オマーンの観光 マスカットにあるSultan Qaboos Grand Mosque
オマーン,  中近東

オマーンってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2025年最新】

オマーンは、中東の中でも穏やかで治安が良く、美しい自然と豊かな歴史を誇る国。広大な砂漠、荘厳な山々、透き通る海、そして世界遺産の城塞や古都が魅力です。

伝統文化が息づく一方で、近代的な都市マスカット(Muscat)があり、快適な旅を楽しむことができます。

この記事では、旅行前に知っておきたい治安や基本情報を紹介します。現地のマナーをしっかりチェックして、オマーンの魅力を存分に楽しみましょう!

オマーンの基本情報

オマーンの観光・プレジデントパレス
プレジデントパレス

位置: アラビア半島南東部、ペルシャ湾とアラビア海に面する
時差: 日本より−5時間(サマータイムなし)
首都: マスカット(Muscat)
国旗: 赤・白・緑の三色旗、左上に国章
人口: 約450万人(2024年時点)
言語: アラビア語(公用語)、英語も広く使用される
通貨: オマーン・リアル(OMR)
宗教: イスラム教(イバード派が多数)
コンセントタイプ: BFタイプ(電圧:220V、周波数:50Hz)
ビザ: 日本人は観光ビザが必要(電子ビザeVisa取得推奨)

在オマーン日本国大使館

住所: Villa No.760, Way No. 3011, Jamiat Al-Duwal Al-Arabiya Street, Shati Al-Qurum, Muscat, Oman
電話番号: +968-2460-1028
公式サイト: https://www.om.emb-japan.go.jp

駐日オマーン大使館

住所:東京都渋谷区広尾4-2-17
電話番号: 03-5468-1088
公式サイト: https://www.oman.emb-japan.go.jp/itprtop_en/index.html

オマーンの地理的特徴

Aljazeera Waterway オマーンの観光

オマーンはアラビア半島の東端に位置し、北はアラブ首長国連邦(UAE)、西はサウジアラビア、南はイエメンと接しています。

東側はアラビア海とオマーン湾に面し、美しい海岸線が広がります。

国土の大部分は砂漠ですが、北部のハジャル山脈(Hajar Mountains)や南部のドファール地方(Dhofar)には緑豊かな地域もあります。

マスカット周辺は乾燥地帯ですが、南部のサラーラ(Salalah)ではモンスーンの影響で夏に緑が生い茂ります。

オマーンの歴史

オマーンの観光地Nizwa Fort

オマーンは紀元前3000年頃から交易の要所として栄え、特に乳香(Frankincense)の交易で有名でした。

7世紀にイスラム教が伝来し、オマーンはイバード派を信仰する独自の文化を築きはじめます。そして、18世紀にはヤアーリバ朝、続いてブーサイード朝が統治し、19世紀には東アフリカのザンジバルを支配するほどの海洋帝国を築きあげました。

20世紀にはイギリスの影響を受けつつも独立を維持し、1970年のスルタン・カブース(Sultan Qaboos)即位後、近代化が進められています。

オマーンの文化と習慣

オマーンの観光

地元の挨拶やマナー

オマーンでは「アッサラーム・アライクム(السلام عليكم)」が一般的な挨拶で、右手で握手を交わします。ただし、異性間の握手は控えられることが多いです。

衣食住の特徴

男性は「ディスターシャ(Dishdasha)」と呼ばれる白いローブを着用し、女性は「アバヤ(Abaya)」やスカーフを着用します。伝統料理は米や羊肉、魚を使ったものが多く、香辛料が効いています。

特に注意したいタブー

公共の場での過度なスキンシップやアルコールの摂取は避けましょう。また、ラマダン期間中の日中の飲食は厳禁です。

オマーンの治安と旅行の注意点

オマーンの観光 市場

オマーンは中東の中でも治安が良い国ですが、スリや詐欺には注意が必要です。特に観光地や市場では貴重品の管理を徹底しましょう。

女性旅行者も安心して旅行できますが、服装には配慮が必要です。公の場では露出を控えた服装を心掛けましょう。

交通事情は比較的良いですが、砂漠地帯をドライブする際は十分な水と燃料を確保するようにしてください。

オマーンの有名な食べ物

オマーンの食事

オマーンの代表的な料理には「シャワルマ(Shawarma)」や「マクブース(Majboos)」があります。

マクブースはスパイスで味付けした炊き込みご飯で、鶏肉や羊肉と一緒に提供されます。また、デザートとして「ハルワ(Halwa)」が人気で、ナッツやスパイスが入った甘いゼリーのような菓子です。

レストランでは料理の量が多いため、注文の際はシェアするのがおすすめです。

 

オマーンの有名な特産品・お土産

オマーンのお土産
  • 乳香(Frankincense):香り高い樹脂で、お香やアロマに使用されます。
  • ハルワ(Halwa):オマーン伝統の甘いお菓子。
  • カンドゥール(Kandura)やアバヤ(Abaya):伝統衣装として人気。
  • シルバーアクセサリー:オマーン独特の銀細工。
  • 陶器:伝統的なダガー(短剣)や香炉はお土産にも。

オマーンの世界遺産と観光名所

オマーンの観光地Wadi Shab

世界遺産

  • バハラ要塞(Bahla Fort)
  • バット、アル=フトゥム、アル=アインの考古遺跡群(Archaeological Sites of Bat, Al-Khutm and Al-Ayn)
  • アフラージュ – オマーンの灌漑システム(Aflaj Irrigation Systems of Oman)
  • カルハットの都市遺跡(Ancient City of Qalhat)
  • 乳香の土地(Land of Frankincense)

代表的な観光地

  • ニズワ(Nizwa):歴史的な市場と要塞が魅力的な都市。
  • ワディ シャブ(Wadi Shab):エメラルドグリーンの水をたたえた美しい渓谷
  • ワヒバ砂漠(Wahiba Sands):砂丘のドライブやキャンプが楽しめる。
  • サラーラ(Salalah):南部の緑豊かなリゾート地。

交通手段と移動のコツ

オマーンの観光 バス

オマーンの移動はレンタカーが便利ですが、市内ではタクシーも利用可能です。ただし、タクシーはメーターがないため、事前に料金交渉をしましょう。

公共バスも運行していますが、本数が少なく、ルートも多くないため観光にはあまり向いていません。短期間の滞在で効率よく回るなら、チャータータクシーやツアーを利用するのもおすすめです。

マスカットのツアーはこちら

オマーンの天気とベストシーズン

オマーンの観光地Bimmah Sinkhole

オマーンは年間を通じて暑く、特に夏(6月~9月)は気温が40℃を超えることも多いため観光には不向きです。

一方、10月~3月がベストシーズンで、日中は25℃前後と過ごしやすく、夜は涼しくなります。

特に12月~2月は快適で、砂漠ツアーやビーチリゾート、ハイキングなどアクティビティを楽しむのに最適です。

南部のサラーラ(Salalah)では7月~9月に「ハリーフ(Khareef)」と呼ばれる雨季が訪れ、緑豊かな風景が広がります。目的に合わせた時期を選びましょう!

オマーンの基本情報まとめ

オマーンの観光地Bayt Ar Ridaydah

オマーンは、豊かな自然と歴史が融合した魅力的な国です。安全で過ごしやすく、親しみやすい現地の人々が迎えてくれます。

壮大な砂漠や伝統市場、絶景の海岸線を巡る旅は、忘れられない思い出になるはず。観光や移動のポイントを押さえて快適な旅を楽しみましょう。

オマーンの伝統文化や美味しい料理を味わいながら、異国情緒あふれる旅を満喫してください!

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