
タンザニアってどんな国?治安や文化など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】
目次
Toggleタンザニアは、東アフリカに位置する豊かな自然と野生動物が魅力の国。
世界遺産に登録されたセレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)や、アフリカ最高峰のキリマンジャロ山(Mount Kilimanjaro)など、見どころが満載です。また、ザンジバル(Zanzibar)の美しいビーチも人気の観光地となっています。
訪問前に、治安やビザ情報などの基本情報を確認して、安全で充実した旅を計画しましょう。
タンザニアの基本情報

位置: 東アフリカに位置し、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国、ザンビア、マラウイ、モザンビークと国境を接しています。
時差: 日本との時差は-6時間です。
首都: ドドマ(Dodoma)
国旗: 緑、金、黒、青の4色で構成されています。
人口: 約6,300万人(2025年推定)
言語: スワヒリ語(公用語)、英語
通貨: タンザニア・シリング(Tanzanian Shilling、TZS)
宗教: キリスト教、イスラム教、伝統的宗教
コンセントタイプ: タイプDおよびG(電圧:230V、周波数:50Hz)
タンザニアの観光ビザ

日本国籍の方は、タンザニア入国時に観光ビザが必要です。ビザは到着時に空港で取得可能ですが、過去にアライバル・ビザの廃止の発表があり、現在はその措置を一旦保留の状態です。
政府はオンライン申請を行うことを奨励しているため、事前にe-ビザを取得しておいた方が安心です。
公式ビザ:https://eservices.immigration.go.tz/visa/
※接続しづらいです。
通常、最大90日間の滞在が許可されます。
注意事項:2024年10月1日から、ザンジバル島に滞在予定の外国人は(短期の観光も対象)、ザンジバル政府の指定する保険加入が義務づけられているので注意!
大使館情報
在タンザニア日本国大使館
住所:Plot No. 1018, Ali Hassan Mwinyi Rd, Dar es Salaam, TANZANIA
電話番号:+255-22-2115827
公式サイト: https://www.tz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
駐日タンザニア連合共和国大使館
住所:東京都世田谷区上用賀4-21-9
電話番号:03-3425-4531
公式サイト: https://www.tanzaniaembassy.or.jp/
タンザニアの場所と行き方
タンザニアは東アフリカに位置し、インド洋に面しています。
日本からのアクセスは、成田国際空港(Narita International Airport)からドーハ(Doha)やドバイ(Dubai)経由でダルエスサラーム国際空港(Julius Nyerere International Airport)へ向かうのが一般的。所要時間は乗り継ぎを含めて約20時間程度です。
タンザニアの地理的特徴

タンザニアは多様な地形を持ち、北部にはキリマンジャロ山(Mount Kilimanjaro)、西部にはタンガニーカ湖(Lake Tanganyika)、中央部には大草原のセレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)があります。
また、東部の沿岸部には美しいビーチが広がり、ザンジバル諸島(Zanzibar Archipelago)も魅力的な観光地です。
タンザニアの歴史

タンザニアは、古くからアラブ商人との交易で栄え、19世紀末にはドイツ領東アフリカとして植民地化されました。第一次世界大戦後、イギリスの委任統治領となり、1961年に独立を果たします。
その後、1964年にタンガニーカとザンジバルが合併し、現在のタンザニア連合共和国が成立しました。
タンザニアの文化と習慣

タンザニアは、120以上の民族が共存する多文化国家で、各民族の伝統や習慣が尊重されています。音楽やダンス、特にンゴマ(Ngoma)と呼ばれる伝統的な太鼓の演奏が盛んです。
また、スワヒリ文化の影響が強く、特に沿岸部ではイスラム教の習慣が色濃く残っています。訪問時には、地元の習慣や礼儀を尊重することが大切です。
タンザニアの治安

タンザニアは比較的安定した国ですが、都市部や観光地ではスリや置き引きなどの軽犯罪が報告されています。
夜間の外出は避け、人混みでは貴重品の管理に注意を払いましょう。また、政治的集会やデモには近づかないようにし、安全な旅行を心掛けてください。
タンザニアの有名な場所

以下は、タンザニアの有名で人気のスポットです。詳細な観光情報については、別の記事をご参照ください。
世界自然遺産:
・キリマンジャロ山(Mount Kilimanjaro)
・セレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)
・セルース猟獣保護区(Selous Game Reserve)
世界文化遺産:
・コンドアの岩絵遺跡群(Kondoa Rock-Art Sites)
・ザンジバル島ストーン・タウン(Stone Town of Zanzibar)
・キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群
(Ruins of Kilwa Kisiwani and Ruins of Songo Mnara)
世界複合遺産:
・ンゴロンゴロ保全地域(Ngorongoro Conservation Area)
タンザニアの有名な食べ物

タンザニアの料理は、多様な文化と伝統を反映しています。
主食として広く食べられているのが「ウガリ(Ugali)」で、トウモロコシの粉を水で練り上げたシンプルな料理です。これに、肉や魚、野菜の煮込み料理を組み合わせて食べるのが一般的です。
また、ココナッツミルクで煮込んだ魚料理「サマキ・ワ・ナジ(Samaki wa Nazi)」や、スパイスの効いたグリルチキン「ニャマ・チョマ(Nyama Choma)」も人気のメニューです。
タンザニアの有名な特産品・お土産
タンザニアのお土産として人気があるのは、以下のような特産品です。
タンザナイト(Tanzanite):世界でタンザニアのみで産出される美しい青紫色の宝石で、ジュエリーとして人気があります。
ティンガティンガ絵画(Tingatinga Paintings):鮮やかな色使いとユニークなスタイルが特徴の現地アートで、手頃な価格で購入できます。
カンガ(Kanga)とキテンゲ(Kitenge):色鮮やかな模様が施された布地で、衣類や装飾品として利用されています。
コーヒー豆:タンザニア産のコーヒーは高品質で知られ、香り豊かな味わいが特徴です。
タンザニアの気候

タンザニアは年間を通じて温暖な気候ですが、地域や季節によって特徴が異なります。
6月から10月の乾季は、晴天が続き、サファリや観光に最適な時期です。一方、3月から5月の長雨季と11月から12月の短雨季には、降雨が増え、道路状況が悪化することがあります。
高地では夜間の冷え込みが厳しくなるため、防寒具の準備が必要です。また、雨季には防水性の高い服装や装備を用意し、蚊などの虫対策も重要です。
旅行前の準備

タンザニア旅行を快適にするために、以下の準備をしておきましょう。
両替:日本では難しいため、現地空港や市内の両替所、銀行、ATMを利用するのが一般的です。米ドル(特に新しい紙幣)を持参すると便利です。
予防接種:黄熱病のワクチンが必須(他国経由時)になることがあり、A型・B型肝炎、破傷風、狂犬病、マラリア予防薬の服用も推奨されます。事前に医師に相談しましょう。
SIMカード:ダルエスサラームやキリマンジャロ空港の通信会社カウンター、街中の携帯ショップ、コンビニなどで購入可能です。主な通信会社はVodacom、Airtel、Tigoなど。eSIM対応も進んでいますが、事前に確認を。短期滞在ならポケットWi-Fiレンタルも便利です。
タンザニアの基本情報まとめ

タンザニアは、広大なサバンナに野生動物がのびのびと暮らす、まさに夢のような楽園です。治安も比較的良く、多くの観光客が訪れるため、アフリカ旅行が初めての方でも安心して楽しめます。
セレンゲティ国立公園の大移動や、ンゴロンゴロ保全地域の壮大な景色は、一生の思い出になること間違いなし。日本では決して見ることのできない野生の姿に心奪われるでしょう。
ぜひ、タンザニアの大自然をじっくり満喫してくださいね。


You May Also Like

「メディナ」に行ってきた!イスラム世界の聖なる都市サウジアラビアの観光レポ
2025年2月24日
「チョベ国立公園」旅行記|ボツワナ観光で出会う美しき地球の動物たち
2025年2月6日