
ニズワ観光ツアー体験記|マスカットから日帰りで巡るオマーンの古都
目次
Toggleオマーンの首都マスカット(Muscat)から車で約1時間半。山々に囲まれた内陸部にあるニズワ(Nizwa)は、オマーンらしい歴史と伝統を感じられる人気の観光地です。
かつてはオマーンの政治・文化・宗教の中心地として栄え、現在も歴史ある砦や市場、昔ながらの街並みが残っています。
特に有名なのが、17世紀に建てられた巨大な砦と、地元の人々でにぎわうスーク(市場)。金曜朝には家畜マーケットも開かれ、観光地でありながら、今も地元の暮らしを感じられるのがニズワの魅力です。
マスカットから日帰りでも十分に楽しめるため、オマーン旅行ではぜひ訪れたい定番スポットのひとつです。
二ズワ(Nizwa)とは?

ニズワ(Nizwa)は、オマーンの首都マスカットから南西へ約150kmの場所にある歴史都市。山岳地帯のふもとに位置し、古くから交易や宗教、学問の中心地として発展してきました。
17世紀にはヤアーリバ朝の時代にオマーンの首都として栄え、現在でも当時の面影を残す建物や街並みを見ることができます。
ニズワの魅力は、歴史的な建造物だけではありません。市場には地元の人たちが集まり、銀製品や陶器、香辛料、デーツなど、オマーンらしい商品が並びます。
特に金曜朝に開かれる家畜マーケットは有名で、ヤギや牛が売買される様子を間近で見ることができます。観光客向けに整えられた街というより、今も人々の暮らしが息づいている街という印象でした。
二ズワへの行き方

マスカットからニズワまでは、車で約1時間半〜2時間ほどです。高速道路のRoute 15を利用すれば、比較的快適に移動できます。
レンタカーで行く人も多く、道路も整備されているため運転しやすいですが、初めてのオマーン旅行なら日帰りツアーを利用するのもおすすめです。
ニズワだけでなく、ジャブリン城や周辺の絶景スポットまで一緒に回れるツアーも多く、効率よく観光できます。ホテル送迎付きのプランも多いため、移動の心配をせずに楽しめるのも魅力です。
ニズワの日帰りツアーは▶こちら。
二ズワの観光MAP
ニズワの見どころは、街の中心部に比較的まとまっています。
メインとなるのはニズワ砦とスーク周辺で、徒歩でも十分に観光できます。市場を歩きながら、路地裏の雰囲気や伝統建築を眺めるだけでも楽しく、写真映えするスポットもたくさんあります。
少し足を伸ばせば、ジャブリン城や古い灌漑水路なども見学できるので、時間に余裕があれば周辺エリアもあわせて巡るのがおすすめです。
二ズワのおすすめ観光スポット5選
①二ズワ砦(Nizwa Fort)

ニズワ砦(Nizwa Fort)は、17世紀にヤアーリバ朝によって建設されました。二ズワの象徴ともいえる歴史的建造物で、オマーン最大級の防御施設として知られています。
直径約45メートル、高さ約34メートルの巨大な円形の見張り塔が特徴で、頂上からは二ズワの町並みと背後にそびえる山々の壮大な景色が見渡せます。
砦の内部には、昔の暮らしを再現した展示や武器庫、地下通路、秘密の脱出ルートなどが残っていて、迷路のような空間を歩くだけでも楽しいです。
オマーンの歴史や建築に興味がある人はもちろん、景色を楽しみたい人にもおすすめです。
場所: 二ズワ中心部
営業時間: 8:00~20:00(※金曜は11:30~13:30の間はクローズ)
入場料: 約5オマーン・リアル
公式サイト: https://nizwafort.om/
②ニズワの市場(Nizwa Souq)

ニズワ砦のすぐそばにあるニズワ市場(Nizwa Souq)は、オマーンらしい雰囲気を楽しめる人気スポットです。
香り高いスパイス、手作りの銀細工、デーツ、陶器、伝統的なダガー(短剣)、オマーンならではの商品がずらりと並びます。歩いているだけでも異国感があり、お土産探しにもぴったりです。
特にオマーン産のシルバーアクセサリーは高品質で人気があり、お土産にもぴったりです。また、ここではオマーンの伝統菓子「ハルワ(Halwa)」も購入可能。ハルワはナツメヤシやナッツを使った甘いお菓子で、こちらもお土産におすすめです。試食できるお店もあるので、気軽に立ち寄れます。

また、市場の中にはサーベルや古い銃などを扱う店もあり、日本ではなかなか見られない光景に驚くかもしれません。
活気にあふれ、商人とのやり取りを通じて現地の文化を肌で感じることができる市場は、朝早く訪れると、地元の人々が買い物をする様子を間近で見ることができ、より一層ローカルな雰囲気を味わえます。
場所: 二ズワ砦の隣
営業時間: 8:00~13:00 / 16:00~22:00(店舗により異なる)
③金曜マーケット(Nizwa Friday Traditional Market)

毎週金曜日の朝に開催されるトラディショナルマーケット(Nizwa Friday Traditional Market)は、二ズワ観光のハイライトのひとつ。オマーン各地の農家や商人が集まり、牛、ヤギ、羊、ラクダなどの家畜を売買する光景は迫力満点です。
売り手と買い手がが大声で値段を交渉しながら家畜を次々と競り落とす様子は、他ではなかなか見られない貴重な体験。オマーンの伝統的な商習慣を肌で感じることができます。

小さな円形の会場を家畜とともに売り手が歩き回り、それを周囲から買い手たちが囲んで見ている光景は、かなり独特。観光向けのイベントではなく、今も地元の人々の生活の一部として続いている市場なので、オマーンの文化をリアルに感じられる場所です。
ただし、市場は朝早く(7:00頃)から始まり、8:00〜9:00が最も賑わう時間帯なので、訪れる際は早めに行くのがポイント。特に朝8時〜9時頃が最もにぎわうため、早めに訪れるのがおすすめです。
観光だけでなく、オマーンの農業や生活文化を知る良い機会になる金曜マーケット。ローカルな文化や暮らしを見てみたい人には、ぜひ訪れてほしいスポットです。
場所: 二ズワスークゲートそば
開催日: 毎週金曜の朝(7:00~10:00頃)
④アルジャジーラ水路(Aljazeera Waterway)

アルジャジーラ水路(Aljazeera Waterway)は、ニズワ近郊にある伝統的な灌漑システム「ファラジ」のひとつです。
ファラジは、乾燥地帯でも農業を可能にするために作られた水路で、オマーン各地に残っています。山から引かれた水がナツメヤシ畑や農地へと流れ込み、乾いた土地の中に緑豊かな景色を作り出しています。
派手な観光地ではありませんが、水路沿いを歩いていると、地元の人が農作業をしていたり、水辺で涼んでいたりして、のんびりとしたオマーンの日常を感じられます。
静かな景色やローカルな雰囲気が好きな人におすすめです。
場所: 二ズワ中心部から車で約15分
⑤ジャブリン城(Jabreen Castle)
ニズワから車で約30分の場所にあるジャブリン城は、オマーンで最も美しい城のひとつと言われています。
17世紀に建てられたこの城は、防衛のためではなく、学問や文化の中心地として使われていました。そのため、内部は豪華な装飾が多く、他の砦とは少し違った雰囲気があります。
特に見どころなのが、繊細な天井画や壁の彫刻、美しく彩られた部屋の数々。窓から差し込む光も美しく、まるで宮殿のような空間です。
歴史や建築が好きな人はもちろん、写真映えするスポットを探している人にもおすすめです。
場所: 二ズワから南西へ車で約30分
営業時間: 9:00~16:00(※金曜は9:00~11:00)
入場料: 約3オマーン・リアル(約900円)
公式サイト:https://jabreencastle.com/
実際に行って感じたニズワ観光の魅力

Oman ~アラビアンナイト シンドバッドの大冒険~
オマーンはシバ女王の時代に、乳香の交易で栄え、大航海時代以後はダウ船を使ってアラビア海、インド洋をまたにかけて繁栄した国。
17~19世紀にかけては東アフリカを勢力下におく海洋帝国でした。
アラビアンナイトの舞台として有力候補でシンドバッドはオマーンの港から旅立ったと言われています。
こんなロマンチックで冒険心をくすぐるオマーンですが、世界一周をするという目的が無かったら知らずにいたままだったかも。 とにかく本当に魅力がいっぱいで、早速この国の虜になっています。
金曜マーケットはニズワ観光のハイライト

私がニズワを訪れたのは金曜日。
朝7時頃から始まる金曜マーケット(家畜の売り買いをするトラディショナルマーケット)を見るために、かなり早起きして向かいました。
小さな円形の会場では、内側と外側に買い手が並び、その間を売り手がヤギや羊、牛を連れて歩いていきます。買い手たちは真剣な表情で家畜を値踏みし、大きな声で価格交渉をしていました。
最初はヤギや羊、そのあと牛へと続きます。動物たちの鳴き声、人々の熱気、牛が興奮していきなり暴れ出したり交渉の声が飛び交ったり、想像以上の迫力です。

命の売り買い。売る側も買う側も真剣そのもの。
人々の熱気に怯える羊が可哀想になる気持ちもあり、「命をいただくこと」に改めて考えさせられる時間でもありました。
ただの観光イベントではなく、実際に地元の人たちの生活や仕事の場になっているので、オマーンの日常を垣間見られる貴重な体験だったと思います。
たまたま見られたのが本当にラッキーだった

実は、この金曜マーケットがあることを事前に詳しく知っていたわけではありませんでした。
前日の夜22時を過ぎたころに、ドライバー兼ガイドさんが「明日は金曜日だから、朝早く出れば特別なマーケットが見られるよ」とわざわざ連絡をくれて、急きょ予定を早めることになりました。
おかげで、観光客向けではない本物のローカルマーケットを見ることができ、とても印象に残っています。この場所に居合わせられたことに感謝。
こういう偶然の出会いがあるのも、現地ガイドさんの魅力だと思います。
ニズワはツアー観光が便利

私が訪れたのは真夏で、日中は48度近くまで上がることもある時期でした。
かなりのオフシーズンだったため、観光客はほとんどおらず、街全体が静かでした。人混みが少なかったのは快適でしたが、暑さはかなり厳しかったです。
そして観光客がいない=ツアーもないため、マスカット郊外の2日間はドライバー兼ガイドさんをお願いすることになりました。コストは高くついたものの、その結果こんな予期しないマーケットに立ち会えたのでラッキーでした。
オマーンは比較的豊かな国ですが、観光インフラはまだそこまで発達しておらず、ローカルバスだけで効率よく回るのは少し大変です。
なので、ニズワ観光はツアーがおすすめ。特に初めてオマーンを訪れる場合は、ドライバー兼ガイド付きのツアーのほうが効率よく観光できます。
ガイドさんが地元ならではの情報を教えてくれたり、予定を柔軟に調整してくれたりすることも多いので、結果的に満足度が高くなると思います。
みんな親切なので、素敵なオマーンを見せてくれますよ!
二ズワ観光のまとめ

マスカットから日帰りで行けるニズワは、歴史・文化・ローカルな暮らしをまとめて楽しめる、オマーンらしさあふれる街でした。
巨大な砦から街を見渡したり、市場でスパイスや銀細工を眺めたり、金曜マーケットで地元の人たちの熱気を感じたりと、見どころがたくさんあります。
特に金曜朝の家畜マーケットは、他ではなかなか見られないニズワ観光のハイライト。もし日程が合うなら、ぜひ金曜日を狙って訪れるのがおすすめです。
また、時間に余裕があれば、ジャブリン城や伝統的な水路にも足を延ばしてみると、さらにオマーンの魅力を深く感じられると思います。
レンタカーでも行きやすいですが、効率よく回りたいならツアー利用も便利です。私自身もツアーで訪れましたが、ガイドさんが現地ならではの情報を教えてくれたり、金曜マーケットに間に合うよう予定を調整してくれたりして、とても充実した1日になりました。
マスカット観光だけでは見られない、オマーンの伝統や暮らしに触れたい人には、ニズワはぜひ訪れてほしい場所です。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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