
ロッテルダム観光のおすすめスポット12選と1日モデルコース!現代建築と港町の魅力を満喫
目次
Toggleアムステルダムとは一味違う魅力を放つ港町ロッテルダム(Rotterdam)。
第二次世界大戦後に再建された街は、最先端の建築やデザイン、アートで溢れ、若者やクリエイターからも注目を集めています。
この記事では、ロッテルダムのおすすめ観光スポット12選と、1日で効率よく巡るモデルコース、アクセス方法や観光の注意点まで、初めての旅行でも安心の情報を紹介します。
ロッテルダム観光MAP
ロッテルダム観光モデルコース

楽しい街なので、1つ1つの場所でいくらでも滞在できるほど見ていて飽きはきませんが、時間には限りがあるもの。1日しかなくてもしっかり楽しみたい!という方は以下のコースがおすすめ。
日数に余裕がある人は2日目に他のスポットを入れつつ、1日目に気になったところを再訪するのもよいと思います。1泊できるならキューブハウスに泊まってみるのも◎。
(ただし、キューブハウスは1泊で十分。宿泊費は安いものの、それほど居心地が良い感じではなかったです。)

【1日モデルコース】
09:00 ロッテルダム中央駅(Rotterdam Centraal Station)スタート
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09:30 キューブハウス(Cube Houses)
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10:00 マルクトハル(Markthal)で朝食&散策
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11:00 聖ローレンス教会(Grote of Sint-Laurenskerk)見学
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12:00 ユーロマスト(Euromast)で展望&ランチ
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14:00 ロッテルダム港ボートツアー(Spido)乗船
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16:00 ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(※2026年再開予定/Depot見学)
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17:30 エラスムス橋(Erasmusbrug)を歩いて渡る
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18:00 カフェやレストランで夕食(Witte de Withstraat周辺)

雰囲気を味わうならVessel 11もおすすめ。可愛らしい赤の船がレストランになっています。雰囲気もよく味もおいしかったです。
ただし、イギリス料理なので、オランダ料理を食べたい人にはおすすめしません。
ロッテルダム観光のおすすめスポット
楽しいワクワクがつまったロッテルダム。載せたい写真がいっぱいで整理にこまりましたが、とにかく私的に好きだった&エキサイトした順に紹介していきます。
①デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン(Depot Boijmans Van Beuningen)

世界初の完全公開型美術館の収蔵庫。建物そのものが巨大なアートのようで、鏡張りの外観が印象的。
私はここのことを知らずに、たまたま遠くから見かけて気になって近寄ったらこれだったという奇跡。宇宙船かと思いました。(下の旅行記も参照してください)
通常非公開の美術品の裏側が見られる貴重なスポットで、ガイドツアーに参加すると白衣をきてガイドと一緒に周ります。この白衣がまた気分を上げてくれるんです。
元の美術館(Boijmans Van Beuningen)は2026年まで改修中です。
②キューブハウス(Cube Houses)

黄色い斬新な建築が目を引く、ロッテルダムを代表する現代建築。
建築家ピエト・ブロムによる作品で、斜め45度に傾けられた立方体の家々が並ぶ姿は圧巻!
内部の一部は「キューブハウス博物館」として公開されており、斬新な構造の中にどのように生活空間が設計されているかを体験できます。
私は記念にドミトリーに1泊しましたが、値段は安かったものの部屋は質素。朝ごはんのバイキングはなかなかGoodでしたが1泊で十分。
宿泊せずとも写真映えスポットとしても人気なのでぜひ中まで見学を。
③マルクトハル(Markthal)

巨大アーチ状の建物内に市場・レストラン・住宅が融合した施設。オランダ最大級の屋内マーケットで、新鮮なチーズやハム、魚介類、エスニック料理まで豊富です。
内部の天井には色彩豊かなフレスコ画「ホルティス・コンビビエンディ」が描かれ、まるで現代アートの中にいるような感覚に。
スイーツも多く、朝食やランチ、観光合間の休憩にもぴったりの場所です。
④聖ローレンス教会(Grote of Sint-Laurenskerk)

ロッテルダム旧市街に残る数少ない歴史的建築。
15世紀に建てられたゴシック様式の教会で、戦火を免れた貴重な存在です。
内部のパイプオルガンやステンドグラスも見応えがあり。塔の上に登れば旧市街の景色が一望できます。
⑤エラスムス橋(Erasmusbrug)

白鳥のような優美なフォルムが美しいランドマーク橋。歩行者も通れるので、対岸のカタンドレヒト(Kop van Zuid)地区までの散歩に最適です。
橋を見に行くというよりも、このエリアのビル街を合わせた風景を楽しみ行く感じ。近代的なオランダの中に可愛らしい路地やおしゃれな船が停泊していたり、歩いた分だけ発見があります。
ロッテルダムのシンボルとして親しまれている橋とこのエリア、夕暮れ時のライトアップは必見です。
⑥ロッテルダム港クルーズ(Spido)

ヨーロッパ最大級の港をクルーズで巡る人気アクティビティ。
工業地帯や巨大なコンテナ船、ドックなどを間近で見られ、港町としてのロッテルダムのダイナミックな一面を体感できます。
45分~75分のコースがあり、音声ガイド(日本語あり)も利用可能です。
水陸両用バスに乗ってそのままマース側へざぶん!というユニークな経験も旅ならでは。
⑦Witte de Withstraat

アートとカルチャーが交差するトレンディな通り。ギャラリーやカフェ、雑貨店、バーなどが集まり、地元の若者に人気のエリアです。
ストリートアートや個性的なショップをのぞきながらの散策が楽しく、お気に入りのアートを見つけるたびにパシャパシャ写真を撮りたくなります。
一期一会を大切に歩いてみてください。
⑧Het Park(ヘット・パーク)

ユーロマストのふもとに広がる緑豊かな市民公園。
ピクニックや散歩に最適で、地元の人々の日常にふれることができます。
春~夏には花々が咲き誇り、のんびりとした時間が流れます。
⑨ヴァールハーレン(Fenix Food Factory)

地元食材とクラフトグルメが楽しめる倉庫リノベ空間。
パン、チーズ、ビールなどオランダの味が楽しめるフードホールで、週末は地元客でにぎわいます。
インダストリアルな雰囲気もおしゃれで、テラス席からの港の眺めも魅力。
⑩ユーロマスト(Euromast)

高さ185mからロッテルダム市内と港の絶景を一望。
1960年に建設された展望塔で、途中のレストランやスカイラインの展望フロアからはエラスムス橋やマース川、さらに天気が良ければ北海まで望めます。
上部まで回転しながら昇る「エラスコープ」はスリル満点!
⑪ネザーランド・フォト・ミュージアム(Nederlands Fotomuseum)

写真専門の美術館で、社会・歴史・芸術を切り取る作品が並びます。
世界的な写真家による展示のほか、オランダの社会を映す貴重な記録写真なども展示されており、視覚的にロッテルダムを理解できるスポットです。
⑫SS ロッテルダム(SS Rotterdam)
かつて大西洋を横断した豪華客船がホテルとして公開中。
内部は当時のデザインがそのまま残され、見学や食事、宿泊が可能。船上からの眺めもよく、船旅気分を味わえるユニークな体験スポットです。
ロッテルダム観光の移動方法

ロッテルダム市内はトラム、メトロ、バス、ウォーターバスなど交通機関が充実しています。
観光には「RET」社の1日乗車券(Dagkaart)がおすすめ。
主要観光地は徒歩圏内でまとまっているため、歩いての観光も快適です。また、自転車専用道が整備されており、レンタサイクルも便利。
旅行での注意事項

・スリや置き引きに注意(特にマルクトハルや駅構内)
・カード社会のため、現金よりもクレジットカードが便利
・夏は涼しくても日差しが強いので、サングラスや日焼け止めを持参
・エコバッグ必須(スーパーは袋有料)
・雨が急に降ることもあるため、折りたたみ傘やレインジャケットがあると安心
Lapinの旅行記:ロッテルダム編

ロッテルダムの街を歩いていたら、宇宙船を見つけた。
嬉しくて駆け寄った。
やった!やった!宇宙に行ける。
嬉しくて中に飛び乗ったら、そこはたくさんのものを詰め込んだ宇宙船、ではなくノアの方舟だった。
一体なんだろうと興味津々でキョロキョロしていると、受付にいたお姉さんから笑顔で誘われてガイドツアーに参加。
参加者は展示物に触れないようにと白衣のようなものを着せられる。
その素材もなんだか特殊なものなのだとか。
白衣を着こみ、学者になった気分でガイドについていく。
気分は白い巨塔の回診の先生(笑)。
ガイドツアーに参加した人だけが入室できる収蔵庫はものすごい厳重な体制で管理されていた。
それぞれ材質などによって温度や湿度が設定されており、1時間に入れるのは15名限定、10分間のみ。
体温や吐く息まで計算されているため、そのあとは1時間誰も入ることはできない。
だから30分おきのツアーも同じ部屋には入れない。入る部屋を交互に変えている様子。
けど正直ガラクタ?って思うものも多い。
よく言えばノスタルジック的な。
ガイドによると、この宇宙船の正式名称は「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」。
ロッテルダムにあるボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の収蔵庫とのこと。
美術館の所蔵品のうち、展示することができない作品や特別な展示のために用意された作品が保管されているらしい。
収蔵庫内は、美術品の保管や修復、研究に必要な設備や施設があり、メンテナンスの様子など美術館のバックヤードをのぞける新しいコンセプトの博物館になっている。
ガラクタに見えた昭和な感じの展示品などは、次の世代へ参考として残すためのものを保管しているのだそうだ。
なるほど、やはりノアの方舟だ。

そうして私の宇宙行きの夢はあっけなく散ってしまったけど、ここは楽しかった。
ロッテルダムにいる間、ほぼ毎日通い続けた。
青空や曇り、夕焼けなど来るたびに表情が変わって飽きなかった。
でもやっぱり青空が映っているときが一番好き。
そこに小さな地球があるようで🌏
青い地球がこれから先も青でいられることに祈りを込めて。
Pray for peace in the world 🌎
ロッテルダム観光のまとめ

現代建築と伝統、アートと港の躍動が共存するロッテルダム。
オランダの友人からは、ロッテルダムは都会だから行ってもおもしろくないよ、と言われてたけど、来てよかった。すっごく楽しかった。(笑)旅行者と地元人のギャップあるある。
オランダのほかの街とは被らない、個性豊かな街の魅力を存分に味わえます。
1日でも主要スポットを効率よく巡ることができるので、オランダ旅行のユニークな体験をしに、ぜひ立ち寄ってほしい街です。

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