ソマリランド最大規模のキャメルマーケット旅レポ!行き方や見どころを紹介
アフリカの多くの国で活躍しているラクダは、特に遊牧民や農村地域の人々にとって欠かせない家畜。そんなラクダを売買しているソマリランドのキャメルマーケットは、地域の文化と経済に深く根ざした、アフリカで最もユニークな市場のひとつです。
今回は、ソマリランドの中でも一番大きなキャメルマーケット(ラクダ市場)行ってきました。そのときの様子を紹介します。
アフリカにおけるラクダの重要性
ラクダは、特に乾燥地域での生活に適応した家畜です。水分を長時間保つ能力や、厳しい環境に耐えることができる強靭な耐久力と資源を最大限に活用できる特性から、ソマリランドを含む多くのアフリカ諸国で、生存に欠かせない存在になっています。
遊牧民にとっては、ラクダは移動手段としての役割だけでなく、乳や肉、さらには皮革製品の供給源としても価値があり、生活のあらゆる面で役立っています。
キャメルマーケットの魅力
ソマリランドのキャメルマーケットは、地元住民だけでなく、観光客にも人気のスポット。市場では数百頭ものラクダが並び、それぞれの価格や健康状態を交渉しながら売買が行われます。
この市場は、地元の経済活動の中心でもあり、ラクダの購入は重要な投資です。ラクダは寿命が長く、優れた労働力を提供するため、家族やコミュニティにとって大きな財産となります。
キャメルマーケットの様子
市場の様子。市場には笑顔のラクダたちがたくさんで癒されます🐪🐪🐪
いつも本当に優しい笑顔。怒ったりとかするんでしょうか。正面から見るとET?ダチョウ?のようにも見えます。
市場内のラクダたちは、ひもでゆるく繋がれているところもあれば、完全に放し飼いになっているところも多いです。大きな音などをたてるとびっくりして一斉に動き出してしまうので、注意しましょう。
ハルゲイサキャメルマーケットへの行き方
ソマリランドで一番大きなキャメルマーケットは、首都ハルゲイサ(Hargeisa)にあります。
ハルゲイサはソマリランド最大の都市で、商業や文化の中心地としても知られています。ハルゲイサのキャメルマーケットには、ソマリランド全体から遊牧民が集まる大規模な市場です。
場所:Hargeysa, Woqooyi Galbeed, Somalia
ハルゲイサ市内から:市内中心部からは車で約30〜40分の距離にあります。市内のタクシーや地元のドライバーを手配して向かうのが一般的です。ハルゲイサの市内には、外国人観光客向けのガイドサービスも提供されていますので、キャメルマーケットを含む観光ツアーに参加するのもおすすめです。
ハルゲイサ国際空港から:ハルゲイサにはイーガル国際空港(Egal International Airport)があり、ここから市内へのアクセスが可能です。空港からはタクシーやレンタカーを利用して、キャメルマーケットに向かうことができます。空港から市場までの距離はおおよそ10〜15kmで、車で約40分程度です。
キャメルマーケットでの注意事項
最後に、キャメルマーケットを訪れる際の注意をいくつ紹介します。観光の際は、現地の習慣に従いながら安全に楽しんでください。
安全性:ソマリランドは比較的安全な地域とされていますが、観光中は常に現地のガイドや信頼できるドライバーを同行することをお勧めします。
現地通貨:市場では現地通貨での取引が一般的ですので、ソマリランド・シリング(SlSh)を用意しておくと便利です。また、価格交渉も市場の楽しみのひとつです。
衛生管理:ラクダは大きな動物であるため、市場では踏まれたりする危険もあります。安全のために、混雑したエリアでは常に周囲に注意を払いましょう。
交渉の文化:ソマリランドの市場では交渉が日常的です。価格交渉を楽しむことが市場体験の一部ですので、急がずにゆっくりと進めましょう。
現地の習慣を尊重:写真を撮る際には、事前に地元の人々や商人に許可を取ることが礼儀です。
ソマリランドの観光について、こちらの記事も参考にしてください。
>>謎の未承認国家ソマリランドの観光と基本情報
ソマリランドのキャメルマーケット観光まとめ
ソマリランドのハルゲイサキャメルマーケットは、のんびりしていてラクダもゆったりしていました。
キャメルマーケットは、アフリカのユニークな文化や伝統を体感できる貴重な場所です。ラクダが果たす重要な役割に焦点を当ててみると、また違った見方ができるかもしれません。
市場を訪れる際には、現地の文化や注意事項を理解しながらその魅力を体感してください。