パラオのロックアイランドの風景
オセアニア,  パラオ

パラオってどんな国?治安や歴史など旅行前に知っておきたい基本情報【2026年度版】

最終更新日:2026年5月6日

美しい海と豊かな自然に恵まれた南国リゾート、パラオ(Republic of Palau)。ダイビングやシュノーケリングで世界的に知られ、日本人旅行者にも人気の高い国です。

一方で、小さな島国ならではの文化や生活事情は、日本とは大きく異なります。

この記事では、パラオ旅行を安心して楽しむために必要な基本情報や治安、物価、交通、気候などを2026年最新版としてわかりやすく解説します。

2026年4月、初めてパラオを訪れた体験をもとに実用的な情報を中心にまとめました。

パラオの基本情報

パラオの首都・マルキョクにある国会記事堂
首都マルキョクにある国会議事堂

正式国名:Republic of Palau(パラオ共和国)
位置:西太平洋(Micronesia region)
時差:日本より+1時間
首都:バベルダオブ島にあるマルキョク州のNgerulmud(ンゲルルムッド)
国旗:青地に黄色の円(月)
人口:約1万8千人
言語:Palauan語、英語
通貨:US Dollar(米ドル)
宗教:キリスト教が中心
コンセントタイプ:Aタイプ(日本と同じ)

パラオの場所と行き方

パラオは西太平洋のミクロネシア地域に位置し、フィリピン(Philippines)の東、グアム(Guam)の南西にあります。

2026年5月現在、成田(Narita)からユナイテッド航空の直行便が運航しています。所要時間は直行便で約4〜5時間。

定期便の場合はグアム経由やマニラ(Manila)経由となることが多く、トータルで8~10時間ほどかかります。私の場合は、福岡発フィリピン航空のマニラ経由でトランジット含め10時間かかりました。時間はかかるもののチケットは安めで良かったです。

到着空港はRoman Tmetuchl International Airport(ロマン・トメトゥクル国際空港)。主要観光エリアのKoror(コロール)までは車で約20分です。アクセスは比較的良好ですが、便数が限られるため、早めの予約がおすすめです。

パラオの観光ビザ

日本人は観光目的であれば最大30日間の滞在がビザなしで可能です。入国時にはパスポート残存期間や帰国用航空券の提示が求められます。

ただし、72時間前までに健康申告書と税関申告書が統合されたパラオエントリーフォームの提出が必要なので、この手続きを忘れずに行うようにしましょう。申請が完了するとQRコードが発行され、これが入国時に必要になります。

Palau Entry Form(公式):https://palautravel.pw/entryform.html

パラオの大使館情報

在パラオ日本国大使館
住所:P.O. Box 6050, Palau Pacific Resort, Ngerkebesang, Koror, Republic of Palau 96940
(パラオパシフィックリゾートホテル敷地内
電話番号:+680-488-6455
公式サイト:https://www.palau.emb-japan.go.jp

駐日パラオ共和国大使館|Embassy of the Republic of Palau
住所:〒106-0044 東京都港区東麻布2-21-11
電話番号:03-5797-7480
公式サイト:https://palauembassy.or.jp

パラオの地理的特徴

パラオのダイビングポイント、ブルーコーナー
有名なダイビングポイント、ブルーコーナー

パラオは約340の島々からなる群島国家で、その多くは無人島です。

主な島はBabeldaob(バベルダオブ島)Koror(コロール島)で、観光の拠点はコロールに集中しています。

特に有名なのがRock Islands(ロックアイランド)と呼ばれる石灰岩の小島群で、エメラルドグリーンの海に点在する絶景は世界的にも高く評価されています。

また、Jellyfish Lake(ジェリーフィッシュレイク)など独特な自然環境も魅力です。

サンゴ礁が発達しており、海洋生物の多様性は世界トップクラスとされています。火山島と隆起サンゴ礁が混在する地形も特徴的で、自然そのものが観光資源となっています。

パラオの歴史

パラオのペリリュー島に残る戦跡
ペリリュー島に残る爆破された日本総司令部の跡

パラオには古くからミクロネシア系民族が暮らしていました。16世紀にスペインが統治を開始し、その後ドイツ、日本へと支配が移ります。

特に1914年から1944年までは日本の委任統治領として開発が進み、日本人移民も多く住んでいました。

第二次世界大戦では激戦地となり、その後はアメリカの信託統治下に置かれます。長い交渉の末、1994年に独立し、現在はアメリカと自由連合協定(Compact of Free Association)を結ぶ独立国家となりました。

日本との関係も深く、今でも親日的な国として知られています。

パラオの治安

パラオの住民
みんな優しくてのんびりほのぼの

パラオは比較的治安が良い国とされています。観光客を狙った凶悪犯罪は少なく、安心して滞在しやすい環境です。

ただし、スリや置き引きなどの軽犯罪は発生するため、貴重品管理は徹底しましょう。夜間の一人歩きや人通りの少ない場所は避けるのが無難です。

基本的な海外旅行の防犯意識を持って行動すれば、大きな問題は起こりにくいでしょう。

ですが、飲酒絡みのトラブルにも注意が必要。公の人前での飲酒は禁止です。2週間に一度行われるナイトマーケットでもアルコールは売られておらず、そこでの飲酒もできません。

パラオの文化と習慣

パラオの伝統的な集会所のアバイ
伝統的な集会所バイ(Bai)

パラオは伝統的なミクロネシア文化とアメリカ文化の影響が融合した独特の社会です。家族やコミュニティのつながりを重視する文化が根強く、年長者を敬う習慣があります。

英語が広く通じるため、観光客にとってコミュニケーションは比較的容易です。

服装は基本的にカジュアルですが、公共の場では過度に露出の多い服装は避けるのが望ましいとされています。

また、自然保護意識が非常に高く、環境に配慮した行動が求められます。サンゴ礁保護のため日焼け止めの成分規制がある点も特徴です。観光客もそのルールを守ることが重要です。

パラオの物価

パラオのコロールで2週間に1度開催されているナイトマーケット
ナイトマーケット

パラオの物価はアメリカドルを使用していることもあり、日本よりもやや高め。特に輸入品に依存しているため、食品や日用品の価格は割高になります。

例えば、レストランでの食事は1食15〜30ドル程度が目安で、観光地ではさらに高くなることもあります。ローカル食堂であれば10ドル前後で食べられる場合もあります。

平均月収は約800〜1500ドルとされており、現地の生活水準と比較すると観光客にとってはやや高く感じられるでしょう。ホテルやツアー代も含め、余裕を持った予算計画が必要です。

お水(1.5リットル)$1.95
リンゴ1個 $1.13

パラオの有名な場所

パラオのミルキーウェイ
遊覧飛行から見下ろすミルキーウェイ

パラオを代表する観光地は、世界遺産にも登録されているRock Islands Southern Lagoon(ロックアイランド南部ラグーン)です。大小の島々が点在する絶景は、シュノーケリングやダイビングの名所として世界中から観光客が訪れます。

また、Jellyfish Lake(ジェリーフィッシュレイク)では無毒のクラゲと泳ぐ貴重な体験ができます。一時期環境の変化で激減していたものの、政府による保護活動によって少しずつ戻りつつあります。

ほかにも、Milky Way(ミルキーウェイ)と呼ばれる乳白色の海や、Ngardmau Waterfall(ガルドマウ滝)など自然を満喫できるスポットが豊富です。

また、第2次世界大戦の戦跡が残るペリリュー島は歴史を見つめ直すためにぜひ足を運んでほしい場所のひとつです。

パラオでの観光はそれぞれにパーミットや上陸許可証が必要となり、基本的にツアー参加が主流となります。

より詳しい見どころや実際に訪れてよかったスポットは、
パラオの観光おすすめスポットまとめ で紹介しています。

パラオの有名な食べ物

パラオのトラディショナル料理
タロ、タピオカ、チキン、フィッシュ、ココナツキャンディ、バナナ

パラオの料理はシンプルで素材の味を活かしたものが多く、魚介類が中心です。特に新鮮なマグロや白身魚のグリルは定番料理として人気があります。

また、ココナッツを使った料理やタロイモ(taro)を使った伝統料理はぜひ食べてみて欲しい一品。ローカルフードとしては「Fruit Bat Soup(フルーツバットスープ)」など珍しい料理もあります。

日本統治時代の影響で、日本食レストランも多く、寿司やラーメンが気軽に食べられるのも魅力です。食事の選択肢は比較的豊富なので、不便を感じることはないと思います。

パラオの有名な特産品・お土産

パラオ産の缶ビール
パラオ産ビール:私はバラマキお土産にこれ買いました

パラオのお土産として人気なのは、ココナッツオイルやナチュラル石鹸などの自然素材を使った製品。また、伝統的な木彫り工芸品やアクセサリーも定番です。

特にストーリーボード(Story Board)と呼ばれる木製の彫刻は、パラオの神話や歴史を描いた芸術品として知られています。ほかにも、パラオ産のはちみつやコーヒー、Tシャツなど観光地らしいアイテムも充実しています。

私は、ビール好きなので、パラオ産のビールをお土産にしました。値段も安価なので少し重たいものの、バラマキに便利。ただし免税範囲を超えて購入する場合は、帰国時の税関申告をお忘れなく!

お土産は、コロールのダウンタウンにもお土産ショップはありますが、おすすめはWCTCショッピングセンター。
2階にパラオ産のチョコやクッキー、マグネット、ショットグラスなど何でも揃い、1階のスーパーではパラオビールが購入できます。

WCTCショッピングセンター
住所:Main Street, Medalaii, Koror

パラオの交通事情

パラオ・日本友好の架け橋
パラオ・日本友好の架け橋

パラオでは公共交通機関がほとんど整備されておらず、移動はタクシーやレンタカーが中心となります。観光客はツアー会社の送迎サービスを利用することが一般的。

コロール市内は比較的コンパクトで、徒歩で移動できる範囲もありますが、観光地へ行くには車が必要です。

タクシーはメーター制ではないため、乗車前に料金交渉を行う必要があります。レンタカーは日本の運転免許証で運転可能ですが、右側通行なので注意が必要です。

とくに、空港から市内まではの移動は事前予約が必須!流しのタクシーは待機していないため、計画的な移動手段の確保が重要です。

パラオの気候

パラオのロックアイランドにあるロングビーチ

パラオは一年を通して高温多湿の熱帯海洋性気候です。平均気温は27〜30度前後で、年間を通じて大きな気温差はありません。

乾季(12月〜4月)は比較的天候が安定し、観光のベストシーズンとされています。一方、雨季(5月〜11月)はスコールや長時間の雨が増え、湿度も高くなります。台風の影響を受けることは少ないものの、強い雨風には注意が必要です。

服装は軽装で問題ありませんが、日差しが強いため日焼け対策は必須です。雨具も携帯すると安心です。

パラオのホテル事情

パラオの宿泊施設は主にKoror(コロール)に集中しており、リゾートホテルからゲストハウスまで幅広い選択肢があります。ただし全体的に部屋数が少なく、ハイシーズンは早期に満室になる傾向があります。

料金は1泊100〜300ドル程度が目安で、リゾートホテルはさらに高額になることもあります。

サービスの質は施設によって差があるため、口コミの確認が重要です。

ダイビングやツアー付きプランも多く、目的に応じた宿選びがポイントです。人気の宿泊施設は早めに予約しておくと安心です。

私は今回10泊と長かったので、コスト重視でメインから少し離れたLEHNS Hotelに宿泊しました。メインストリートまで歩いて10分ほど。日中はずっとツアーを入れていたので、ロケーションも気にならず、とても満足です。

旅行前の予備知識

パラオ国際空港
パラオの国際空港

両替:現地通貨はUSドルのため、日本であらかじめ両替しておくと便利。現地ATMも利用可能ですが、手数料に注意しましょう。

予防接種:特別に義務付けられているものはありませんが、一般的な海外渡航用ワクチンの確認をおすすめします。

SIMカード:現地での購入はかなり難易度高め。空港では売っていません。着いてすぐに必要なら日本でeSIMを準備する方が安心です。私はホテルでプリペイドのインターネットカードを買いました。アンリミテッドで3日間3ドル。1つのカードで1つの端末なので、ケータイとPCは別々で購入。

インターネット環境:空港やホテル、カフェでWi-Fiは利用できますが、速度はあまり速くありません。重要な通信は事前に準備しておくと安心です。

野犬注意:いろいろな口コミをみて、今回私が最も恐れていたのが犬たち。噛まれた人もいるという情報があり、実際に同じホテルのギリシャ人男性が犬が怖くて歩けないと言っていました。幸い私は犬に吠えられることはありませんでしたが、犬を放し飼いにしているため町中に野犬は多め。目を合わさないように注意しましょう。

パラオ旅行での注意事項

パラオでは自然保護に関する法律が厳しく、違反すると罰金が科されることがあります。特にサンゴ礁の破壊や禁止成分を含む日焼け止めの使用には注意が必要です。

また、医療体制は日本ほど整っていないため、海外旅行保険への加入は必須です。

現金払いが主流のため、小額紙幣を多めに用意しておくと便利。さらに、島国特有の物流事情により物資が不足することもあるため、必要なものは事前に準備しておきましょう。自然と共存する意識が大切です。

パラオの旅がもっと楽しくなる情報を、こちらでまとめています。

パラオの基本情報まとめ

パラオの海とツアーのボート

パラオは美しい海と豊かな自然が魅力の南国国家であり、治安も比較的良く、初めての海外リゾートとしても安心して訪れることができます。

一方で、物価の高さや交通手段の少なさなど、日本とは異なる点も多く、事前準備が重要です。

自然保護意識の高い国であるため、ルールを守って行動することが求められます。基本情報をしっかり押さえておけば、パラオ旅行はより安全で充実したものになるでしょう。

※当記事の情報は実際に旅した際の体験と、調査時点の情報をもとに執筆しています。可能な限り正確を期していますが、万が一情報に誤りや更新漏れがある場合は、お手数ですが「https://tabilapin.com/contact/」よりご連絡いただけますと幸いです。確認の上、迅速に対応・修正いたします。

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