
ベラルーシ観光で行ってよかったスポット12選!世界遺産から穴場まで実際に歩いたおすすめルート
目次
Toggleヨーロッパの中でもまだ観光地化が進みすぎていないベラルーシは、素朴な街並みと重厚な歴史、そして広大な自然が魅力の国です。
中世の城郭建築、第二次世界大戦の記憶を伝える要塞、原生林が残る森など、見どころは首都ミンスクだけではありません。
この記事では、ベラルーシ全体を旅して実際に訪れてよかったスポットを中心に、効率よく巡るための実用情報もあわせてご紹介します。
ベラルーシの観光MAP
主要観光地はミンスクを中心に、西部ブレスト方面と南西部ネスヴィジ方面に広がっています。
ベラルーシの予備知識をまとめた▶ベラルーシってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報 もあわせてご覧ください。
ベラルーシ観光おすすめスポット
ベラルーシは世界遺産の城郭建築や原生林など、多様な魅力を持つ国です。ここではミンスク以外を中心に、特に印象に残った観光地をご紹介します。
①ミール城(Mir Castle Complex)【世界遺産】

ミール城(Mir Castle Complex)は、赤レンガの塔が印象的な中世の城で、ベラルーシを代表する世界遺産のひとつ。15〜16世紀に建てられ、ゴシック様式とルネサンス様式が融合した独特の外観を持ちます。
内部は博物館として公開され、騎士の間や地下空間などを見学できます。湖に映る城の姿は非常に美しく、写真撮影にも最適。
ミンスクから日帰り可能で、ネスヴィジ城とあわせて訪れるのがおすすめです。
公式サイト:https://www.mirzamak.by/
②ネスヴィジ城(Nesvizh Castle)【世界遺産】

ネスヴィジ城(Nesvizh Castle)は、ラジヴィウ家の居城として栄えた壮麗な宮殿型の城。広大な庭園と堀に囲まれ、内部は豪華な装飾が施されています。
展示室では貴族文化や歴史を学ぶことができます。
整備された庭園は散策にもぴったりで、四季折々の景色が楽しめます。ミール城とは雰囲気が異なり、より優雅で宮廷的な印象を受けました。
公式サイト:https://niasvizh.by/en/
③ブレスト要塞(Brest Fortress)

ブレスト要塞(Brest Fortress)は、第二次世界大戦の開戦時に激戦地となった歴史的要塞です。
巨大な星形要塞と記念碑が印象的。とくに、広大な敷地の中央に構える「勇気の像」は圧倒的な存在感を放っていました。
博物館では当時の記録や資料が展示され、戦争の記憶を深く学ぶことができます。ベラルーシの歴史を理解するうえで欠かせない場所です。
④ビャウォヴィエジャの森(Białowieża Forest)【世界遺産】

ビャウォヴィエジャの森(Białowieża Forest)は、ポーランドとの国境に広がる原生林で、ヨーロッパ最後の原始林のひとつといわれています。
野生のヨーロッパバイソンが生息しており、自然の豊かさを実感できます。

整備されたトレイルやビジターセンターもあり、森林浴やサイクリングを楽しめます。
世界遺産にも指定されており、都市観光とは対照的な、静かで深い自然体験ができる貴重な場所です。
⑤グロドノ(Grodno)

グロドノ(Grodno)は、リトアニア国境近くの歴史都市で、旧城(Old Castle)や新城(New Castle)など見どころが集中しているおすすめ&穴場の観光地。
バロック様式の教会や石畳の旧市街が美しく、他の都市とは異なる雰囲気があります。
ポーランドやリトアニアの影響も感じられ、ベラルーシの多文化的な一面を体感できる街です。
⑥旧城スタリ・ザマク(Old Castle/Stary Zamok)

旧城スタリ・ザマク(Old Castle/Stary Zamok)は、ネマン川(Neman River)を見下ろす高台に建つ、中世グロドノを象徴する歴史的城郭です。
起源は11世紀にさかのぼり、リトアニア大公国やポーランド・リトアニア共和国時代を通じて要塞・宮殿として機能してきました。
現在は博物館として公開され、発掘展示や復元された内部空間から、この地域の複雑な歴史を学べます。
石造りの城壁越しに望むネマン川の景色は美しく、隣接する新城(New Castle)とあわせて訪れると、グロドノの歴史の流れを立体的に感じられます。
⑦カロザの聖ボリス・グレブ教会(St Boris and Gleb Church of Kalozha)

グロドノにあるカロザの聖ボリス・グレブ教会(St Boris and Gleb Church of Kalozha)は、12世紀に建てられたベラルーシ最古級の正教会建築で、ネマン川沿いの高台に位置しています。
外壁には色石や陶器片が埋め込まれた独特の装飾が施されており、東欧でも珍しい建築様式を今に伝える貴重な建物。内部は質素ながら歴史の重みを感じさせます。
川を見下ろす立地も美しく、グロドノ観光のハイライトといえる存在であり、中世ベラルーシの宗教建築を知るうえで重要なスポットです。
⑧聖三位一体教会(Church of the Holy Trinity)

聖三位一体教会(Church of the Holy Trinity/スヴャト=トロイツカヤ・ツェルカフィ)は、ミャジェリ(Miadziel)の湖畔近くに建つカトリック教会で、穏やかな自然環境に囲まれています。
18世紀に建設されたバロック様式の建物で、淡い色合いの外観が印象的。内部は落ち着いた雰囲気で、地方教会らしい素朴さと温かみがあります。
周辺は観光客が少なく、静かな湖の景色とともに心穏やかな時間を過ごせます。自然と信仰が調和した地方ならではの魅力を感じられる場所です。
⑨モギリョフ(Mogilev)

モギリョフ(Mogilev)は、ベラルーシ東部に位置する歴史都市で、ドニエプル川沿いに広がっています。旧ソ連時代の建築と古い教会が共存し、地方都市ならではの落ち着いた雰囲気が魅力です。
中心部のレーニン広場(Lenin Square)やドラマ劇場周辺は整然とした街並みが広がり、ゆったり散策できます。観光客は多くありませんが、その分、ローカルな日常に触れられるのが特徴です。ベラルーシの地方都市の空気を感じたい方におすすめの街です。
⑩ラコフ(Rakaŭ)

ミンスク郊外の小さな町ラコフ(Rakaŭ)は、都市観光とは異なる、地方の信仰文化を感じられる場所です。
街の中心に建つ、聖母マリア教会(コステル・ボゴマテリ・ルジェンツォヴォイ・イ・スヴャトヴォ・ドミニカ/Church of the Mother of God of the Rosary and St.Dominic)は、美しいカトリック教会で一見の価値あり。赤レンガ造りの外観と尖塔が印象的で、のどかな田園風景の中に静かに佇んでいます。
17〜18世紀にかけて整備された歴史ある教会で、内部はシンプルながら荘厳な雰囲気。観光地化されていないため、訪れると穏やかな時間が流れています。
⑪ノヴォグルドク(Novogrudok)

ノヴォグルドク(Novogrudok/Navahrudak)は、ベラルーシ西部に位置する歴史ある小都市で、かつてはリトアニア大公国の重要な拠点のひとつでした。街を見下ろす丘の上にはノヴォグルドク城跡(Novogrudok Castle Ruins)が残り、赤レンガの塔の遺構からは周囲の穏やかな田園風景を一望できます。
中世の面影を感じられるこの城跡は、ベラルーシ国家形成の歴史とも深く関わる象徴的な場所です。詩人アダム・ミツキェヴィチ(Adam Mickiewicz)の生誕地としても知られ、記念博物館もあります。
観光客は多くありませんが、その分ゆったりと歴史の余韻に浸れる、静かな魅力を持つ町です。
⑫ミンスク(Minsk)

ミンスク(Minsk)は、ベラルーシの首都であり、政治・文化・経済の中心地。第二次世界大戦で大きな被害を受けた後に再建されたため、街には壮大なソビエト様式の建築と広い大通りが整然と広がっています。
一方で、トロイツコエ地区(Trinity Suburb)のような可愛らしい旧市街や、スヴィスロチ川(Svislach River)沿いの緑豊かな公園など、穏やかな表情も持ち合わせています。
博物館や劇場も充実しており、ベラルーシの歴史や文化を知る拠点として最適な都市です。地方都市へ向かう交通のハブでもあるため、ベラルーシ周遊の起点として訪れるのがおすすめです。
ベラルーシ観光は何日必要?

主要スポットを巡るなら最低3〜4日、ゆとりを持つなら5〜7日がおすすめ。ミンスクを拠点に日帰りまたは1泊で地方都市を訪れるのが一般的です。
移動距離はそれほど長くありませんが、鉄道やバスの本数が限られることもあるため、余裕を持って計画をすると安心です。
ベラルーシ周遊モデルコース(日数別プラン)
都市・世界遺産・自然・地方都市をバランスよく巡る日程例です。移動はミンスク(Minsk)を起点に、鉄道やバスを活用します。
【3日間】王道ハイライト周遊

短期間で世界遺産と代表都市を押さえるプランです。
1日目:ミンスク(Minsk)
首都観光を満喫。広大な大通りや旧市街を歩き、ベラルーシの歴史と現代を体感します。
2日目:ミール城+ネスヴィジ城
①ミール城(Mir Castle Complex)【世界遺産】
②ネスヴィジ城(Nesvizh Castle)【世界遺産】
隣接する2つの世界遺産を日帰りで巡ります。中世の城郭と貴族文化の宮殿建築を比較できる充実の1日です。
3日目:ブレスト方面
③ブレスト要塞(Brest Fortress)
④ビャウォヴィエジャの森(Białowieża Forest)【世界遺産】
戦争の歴史と原生林の自然を体験。時間が限られる場合はどちらかを選択してもよいです。
【5日間】西部歴史都市を深掘り

城と地方都市をじっくり巡るおすすめプランです。
1日目:ミンスク(Minsk)
2日目:ミール城+ネスヴィジ城
3日目:ノヴォグルドク方面
⑪ノヴォグルドク(Novogrudok/Navahrudak)
丘の上の城跡と静かな町並みを散策。
⑧聖三位一体教会(Church of the Holy Trinity)
地方教会の穏やかな雰囲気を体験。
⑩ラコフ(Rakaŭ)
小さな町に立ち寄り、田園風景を楽しみます。
4日目:グロドノ
⑤グロドノ(Grodno)
⑥旧城スタリ・ザマク(Old Castle/Stary Zamok)
⑦カロザの聖ボリス・グレブ教会(St Boris and Gleb Church of Kalozha)
中世建築と川沿いの景観が美しい歴史都市を満喫します。
5日目:ブレスト+ビャウォヴィエジャの森
【7日間】ベラルーシ縦断ゆったり周遊

歴史・自然・地方都市まで網羅する充実プランです。
1日目:ミンスク(Minsk)
2日目:ミール城+ネスヴィジ城
3日目:ノヴォグルドク+ラコフ
4日目:グロドノ滞在
旧城スタリ・ザマクやカロザ教会をゆっくり見学。
5日目:ブレスト
ブレスト要塞をじっくり見学。
6日目:ビャウォヴィエジャの森
自然散策やバイソン観察。
7日目:モギリョフ(Mogilev)
⑨モギリョフ(Mogilev)
東部の地方都市を訪れ、よりローカルなベラルーシを体感します。
日程選びのポイント
・3日間は世界遺産中心
・5日間は西部歴史都市を追加
・7日間で地方都市まで網羅
移動距離は長くありませんが、公共交通の本数は限られる場合があります。効率を重視するならレンタカーや現地ツアーの活用もおすすめです。
日数に合わせて無理のない計画を立てれば、ベラルーシの歴史の重みと素朴な魅力をしっかり味わえる旅になります。
ベラルーシ旅行のベストシーズン

観光に最適なのは5月〜9月です。夏は日照時間が長く、城や自然公園の散策が快適に楽しめます。春は緑が美しく、秋は紅葉が見頃になります。
冬は氷点下になることが多く厳しい寒さですが、雪景色の城は幻想的です。屋外観光が多いため、暖かい季節が特におすすめです。
ベラルーシのホテル情報
ベラルーシの宿泊施設は、高級ホテルから手頃なビジネスホテル、アパートメントタイプまで幅広い選択肢があります。地方都市では大型ホテルは限られますが、その分落ち着いた雰囲気の宿やゲストハウスに滞在できます。
ブレストやグロドノなどの主要都市では中規模ホテルが中心です。世界遺産のミール城やネスヴィジ城周辺は宿泊施設が限られるため、日帰り観光かミンスク拠点滞在が一般的。ビャウォヴィエジャの森周辺では、自然体験型ロッジや小規模ホテルに泊まることもできます。
繁忙期(5月〜9月)は部屋数が限られることがあるため、早めの予約が安心。旅行日程が決まったら、料金や口コミを比較しながら最適な宿を選びましょう。
ベラルーシ旅行を楽しむコツ

・パスポートは常に携帯
・現金をある程度用意(地方ではカード不可の場合あり)
・防寒対策は必須
・公共施設や軍関連施設の撮影は控える
地方移動は本数が限られるため事前確認が重要です。
旅行の前に知っておきたい「ベラルーシ基本情報」の記事もあわせてご確認ください。
ベラルーシ観光のまとめ

ベラルーシは壮麗な城郭建築、戦争の歴史を伝える要塞、そしてヨーロッパ屈指の原生林など、多彩な魅力を持つ国。観光地化されすぎていない素朴さもあり、静かに歴史や自然と向き合える旅ができます。
ミンスクだけでなく地方都市や自然保護区まで足を延ばすことで、この国の奥深さをより実感できるでしょう。
計画的に移動手段を整え、安全情報を確認しながらベラルーシ旅行を楽しんでください。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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