可能。特に夕暮れ時は絶好のフォトスポットとしておすすめです。
王宮観光の前後に立ち寄りやすく、歴史・景観・芸術が揃う魅力的な教会です。
⑧ヴィジトキ教会(Church of the Visitation / Kościół Wizytek)

ヴィジトキ教会は、クラコフ郊外通り(Krakowskie Przedmieście)沿いに建つ優雅なバロック様式の教会で、18世紀に完成しました。
外観は淡い色合いのファサードが印象的で、内部はステンドグラスや装飾が美しく、落ち着いた祈りの空間が広がります。
ショパンが若い頃にオルガンを演奏していたことでも知られ、音楽ファンに人気のスポット。周囲にはワルシャワ大学や聖十字架教会があり、歴史的建造物が連続するエリアの散策と合わせてゆっくり訪れたい場所です。
⑨ラジエンキ公園(Łazienki Park)

ラジエンキ公園(Łazienki Park)は、ワルシャワで最も美しいとされる広大な宮殿公園で、緑豊かな自然と歴史的建造物が調和した市民の憩いの場。
季節ごとに表情が変わり、春の花々、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の静寂と、いつ訪れても魅力的です。

園内には池、遊歩道、彫像が点在し、リスやクジャク、カラフルなカモが歩く姿も見られる、ゆったりとした雰囲気。旧市街の喧騒から離れ、自然観察を楽しみながら散策できる、ワルシャワを代表する都市公園です。

特にショパン像(Chopin Monument)は人気のフォトスポットで、夏季の日曜日にはショパン像前で無料のピアノコンサートが開かれ、地元住民にも観光客にも愛されています。
市内中心部からアクセスが良いこともあり、観光の合間にリフレッシュできるスポットとしておすすめです。
⑩ラジエンキ宮殿(Palace on the Isle)

ラジエンキ宮殿(Palace on the Isle)は、ラジエンキ公園内の池に浮かぶように建つ優雅なネオクラシック様式の宮殿で、かつてポーランド王スタニスワフ・アウグストが夏の離宮として使用していた場所。
外観は白い柱廊と水面に映るシンメトリーが美しく、ワルシャワでも屈指のフォトジェニックな建築として人気です。

内部には美術品や王室ゆかりの調度品が多数展示され、18世紀の文化的雰囲気を色濃く感じられます。
周囲の池には白鳥が優雅に泳ぎ、宮殿と自然が一体となった景観が魅力。公園散策のハイライトとして必ず立ち寄りたいスポットです。
⑪科学文化宮殿(Palace of Culture and Science)

科学文化宮殿(Palace of Culture and Science)は、ワルシャワのランドマークとして市内のほぼどこからでも見える存在。高さ約230mのスターリン様式の建物で、現在は劇場、映画館、オフィス、イベントホールなどが入る複合文化施設となっています。
観光客に人気なのは30階にある展望台で、ワルシャワ中心部の360度パノラマを楽しむことができます。特に夕暮れは街が黄金色に染まり、フォトスポットとしてもおすすめ。
中央駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、近代化が進むワルシャワと歴史的建築のコントラストを感じられる象徴的なスポットです。
⑫ワルシャワ蜂起博物館(Warsaw Uprising Museum)

ワルシャワ蜂起博物館(Warsaw Uprising Museum)は、1944年のワルシャワ蜂起をテーマにしたポーランド屈指の歴史博物館。市民がナチス占領に抗った63日間を、映像・音響・展示物を通して臨場感たっぷりに伝えています。

実物の武器や手紙、当時の街の模型などが展示され、戦時下で生き抜いた人々の姿を深く知ることができます。
展示は広くボリュームがあるため、1〜2時間は見学時間を確保するのがおすすめ。ポーランドの歴史を知るうえで欠かせないスポットです。
⑬コペルニクス科学センター(Copernicus Science Centre)

コペルニクス科学センター(Copernicus Science Centre)は、大人も子どもも楽しめる体験型サイエンスミュージアム。
物理、化学、生物、宇宙など、科学をテーマにした数百以上の展示に触れて学べることで人気です。

特に「プラネタリウム」はワルシャワの名物で、最新技術を使った宇宙映像は迫力満点。展示は英語併記も多く、旅行者でも楽しみやすい内容です。
ヴィスワ川沿いに位置しており、周辺散策と合わせて訪れるのもおすすめ。市内中心部からアクセスが良く、観光の合間に組み込みやすいスポットです。
⑭バルバカン(Barbican)

バルバカン(Barbican)は、ワルシャワ旧市街と新市街の境目に位置する16世紀の要塞門で、旧市街の象徴的な景観のひとつ。かつては外敵から街を守る防衛施設として建設され、半円形の赤レンガの壁と塔が連なる姿が特徴的です。
第二次世界大戦で大きく破壊されましたが、戦後の復興で歴史資料をもとに精巧に再建されました。

現在は城壁の上を歩ける遊歩道や、周辺の路地散策が楽しめるフォトスポットとして人気。
旧市街からのアクセスも良く、街歩きの導線上にあるため、初めてワルシャワを訪れる旅行者にも立ち寄りやすいスポットです。
⑮ヴィラヌフ宮殿(Wilanów Palace)

ヴィラヌフ宮殿(Wilanów Palace)は「ポーランドのヴェルサイユ」とも呼ばれる豪華なバロック宮殿で、歴代王ヤン3世ソビエスキの夏の離宮として建てられました。
内部には絵画コレクションや宮廷家具が並び、外観・インテリアともに華やかで必見。広大な庭園は整形式庭園と英式庭園が融合しており、季節ごとに違った景色を楽しめます。

市中心部からはやや離れていますが、トラムやバスでアクセス可能。都会とは異なる優雅な時間が流れる、ワルシャワでも特に人気の観光地です。
ポーランドのおすすめ観光スポットは、
▶ポーランド観光で行ってよかったスポット10選!世界遺産から穴場まで で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
ワルシャワのおすすめレストラン
ワルシャワはポーランド料理から世界各国のグルメまで揃う食の街。旧市街を中心に、ピエロギ専門店やモダンポーランド料理の人気店が集まっており、初めての旅行でも安心して美食を楽しめます。
Zapiecek(ザピエツェク)

Zapiecek(ザピエツェク)は、ポーランド名物「ピエロギ(Pierogi)」を気軽に楽しめる人気チェーンレストラン。旧市街や中心地に複数店舗があり、観光中に立ち寄りやすいのも魅力です。
名物のピエロギは、肉、チーズ、マッシュルーム、ベリーなど種類豊富で、茹で・焼きどちらも注文可能。素朴な味わいながらも満足度が高く、初めてのポーランド料理にぴったりです。
店内は木を基調とした温かみのある雰囲気で、価格もリーズナブル。観光客だけでなく地元の人も利用する、定番の食事スポットです。
Stary Dom(スタリィ・ドム)

Stary Dom(スタリィ・ドム)は、伝統的なポーランド料理を上質な雰囲気で味わえるレストラン。名物の「ポークリブ」や「ビーフタルタル」は目の前で仕上げてくれる演出もあり、料理の美味しさだけでなく体験としても楽しめます。
インテリアはクラシックで落ち着いており、特別感のあるディナーにも最適。観光地から少し離れた立地ですが、その分ローカル感があり、サービスの丁寧さも高評価。ワルシャワで本格的な伝統料理を味わいたい人におすすめの一軒です。
ワルシャワ観光のベストシーズン

ワルシャワのベストシーズンは、気候が穏やかで観光しやすい5月~9月。特に初夏は日照時間が長く、旧市街散策や公園の緑が美しい季節です。冬は冷え込みますが、クリスマスマーケットやイルミネーションが楽しめ、街歩きが一段とロマンチックになります。
ワルシャワのホテル
ワルシャワには世界的ブランドホテルから、デザイン性の高いブティックホテル、手頃な価格のホテルまで多彩に揃っています。旧市街周辺は観光に便利で、公共交通機関へのアクセスも良好。中央駅近くは移動が多い旅に最適です。
ワルシャワ観光の移動方法

市内移動はトラム、バス、メトロが便利で、交通カード「ZTMカード」を使えばお得に移動できます。
旧市街周辺は徒歩で十分観光可能。
空港から中心部へは電車またはバスで約20〜30分とアクセス良好です。
ワルシャワ旅行での注意事項

ワルシャワは比較的安全ですが、観光地ではスリ対策を。
博物館は月曜休館が多いため事前に要チェック。
便利な持ち物は、折りたたみ傘、防寒具(冬)、歩きやすい靴、モバイルバッテリー。
Lapinの旅行記:ワルシャワ編

Poland ~Warsaw ワルシャワ~
ポーランドの首都ワルシャワへ。
ポーランドの三大偉人は天文学者のコペルニクス、ノーベル物理学賞受賞者キュリー夫人、そして音楽家ショパンだそう。今回はショパンにゆかりのある場所を中心にいろいろ周りました。
ワルシャワの旧市街は大戦中に一度全壊されてしまいましたが、その後市民によって壁のひびなどまで忠実に再現し、街を再建したのだそうです。

ヨーロッパの他の旧市街と比べると静かな佇まいという印象でしたが、世界遺産にも登録されていて、たくさんの観光客が訪れる素敵な街でした。こじんまりとした中に可愛らしいカフェや銅像たちが散らばっています。
音楽学校や大きな公園も多く、緑豊かなこの街には音楽学校から聞こえてくる柔らかな音と緑のにおいが心地よい風にのって漂っていました。
ワルシャワ観光のまとめ

ワルシャワ(Warsaw)は、歴史と近代文化が美しく混ざり合う、歩くほどに魅力が増す都市です。
旧市街の散策から、ワルシャワ蜂起博物館での深い学び、ラジエンキ公園の自然まで、1日の観光でも多くの表情が楽しめます。
レストランやホテルの選択肢も豊富で、初めての旅行でも安心。効率よく巡るモデルコースを活用して、ポーランドの首都を思いきり満喫してください。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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