ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ
ギリシャ,  ヨーロッパ

ミロス島観光で行ってよかったスポット8選!エーゲ海イチオシの素敵島

エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島のひとつ、ミロス島(Milos)は、手つかずの自然と絶景ビーチ、フォトジェニックな村々が魅力の隠れた楽園です。

豊かな火山地形が生み出した独特の景観は、ギリシャの他の島々とはひと味違う感動を与えてくれます。

この記事では、実際に訪れて「行ってよかった!」と感じたおすすめ観光スポットをご紹介します。

ミロス島の観光MAP

ミロス島のおすすめスポット

自然美と歴史が融合したミロス島。特に印象に残った観光名所をピックアップしました。

①サラキニコ・ビーチ(Sarakiniko Beach)

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サラキニコ・ビーチ(Sarakiniko Beach)は、まるで月面のような真っ白な岩肌が広がる、ミロス島を代表する絶景スポット。

そもそもミロス島は火山活動によって形成された島で、地質が非常にユニーク。サラキニコの岩は主に火山灰が固まってできた白い凝灰岩(ぎょうかいがん)で構成されており、軽くて柔らかいため、長年にわたって風や波、雨の浸食を受け、なめらかで波打つような造形になっています。

さらに、日光を強く反射することで、白さがより際立って見えるのも特徴です。

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エーゲ海の青と岩の白のコントラストが美しく、写真映えも抜群。海の透明度も高く、自然のトンネルから飛び込めば気分は爽快!

波によって削られた洞窟での探検や、天然の岩の滑り台もあり、入り江があるので子ども連れのファミリーでも楽しめます。

※ただし引き潮や深みが近いので小さい子ども連れで泳ぎに行く場合はご注意を!

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夕方になると岩がほんのりピンク色に染まり、ロマンチックな雰囲気に。

ドレープのような岩肌が重なり、果てしなく続く白い岩肌はまるで雪景色のようで、南極や北極にいるような錯覚にも陥ります。

この地形と色合いが、まるで月面のような非現実的な風景を作り出し、「月面ビーチ」とも称される所以です。

私にとってここは、ギリシャ全体で見てもかなり上位のお気に入りの場所でした。

②プラカ村(Plaka)

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ミロス島の首都であるプラカ(Plaka)は、白い壁と青い扉が連なるキクラデス様式の美しい村。

石畳の細い路地に小さなカフェや雑貨店が並び、歩いているだけで絵になる風景に出会えます。

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日中は静かで落ち着いた雰囲気が漂い、のんびりと島時間を味わうのにぴったり。地元の人々が集う広場では、ギリシャらしい生活の息遣いを感じられます。

地元のタベルナでギリシャ料理を味わうのもおすすめ。

石畳の中に隠れるモザイクや、ふとした隙間からのぞく断崖の絶景など、ゆっくりとした時間を楽しめます。

③プラカ城(カストロ/Kastro of Plaka)

ミロス島 観光 ギリシャ プラカ城

プラカの丘の上にあるカストロ(Kastro)」は、中世ヴェネツィア時代に建てられたもので、要塞としての役割を果たしていました。

「カストロ(Kastro)」はギリシャ語で「城(fort/castle)」という意味。プラカの丘の上にある要塞跡であることから、旅行者の間では「プラカ城」と呼ばれることもあります。正式には「Kastro of Plaka」や「Venetian Castle of Plaka」と呼ばれることが多いです。

ミロス島 観光 ギリシャ プラカ城

城そのものの遺構は一部のみ残っていますが、頂上にある「聖母教会(Panagia Thalassitra)」は現役で、白い建物とドームが絶景に映えます。

見晴らしの良さから島随一の夕日スポットとしても有名です。

ミロス島 観光 ギリシャ プラカ城

視界を遮るものが何もなく、エーゲ海に沈む太陽が空と海を黄金色に染める様子は息を呑む美しさ。日中は人が少なく、静かに景色を楽しめます。

歩いて登る道中も絶景続きで、写真好きにはたまらない場所です。

④クリマ村(Klima)

ミロス島 観光 ギリシャ クリマ

ミロス島西部の海辺にあるクリマ村(Klima)は、色鮮やかな漁師小屋「シルマタ(Sirmata)」が並ぶ絵本のような港町です。

かつて漁師たちが1階を船のガレージ、2階を住居として使っていた伝統的な建物が、今は宿泊施設やギャラリーとして再利用されています。

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目の前に広がる海は透明度抜群!玄関明けたら1秒で海に飛び込める、という贅沢なシチュエーションは旅ならではの体験。

エーゲ海に沈む夕陽とカラフルな建物のコントラストは、ミロス島で最もフォトジェニックな風景のひとつです。

⑤ミロのビーナス発掘場所(Statue Aphrodite (Venus) of Milos)

ミロス島 観光 ギリシャ ミロのビーナス

知っていましたか?世界的に有名な彫刻「ミロのビーナス」が発見されたのは、ここミロス島なんです。

ミロのビーナスは、「ミロスのビーナス」だったということをここにきて知りました。そして、現地の人たちは、ミロのビーナスとは呼ばず、「ミロスのアフロディーテ」と呼んでいました。

ミロス島 観光 ギリシャ ミロのビーナス

発見されたのはミロス島の小高い丘の遺跡付近。1811年、この地で農夫が偶然掘り当てたとされ、現在はルーヴル美術館に所蔵されています。

発掘場所には記念碑が建てられており、古代ギリシャの美の象徴と出会う旅の一幕として訪れる価値があります。

⑥ミロス古代劇場(Ancient Theater of Milos)

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アダマス(Adamas)から近いトリピティ(Trypiti)にある、古代ローマ時代の円形劇場。海を望む丘に建てられ、見晴らしが素晴らしいです。

2025年4月のときは、工事中で中に入れず。隣接する「ヴィーナス像発掘の地」から案内に沿って入っていくと、この景色にぶつかります。

中には入れませんが、上から全体像を無料で見下ろせるので十分でした。外には説明の看板などがあるので、それを読みながら歩くとミロス島の歴史をより深く感じられます。

⑦フィロポタモス・ビーチ(Firopotamos Beach)

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漁村フィロポタモス(Firopotamos)は、透明度の高い海と絵のように美しいボート小屋「シルマタ(Syrmata)」が魅力。

その透明度の高さから、ボートが宙に浮かんでいるような写真を撮ることも可能です。

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小さな礼拝堂もあり、どこを切り取ってもフォトジェニック。

のんびり海水浴を楽しむもよし。絶景写真の撮影にいそしむもよし。こんなに美しい場所なのに、サントリーニ島やサラキニコほど混んでいないのも魅力。

しっぽり楽しみたい人にぴったりの場所です。

⑧クレフティコ(Kleftiko)

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ミロス島南西部の断崖に囲まれた海域、クレフティコ(Kleftiko)はかつて海賊が隠れ家にしたとされる絶景スポットです。

白い石灰岩の奇岩と透明度抜群のエメラルドブルーの海が織りなす景観は圧巻で、ボートツアーやシュノーケリングの人気地となっています。

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洞窟や岩のアーチをくぐる冒険気分と、静寂に包まれた入り江でのひとときは、まさに秘境体験そのものです。

この場所は陸からは行くことができず、ボートツアーに参加するのが必須。半日ツアーや全日ツアーがたくさん出ています。

ツアーは少し高めですが、行く価値あり、感動間違いなしのおすすめスポットです。

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ミロス島観光のモデルコース

ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ

ミロス島は、本当に魅力がいっぱい。なので観光には最低でも2泊3日が必要です。以下のような日程がおすすめ!

1日目:到着〜サラキニコ・ビーチ
アダマス到着後、サラキニコ・ビーチを訪れ、リラックス。ロマンティックな夕陽を鑑賞。夜は港町アダマスでディナー。

2日目:自然美を満喫
1日ボートツアーに参加して、クラフティコなどで自然美を満喫。ボートの上でロマンティックなサンセット。夜はプラカでディナー。

3日目:プラカ観光&出発
朝一番にプラカ城へ上り、景色を満喫。その後プラカの町を散策&ランチ。午後はローマ劇場とヴィーナス像の発掘地を見学。その後クリマを訪問して写真撮影。
夕方のフェリーで出発。

私は3泊4日で、もう4日目はフィロポタモス・ビーチでリラックス&アダマスの町を散策しました。

ミロス島のおすすめツアー

ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ

ミロス島ボートツアー(Kleftiko含む):断崖絶壁や洞窟を巡る一日クルーズ。Kleftikoではシュノーケリングも楽しめます。
4WDジープサファリツアー:未舗装道路を走り、手つかずのビーチや秘境スポットへ案内してくれます。
ローカル体験ツアー:地元の農家訪問やワイン試飲ができる少人数制の体験型ツアーも人気です。

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ミロス島旅行のベストシーズン

ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ

ミロス島の観光に最適なのは、気候が安定し海遊びも快適にできる5月〜10月特に6月と9月は気温がほど良く、混雑も少なめで快適に観光できます。

ハイシーズンの7〜8月は賑やかでフェスティバルも楽しめますが、宿の予約はお早めに。

ミロス島へのアクセス

ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ

ミロス島へは、ギリシャ本土や他の島からのアクセスが可能です。以下の方法が一般的です。

【アクセス方法】
アテネ(Athens)から空路:約40分
 アテネ国際空港からミロス空港(MLO)への直行便が運航されています(夏季は1日数便)。早めの予約が安心です。
アテネのピレウス港(Piraeus)からフェリー:約3~7時間
 高速フェリーで約3~4時間、通常フェリーで約6~7時間。混雑する夏季はオンラインでの事前予約が必須です。
サントリーニ島(Santorini)やパロス島(Paros)など他のキクラデス諸島からフェリー
 ミロスは島間フェリー網が発達しており、周遊旅行にも適しています。

ミロス島観光の注意点

ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ

島内の移動手段が限られるため、レンタカーやATV(四輪バギー)の利用が便利です。免許証(国際免許)をお忘れなく。
ビーチにシャワーや施設が少ない場所も多く、日除けや飲み物などは事前に準備を。
風が強い日が多いため、帽子や荷物の飛ばされに注意。サラキニコなど断崖ビーチでは特に安全に配慮を。
日差しが非常に強いので、日焼け止め・帽子・サングラスの携帯は必須です。

Lapinの旅行記:ミロス島編

ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ
To the homeland of the Venus de Milo—
Milos Island.
Thank you, Dimi, for introducing me to this beautiful place. 
ミロのビーナスの故郷へ。
ミロス島 観光 ギリシャ ミロのビーナス
ギリシャ人の友人に紹介してもらったミロス島、ものすごく良かった。
この島は、あの有名な「ミロのビーナス」が発見された場所。
発見場所にはレプリカのミロがどん!と置かれてました。
風雨にさらされているだろうに、遠くからでも目立つほど輝く白い像からは、地元の人たちから大切にされているであろうことがうかがえます。
ミロス島 観光 ギリシャ クリマ
本物はルーブル美術館。
碑文入り台座があったそうだけど、ルーブル美術館へ搬入時になくしたそう。
どゆこと?
そして両腕は未だ発見されないまま。
 
もしや世紀の発見になるかもと、ミロス島を4万歩くらい散歩しながら探したけど発見できず。残念。ちーん。
ミロス島 観光 ギリシャ クリマ
ミロス島は他にも魅力がいっぱい。
海賊の隠れ家だったクレフティコ、凝灰岩の美しいサラキニコビーチ、カラフルな漁村クリマ。
あちこちに花が咲き乱れていて滞在中、歩いて回るのが楽しくてしょうがなかったです。
こんなに野花が溢れて気持ちのいい場所は、モンゴル以来。
ミロス島 観光 ギリシャ プラカ城
そしてついにギリシャで初泳ぎ!
泳ぐ気満々だったのに、みんなダウンジャケット着ている寒さでなかなか泳げなかったけど、やっと水着の出番キター!
まだちょっぴり寒かったけど、透明度高くて気持ちよかったです。
この島、ものすごく好き。

ミロス島観光のまとめ

ミロス島 観光 ギリシャ サラキニコ

ミロス島は、絶景ビーチや美しい村、歴史遺産がバランスよく楽しめる隠れた名所。観光客で混雑することが少なく、ゆったりとした島時間が流れています。

私はこの島のことはノーマークだったのですが、ギリシャ人の友人に勧められてきたら大正解!個人的にはサントリーニよりも楽しめました。

ミロス島は自然と文化、そして絵になる風景を味わいたい方にはぴったりの旅先。ぜひ次のギリシャ旅行の候補に加えてみてください。

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