ソマリランド観光で絶対外せないおすすめスポット10選！秘境から穴場まで
ソマリランド、見どころなんてあるのかなって思っていたけど、すごく自然が豊かで、人がフレンドリーで素敵なところでした。
ガイド兼ドライバーとボディーガードのソルジャーと、ラテンな旅友Dannayと周った2週間。あっという間でどこを訪れても楽しかった。忘れがたい思い出の地になりました。
どこもおすすめだったけど、ここは絶対行くべき！なスポットを秘境から穴場までランキング形式でご紹介します。あなたの旅の計画に役立ててくださいね！
1位 LAAS GEEL/ラス・ゲル
首都のハルゲサから南東55kmのところに位置しているLaas Geel Jire。ソマリランドにある史跡で、古代の岩絵が保存されている場所です。
ここの岩絵は、おおよそ5000年以上前のものと考えられており、岩の壁に描かれた多彩な色とデザインが印象的。古代新石器洞窟の岩絵画を含む考古学的遺跡で、発見されたのはなんと2003年。ほぼ見つかったばかりで手つかずのままという貴重なものです。
岩の表面に描かれた牛、羊、人物、幾何学模様などの岩絵からは、古代のソマリランド文化や生活様式に関する貴重な情報を読み解くことができます。
この場所は、考古学的にも歴史的にも価値が高く、文化愛好家や歴史研究家にとっても興味深いスポットとなっています。
2位 DHAGAX KHOURE/ダガックス グレ
ハルゲイサから北西45㎞にあるDHAGAX KHOURE（ダガ・クール、ダガックス・グレ）。ダガ・クールの古代岩絵は、巨大なタートルバックの隆起にあるパネルをまたがり数百もの牛、人、生物が描かれています。ここに描かれた絵は6000年以上も前のものだそう。花崗岩の露頭が3～4kmにもわたって一連に連なる壮観な風景は一見の価値があります。
Dhagax Khoureは、岩絵だけでなくソマリランドの美しい自然景観とアウトドアアクティビティを楽しむにも絶好の場所です。驚くほど美しい山々、草原、そして自然の景観で知られており、ハイキング、ピクニック、自然観察などもおすすめ。
Dhagax Khoureは、自然愛好家や冒険者にとって魅力的で、静けさと美しさを求める人々にとって理想的な場所です。自然の中でリラックスし、ソマリランドの美しい一面を堪能するために訪れる価値があります。
参考サイト：https://visithornafrica.com/dhagah-kureh/
3位 Maxamedoo War museum/独立記念モニュメント
Maxamedoo War Museumと独立記念モニュメントは、ソマリランドの歴史と独立に関する重要な観光スポット。ソマリランドの戦争と独立闘争に関する展示物を収蔵しており、訪れた人にその歴史的な背景を深く理解する機会を提供しています。展示物には武器、写真、記録などが含まれており、ソマリランドの過去について学ぶことができます。
独立記念モニュメントは、ソマリランドがソマリアからの独立を宣言した重要な日を記念して建てられました。このモニュメントは国の誇りとアイデンティティを象徴し、ソマリランドの独立への尊敬と感謝の気持ちを表現しています。
ソマリアから独立するために、たくさんの方が犠牲になりました。
ソマリランドを襲ったソマリアの戦闘機がモニュメントとして飾られているこれらの観光スポットを訪れることで、ソマリランドの歴史と文化に触れ、その重要な出来事に敬意を表することができるでしょう。
4位 Camel market
ソマリランドのキャメルマーケットは、地域の独特の文化と経済活動を体験できる活気にあふれた魅力的なスポット。このマーケットは、ハルゲイサなどの主要都市で開催されており、特にソマリランドの重要な交易と社会的なイベントの一部として知られています。
キャメルマーケットでは、数百から数千頭ものラクダが取引の対象となり、生活必需品や家畜としての価値が交渉されます。この大規模な市場では、地元の商人や牧畜家と交流し、ソマリランドの農業と家畜飼育の文化に触れる機会を得ることができます。
また、キャメルマーケットでは伝統的なソマリランドの服装や工芸品、地元の食材も販売されており、お土産を探しやショッピングも可能です。地元の料理や伝統的な食事も楽しむことができますよ。ぜひラクダ料理をお試しあれ。
キャメルマーケットは、アフリカを訪れたら一度は訪れたいスポット。訪れた人にとって興味深い体験となるでしょう。
5位 ハルゲイサのマーケット/両替屋
ソマリランドの首都ハルゲイシャ。NO.1ロードとポリスロードあたりではローカルマーケットの道端に現金山積みの両替屋さんがたくさん！これだけで、街が平和なことがわかりますよね。
このマーケットは、地元の文化と商業活動の中心地で、多彩な商品と活気ある雰囲気を満喫できる場所。手工芸品、伝統的な衣類、宝石、陶器、新鮮な食材など、さまざまな商品が揃っているので、ぶらぶら歩いて掘り出し物を探すのもよし。地元の商人と交流したり、お土産を買ったり、地元の生活と文化を感じる絶好の場所です。
また、ハルゲイサのマーケットは、地元の料理やスナックを楽しめる食堂も多く、新鮮な食材を使った料理を試すことができます。地元の食文化にも触れながら、美味しい食事を楽しんでください。
6位 Batalaale Beach/アデン湾
Batalaale Beach（バッタラーレ）は、ソマリランドの美しいアデン湾に位置する素晴らしいビーチ。白い砂浜、透明度の高い海水、そして青い空が絶えず続く美しい海岸線で知られています。
Batalaale Beachでは、観光客はリラックスした日光浴や海水浴を楽しむことができます。また、ビーチでの水泳やシュノーケリングも人気のアクティビティで、美しい海底の景色や豊かな海洋生物を観察するチャンスが広がります。
ビーチ周辺には、地元のカフェやレストランがあり、新鮮なシーフード料理や地元の料理を楽しむことができます。また、夕日を見ながらビーチでの散歩もおすすめです。
Batalaale Beachは、自然美に恵まれ、リラックスした雰囲気が漂う場所であり、訪れた人に穏やかな休暇を提供してくれます。ソマリランドの美しい自然を満喫したい方におすすめの観光スポットです。
海の向こうの対岸ではイエメンが内戦で血を流し、すぐ近くの海では海賊が暴れまわっているというのに、ここの海は穏やかですごく平和。静かな世の中になりますように。
7位 Sheikh Mountain View
ソマリランドで見逃せない観光スポットの一つ、Sheikh Mountain View。高地に位置し、周囲に広がる山々、草原、そして遠くに広がる風景を一望でき、特に夕暮れ時には、夕日が山々を美しく照らし出す壮観な光景が楽しめます。
大きなサボテンが丘一面に生い茂る景色は圧巻！このサボテンの赤い実はそのまま食べれます。果汁が多く、手指が真っ赤になるほどジューシー。
ソマリランドの自然美を存分に堪能できる場所です。
8位 Suuqsade
Suuqsade地方は、ソマリランドの中でも風景が魅力的な地域の一つ。美しい自然景観の中に広がり、特に緑豊かな山々、草原、そして風景の中に広がる美しい湖があります。
Suuqsadeでは野生動物観察、ハイキング、ピクニックなどアウトドアアクティビティがおすすめ。地元の文化や伝統に触れられる場所でもあり、地元市場での買い物や現地の料理を楽しむことができます。
自然が美しい山と谷と村。ヤギやラクダと人間が自然の中で共存している美しい場所。崖っぷちをのびのび歩くヤギの群れや牛飼いたちが映える場所。Suuqsade地方は、自然愛好家や冒険者を魅了する、ソマリランドの美しい一面を体験できる絶好の場所です。
9位 Independence Monument/ソマリランド地図のモニュメント
インデペンデンス・モニュメントは、ソマリランドの首都ハルゲイサにある重要な象徴的建造物。このモニュメントは、ソマリランドがソマリアから独立を宣言した日である1991年5月18日の出来事を記念して建てられました。
ソマリランドの国土が握られた独立記念の像は、自分たちの国土を手にいれたソマリランド独立への誇りとアイデンティティを象徴。ソマリランドの歴史と文化における重要な場所の一つとして、観光客や地元の人々によって訪れられています。
未承認国家であっても、歴史があってやっと手に入れた安住の地。平和なこの場所が、もう二度と争いで翻弄されることがありませんように。
10位 HARGEISA WAR CEMETERY
100%イスラム教の国の町外れにある、隠れるように塀で囲まれたキリスト教の外国人戦死者のための墓地。塀に囲まれ外からは見えないようにひっそりと。それでも誰かがお掃除をしてくれているのか、とてもきれいで静かな静かな墓地でした。
墓標には兵士の歳や名前、出身地が彫られていて、ロシアで戦死者のための日本人墓地をたくさん回ったのを思い出します。
世界は誰かの仕事で出来ているというCMがあったけれど、世界は誰かの犠牲と努力で繋がれてきたと思う瞬間。
ソマリランド観光のまとめ
あまり行くことがないかもしれないソマリランド。でも行ったら絶対に行ったことを後悔しない国の1つ。
未承認国家、かつ、お隣のソマリアの印象があって、怖い国と思われるかもしれませんが、そんなこと全くありません。治安もよいし、人もフレンドリー。ソルジャー同行が義務付けられていたけど、全くそんな必要ないくらい、のほほんって旅できました。もちろん、住んでいる人たちは未承認国家というだけでいろいろと大変な苦労が多いと思いますが、みんなが幸せそうで、この国が好きだと言っていたのが印象的でした。
早く世界に認められて、正式に承認国家になることを願います。その時はまた来るね。
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