
ベルギー観光で行ってよかったスポット11選!おすすめの世界遺産から穴場まで
目次
Toggleベルギーは小さな国ながら、街ごとにまったく異なる表情を持つ魅力的な旅行先。中世の面影を色濃く残す旧市街、美しい運河と石畳、芸術や建築、食文化まで、短い移動時間で多彩な体験ができるのが最大の魅力です。
この記事では、実際に訪れて印象に残ったスポットを中心に、ベルギー観光でぜひ足を運びたい場所を厳選して紹介します。
各都市の詳細な訪問記を読む前の「全体ガイド」として、旅行計画の参考にしてください。
ベルギーの観光MAP
ベルギーは主要観光都市が鉄道で結ばれており、拠点を決めて周遊しやすい国です。
出発前の予備知識をまとめた▶ベルギーってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報 もあわせてご覧ください。
ベルギー観光は何日必要?

ベルギー観光は、それぞれのエリアを各1日で見て回ることは可能です。(ブリュッセル1日、ブルージュ1日・・という感じ)
目的地を2~3か所に絞り、4~6日あると満足度の高い観光が楽しめます。
初めてのベルギーであれば、ブリュッセル(Brussels)を拠点に、ブルージュ(Bruges)、ヘント(Ghent)、アントワープ(Antwerp)を日帰りまたは1泊で組み合わせるのが定番です。
さらに時間があれば、ムーズ川沿いのディナン(Dinant)やナミュール(Namur)まで足を延ばすと、都市部とは異なる自然と歴史の景色を楽しめます。
短期間でも移動の負担が少ないため、初めてのヨーロッパ旅行にも向いています。
逆に、歩けば歩くほど魅力を発掘できる国でもあるため、私の場合は3週間いてもまだまだ見たいところがたくさんあると感じました。
ベルギー観光モデルコース

初訪問の場合は、ブリュッセル2泊+地方都市2~3泊がおすすめ。
前半はブリュッセルでグランプラス(Grand Place)や王宮地区を巡り、後半にブルージュやヘントで中世の街並みを満喫する流れが王道です。
時間に余裕があれば、アントワープで芸術と港町文化に触れ、締めくくりにディナンやナミュールで自然と城塞都市の景観を楽しむと、ベルギーの多面性を実感できます。
ベルギー観光おすすめスポット
ベルギーには、中世都市の景観や宗教建築、産業遺産まで、多様な価値を持つ世界遺産や、街の個性を強く感じられる魅力的な観光地が数多くあります。
街歩きそのものが素敵な体験になる点が大きな魅力です。
①ブリュッセル(Brussels)

ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)は、中世の街並みとアール・ヌーヴォー建築が点在する歴史と現代が共存する国際都市。EU本部が置かれ、政治・経済の中枢としての顔も持ちます。
小便小僧に代表されるユーモアある文化や、ワッフル、チョコレート、ビールなどの食文化も魅力。観光、グルメ、ショッピングがバランスよく楽しめるベルギー旅行の玄関口です。

そんなブリュッセルの中心に位置するグラン・プラス(Grand Place)は、ベルギー観光の象徴ともいえる世界遺産です。ギルドハウスが立ち並ぶ広場は、昼と夜でまったく異なる表情を見せます。
特に夜のライトアップは幻想的で、建物の装飾が浮かび上がる様子は息をのむ美しさ。周囲のカフェで一息つきながら広場を眺める時間は、旅の記憶に強く残るでしょう。
ブリュッセルのより詳しい観光情報は
▶ブリュッセル観光で行ってよかったスポット18選!ベルギーの首都を遊びつくそう
で紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
②ブルージュ(Bruges)

「北のヴェネツィア」と称されるブルージュ(Bruges)は、運河と石畳が織りなす中世の美しい街並みで知られています。
ブルージュ歴史地区(Historic Centre of Bruges)は、街全体が世界遺産に登録されており、マルクト広場や鐘楼(Belfry of Bruges)、聖血礼拝堂など見どころが凝縮。街を歩いているだけで、時代をさかのぼったような感覚になります。

鐘楼から眺める街並みは圧巻で、観光客の多さを忘れるほどの静けさを感じる瞬間もありました。朝夕の時間帯は特におすすめです。
運河クルーズでは、静かな水辺から絵画のような景色を楽しめます。
コンパクトな街なので徒歩観光にも最適で、ロマンチックな雰囲気を味わいたい旅行者にぴったりの旅先です。
③ゲント(Ghent)

ゲント旧市街(Ghent Old Town)を中心に、中世の繁栄を今に伝える、落ち着いた雰囲気の古都、ゲント(Ghent = ヘントと呼ぶ場合もあり)。
フランドル地方を代表する都市で、運河沿いに並ぶギルドハウスやフランドル伯居城、聖バーフ大聖堂が見どころです。特にファン・エイク兄弟の名作「神秘の子羊」は必見。

学生の街としても知られ、歴史的景観の中に活気が感じられるのも魅力です。グラスレイ(Graslei)とコーレンレイ(Korenlei)は、散策するだけで心が落ち着く場所でした。
夜のライトアップは派手すぎず、静かな美しさがあります。ブルージュより観光客が少なく、ゆったり街歩きを楽しめます。
④アントワープ(Antwerp)

アントワープ(Antwerp)は、ベルギー第二の都市であり、芸術とファッションの中心地。画家ルーベンス(Peter Paul Rubens)ゆかりの地として知られ、ルーベンスの家や大聖堂には名作が残されています。
とくにアントワープ大聖堂(Cathedral of Our Lady)は、フランダース地方最大級のゴシック建築であり、ルーベンスの作品を間近で鑑賞できる貴重な場所。「フランダースの犬」でネロが憧れていた名画『キリストの昇架』『キリストの降架』『聖母被昇天』があることでも有名になりました。

また、世界有数のダイヤモンド取引の拠点でもあり、洗練された都市文化も魅力。
世界で最も美しい駅のひとつと名高い、壮麗なアントワープ中央駅やスヘルデ川沿いの風景も印象的で、歴史と現代性が調和した活気ある街です。
滞在中は、港町アントワープらしく、芸術と商業の歴史が交差する雰囲気を感じられました。ベルギー旅行中に、ぜひ訪れて欲しいスポットです。
⑤ディナン(Dinant)

ベルギー南部に広がるアルデンヌ地方(Ardennes)のディナンは、断崖とムーズ川(Meuse River)沿いにあるカラフルな家並みが印象的な街。
サクソフォンの発明者アドルフ・サックスの生誕地として知られ、街中には音楽をテーマにした装飾があちらこちらで見られます。
岩山の上にそびえるディナン城塞(Citadel of Dinant)からは、赤い屋根と川が織りなす美しい景色を一望可能。要塞から見下ろす景色は圧巻で、都市観光とは異なるベルギーの一面を体感できます。

城塞の対岸にはLeffeの博物館(Maison Leffe)もあり、そこのテラスでビールを飲みながら風光明媚な街を見下ろすのもなかなか乙。
自然と音楽、静かな地方都市の魅力を同時に味わえる、癒やしの場所。移動時間以上の価値がある場所でした。
⑥ナミュール(Namur)

ナミュール(Namur)はワロン地方の中心都市で、ムーズ川とサンブル川が合流する戦略的な地に位置します。
丘の上に築かれたナミュール城塞(Citadel of Namur)は街の象徴で、要塞からは川と旧市街を見渡す雄大な景色が広がります。

軽いトレッキング程度で城塞まで上れますが、旧市街からはケーブルカーも出ています。
フランス文化の影響が色濃く、落ち着いた雰囲気と素朴な街並みが魅力。観光地化されすぎていないため、ベルギーの地方都市らしい日常を感じられます。
ベルギーの穴場観光スポット
じっくり丁寧に世界一周!がモットーのLapinから穴場のおすすめスポットを紹介します。初ベルギー旅行では①~⑦のスポットを周れば十分ですが、より深くベルギーを感じたい人は、ぜひ足を運んでみてください。
⑦リエージュ=ギユマン駅(Liège-Guillemins)

リエージュ=ギユマン駅(Liège-Guillemins)は、ベルギー東部リエージュに位置する近代建築の傑作として知られる鉄道駅です。
スペイン人建築家サンティアゴ・カラトラバによって設計され、ガラスと白い鋼材で構成された大屋根は、まるで翼を広げたような流線形のデザインが印象的。

駅舎内部は自然光が降り注ぎ、開放感あふれる空間が広がります。
TGVやICEも発着する交通の要所でありながら、建築目的で訪れる観光客も多い名所。現代ベルギーを象徴するランドマークの一つです。
⑧ルーヴェン(Leuven)

ルーヴェン(Leuven)は、ベルギー屈指の学生都市として知られる活気ある街。世界的に有名なカトリック・ルーヴェン大学を中心に、若者文化と歴史的建築が調和しています。

特に市庁舎は、精巧な彫刻で覆われたフランドル・ゴシック建築の傑作。旧市街にはカフェやビアバーが集まり、ベルギーを代表するビール「ステラ・アルトワ」の醸造地としても有名です。
知的でカジュアルな雰囲気の中、街歩きとグルメを楽しめる都市です。
⑨ラ・ロシュ=アン=アルデンヌ(La Roche-en-Ardenne)

ラ・ロシュ=アン=アルデンヌ(La Roche-en-Ardenne)は、ベルギー南部アルデンヌ地方に位置する、自然と中世の雰囲気が色濃く残る小さな町です。
ウルト川沿いに広がる石造りの街並みと、丘の上にそびえるラ・ロシュ城跡が象徴的な風景を生み出しています。

城跡からは渓谷と町を一望でき、霧や夕暮れ時には幻想的な景色が広がります。
周辺は森林に囲まれ、ハイキングやカヤックなどアウトドアも充実。素朴で静かな地方都市ならではの魅力を味わえる、アルデンヌ観光の代表的な拠点です。
⑩オステンド(Ostend)

オステンド(Ostend)は、北海に面したベルギー最大級の海辺リゾート。長く続く砂浜と遊歩道が特徴で、夏には地元客や観光客で賑わいます。
港町ならではの新鮮なシーフードも魅力で、ムール貝や魚料理を気軽に楽しめます。

また、画家ジェームズ・アンソールゆかりの地として文化的側面も持つ街。都市観光とは違った、開放的なベルギーの海の表情を味わえます。
⑪ワーテルロー(Waterloo)

1815年の6月18日にナポレオンが敗北した歴史的決戦の地として知られているワーテルロー(Waterloo)。現在は戦場跡や記念施設が整備され、丘の上に立つ「ライオンの丘」からは当時の戦況を想像できる景観が広がります。
派手さはないものの、歴史好きにとっては見逃せない、重厚なテーマ性を持つ観光地です。

毎年6月18日に近い週末には、ワーテルローの戦い(Battle of Waterloo re-enactment)を再現する大規模イベントが行われています。
数百〜数千の歴史ファンが当時の軍服や武器を使い、ナポレオン軍と連合軍の戦いを臨場感豊かに描写する様は迫力満点。5年ごとの節目にはより大規模なショーが開催されるので必見です。
ベルギーの移動方法やツアー

ベルギーは、安全かつ公共交通機関が充実しているため、ツアーに参加しなくても自力で自由に歩き回ることが可能です。
どの建物も素敵に見えてしまうので、歴史的建築物の隣りの建物を一生懸命写真撮影していた、というミスをときどきしてしまったので、大事なポイントを見逃したくない場合や、短期間で効率よく回りたい場合は、ブルージュやゲントへの日帰りツアーを利用するのも◎。
ブリュッセル発:ブルージュとゲントへのガイド付き日帰りツアーはこちら
ブリュッセル発:ディナンとルクセンブルクへのガイド付き日帰りツアーはこちら
また、ビール醸造所見学ツアーやチョコレート体験ツアーなど、ベルギーらしいテーマ型ツアーも充実しています。個人旅行とうまく組み合わせることで、理解を深めることができるでしょう。
ベルギー旅行のベストシーズン

ベルギー観光に最も適しているのは5月~9月です。
春から夏にかけては気候が穏やかで、街歩きや運河散策が快適に楽しめます。特に6~7月は日照時間が長く、夜景やライトアップ観光にも向いています。
一方、冬は寒さと天候の影響を受けやすいものの、クリスマスマーケットの時期は幻想的な雰囲気を味わえます。
いつ行くのがいいか、よりも、目的や好みに合わせてベストな時期を検討してみてください。ベルギーはわりと年中快適に旅できると感じました。
私は混雑を避けてオフシーズンに旅行するのが好きなので3月に行きました。曇り&雨の確率は高かったですが、しっとりした街並みも美しかったし、どこもあまり混んでなく、この時期でよかったなと思っています。
ベルギー旅行を楽しむコツ

観光時は教会や宗教施設での服装マナーに注意しましょう。
場所によっては歩き飲み(アルコール)禁止の場所もあります。ルールに沿った行動を。
石畳が多いため、スーツケースでの移動は少々大変です。なるべく駅近にホテルを取るようにし、荷物も最小限にするのがベター。それでもキャスターのダメージは大きくなるため、スーツケースの破損に注意が必要です。歩きやすい靴も必須。
また、突然の雨に備えて折りたたみ傘があると安心です。
鉄道移動が便利なので、事前に路線を把握しておくとスムーズです。
※治安や交通、気候などの詳細は「ベルギー基本情報」もチェックしてみてください。
ベルギー観光のまとめ

ベルギーは、短い移動距離の中で中世都市、芸術、自然、食文化まで幅広く楽しめる国です。ブリュッセルを起点に、ブルージュやゲント、アントワープ、ディナン、ナミュールを組み合わせることで、旅の印象はより立体的になります。
街ごとの個性がはっきりしているため、訪問記を分けて読むことで理解が深まり、再訪したくなる魅力も感じられるはず。ベルギー全体像をつかむ一歩として、ぜひ参考にしてください。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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