
ナミュール観光で行ってよかったスポット11選!実際に歩いて巡ったモデルコース&旅行記
目次
Toggleベルギー南部ワロン地方の中心都市ナミュール(Namur)は、ムーズ川(Meuse)とサンブル川(Sambre)が合流する場所に築かれた歴史と自然が調和する美しい街。
巨大な要塞シタデルをはじめ、旧市街の石畳や川沿いの景色は、歩くだけで旅情を感じさせてくれます。
今回は、実際に街を歩いて巡り「ここは外せない」と感じたナミュール観光のおすすめスポットを厳選。徒歩で無理なく回れるモデルコースと、街の空気感を伝える旅行記もあわせてご紹介します。
ナミュールの観光MAP
見どころは徒歩圏内にコンパクトにまとまっています。ブリュッセルからの日帰り観光も可能です。
ベルギー全体の観光は
▶ベルギー観光で行ってよかったスポット11選!おすすめの世界遺産から穴場まで
で紹介しています。あわせて参考にしてください。
ナミュール観光のおすすめスポット

ナミュール観光の魅力は、街の象徴であるシタデル要塞と、川に寄り添う旧市街の散策にあります。
主要スポットは徒歩圏内にまとまっており、坂道と石畳を楽しみながら、歴史・景色・ローカルな雰囲気を一度に味わえるのが特徴です。
①ナミュールのシタデル(Citadel of Namur)

ナミュール観光で最も印象に残るのが、街を見下ろす丘の上にそびえるナミュールのシタデル(Citadel of Namur)です。
ヨーロッパ最大級ともいわれる要塞で、ローマ時代から軍事拠点として使われてきた歴史を持ちます。
徒歩でも登れますが、ケーブルカー(Téléphérique de Namur)を利用すると楽にアクセス可能。要塞内部は遊歩道が整備されており、ムーズ川と旧市街を一望できる展望スポットは必見です。
観光客が多すぎず、ゆったりと景色を楽しめる点も魅力。ナミュールの地形と歴史を体感できる場所です。
②Searching for Utopia – Jan Fabre

「Searching for Utopia」は、ベルギーを代表する現代美術家ヤン・ファーブル(Jan Fabre)による印象的なパブリックアート。
巨大な金色のカメに目隠しをしてまたがる人物像は、シタデルに上る坂の途中に設置されていて、強烈な存在感を放っています。

「理想郷(ユートピア)を探す」というテーマは、人間の欲望や希望を象徴しており、見る人によって解釈が変わる作品。
私は、理想を追い求めながら、実は何も見えていない人間が、欲望に彩られたゆっくりとした歩みで進み続けている姿を表しているように見えました。それを「愚かだ」と断罪するのではなく、どこかユーモラスで、少し愛おしく描いている、それがヤン・ファーブルらしさなのかなと。
ナミュールの現代的な一面を感じられるスポットで、ぜひ考察してみてください。
③サン・ルー大聖堂(Saint-Aubain Cathedral)

旧市街の中心に位置するサン・ルー大聖堂(Saint-Aubain Cathedral)は、18世紀に建てられたバロック様式の大聖堂です。
外観は比較的控えめですが、内部に入ると白を基調とした荘厳な空間が広がり、静かに心を落ち着かせることができます。

地元の人たちが静かに祈りを捧げる姿が印象的で、派手さはありませんが、ナミュールという街の信仰と日常を感じられる、立ち寄る価値のあるスポットです。
④ナミュール旧市街(Namur Old Town)

シタデルの麓に広がるナミュール旧市街(Namur Old Town)は、石畳の通りと落ち着いた街並みが続く散策エリア。
観光地化されすぎていないため、地元の人々の生活が感じられるのが印象的です。
小さなブティックやカフェ、ワロン地方らしいレストランが点在し、歩いているだけで楽しい時間が流れます。特に夕方は、川沿いの光と街灯が重なり、静かでロマンチックな雰囲気に。
写真映えよりも「街を味わう」観光がしたい方におすすめのエリアです。
⑤ジョゼフ&フランセ(Djoseph & Françwès)

Djoseph & Françwès(ジョゼフ&フランセ)は、ナミュール旧市街に設置されたユーモラスなブロンズ像。ワロン地方の民話に登場する2人の人物をモチーフにしており、観光客にも人気の写真スポットです。

街の日常に溶け込むように置かれており、探しながら歩くのも楽しみのひとつ。
歴史だけでなく、ナミュールの遊び心を感じられる存在です。
⑥ナミュールの鐘楼(Belfry of Namur)【世界遺産】

ナミュールの鐘楼(Belfry of Namur)は、街の歴史と市民生活を象徴する重要な建造物。中世に築かれた防衛塔を起源とし、かつては見張りや時を告げる役割を担っていました。
現在は世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一部として登録されています。観光地としての派手さは控えめですが、旧市街の景観に自然に溶け込み、ナミュールが歩んできた自治と防衛の歴史を静かに伝えてくれます。
周辺散策とあわせて立ち寄りたいスポットです。
⑦ムーズ川沿いの遊歩道(Meuse River Walk)

ナミュール観光でぜひ歩いてほしいのが、ムーズ川(Meuse)沿いの遊歩道です。川面を渡る風が心地よく、シタデルを見上げながらの散策は、この街ならではの体験です。
観光船(Meuse River Cruise)の発着所もあり、時間に余裕があればクルーズを組み合わせるのもおすすめ。

ベンチに座って景色を眺めたり、写真を撮ったりと、特別な目的がなくても満足できる、ナミュールらしい穏やかな時間が流れています。
ちなみにムーズ川に停泊している船やボートは宿泊施設になっているものもあり、私もこの船に3泊しました。川の上での生活も楽しかったです。
⑧パルファン・ギ・デルフォルジュ(Parfums Guy Delforge)

ナミュール発の香水ブランド、Parfums Guy Delforge(パルファン・ギ・デルフォルジュ)は、街歩きの途中に立ち寄りたい隠れた名所。
自然や旅、感情をテーマにした香りが多く、ベルギーらしい感性が詰まっています。

店内では香水の説明を丁寧に受けながら試香ができ、観光客でも入りやすい雰囲気。
私はアンチ香水なのですが、柔らかい香りとこのお店の雰囲気が好きでお土産用にいくつか購入。DFSに並んでいるようなブランド香水とは違い、コスパ◎。
ナミュールならではのお土産を探している方におすすめのスポットです。
⑨ナミュール野外劇場(Namur Open-Air Theatre)
ナミュール野外劇場(Namur Open-Air Theatre)は、自然に囲まれた屋外劇場で、シタデル周辺の緑豊かなエリアに位置しています。
夏季にはコンサートや演劇、イベントが開催され、市民の憩いの場として親しまれています。

観光客でも気軽に立ち寄れる静かな空間で、イベントがない日でも散策や休憩に最適。ナミュールの文化的な日常を感じられる場所です。
私が訪問時には、移動サーカスがきていました。
⑩ナミュール城(Château de Namur)

Château de Namur(ナミュール城)は、シタデルの高台に位置する格式ある建物で、現在はホテル兼レストランとして利用されています。
かつては要塞の一部として重要な役割を果たしており、敷地内からはナミュールの街とムーズ川を一望できます。
宿泊しなくても、周辺を散策するだけで十分に楽しめるスポット。特に夕暮れ時の景色は格別だそうです。(残念ながら私が行ったときは小雨でした。)
⑪ケーブルカー山麓駅(Station Centre-Ville)

Station Centre-Villeは、ナミュール市内とシタデルを結ぶケーブルカー(Téléphérique de Namur)の山麓側駅です。旧市街からアクセスしやすく、体力に自信がない方でも気軽にシタデル観光ができます。
短時間で標高差を移動できるため、時間が限られた旅行者にも便利。移動手段としてだけでなく、観光体験の一部として楽しめるのが魅力です。

ケーブルカーは3連ずつになっているスタイルも独特。
3つずつ連なって上り下りする様が、スピードスケートの「チームパシュート」(団体追い抜き)みたいで魅入ってしましました。もちろん追い越すことはないですが。(笑)
サンブル川を越えて登っていくまでの風景は圧巻。体力が有り余っていても、ぜひ片道だけでもトライしてみてください。
ナミュール観光1日モデルコース
旧市街散策から始まり、ケーブルカーでシタデルへ。帰りは絶景を楽しみながら徒歩で下る、ナミュールらしさを凝縮したルートです。
【午前】旧市街をゆっくり散策

9:00|サン・ルー大聖堂(Saint-Aubain Cathedral)
1日の始まりは、旧市街中心に建つサン・ルー大聖堂から。静かな内部でナミュールの日常と信仰に触れ、落ち着いた気持ちで観光をスタートします。
10:00|ナミュール旧市街(Namur Old Town)散策
石畳の路地や小さな広場を歩きながら旧市街を散策。観光地化されすぎていないため、地元の暮らしを感じられるのが魅力です。
11:00|ジョゼフ&フランセ(Djoseph & Françwès)
旧市街に溶け込むユーモラスなブロンズ像。探しながら歩くのも楽しく、写真スポットとしてもおすすめです。
11:10|ナミュールの鐘楼(Belfry of Namur)【世界遺産】
街の歴史を静かに伝える世界遺産の鐘楼。派手さはありませんが、ナミュールの自治の歴史を感じられる重要な存在です。
【昼】旧市街でランチ
12:00|旧市街のレストランでランチ
【食後】ケーブルカーでシタデルへ

13:00|ケーブルカー山麓駅(Station Centre-Ville)
旧市街から徒歩でアクセスし、ケーブルカーで一気にシタデルへ。移動そのものが観光体験になります。
【午後】シタデルと高台の見どころを巡る

13:30|ナミュール城(Château de Namur)
シタデル高台に佇む格式ある建物。周辺の散策だけでも十分に楽しめ、レストラン利用や休憩にも向いています。
14:00|ナミュール野外劇場(Namur Open-Air Theatre)
緑に囲まれた屋外劇場でひと息。イベントがない日でも、静かで心地よい空間が広がります。
14:15|パルファン・ギ・デルフォルジュ(Parfums Guy Delforge)
ナミュール生まれの香水ブランドでひと休み。旅の記憶を香りとして持ち帰れる、お土産探しにもぴったりの立ち寄りスポットです。
14:30|ナミュールのシタデル(Citadel of Namur)
ナミュール観光のハイライト。要塞内を散策しながら、ムーズ川と街を見下ろす絶景を堪能します。敷地が広いため、ゆったり時間を取るのがおすすめです。
【下山】徒歩で景色を楽しみながらマース川へ

16:00|Searching for Utopia – Jan Fabre
マース川沿いに現れる印象的な現代アート。理想郷を探すというテーマが、旅の終盤に深く印象に残ります。
16:30|マース川沿いの遊歩道(Meuse River Walk)
川沿いを歩きながら旧市街方面へ。シタデルを振り返りつつ、ナミュールらしい穏やかな時間を楽しみます。
【夕方】旧市街へ戻りリラックス
17:00|旧市街に戻ってカフェやディナーへ
散策の締めくくりは、旧市街のレストランやカフェでゆっくりと。
ナミュール観光の移動方法

ナミュール市内観光は基本的に徒歩で問題ありません。シタデルへは徒歩のほか、ケーブルカー(Téléphérique de Namur)を利用できます。
ブリュッセル(Brussels)からは鉄道で約1時間20分ほど。ナミュール駅から旧市街までも徒歩圏内です。バスも運行していますが、短期滞在であれば使う場面は多くありません。
ナミュール観光のベストシーズン

ナミュール観光のベストシーズンは、5月〜9月です。特に初夏から夏にかけては気候が安定し、シタデルや川沿いの散策が快適に楽しめます。
7〜8月は観光客が増えますが、ブリュッセルやブルージュほど混雑しません。
秋は紅葉と落ち着いた雰囲気が魅力で、写真撮影にも向いています。冬は寒さと雨が多いため、屋外観光中心のナミュールではやや不向きです。
ナミュールのホテル
ナミュールでは、旧市街周辺やナミュール駅(Namur Station)近くにホテルが集まっています。
旧市街に宿泊すれば、主要観光スポットを徒歩で回れて便利。一方、駅周辺はブリュッセルなど他都市への移動が多い方に向いています。
高級ホテルよりも、中規模で落ち着いたホテルが多く、価格帯も比較的良心的です。
ナミュール旅行での注意事項

- ナミュールは治安が比較的良好ですが、観光地では最低限のスリ対策が必要です。
- 坂道や石畳が多いため、歩きやすいスニーカーは必須。
- シタデル観光では風が強くなることがあるので、薄手の上着があると便利です。
- 教会では静かに振る舞い、写真撮影の可否表示を確認しましょう。
旅行前の予備知識はこちらの記事にまとめています。
▶ベルギーってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報
あわせてご覧ください。
Lapinの旅行記:ナミュール編

Antwerp, Bruge, Gent, Brussels, Dinant と進んできたベルギー最後はNamur。
ナミュールはメーズ川に面した、中世からの古い遺産を多く持つ城壁と城塞が印象的な街。ベルギー滞在中はずっとお天気に恵まれなかったけど、しっとりとした小雨が降り注ぐ石畳の街も趣深くて好きでした。
しんと静かな街。少し排他的な雰囲気を持ちつつ、でもふれると温かい、そんな感じ。

そんなナミュールの街を見下ろす城塞へ向かう道の途中には、不思議な金の亀とそれにまたがる少年の像があります。下から見ててもこの光金ぴかりんが何だろう?と興味深々。
詳細は上の紹介に書いていますが、補足すると、亀の背には、4種類の動物が描かれており、それぞれ「ヒキガエルの頭蓋骨(過去を象徴する)」「ヘビの彫刻(現在を象徴する)」「鳥の翼(未来を象徴する)」「サソリ(究極の目的を象徴する)」を意味しているそうです。
昔から亀は「幸運をもたらすもの」と言われて縁起がよいのは世界共通なのですね。

城塞の敷地内には数々の国際コンクールで評価されているギー・デルフォルジュ氏の香水アトリエがあります。
私はあまり香水はつけないけど、爽やかで上品な香りが気に入って、小さめのものをお土産用にいくつか購入。
香水屋さんで嗅ぐ香りは嫌いじゃないけど、人がつけている香水が嫌いなのはなんでだろう?ちょっと不思議です。

この日は小雨も降っていたせいか、元々ベルギーの中では知名度低めのナミュール、観光客にほとんど出くわしません。人の気配があまり感じられない要塞を1人でぶらぶらと見学し、周囲を歩きまります。
要塞を外れて歩いていると、なんとなく楽しそうな人の気配を感じて丘を登って行くと、そこにはなんとサーカス小屋が!地図になり発見!

どうやら移動サーカスがたまたま来ていたようです。
楽しそうな子どもたちと、絵本に出てくるようなサーカス小屋に、ふらふらと引き寄せられてチケット買っちゃいました。
ここへ辿り着いたのも縁、ということで、ちょっと見学してみることにします。

小ぶりながらも緊張感のあるショーで、2時間たっぷり楽しめました。
子どもたちの好奇心に溢れたキラキラの笑顔を見ていると、幼いころにサーカスに連れていってもらったときのことを思い出し、少しホームシック。
とはいえ、最後に思いがけず、楽しい経験ができました。これでベルギーに思い残すことなしです。
ナミュール観光のまとめ

ナミュール(Namur)は、派手な観光名所が並ぶ街ではありませんが、歩くほどに魅力が染み込んでくるベルギーらしい古都です。シタデルからの眺め、川沿いの穏やかな時間、旧市街に残る日常の風景は、短い滞在でも深く印象に残りました。
ブリュッセルから日帰りも可能ですが、できれば一泊して夕方から夜の街も楽しむのがおすすめです。有名都市とは違う、静かで奥行きのあるベルギーの魅力を感じたい方に、ナミュール観光はぴったりの旅先です。
※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。
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