![オマーンの観光 二ズワ砦](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman050.webp)
オマーン観光で行ってよかったスポット14選!世界遺産から隠れた名所まで
目次
Toggleアラビア半島の東端に位置するオマーンは、豊かな自然と長い歴史に彩られた国です。美しい砂漠や渓谷、荘厳なモスクや要塞など、訪れる人々を魅了する観光名所が数多くあります。
今回は、オマーンを訪れるならぜひ足を運んでいただきたい、おすすめスポット10選をご紹介します。
オマーンの観光MAP
オマーンのおすすめ観光スポット
ここでは、実際に行ってみてよかったおすすめの観光スポットを紹介していきます。
①マスカット(Muscat)
![マトラ旧市街にあるオマーン最古のスーク マスカットの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman006.webp)
オマーンの首都マスカット(Muscat)は、古き良き伝統と現代の便利さが融合した街。市内では歴史的な建物や港を楽しむことができます。
なかでも「マトラ・スーク(Mutrah Souq)」は地元の文化を体感できる場所として人気。ここではスパイス、銀製品、工芸品などオマーンならではのお土産を探すのに便利です。
また、マスカット湾沿いの散歩道「コーニッシュ(Corniche)」では、海の景色と街並みを楽しみながらリラックスした時間を過ごせます。街全体が穏やかで観光客を温かく迎え入れてくれる雰囲気が魅力です。
②スルタン カブース グランドモスク(Sultan Qaboos Grand Mosque)
![オマーンの観光 マスカットにあるSultan Qaboos Grand Mosque](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman000.webp)
オマーン最大のモスクであるスルタン・カブース・グランド・モスク(Sultan Qaboos Grand Mosque)は、壮大な建築美で世界的に知られています。
特に注目すべきは、祈りの間を飾る巨大なペルシャ絨毯と豪華なシャンデリア。どちらも世界最大級のものとしてギネス記録にも認定されています。
モスクは礼拝の場としてだけでなく、建築の美しさや平和な雰囲気に心癒される場所でもあります。一定の服装規定に従う必要がありますが、信者ではない観光客も内部を自由に見学できる時間帯が設けられています。
③ワディ シャブ(Wadi Shab)
![オマーンの観光地Wadi Shab](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman025.webp)
ワディ・シャブ(Wadi Shab)は、オマーンが誇る自然の宝庫。渓谷内をハイキングしながら、エメラルドグリーンの水がたたえられた天然プールを目指します。
険しい岩場を越えた先に待つ泉は、自然が創り出したオアシスとも言える場所。泳ぐこともできるこのプールは、冒険心を刺激しつつ癒しを与えてくれる特別なスポットです。
④ビマ シンクホール(Bimmah Sinkhole)
![オマーンの観光地Bimmah Sinkhole](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman023.webp)
ビマ・シンクホール(Bimmah Sinkhole)は、オマーンの自然の奇跡とも言える観光スポット。エメラルドグリーンの水をたたえた巨大な陥没穴は、多くの観光客に愛されています。
ここでは泳ぐことも可能で、暑い日には絶好のリフレッシュ場所となります。周囲にはピクニックに適した公園が整備されており、家族連れにも人気のスポットです。
⑤二ズワ砦(Nizwa Fort)
![オマーンの観光地Nizwa Fort](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman052.webp)
オマーンの古都二ズワにある二ズワ砦(Nizwa Fort)は、17世紀に建てられた歴史的建造物。円形の大きな塔が特徴で、その頂上からは街や周囲の山々を一望できます。
砦内には博物館が併設されており、オマーンの文化や伝統を学ぶことができます。また、砦の近くで毎週金曜日の早朝に開催される「金曜家畜マーケット」も見逃せません。地元の活気ある雰囲気を味わえる貴重な体験となるでしょう。
公式サイト:https://nizwafort.om/
⑥二ズワの金曜マーケット(Nizwa Friday Market)
![オマーンの観光・Nizwa Friday Livestock Market](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman033.webp)
二ズワで毎週金曜に開催されるトラディショナルマーケット(Nizwa Friday Traditional Market)は、オマーンの伝統文化が色濃く残る場所です。市場では山羊や羊、牛が売買され、地元の人々と観光客で賑わいます。
買い手が取り囲む円の中を売り手が家畜と一緒に歩く伝統的な取引方法を見ることができ、オマーンの暮らしや文化を間近で感じることができるスポットです。
ほとんどが男性ばかりなので、文化的にもあまり露出の多い服装は避け、写真を撮る際は、地元の人々に配慮するようにしましょう。
⑦アルジャジーラ水路(Aljazeera Waterway)
![オマーンの観光・世界遺産のAljazeera Waterway](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman060.webp)
アルジャジーラ水路(Aljazeera Waterway)は、オマーンに伝わる古代の灌漑システム「アフラージュ(複数形:ファラジ)」のひとつ。このシステムは、わずかな地形の高低差を活用して水を供給する高度な土木技術と、公平な水分配を可能にする規則により運営されてきました。特に日時計を用いて水流の時間を管理する工夫は、地域社会の調和を支える重要な役割を果たしました。
現在もオマーンには約3,000のファラジが存在し、そのうち5つは世界遺産に登録されています。これらには日時計や水の分配施設、歴史的な住居跡などが含まれており、古代からの持続可能な生活の証として評価されています。
⑧ワヒバ砂漠(Wahiba Sands)
![オマーンの観光地Wahiba Sands](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman064.webp)
オマーン東部に広がるワヒバ砂漠(Wahiba Sands)は、雄大な砂丘の景色が広がる魅力的な場所。砂漠での4WDツアーはスリル満点で、夕日に染まる砂丘の絶景は忘れられない思い出になるでしょう。
また、砂漠キャンプでは、満天の星空を楽しむことができ、地元のベドウィン族の文化に触れる機会もあります。この地域の自然美と伝統文化を一度に味わえるスポットとして、多くの旅行者に愛されています。
⑨サラーラ(Salalah)
![オマーンの観光地Salalah](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman063.webp)
オマーン南部に位置するサラーラ(Salalah)は、特に「カリーファ(Khareef)」と呼ばれる季節に訪れるべきスポットです。
この時期には緑豊かな自然が広がり、滝や山々が美しい景観を作り出します。特に勢いよく潮を吹きだす「Mughsail Fountains」は必見です。
オマーンの世界遺産
オマーンには5つの世界文化遺産があります。
⑩バハラ城塞(Bahla Fort)
1987年に世界文化遺産に登録されたバハラ城塞は、中世オマーンで重要な役割を果たした要塞です。9世紀から13世紀にかけて建てられたこの城塞は、土を使った伝統的な建築技術で築かれ、砂漠環境に調和した独特の外観を持っています。
城壁や塔、内部の複雑な構造が見どころで、交易や文化の中心地として地域の発展を支えました。城塞の周辺には、伝統的なスーク(市場)や古い住居も点在しており、当時の生活を垣間見ることができます。
⑪バット、アル=フトゥム、アル=アインの考古遺跡群(Archaeological Sites of Bat, Al-Khutm and Al-Ayn)
![オマーンの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman067.webp)
1988年に登録されたこの遺跡群は、紀元前3000年頃の青銅器時代の痕跡を示す貴重な場所です。保存状態の良い円形墓や居住跡が特徴で、オマーン半島が古代文明の重要な一部であったことを物語ります。
遺跡は壮大な岩石構造や人工的に整えられた墓地で知られ、当時の建築技術や宗教的儀式について見ることができます。
⑫アフラージュ – オマーンの灌漑システム(Aflaj Irrigation Systems of Oman)
2006年に登録されたアフラージュは、古代から現在に至るまで使用され続ける灌漑システムです。地下水を効率よく分配するための技術で、砂漠の厳しい環境でも持続可能な農業を可能にしました。
公平な水分配を目指した仕組みは、日時計を使った時間管理や厳密な規則に基づいて運用されました。世界遺産に登録されている5つのファラジは、現代でも訪問者にその歴史的価値を伝えています。
⑬カルハットの都市遺跡(Ancient City of Qalhat)
![オマーンの観光](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman068.webp)
2018年に世界文化遺産となったカルハットは、12世紀から15世紀にかけてインド洋交易で繁栄した都市の遺跡です。イスラム建築の影響を受けた石造りの建物やモスク跡が残り、国際交易の中心地としての歴史を物語ります。
この都市遺跡では、海上貿易で活躍したオマーンの文化的・経済的交流の豊かさを感じることができます。
⑭乳香の土地(Land of Frankincense)
2000年に登録されたこの地域は、世界で最も高品質な乳香を産出した土地として知られています。乳香の交易路や生産地であるウバール遺跡、ワディ・ドウカ、アル=バリードなどが含まれ、香料貿易の歴史とその影響を学ぶことができます。
古代の隊商の足跡をたどりながら、オマーンの文化や経済の発展に乳香が果たした役割を深く理解できるエリアです。
オマーン観光のイベント情報
![オマーンの観光・プレジデントパレス](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman021.webp)
- マスカット・フェスティバル(Muscat Festival)
毎年1月から2月に開催される祭典で、伝統舞踊や音楽、地元料理を楽しむことができます。 - サラーラ・フェスティバル(Salalah Festival)
6月から8月に行われるイベントで、カリーファの季節の自然とオマーン文化を満喫できます。
オマーン観光のまとめ
![オマーンの観光・Nizwa Friday Livestock Market](https://tabilapin.com/wp-content/uploads/2025/01/oman038.webp)
オマーンは、多彩な自然や歴史的なスポット、温かい人々が待つ旅先です。砂漠の雄大さや美しい渓谷、伝統的な要塞と市場など、訪れる人を飽きさせない魅力であふれています。ぜひ、次の旅はオマーンで、新たな発見と感動のひとときを過ごしてみてください。
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